【体験談】新生児集中ケア認定看護師が院内で行う仕事内容や役割をレポート

新生児集中ケア認定看護師が院内で行う仕事内容や役割をレポート

このページでは新生児集中ケア認定看護師と一緒に働いたことがある、現役看護師の方に役割や仕事内容についてレポートを行ってもらいました。

「院内に新生児集中ケア認定看護師がいないけど、資格取得を目指したい!」、「他の病院ではどんな活動をしているの?」と、少しでも新生児集中ケア認定看護師の雰囲気をつかんでいただけたら幸いです。

院内で行う仕事内容や役割を看護師がレポート

病内での新生児集中ケア認定看護師の活動レポート

 

スタッフ教育のための勉強会やケアの紹介

私が勤めていた病院で、新生児集中ケア(NICU)認定看護師の資格を持っている看護師と一緒に仕事をしたときの体験談です。

新生児集中ケア(NICU)認定看護師は制度ができてからまだ10年ほどで、私が病院に勤めていたころは初年度でした。認定看護師のスタッフもどのように活動するのか模索している状態だったのですが、主に勉強会を開いてスタッフの教育をしたり、新しいケアを紹介したり、リーダーシップをとっていました。

現役看護師こもこもさんこもこもさん

ICUを拠点に、生命の危機的状況となっている患者の看護をしている

ICUを拠点に、生命の危機的状況となっている患者の看護をしている姿ばかり見ています。

例えば、手術室から帰室された患者は、特に状態の変化が激しいのが特徴で、回復も早ければ、悪化するのもあっという間です。

その中で、集中ケア認定看護師は、その危機的状況から、さらに二次的な合併症を引き起こさないようにするために、予防策を徹底して追求しています。よく耳にするのは、「なってからじゃ遅いから」です。

きっと、危機的状況から、さらなる危機を経験されたことがあるからこそ、その先を見越した最善のケアを患者や家族にとって提供していく必要があるかと痛感しました。

もちろん、急性期だけでなく、リハビリテーションにも力を入れていて、良肢位や食事訓練等を得意とするスペシャリストです。実践だけでなく、解剖生理も理解されていて、医師も驚くくらいの実力を持っていますので、看護師の憧れの的になっています。

女性看護師ひーちゃんさん(北海道/34歳)

 

看護技術やケアの質の向上の為、定期的に勉強会や講習会開催

私が勤務していた病院にはNICU・GCUで活躍する新生児集中ケア認定看護師がいました。

看護技術やケアの質の向上の為、定期的に勉強会や講習会を開いていました。

また申し送りやカンファレンスの場でケアの相談をしたり、医師と連携を取りながらケア方法の改善なども行っておりリーダーとして活躍していました。

患者を受け持つというよりは、病棟全体のケアの質が上がるようスタッフに働きかける仕事の方が多かったです。また病棟で行ったケアを看護論文として院外で発表していました。

女性看護師Emily(兵庫県/35歳)

 

新生児集中ケア認定看護師は心強くまた、私たちの学びの場!

産婦人科で働いていたので、新生児集中ケア認定看護師とは普段から共に仕事をしていました。

私の働いていた病院では産婦人科と小児科が同じフロアにあり、新生児集中ケア認定看護師が2人おり、産婦人科に1人、小児科のNICUに1人という配置で仕事をしておりました。この2人の新生児集中ケア認定看護師が中心になって新生児のケアについての勉強会を1ヶ月に1度行ったり、小児科の看護師と産婦人科の看護師で情報交換を行ったりしていました。

また、重症妊婦の帝王切開には同行し、生まれてくる児の担当を行うこともしていました。

同僚に新生児ケアのスペシャリストがいるということは、とても心強くまた、私たちの学びの場にもなっていました。

mina 看護師mina(大分県/31歳)

 

新生児集中ケア認定看護師になるには

新生児集中ケア認定看護師取得の流れ

2005年に30名の新生児集中ケア認定看護師が生まれ、現在は2017年7月時点では390人の資格取得者がいます。各都道府県に2名以上は新生児集中ケア認定看護師が存在しています。

2013年 316人
2014年 344人
2015年 367人
2016年 382人
2017年 390人

(日本看護協会 認定部より2017年7月データ)

毎年10名程度の新生児集中ケア認定看護師資格取得者が増えている状態です。

 

新生児集中ケア認定看護師の資格取得条件

看護師として新生児集中ケア認定看護師の資格を取得するための細かな条件は以下の通りです。

  • 日本国の看護師免許を保有していること
  • 看護師としての実務経験が通算5年以上あること
  • 在胎32週未満の早産児あるいは疾病を持つ正期産児の生後1週間以内における重症集中ケア及び親・家族の看護を5例以上担当した実績を有すること
  • 現在、新生児集中ケア部門で勤務していることが望ましい
  • 日本看護協会が認定している認定看護師教育課程を修了(6ヶ月・615時間以上)

他の認定看護師資格と違う点としては、「早産児あるいは疾病を持つ正期産児」の重症集中ケア及び親・家族の看護を5例以上担当した実績が必要となります。

 

日本看護協会が認定している新生児集中ケア認定看護師の教育機関一覧

日本看護協会が認定している新生児集中ケア認定看護師の教育機関は現在、神奈川県に1つしか存在していません。

機関 北里大学看護キャリア開発・研究センター認定看護師教育課程
ホームぺージ http://www.nrs.kitasato-u.ac.jp/cdrc/
住所 神奈川県相模原市南区北里1-15-1 北里大学看護キャリア開発・研究センター
電話番号 042-778-8401
募集定員数 30名

(2018年1月31日現在)

神奈川県にしかないため、関東エリアの看護師は通うことも可能ですが、その他の看護師は受講するために引っ越しや半年間の転居などが必要になります。

 

注意しよう!認定看護師にかかる費用について

以下は最低限かかる費用の計算を独自に行っております。詳しくは日本看護協会に確認をしましょう。

入試検定料 約5万円
入学金 約5万円
授業料 約70万円
実習費 約10万円
認定審査費用 約5万円
認定費用 約5万円
   合計約100万円

※ここに記載してある費用に加え、無給となる6ヶ月間の生活費用も考慮する必要があります。

まとめ

新生児集中ケア認定看護師と一緒に働いたことがある看護師の方にレポートを行ってもらいました。

主な仕事内容や役割に関しては、

  • 勉強会の開催
  • スタッフの育成
  • 新しいケアの紹介
  • 良肢位や食事訓練等を得意とするスペシャリスト
  • ケアを看護論文として院外で発表

などになります。

中には「医師も驚くくらいの実力!」とコメントが印象的でした。全国的に見て人数がまだまだ少ない資格なので是非チャレンジして第一線で頑張ってみてはいかがでしょうか。

認定看護師を目指す看護師の方は「認定看護師支援がある病院への看護師転職で知りたい6つのポイント」を確認してください。
亀岡 さくみ

【資格:看護師、保健師、養護教諭第二種】

都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。