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脳神経外科に看護師転職|求人を探す前に注意する事

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現役看護師RAY
脳神経外科に看護師転職|求人を探す前に注意する事

脳神経外科に入院する患者は、意識障害にあり全介助を必要とします。意識はあっても身体的な障害に不都合があり、不安や焦り、絶望を抱えた心理状態の患者も多い事から看護は、他の診療科に比べて単純ではありません。

脳神経外科に転職を考える看護師はどのようなスキルが求められるのでしょうか。

求められるスキル、やりがい、転職するメリット・デメリット、求人の探し方の注意点などを脳神経外科に看護師として転職する前に抑えてほしいことを説明していきます。

1.脳神経外科の看護師に求められるスキルとは

脳神経外科の看護師に求められるスキルとは

もちろん病院によって異なりますが、脳血管障害や脳腫瘍、頭部外傷の術後の患者が多く入院しています。

コミュニケーションがとれない患者や、意識障害にある患者が「人工呼吸器」「心電図」などのモニターや、「IVH」「バルーンカテーテル」を使用しながら、ほぼ全介助の状態の中、ベッド上で療養しているイメージです。

そのため脳神経外科で働く看護師は、以下のようなスキルが必要になります。

 

(1)基本的な看護業務ができることは必須条件

他科と同じく、脳神経外科でも基本的な看護業務が求められます。

  • バイタルサインのチェック
  • 医師の診療の補助
  • 清潔ケア(清拭・洗髪・口腔ケア)
  • 食事介助
  • 経管栄養
  • 排泄介助
  • 体位変換や褥瘡の処置
  • 予防・点滴や採血など

これらの看護業務のほかに、脳神経外科で必須になる観察項目は以下の通りです。

  • 瞳孔と対光反射の観察
  • 各種モニターチェック(心電図、ICPモニター、Aラインモニターなど)
  • ジャパン・コーマ・スケール(JCS)やグラスゴー・コーマ・スケール(GCS)を使用し意識レベルを観察

これらの仕事ができないと、脳神経外科で働くこと、転職することは難しいといえます。

 

(2)患者の状態を知るための鋭い洞察力が必要

患者が話せる状態にある場合は、苦痛や療養するうえでの不便さはないかなど、会話をしながら情報収集することができますが、脳神経外科では多くの場合患者との会話が出来ないため、言葉での情報収集が行えません

患者のかすかな意識レベルの変化や呼吸の状態などの、日々の変化に気づく洞察力が看護師には求められます。

 

(3)緊急対応が多く冷静な判断スキルが必要

脳神経外科では、年齢関係なく急変が起こりやすく場合によっては緊急手術になることがあります。もしくは急変した事により重症化し人工呼吸器をつける事態になることもありますので、一刻を争う時でも焦らず冷静に判断出来る能力が看護師には必要です。

 

ポイント!

ポイント

どんな時でも医師の指示を聞き逃さず今自分がすべきことは何か、他の看護師の動きも見ながら瞬時に理解しなくてはなりません。

 

(4)看護師として医師に上申するスキル

脳神経外科の患者は、人によって左右の麻痺も違いますし、脳疾患でも梗塞であるか出血であるか、それによっては内服も変わってきます。患者の異変に気が付いた時は医師に間違えることのないよう上申します。

もし意識障害を起こした患者は自分で異変を伝えることが困難なので、これらをまとめて分かりやすく上申する必要があり、看護師としての能力は問われます

 

(5)家族と円滑なコミュニケーションスキル

今まで普通に会話出来し、働いていた人でも突然疾患を発症して(くも膜下出血など)倒れてしまい緊急手術となることがあります。手術後は寝たきりとなり会話も出来なくなり、社会復帰出来るまで時間がかかることが多いです。

これらのことが突然起きてしまうと残された家族が一気に全てを受け入れることは難しく、先ずはお金のこと、今後について考えなければならないことは沢山あります

このような時には家族が何も分からないまま話を進めることの無い様気持ちに寄り添い、円滑に転院の手続きが出来るように働きかける能力が求められます。

 

2.脳神経外科に転職する看護師のメリット

脳神経外科に転職する看護師のメリット

脳神経外科に転職する看護師のメリットは、まず専門的な看護スキルを身に着けることができるということです。

脳神経に関する疾患の知識などは脳神経外科で学ばなければ分からいことが多いです。

 

(1)残業が多い分、給与も高い

脳の場合は状態によっては一刻も早く処置を行う必要があるため、看護師も気を抜くことができません。緊急の事態には残業などが発生しやすくなります。

仕事はハードですが、年収が高いのはメリットだといえるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

看護師の年収としては400万円以上で、新卒看護師でもこれくらいの金額を受け取れるようになっていることが脳神経外科で働く看護師の特徴です。急変などで長時間の勤務になる可能性があり、残業が増えることから、看護師の年収も上がりやすいといえます。

 

(2)他の部署や他の科からの信頼が厚い

意識のない状態でモニターや全身状態をチェックして介助を行う脳神経外科の看護師は、看護師のスキルの点で他の部署からも信頼が厚く、別の病院や科に転職する場合も、脳神経外科での勤務経験があるということで優遇されるケースもあります。

脳についての専門知識だけでなく、摂食・嚥下障害看護のスキルや、脳疾患の場合のリハビリができるのは役に立つことも多いうえ、認定看護師を目指す人は脳神経外科で培ったスキルが役にたつケースもあります。

 

ポイント!

ポイント

いずれにしても、看護師としてステップアップする中で、経験しておいて損はありません。責任は重く、体力的にもハードな仕事ですが、徐々に快方に向かう患者さんのケアを行う仕事には十分なやりがいがあります。

 

(3)今後の看護師転職に有利に働く可能性大

脳神経外科の看護師は、他の部署や他の科から信頼が厚いということは、キャリアを積むことで、転職時には有利に働くケースがあります。

「脳神経外科を3年やっていたのであれば、うちの病院でも大丈夫だろう!」といった風に採用側から思われる点もメリットといえます。

 

3.脳神経外科に転職する看護師のデメリット

脳神経外科に転職する看護師のデメリット

脳神経外科に転職するデメリットとしては、まず専門的なことを覚えるのが大変です。

専門的な機器の扱いは、当然普通の看護師は出来ませんので、配属されてから危機の扱いや数値の状態、など覚えることがたくさんあります。

 

(1)一人前になるためには勉強は欠かせない

こういった機器は用途によって何種類もあって、病気によって使う機器は違いますし、注意すべき数値がどの程度なのかは人によって異なります。

患者さんひとりひとりの状態に合わせたケアを行うことが必要であり、一人前になるにはかなり勉強しなければならず、常に命の危険があるため責任も重大です。

 

(2)体力的にハードな面もある

高い専門知識を必要とする一方で、脳神経外科で働く看護師は体力的にもハードなのもデメリットでしょう。意識がない患者さんが多かったり、意識があっても体が十分に動けない人が多いため、介護的な仕事もしなければなりません

体位変換を行ったり、入浴やトイレの介助を行うのも大変ですが、脳に疾患がある患者だけに、身体を動かすときにも注意が必要ですから、病気について理解している看護師が行う必要があります。

 

ポイントをチェック!

ポイント

いずれにしても、脳疾患がある人の介助やリハビリについての知識や経験は役に立つことも多いので、身につけておくといいのは確かです。また、体力的にハードですが、やりがいのある仕事であり、脳神経外科を希望する人も少なくはありません。

 

 (3)忙しい診療科である

脳神経外科の看護師は忙しいイメージがある方も多いと思いますが、どの病院でも忙しいことは間違いありません。

そのため、看護師の資格を活かしながらゆっくり働きたいと考える看護師には向かないので注意しましょう。

 

補足説明!

ポイント

脳神経外科は長く務めることで年収はアップしやすといえますが、その忙しさから一定の年齢でドロップアウトする看護師も多いです。ただ、忙しい中でも看護師としてのキャリアアップを積む実感はできるので、転職の際には学べる脳神経外科を選ぶ必要があります。

 

4.脳神経外科の看護師求人を探す注意点とは

脳神経外科の看護師求人を探す注意点とは

脳神経外科は他の診療科に比べて「忙しい診療科」と言われていて、むしろ忙しいことが当たり前であると考えられやすい診療科となります。

しかし、転職してわざわざ忙しい、大変なところに働きに行こうと考える看護師は少ないはずです。脳神経外科の求人募集も忙しいことや、大変なことが、分からないように、回りくどく求人情報を出しているところが多くあり、その結果、転職し「こんなはずじゃなかった・・・」と思うことが多くあります。

そのため、たくさんの求人情報を吟味することが必要となります。

 

(1)脳神経外科の避けるべき求人の特徴

その上で避けるべき求人の特徴は、ずばり他の脳神経外科求人よりも、飛びぬけて条件が良く書かれているということです。

例えば、

  • 基本給が飛びぬけて良い
  • 休日数がかなり多く書かれている

という所は注意しておくべきでしょう。地域差もあるため、やはり比較することは必須といえます。

 

補足説明!

ポイント

実際に、私の周りでも、脳神経外科単科の病院求人で給与面にとても良い条件が書かれていて、転職してみたらすごく忙しく長続きしなかった。残業ゼロと書かれていて、勉強会は残業に含まれないと面接で言われたところに入ったら、残業イコールあなたの勉強会と言われ、残業代が就かないままに残業をさせられるようになり、帰りが遅くなったなんていう例もあります。

 

(2)おすすめできる脳神経外科看護師求人の特徴

脳神経外科へ転職する看護師は、圧倒的に「脳神経外科の分野を学びたい」ということで、転職する決意する場合が多いです。

だからこそ、脳神経外科を学ぶことができる病院の求人を探す必要があり、以下のような学べる体制が整っているかが重要になります。

  • 勉強会の時間の確保
  • 外部研修への費用や時間の負担がある

など、脳神経外科を学ぶ環境を整えている病院は転職する看護師にとって良いといえるでしょう。

 

脳神経外科単科の病院を選択することで異動の心配がない

近年では脳神経外科単科の病院が多くなってきており、しっかりと脳神経外科を学びたいという方は脳神経外科単科の病院へ転職するのも良いでしょう。

脳神経外科単科の病院であれば多くの脳神経疾患の患者に出会うことができ、異動の心配もなく脳神経外科を学び極め続けることができます。

 

ポイント!

ポイント

脳神経外科の病棟がある病院は意外にも少ないく、せっかく脳神経外科を学びたくて脳神経外科のある病院を選んだとしてもすぐに異動になってしまったというのであれば困ってしまいます。

 

(3)求人を見つける際に着目するポイント

脳神経外科も医師の力量によって、できることや出来ないことが大きく異なります。

そのため、ホームページや転職会社などを利用して「どんな医療に携われるのか」という情報を得ることが大事です。

 

補足説明!

ポイント

特に脳神経外科は医師の資格の取得によってできる処置に天と地との差があり、自分が学びたい分野に携われる病院であるのかどうかは、確認しておくことが重要です。

 

(4)面接する際に看護師の離職率は確認すること

面接する際に確認したいポイントは、脳神経外科における看護師の離職率です。

忙しくても人間関係が良い点や、時間・給与の面で折り合いをつけてくれるところであれば、脳神経外科の看護師は楽しく長続きしますが、忙しいのに、待遇も悪ければ、看護師はすぐに辞めてしまいます。

つまり、看護師の離職率の低さは、その脳神経外科が看護師にとって過ごしやすいところか、楽しく働けるところかどうかという所に繋がります。

ぜひ、面接の際に1度確認しておくと良いでしょう。

 

まとめ

日々の観察の中で患者のわずかに出す脳機能の回復のサインに気がつく事ができれば、それは徐々にやりがいへとつながります。過酷な病棟勤務を続けるために看護助手に協力してもらい、体力の負担の軽減をはかる事も大切な事です。

障害の状態にある患者の立場を理解せずに安易な気持ちで「がんばりましょう」と発言する事は患者のリハビリ意欲の低下につながる場合もあるので注意が必要です。

これらを踏まえ、過酷な勤務体験でしたが確実に自分にプラスになるいい経験になった事を改めて実感しています。

スキルを身に着けたいと考えるプラス思考の方に特におすすめの職場と言えます。


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この記事を書いた人

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年07月31日)

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  1. […] 脳神経外科 […]

  2. […] 道へ進んでみるのもいいのではないでしょうか。また、現在脳神経外科への転職検討している看護師の方は脳神経外科に看護師転職|求人を探す前に注意する事も併せてご参照ください。 […]

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