著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

脳神経外科の経験を活かして看護師が転職できる仕事とは?

公開:、更新:2018年03月21日
患者のリハビリを援助する女性看護師

看護師が初めて転職をするときに考えることは、今まで経験してきた分野以外の診療科で自分は果たして使い物になるのかということです。

このことを危惧して、違う分野の診療科へ挑戦したい気持ちを抑え同じ診療科へ転職する看護師もいるようです。

ここでは、実際に脳神経外科から別の分野へ転職した経験を踏まえて、脳神経外科の看護師が経験を活かせる仕事についてご紹介します。

1.全ての診療科や施設で脳神経外科経験は活かせる

患者を診療する看護師

病院・施設は、ほぼ全ての現場で脳神経外科での看護師経験を活かすことができます

そう言い切れる根拠についてご紹介していきます。

 

脳神経疾患患者は全ての診療科や施設にいるため

脳神経外科の看護師が、全ての分野で経験を活かせると言い切れる最大の理由は、どの診療科や施設でも脳神経疾患の患者がいるからです。

脳血管障害は、日本人の死因第3位で今後もその順位を上げていく可能性が危惧され、病院や施設で既往歴に脳血管障害を持っている人は少なくない時代となっています。

そのため、脳神経外科ではなくどの診療科においても脳神経外科で得た知識や経験を活かすことができます。

 

脳神経疾患患者の症状に対処できない看護師が多い

脳神経疾患の患者の急性期や、発症したての状態をみたことがない看護師が多いため、いざ自分の病棟や施設の患者がくも膜下出血や脳出血を起こし、その症状が出ても対処しきれない看護師が多いです。

 

ポイント!

ポイント

脳神経外科の経験があれば、この対処もスムーズに行うことができるため、経験を活かすことができ周りからも重宝されます。

 

脳神経外科経験のある看護師は少ないため

脳神経外科で働いたことのある看護師は、世の中全体で見ると少ないという特徴があります。

理由としては、

  • 脳神経外科の病棟を構えている病院が少ない
  • 脳神経外科を1度経験すると楽しくて辞められない看護師が多く、脳神経外科以外の診療科に転職を考えない

等ということがあるからです。

 

脳疾患について学んだ事が無い看護師が多い

「脳神経系の授業は看護学生時代に受けたことがない」「国家試験間近になって初めて触れた」という看護師が多く、脳神経疾患について授業時間を割いて学んでいるのは、授業内容が改定された今の若い世代の看護師です。

そのため、ベテランの看護師は「脳神経外科は未知の領域だから難しそう」というイメージを持っている人が多くいます。

 

ポイント!

ポイント

脳神経外科に携わった経験のある看護師がそもそも少ないため、脳神経外科の経験のある看護師は重宝されると言えます。

 

2.病院・施設以外で脳神経外科の経験は活かせる?

リハビリをする患者を援助する看護師

ここで気になるのが、病院や施設以外でも脳神経外科の経験は活かせるのかということです。

ここでは、他の施設で脳神経外科の経験をどのように活用するかをご紹介します。

 

リハビリ関係の施設が1番活かせる

脳神経外科の看護師経験が活かしやすいのは、リハビリ関係の施設です。

現在では、

  • リハビリテーション病院
  • リハビリに特化したクリニックやデイサービス
  • 都道府県やスポーツ施設がメインのリハビリ施設

等が地域によってあります。

リハビリを受けに来る患者のほとんどが脳血管障害の既往があるため、いつまた脳神経系の症状が出現するかはわかりません。

そのため、普段はそれほど活用できない脳神経外科の経験もいざという時に活かすことができます。

 

地域で活かすこともできる

私は、クリニックで働いていたときに近隣のスポーツセンターから利用者の様子がおかしいので見てほしいと言われ、同行した際に脳梗塞症状が出現していたため然るべき処置をして救急搬送をした経緯があります。

このように、直接的には働いていなくても地域に根差したところで働いているだけで、何かあった時に脳神経外科での経験を活かし、役立てることができます。

 

健診センターでも意外と活かせる

健診というのは、異常の早期発見のために行われ、どちらかというと内科系の経験が活かせると思われがちな健診センターですが、脳神経外科での経験も十分に活かすことができます。

なぜなら、脳血管障害は罹患者が非常に多く脳血管疾患に当てはまる人が健診センターに多く訪れるからです。

健診センターでは、治療ができず異常を見つけることしかできませんが、それでも脳神経外科の経験を活かし、

  • 問診から推測する
  • 血液データを見てアセスメントする
  • 採血をした時の血管の固さからアセスメントする

等、様々な観点からアセスメントすることができます。

脳神経外科の看護師経験があれば、脳血管障害予備軍を見つけることができ、今後の対応についての助言を行うことができます。

 

健診センターにより看護師ができることが変わる

健診センターによっては、

  • 医師が診断していないので助言すらNGなところ
  • 看護師の所見であることを前もって断ることで助言やアドバイス、今後の生活習慣についての話が可能なところ

等、様々あります。

看護師ができる事に関しては、自分の所属する健診センターのやり方に従うと良いでしょう。

 

3.まとめ

脳神経外科の看護師経験は、多くの場所で活かすことができます。

脳神経外科での経験がある看護師は、別の分野で働く事によってさらに他の経験値がプラスされ、より一層活躍できること間違いなしです。

「脳神経外科でしか経験がないから他の分野での勤務は無理そう」等と考えず、少しでも脳神経外科に近い診療科でチャレンジをしてみることをお勧めします。

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科


看護師転職サイトの口コミ評価

口コミランキング

【Pick up!注目の記事】


関連記事

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。