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齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

会員制の病院(医療施設)への看護師転職!必要なスキルとは?

齋藤
正看護師 齋藤

「会員制の病院」とは、市街地を中心に増えつつある病院で、できたばかりであったり47都道府県に存在していなかったりという事情もあり、耳慣れないという看護師も多いのではないでしょうか。

会員制の病院は、看護師としてだけでなく様々な面で多くの学びを得ることができます

今回は、「会員制の病院とはどのようなところか」「看護師が転職する際に求められるスキルは何か」等についてご紹介します。

1.会員制の病院ってどんなところ?

会員制の病院で働く看護師

会員制の病院とは、会員しか受診することのできない病院で、運営母体は有名な大学病院や総合病院であることが多く、そういった病院の名医や各分野の権威とされる医師が診療を行います。

それでは、会員制の病院について詳しく見ていきましょう。

 

主に人間ドック・検診・診療が行われる

多くの会員制病院が行っているものとしては、人間ドックや検診、そして診療です。

中にはフィットネスが併設されているというところもあるため、運動機能の評価や栄養指導まで行ってくれる病院もあります。

 

会員は充実したフォローが受けられる

例えば、人間ドックのみで会員になっている場合は、人間ドックを受けて数日後に結果を聞きに行って終了になりますが、半年に1回の指導が受けられる等、フォロー体制が充実しています。

 

補足説明!

ポイント

フィットネス施設が併設されている場合は、その場で専門家の指導を受けながら運動の指導や食事の指導を受けることも可能です。

 

1つの病院で全ての診療科が賄える

会員制の病院が一般的なクリニックと異なることは、1つの病院で全ての診療科が賄えるということです。

例えば、「風邪で来院すれば内科の医師」「皮膚疾患で来院すれば皮膚科の医師」が診療にあたり、予約時に症状を伝えることで、その分野の医師がクリニックへ診療に来てくれます。

 

補足説明!

ポイント

会員制の病院のほとんどは、MRIやCTといった標準の検査ができる機器が備えてあります。

 

異常が見つかれば提携している病院へ転院

会員制の病院で異常が見つかった場合、提携している病院へ転院の運びとなります。

転院となった際には、コンシェルジュが大学病院への予約を取り、一緒に病院まで連れて行ってくれますし、入院が必要になった場合は入退院の手続きも一貫して行ってくれます。

 

診察は会費で賄われている

会員制の病院は、診察も自由診療扱いとなり会費で賄っているため、1回の診療ごとに診察代は請求されず、年単位、月単位でまとめて会費を支払うというシステムになります。

 

会費を払っていれば誰でも利用可能

もともと会員制の病院は、提携していた大学病院へ受診していた方のフォローアップとしてVIP専用クリニックとしていましたが、現在では会費を支払っていれば誰でも利用可能です。

 

2.会員制の病院で働く看護師に求められるスキル

丁寧な接客スキルを活かす会員制の病院で働く看護師

会員制の病院とは言え、看護師が行う業務は診療の補助となるため、特別なスキルというよりも看護師として一般的なスキルがあれば十分でしょう。

会員制の病院で働く看護師に求められるスキルについて、以下に紹介していきます。

 

検診業務における基本的な知識やスキル

会員制の病院を会員として利用している人は、「検診を受けた上で会員となる人」「検診とその後のフォローアップのために会員となる人」が多いことから、看護師の業務内容は検診が業務の中心となります。

そのため、採血など検診業務における基本的な知識やスキルが理解できていたほうが安心できるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

多くの会員制の病院では、内視鏡も行っているため内視鏡の介助スキルも必要となることも覚えておきましょう。

 

患者への丁寧な接客スキル

普通の病院やクリニックと違い、限られた数少ない人としか接客をしない会員制の病院での接態客におけるクレームは、病院の信用問題に大きく関わり絶に対許されないため、丁寧な接客スキルが求められます。

そのため、会員制の病院で働く看護師に何より大切なのは接客態度と言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

会員制の病院で働く看護師は、患者への説明の場に同席する機会も増え、その際に医師が言ったことが分からず、看護師に補足説明を求める人も多くいるため、幅広い医療の知識を持っているということもポイントとなります。

 

3.会員制の病院で働くデメリット

毎回違う医師と診療を行う会員制の病院で働く看護師

会員制の病院で看護師として働く上で「接客での精神的疲労」「看護業務に対するプレッシャー」「毎回違う医師と診療を行う」等のデメリットがあります。

それぞれのデメリットについて、詳しく説明していきます。

 

接客による精神的疲労を感じる

会員制の病院では、「病院の看板を背負っている」と言う意識を持って接客に臨まなければならないため、精神的な疲労が出てくるでしょう。

そのため、会員制の病院では、他の病院やクリニックの様にフレンドリーな接客はではなく、お客様に対しての対応が求められます

 

看護業務に対するプレッシャーがある

会員制の病院は、普通のクリニックや病院と比べて多額のお金をもらっており、会員制である以上医療行為での失敗は許されないため、プレッシャーは重くのしかかってくることでしょう。

 

毎回違う医師と共に診療を行う

患者の依頼に応じて医師が変わるという特徴から、看護師は毎回違う医師と共に診療を行います。

医師によって、それぞれ好みややり方が異なるため、「医師それぞれの特徴をつかむこと」「医師とのコミュニケーションを行うこと」等が必要になってくるでしょう。

 

4.会員制の病院の看護師求人を見つける際の注意点

入職条件が厳しい会員制の病院で働く看護師

会員制の病院の看護師求人は、病院のホームページ等にはなく転職エージェントや斡旋会社を利用するしかありませんが、そこにも求人がかなり少ないこと、都心部にしか求人がないことからかなり狭き門となります。

それでは、会員制の病院の看護師求人を見つける際の注意点には、どのようなものがあるのか以下で確認していきましょう。

 

入職における条件を厳しく設定しているところが多い

会員制の病院は、給料が良く福利厚生が充実しているところが多い分、入職における条件を厳しく設定しているところが多いです。

会員制の病院では、大学病院や総合病院で6年以上の勤務経験の他、

  • VIP患者の対応をしたことがある看護師
  • 人間ドックや検診業務に従事したことがある看護師
  • 英語など語学が堪能な看護師
  • 内視鏡介助スキルを持っている看護師
  • パソコンスキルがある看護師
  • コールセンターでの職務経歴がある看護師

等の条件を提示しているところがほとんどです。

 

補足説明!

ポイント

入職条件に複数当てはまっていないと採用される可能性はかなり低くなりますが、スキルを持っている看護師には「プラスで報酬が出る」「研修費の負担をしてくれる」等の職場もあります。

 

就業場所が限られている

会員制の病院で働く看護師は、就業場所が限られており、ある転職会社にコンタクトをとって調べた結果、8割が東京、残りが愛知県・兵庫県となっていたため、働きたい場合はその病院がある都道府県に引っ越しをしないと難しいという問題もあります。

 

5.まとめ

「求人数が少ない」「条件がかなり厳しい」「精神的な負担がある」等のデメリットが多い会員制の病院ですが、大学病院や大手グループ企業がトップにあることもあって福利厚生はかなり充実し、プライベートを楽しめると言うメリットもあります。

会員制の病院への転職を考えている看護師は是非参考に、今回の記事を読んで興味を持った看護師は、1度検討してみてはいかがでしょうか。


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食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:病院・施設形態別の転職

(公開日:)(編集日::2017年08月22日)

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