手術室における中堅看護師(看護師3年目から5年目)の目標や実態とは

手術室 中堅看護師 実態

中堅看護師とは、何年目のことを指しているのか…プリセプターシップ制度のプリセプターを終了した看護師も対象になるという話もあります。クリニカルラダー適応の病院では“ラダーⅢ”取得レベルとしている病院もあります。その病院、その部署のスタッフの経験歴や年齢層により様々です。

一般に“中堅”というと…頼もしいイメージがあります。

手術室においても、中堅看護師の存在は大きなものです。スタッフばかりでなく、医師からも絶大な信頼を得ています。

今回は年齢に関わらず、手術室歴3~5年目の看護師を例にして紹介します。

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1.手術室の中堅看護師は非常勤の方が重宝されている

非常勤求む

非常勤だから…と言って何も後ろめたさを感じることはないのが手術室です。手術室では、むしろ、非常勤の中堅看護師を求めています。

 

手術室では非常勤の方が医師からの信頼が厚い

手術室では、常勤のスタッフよりも、規則的な勤務であるパートや嘱託の非常勤スタッフの方が医師からの信頼が厚かったりします。

その理由としては、常勤スタッフは夜勤や遅番など特殊勤務等あり、平日の予定手術に立ち会う件数は非常勤スタッフに比べ大幅に少ないからです。医師もスムーズに進行する手術を望んでいます。

 

子育て中のママさん看護師も非常勤で働ける

私が働いていた某病院でも、各科係よりも情報を知っている非常勤のスタッフの存在は悔しいけど大きかったです。

子育て中の忙しい時期等…無理に常勤になるよりも非常勤で頼られる存在を目指すのもありです。

 

2.手術室の中堅看護師は3~5年目が退職時期

中堅看護師は3~5年目が退職時期

3~5年目というと、その部署にも慣れて様々な役割を担います。時には、責任ある仕事も任せられます。

しかし、それが窮屈になり他部署への異動志願や退職を考える方もいます。

 

若い看護師ほど退職の確率が上がる

これはそのスタッフ年齢が若いほど確率が高いです。奨学金制度を受けたスタッフは嫌でも3~5年はその病院で働かなければならないのも現実ですので、この時期の退職は仕方ないかもしれません。

 

家庭と仕事の両立が出来ずやめてしまう人も

女性で年齢によっては結婚・妊娠・出産の時期を迎える方もいます。

こういったライフイベントと仕事をどう両立していくかも考えていく必要があります。一方、大変ではありますが人間的にも成長できるこの時期、やりがいを持って働くスタッフも少なくありません。

 

3.3~5年めの中堅看護師のリーダー業務

リーダー業務

手術室に3~4年勤務する中堅看護師の場合、手術室の業務を円滑に行うためのリーダー業務というのが必要となってきます。

 

手術室の業務をもっと円滑に安全に実施する役割

手術室における中堅看護師の責任ある仕事の1つとして、私が勤めていた某病院では各科専属の係がいました。

スタッフ内で決定し、医師との関わりや医療機器の修理やデモ・物品の発注などを担っていました。その係のリーダーを務めるのがリーダー研修を終了したスタッフです。

 

先輩看護師の意見を参考にする

固定チームという手術室の業務をもっと円滑に安全に実施するために作られたチームのリーダーも、この時期3~5年目のスタッフが任せられていました。

手術室にも溶け込み、要領がわかってきたこの時期の大仕事です。係もチームもリーダーですが、最初は上の先輩看護師の意見を参考にしながら進めていきます。

 

4.手術室の中堅看護師が行う新人教育

新人教育の始まり

多くの病院がプリセプターシップ制度であることが、殆どだと思います。大体、研修を終えた3年目の看護師から対象となります。

先の話でも触れましたが、手術室に溶け込み大半の手術も経験しています。

 

自分より年上の看護師には自信を持って教育を

教育とは自分自身が確実に理解していないとできないものです。中途半端に学んできたことがあれば、新人教育時に気付させられます。

また、昨今は様々な年齢層の新人がいます。社会を経験した脱サラリーマン、脱OL…。自分より年齢が上の新人などはザラです。社会を経験してきた分、精神的に強い方が多いです。戸惑いもあると思いますが、看護師歴では自分が先輩です。

自信を持って教育したいものです。

 

新人研修は自分の成長にもつながる

学生上がりの新人は精神的にナイーブな方が多い時代もありました。“叱って育てる時代から、ほめて育てる時代”…私が数年前に指導者研修で学んだ言葉です。

実際に理不尽な教育・指導でない状況での新人トラブルは確かに多かったです。プリセプターからの苦情・相談がつきない時代もありました。でも、これに負けずにプリセプターを勤めたスタッフの成長は著しいです。

自分自身も成長できる新人教育は中堅看護師を更にパワーアップさせるいい材料です。

 

看護師が病院を選ぶ時代から病院が看護師を選ぶ時代へ。

看護師の就職氷河期なんて、これまでなら想像もしなかったことです。

でも、今や時代は変わり看護師が病院に選ばれる時代になっているようです。特に大学病院や総合病院などは今までにないくらい応募が殺到しているようです。(療養型などの施設は逆に定員割れの状況)看護大学も増え、病院側もより有利になる人材を確保しようとしています。

看護師免許があり、面接したら受かる時代だった数年前とは大きく変化しています。優秀な人材が選ばれて入社してきます。

いろんな意味で今後の新人看護師教育は変化していくと思われます。

 

まとめ

今回は手術室において、中心となって活躍する3~5年目の中堅看護師を例に挙げました。私の経験上、一番輝いている時期です。

雑務も増えると同時に、上と下に挟まれた中間管理職のような立場でストレスフルに感じる方もいるかもしれません。

体調を崩さないようにしてください。でもこの時期を乗り越えた看護師の成長は著しいです。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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