看護師の新参者が業務を改善するための5つのポイント

看護師 新参者

いい職場だと思って転職してみたものの、見学時には知り得なかった現実。自分が思っていた所とは違う、ということも少なくないでしょう。「こんなはずじゃなかった」と思ってすぐに辞めるのか、それとも働き易い職場に改善していくのか。

辞めるのは簡単なことですが、私は改革してみようと考え実践しました。容易なことではありませんでしたが、いい方向に向かった体験談です。

私が転職した職場は、訪問看護ステーションでした。管理者の方もとても素敵な方で、ステーションを変えていきたいと思っている方でしたが、どうしていいのか分からないとのことでした。

20人近くいるスタッフは、10年以上働いているベテランのスタッフが多く、年齢的にも新しい取り組みを進んで行わない。というよりも、新しいことが分からないため古いやり方をそのまま続けているという状況でした。他のステーションで働いた経験のある人は、古いやり方に納得がいかずに辞めていく。残っているのは、訪問看護はそこのステーションが初めてという人ばかり。

私は、数箇所で経験があったので、入職してみて驚くことばかりでしたが、またすぐに転職しようという思いは生まれず、改革してみよう!と思ったのです。

1.業務改善のための看護師チームを作る

業務改善のチームを作る

まずは、上司へ提案する。どんなことを改善したら良いのか、足りないものは何か。

 

ベテランチームを巻き込もう

一人では出来ないので、改善したいと思っている人、ベテランスタッフを交えたチームの発足をする。ベテランスタッフを巻き込むことで、疎外感を無くすことができます。

 

2.改善すべきものの優先順位をつける

改善すべきものの優先順位をつける

改善点はたくさんあっても、一気に実施することは混乱を生じます。そのためには、何を重点的に行うべきなのかの見極めが大事になります。以下は、私が行ってきた一部です。

 

(1)計画書・報告書の統一を図る

訪問看護には、計画書と報告書を主治医に提出しなければなりません。しかし、それが定期的に出されていませんでした。書き方にも統一感がなく、非常に分かりにくいものでした。

計画書の用紙の統一、書き方の指導、提出期間の決定を行いました。

 

(2)記録用紙の見直し

訪問看護は、決まった記録用紙がありません。最近はどこの病院でも電子カルテが普及されていますが、訪問看護ステーションでの電子カルテ化は、なかなか進んでいないのが現状です。

テーション独自の記録用紙が存在するのが一般的なのです。電話対応の内容や、重要な申し送り事項が非常に分かりにくいものだったために、新たに用紙の作成を試みました。

 

(3)マニュアルの作成

→マニュアルがないことには、統一した看護が困難となる場合があります。利用者への説明が看護師によって違いが出てしまう。それを避けるために、足りないマニュアル作りを行いました。

 

3.スタッフからの不満の声が出てもめげない

スタッフからの不満の声が出てもめげない

今までやってきてない事のため、定期的に計画書を作成する、慣れないPCと向き合う時間が多くなることにより、仕事量が増えるという不満の声が聞かれました。しかし、これは訪問看護を行う上で、必ずやらなければならないことであることを説明し、納得してもらいました。

 

強い意志を持つことが大切

今までやってきて困ったことはないし、今のやり方を変えるとやりにくいとの声もありました。不満の声が聞かれると、精神的に参ることもありますが、誰かがやらなければならないという強い意志を持たなければなりません。

 

4.大事なことは、相手に押し付けないこと

大事なことは、押し付けないこと

そこの職場で10年以上働いてきているスタッフにとっては、突然新参者がやってきて、次から次に新しいやり方に変えていく迷惑な人と思うでしょう。

 

相手に押し付けない事が重要

改善チームを作ったからといって、決定事項を即実践というわけにはいきません。実践までには、アンケートを実施し、お試し期間を設けて、長く働いてきているスタッフの意見も取り入れながら、皆が納得出来るまで話し合います。

全員の意見を尊重出来るわけではありませんが、良いところは残すなど決して押し付けないことが重要となります。

 

5.話し合いを繰り返すことにより意識が変わる

何度も話合いを行うことにより、今までやってきて困ったことはないと思っていた人も、意識に変化が見られます。

 

何度も話し合いを重ね意識を変える

「なぜ変えなければいけないんだ!」という思いから、変えなければいけないことだという考えに変わるのです。これにより「見やすくなった」などの声が多々聞かれるようになりました。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  1. 業務改善のための看護師チームを作る
  2. 改善すべきものの優先順位をつける
  3. スタッフからの不満の声が出てもめげない
  4. 大事なことは、相手に押し付けないこと
  5. 話し合いを繰り返すことにより意識が変わる

上記の5つのポイントがありました。病院組織では業務改善委員会なるものが存在していると思われますが、小さい職場では自分たちで新しいことを学んでいかなければならないのです。

転職して、いきなり改革しようなんて思う人は少ないと思います。分からないことを変えて行くことはできませんが、自分の知識がたくさんあるのに生かさないなんて、勿体無いことだと思います。

新顔だからこそ、改善した方が良い点などが見えることもあります。業務を改善するなんてことは、決して容易なことではありませんし、一人でやることは不可能です。

憎まれ役をやるのではなく、「働き易い職場を作りたい」という強い思いがあれば、必ず協力してくれる人が大勢いるはずです。

らいす

【神奈川県/39歳・資格:看護師】

アウトドアが趣味です。お仕事も大好き。とにかく体を動かすことが大好きです。失敗は、成長のための過程だと言い聞かせながら、17年間看護師として働いてきています。子育てしながらの体験談を、お役に立てる情報として発信していきます。

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