国立・公立病院への看護師転職7つのポイント

国立・公立病院への看護師転職で知っておきたい7つのポイント

このページでは、国立・公立病院への看護師転職で知っておきたい7つのポイントについて紹介します。

国立・公立病院で働く看護師の平均年収・給与は?転職する際のメリット・デメリットは?といった気になる疑問を解消します。

ポイントを押さえて転職活動をスムーズに進めましょう。

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1.国立・公立病院で働く看護師の仕事

国立・公立病院で働く看護師の仕事

国立病院は国が運営している病院であり、公立病院は都道府県・市町村単位で運営されています。

なお、国立病院は教育、臨床、研究などに力を入れており、高レベルな医療を提供する場で、ここで働く看護師は「国家公務員」となります

また、公立病院の場合は「地方公務員」となります。

それぞれ病院の特徴はありますが、看護師の仕事内容事態はその他の病院とあまり変わりません。

 

急性期の医療を提供する

国立・公立病院の場合は一般的に急性期の医療を提供していることがほとんどです。

そのため、国立・公立病院で働く看護師は、その他の急性期病院同様に、救急処置や手術患者対応など、急性期~亜急性期に必要な医療・看護師を提供していくことになります。

 

補足説明!

ポイント

国立・公立病院の看護師は「公務員」ということになりますが、公務員試験を受ける必要はありません。また、公務員としての特別な仕事があるわけでもなく、求められるのはあくまで「看護師」としての役割です。

 

基本的に仕事は忙しい

急性期医療を提供する国立・公立病院では、ベッドの回転率を上げる必要がありますから、仕事は基本的にとても忙しいです。

そのため、ゆったりとした環境の中で働きたい看護師には向いていないでしょう。

ただし、地方の場合は民間病院だと看護師への待遇があまり良くないところも多いため、多少忙しくても国立・公立病院を選択した方がいいかもしれません。

 

2.国立・公立病院で働く看護師に求められるスキル

国立・公立病院で働く看護師に求められるスキル

国立・公立病院で看護師が働く時、求められるスキルについて確認していきましょう。

まず、いずれの病院でも規模が大きなところが多いので、大きな組織における人間関係を円滑に保っていけるようなコミュニケーションスキル、ストレスマネジメントをする力が挙げられます。その他のスキルについてもチェックしてみましょう。

  • ストレスをためずぎずに上手く消化するスキル
  • 環境に適応していくコミュニケーション能力
  • 勤勉さと技術力に対する向上心

 

ストレスをためずぎずに上手く消化するスキル

組織が大きくなれば、そこで勤めている人間の数も増えるので、人間関係を円滑に保っていくことが難しくなります。

そんな環境の中でも、人間関係によるストレスをため過ぎず、上手く消化しながら業務を続ける、というのが重要になってくるのです。

 

環境に適応していくコミュニケーション能力

また、国立病院の場合は看護師の中にも、同系列の国立大学に設置されている看護学部から上がってきている、という人も少なくないので、一般からの外部入職者にとっては馴染みにくい環境となることもあります。

公立病院では、事務管理職の中には自治体職員が多いところもあり、病院という組織を運営している体制が少し古いだけでなく、年功序列になっている傾向も高く、少し硬すぎるという印象を持つ人も多いです。

ですから、国立・公立病院に転職する場合、こういった環境に上手く適応し、長く勤務するためのコミュニケーション能力はかなり必要と言えるでしょう。

 

勤勉さと技術力に対する向上心

コミュニケーション能力だけでは難しいこともあり、場の空気を読む力も必要になってきます。高い医療技術、知識を要求される場面も多いので、常に勉強して新しい知識を仕入れるだけでなく、技術力も上げていくだけの向上心も必要と言えます。

 

3.国立・公立病院で働く看護師の平均年収・平均給与

国立・公立病院で働く看護師の平均年収・平均給与

2015年現在、国立病院で働いている看護師の平均年収は520万円ほどとなっています。

月収で見れば、平均して33万円ほどです。初任給で見ると、大卒ならば月収が約20万円、それに通勤手当、夜勤手当などの諸手当が加わります。一般的な看護師の平均年収は471万円、月収は33万円ほどですので、年収で見ると平均より少し高めの水準です。

公立病院には都道府県立病院、市立病院などがあります。

これら公立病院に勤務している看護師の平均年収は542万円ほど、月収は平均35万円ほどです。

 

安定した収入が得られる

国立病院に勤務していると準公務員という扱いになるので、お給料の支給は俸給票に従って行われます。準公務員は公務員と同じ扱いになるので、手取りはそんなに多くない場合でもボーナスがきちんと支給されるので、安定した収入が得られるというのが大きな魅力と言えます。

国立病院に勤務している看護師と同じく、公立病院に勤務する看護師も公務員としての扱いになりますので、お給料の金額は俸給票によって決定されています。

ボーナスの支給が安定して行われたり、諸手当の支給がきちんと行われていたりすることから、基本給がそんなに多くなくても安定した収入を得やすいのです。

 

年金や退職金を含めて考えるとメリットがある

ただ、民間病院よりは夜勤が少なめのところが多いので、夜勤手当による収入アップをしようとしても、大幅に上がることはなかなかありません。

ただ、年金や退職金まで含めて考えると、国立・公立病院で勤務するメリットは大きいと言えます。

 

4.国立・公立病院への看護師の転職メリット

国立・公立病院への看護師の転職メリット

看護師が国立病院に転職するメリットの1つになるのが、福利厚生の手厚さとお給料の高さです。

 

昇給が毎年確実にある

給与面での待遇はかなり良く、毎年昇給が確実にあり、看護師として働き始めて5年目でも年収が500万円以上になることもあります。管理職の場合だと、年収700万円以上もありえます

 

福利厚生について

福利厚生を見ると、国立病院は年間の休日が125日前後となっており、内訳は土日祝日と夏季休暇が3日間、そして年末年始の休暇が6日間です。

有給休暇も1年に20日間あり、繰越して最大40日間取ることが可能です。さらに、育児休暇も最長で3年間まで取得でき、育児時短制度などもあります。

 

着実にスキルアップすることができる

そして、国立病院で働いていると着実にスキルアップができるというのもメリットです。

国立病院は、看護師をはじめとした医療技術者の研修・教育といった役割も担っている病院なので、教育制度が整っていることが理由となっています。このため、認定看護師、専門看護師、看護管理者などへキャリアアップしやすいのです。

 

公立病院の場合は教育制度について要チェック

公立病院の場合も、国立病院で働く場合と似たメリットがあります。福利厚生が充実していて、安定したお給料がもらいやすいという点や、教育制度が整っていてスキルアップしやすい環境がある、などです。

ただ、公立病院の場合は病院の規模が自治体によってかなり違っていることも多く、小さめの公立病院の場合は、教育制度がそこまで充実していない場合もあるので注意しなければなりません。

 

5.国立・公立病院への看護師の転職デメリット

国立・公立病院への看護師の転職デメリット

看護師が国立・公立病院へ転職した時のデメリットは、それぞれの病院によって違います。

  • 国立病院の場合、公務員に準じた立場である
  • 公立病院を辞めることになった場合、失業保険が受けられない
  • 公務員は副業をすることができない
  • 公立病院で働く公務員の立場が危うい?

 

国立病院の場合、公務員に準じた立場である

国立病院の場合は、主なデメリットとなるのが国立病院という名前であるにもかかわらず、公務員ではなくそれに準じた立場でしかないという点ですが、公立病院の場合は公務員であるため関係ありません。

ただ、国立病院で働いても公務員ではないとは言っても、その待遇は公務員と大きく変わる訳ではないので、そこまで大きなデメリットにはなりません。

 

公立病院を辞めることになった場合、失業保険が受けられない

公立病院の場合、デメリットとしてくいくつかあり、まず公務員は解雇の心配がないために雇用保険への加入ができず、もし退職したとしても失業保険が受けられないということが挙げられます。

定年まで公立病院で働く場合は特にデメリットとはなりませんが、万一辞めることになった場合は経済的に大きなデメリットとなりえます。

 

公務員は副業をすることができない

また、地方公務員は法律によって副業が禁止されているので、常勤が休みでもバイトなどの副業ができなくなるという点もデメリットの1つです。

公立病院で働いている看護師が副業をすると法律違反で最悪の場合、懲戒処分を受ける可能性もあります。

 

公立病院で働く公務員の立場が危うい?

公立病院で看護師が働く時のデメリットとして主に挙げられることの最後の1つは、公立病院の赤字経営が最近は問題になっているということです。

このことにより公立病院は公設民営化、独立行政法人化、統廃合が進んでいるので自治体の直轄ではなくなる可能性があります。

そうなれば、そこで働いている人は公務員ではなくなります。公務員である、ということにこだわるのであれば、働きたいと思っている病院の経営状態については、事前に確認しておく必要があります

 

6.国立・公立病院の看護師の転職注意点

国立・公立病院の看護師の転職注意点

国立・公立の病院で働こうとする時、もし公務員になることを重視しているのであれば気をつけなければなりません。国立、県立などの名称であっても実は国や自治体が直轄しているわけではない、一般地方独立行政法人や非特定独立行政法人の病院だとそこで働いていても公務員にはなれないからです。

 

公務員という立場にこだわらなければ問題はない

ただ、公務員に近い条件で働ける病院が多いですから、公務員という立場にこだわらないのであれば、問題はないと言えます。

なお、公立大学や国立大学も公務員資格のある独立行政法人とは違うので、国立・公立とついていてもその付属の病院で働いても、公務員にはなれないということには注意が必要です。

 

正規職員と嘱託職員募集の違いに注意

もう1点、国立・公立病院へ転職しようとする時に注意すべきことがあります。それは、正規職員の募集だけでなく嘱託職員の募集もしていることがあるため、どちらの募集なのかをきちんと確認しておかなければならない、ということです。

 

嘱託職員は契約期間が決まっている

嘱託職員とは、臨時に雇用した職員、非常勤職員のことを言います。嘱託制度については、地方公務員法によって規定があるため、法律の上では嘱託職員も公務員ではあります。

しかし、契約期間が決まっていて、それが終了すれば解雇されることもあり、公務員として働く最大のメリットとなる安定性がないのです。

 

福利厚生の面でもメリットがあまりない

さらに、ボーナスがもらえないことが多く、福利厚生の面においてもあまり恩恵を感じられない立場となるため、嘱託職員の場合は公務員として働けてもあまり公務員特有のメリットが得られません

特に嘱託職員での募集が多いのが、公立病院の外来、公立の養護学校などです。

 

7.国立・公立病院の看護師求人の探し方

国立・公立病院の看護師求人の探し方

国立・公立病院の求人を探す場合、公務員として働くことになるケースが多いです。その場合、当然ながら公務員の採用試験を受験して合格する必要があります。

一般的な公務員採用試験であれば、たくさんの科目を受験しなければならないのですが、看護師の公務員採用試験では面接と小論文で行われることが多く、一般的な公務員と比べればハードルは低くなっています

中には看護師としての適性や一般常識があるかどうか、ということを見極めようとして筆記試験があることもありますが、そんなに難易度の高いものではありません。

ただ注意すべきこととして、公務員としての求人には年齢制限のあることが多いということがあります。

 

複数の看護師求人サイトに登録する

具体的に求人情報を探す方法としては、看護師転職サイトに登録するのが最もオススメと言えます。採用の際の手間をできるだけ省くため、一般に向けて求人を出すよりも、看護師転職サイトを利用して条件に合う人だけを紹介してもらう、というような形式を取っている国立・公立病院が多いのです。

登録する場合、1つだけに登録するよりも複数のサイトに登録しておいた方が、紹介してもらえる可能性が高くなります

もちろん、登録する時には国立・公立病院への転職を希望していることを伝えておきます。

 

ポイント!

ポイント

求人数もそれほど多くない上に、人気があるのがこれらの病院の求人の特徴でもあるため、転職を成功させるにはそれなりの努力や根気が必要です。大手の看護師転職サイトである、「看護のお仕事」、「マイナビ看護師」、「ナースフル」などには最低でも登録しておきましょう。

 

まとめ

国立・公立病院の看護師は、難しい公務員試験を受けなくてもその病院に採用さえされれば公務員として働くことができるため、人気が高い求人の1つです。

病院の機能自体は、一般の急性期の病院とそれほど違いはなく、また公務員だからといって何か特別な役割が求められることはありません。

そのため、急性期の病院への転職を考えており、病院自体に特にこだわりがないのであれば、国立・公立病院への転職をオススメします。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

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