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あおいロワイヤル

現役看護師

あおいロワイヤル

( 看護師 )

看護師が新人教育を円滑に行うためのパーフェクトガイド!

あおいロワイヤル
現役看護師 あおいロワイヤル
看護師の新人教育

看護師の新人教育は、プリセプターや教育係だけが付きっきりで教育するのではなく、全てのスタッフが関わりながら新人を育てていくという考え方に変わってきています。

このページでは、新人看護師の教育に携わる全ての看護師が新人教育を円滑に行うためのポイントを、新人のタイプごとにご紹介します。

1.新人看護師の教育の基本

新人看護師の教育の基本

新人看護師を教育するときに、大切なことはなんでしょうか。看護技術を獲得することももちろん重要なのですが、共通して言えることは、

  • 社会人としての常識的行動ができるようにすること
  • 職場の雰囲気に慣れさせること

が第1ということです。

そのためには、まず以下の基本に沿って行動していきましょう。

 

(1)先輩看護師が常識的行動を普段から示す

新卒看護師であれば初めての社会人になるわけですから、これまでの学生気分とは違って給料を頂く仕事をしているという意識を持つ必要があります。

自分の言動への責任や患者の命を預かる重みを認識するだけでなく、時間を守る・言葉遣い・挨拶など社会常識を身に付けられるようにしなければなりません。裏を返せば、そのような常識的行動を普段から先輩がロールモデルとして示していく必要があります。

 

(2)先輩看護師が新人の緊張を解く

初めての職場では新人看護師は緊張の連続です。そもそも命の現場という責任の重さで緊張しているのに、先輩方の人間関係にも気を遣っているのです。

早く職場の雰囲気に慣れて貰うためにも、先輩看護師の方から笑顔で声をかけて緊張を解いてあげること、質問しやすい雰囲気づくりをすることが大切です。

 

(3)比較せず新人のペースに合わせて教育していく

新人看護師を同期の看護師と比較し、焦りを感じさせる教育は自信を失わせてしまいます。本人の理解度や精神的な余裕を考慮し、新人看護師のペースで教育計画を立てたり修正したりしていく必要があります。
 

新人の特性に合った教育にする

新人看護師の中には様々なタイプがいます。今まで新人教育を経験した人でも次に同じ方法でうまくいかないこともあるでしょう。

叱る方が伸びるタイプ、褒めた方が伸びるタイプ、端的に言っても意図がわかるタイプ、詳細に説明しなければ理解できないタイプ。それぞれの特性に合った教育方法を考えながら、柔軟に対応しなければなりません。

 

(4)新人看護師の人格を否定しない

うまくできなかったとき、インシデント・アクシデントの振り返りなどで、その事実だけに収まらず、新人の資質や性格などを否定するような内容にならないよう注意が必要です。

また断定的な言い方や強い口調も自信を失くして萎縮させてしまうため注意しましょう。

 

新人看護師の人格否定をしている発言例

具体的には、以下のような発言が、新人看護師には「人格否定された」という印象を与えます。

  • 「何でこんなこともできないの?」
  • 「そんなんだから同期の看護師達と差がついちゃうのよ」
  • 「看護学校でどんな教育を受けてきたわけ?」
  • 「こんなインシデント起こすなんてありえない」etc.

教育担当者としては何気なく口走ってしまったことでも、新人看護師の心には深い傷跡を残してしまっていることもあるのです。

指導対象の新人看護師に言うべきことはあくまで「事実」であって、教育者の個人的な見解を入れる必要はありません。

 

(5) 新人看護師が自信が持てるメンタルフォローアップを行う

新人看護師に特に重要なのはメンタルフォローアップです。ミスしてしまった後、先輩に叱られた後だけでなく、思い描く自分の姿と違う・慣れないなど悩み苦しむこともあります。

そんなときのメンタルフォローアップをタイムリーに行い、自信を取り戻せるよう支援することが大切です。それによって、その職場で働く看護師としての自分に慣れていくことができるのです。

 

2.男性新人看護師への教育ポイント

男性新人看護師への教育

教育担当の女性看護師が、男性の新人看護師への対応に困り果てているケースは多いです。

私が以前勤務していた職場でも、毎年のように男性看護師が入職してきましたが、女性の新人看護師と比較すると1年目の離職率がやや高い印象がありました。

性別によって教育方法を変えるのには疑問を持つ看護師も多いと思いますが、彼らが女性中心の社会で出来るだけ円滑にやっていけるよう、以下の点に配慮してみてはいかがでしょうか。
 

(1)頼りにしていることを伝える

女性ではできないところができた、男性だからこそ助かったことだけでなく、「さすがね、あなたがいてくれて良かった」と褒めることは、効果的です。

男性はプライドが高い人が多いので、女性から見下されたような指導のされ方は傷つきやすいのです。その存在が認められていて、頼りにされていると思えるとモチベーションも維持しやすいです。

 

(2) 他の男性看護師との関係性を把握する

女性看護師には相談できない悩みなど、同性には話しやすいこともあるかもしれません。病院内では男性看護師の会などのサークル活動がある場合も多いです。そのような会への参加や先輩男性看護師との関係性について把握することで、孤立・孤独になっていないかをフォローすることも必要です。

 

(3) 男性看護師をいじりすぎない

看護師には男性が少ないので、部署に男性が配属されると大抵可愛がられるか、いじられます。しかし反抗しないからと言って、何を言っても良いわけではありません。相手は、先輩だから言い返せないと思ってストレスを溜めていることもあるのです。
 

セクハラ発言に注意!

可愛がって、いじっているつもりがエスカレートしたり、「男のくせに」「男なんだから泣くな」などセクハラ発言をしたり、力仕事ばかりを押し付けるような不公平をしてはいけません。

 

3.中途採用の新人看護師への教育ポイント

中途採用の新人看護師への教育

他職種を経験してから看護師になった、中途採用の新人看護師への教育は、教育側が若い看護師であればあるほど難しいでしょう。

しかし、中途採用者の特性を活かせば、問題なく教育できるはずです。

 

(1)新人の方が年上でも堂々と教育する

中途採用の新人看護師が教育する側の看護師よりも年齢がた上であった場合でも「看護師としては自分の方が先輩なのだ」という自覚と自信を持って、堂々と指導しましょう。

中途採用の新人看護師は、他の現役新人に比べると看護師に対する理想像がはっきりしていて向上心や向学心が強いので、なおさらそうするようにしてください。

 

注意点!

ポイント

相手が年上だからと怖気づいて曖昧にしたり、適当にごまかしたりしていると「この人はロールモデルにならない」と判断され、ついてきてくれません。

 

(2)過干渉になりすぎないようにする

中途採用の新人看護師は、新卒の新人看護師に比べると、社会経験がある分マインドコントロールやセルフコントロールが上手な人が多いです。

そのため、「大丈夫?」「あれは終わったの?」など過剰に心配して先回りしすぎると過干渉と思われることもあります。事細かに確認しなくても自分から質問してくることを待つなど距離を取って、自分のやり方に任せることも必要です。

 

(3)指導する時は理由を明確にして根拠を説明する

社会経験があれば比較対象があるので、仕事の対象が違って初めての職場だとしても、理不尽・非効率的など、新卒の新人看護師とは異なる着眼点で不満を持つこともあります。

そのため、なぜ修正して欲しいのか、なぜ間違っているのか、なぜ注意すべきなのか、など理由を明確に示して根拠を説明し、またはそれを考えて貰えるよう促します。

 

ポイント!

ポイント

中途採用の新人看護師は、物事を冷静に捉え自分を客観的に考えることも得意な人が多いので、自分が納得できれば行動変容も早いのです。

 

4.おとなしすぎる新人看護師への教育ポイント

おとなしすぎる新人看護師への教育

何を問いかけても、いまいち反応が悪く、「何を考えているのか分からない!」と思わず言ってしまいたくなるような、おとなしすぎる新人看護師がいます。

こういった新人看護師の教育を円滑に進めていくためのポイントは以下の通りです。

 

(1)辛抱強く声をかけ続ける

おとなしい新人看護師は消極的と思われがちですが、本来積極的で意欲的なのに人見知りなどのためになかなか自分から言えず、指示を待つだけになってしまうという人もいます。

そのため先輩看護師側からの声かけを増やし、緊張しないで新人看護師自ら話しかけることができるようになるのを、辛抱強く待ちましょう。

 

威圧的な発言は控えてください

間違っても、「何を考えてるか分からないんだけど!」などと威圧的な発言はしないでください。かえって逆効果ですし、それこそ先に述べたような「人格否定」にもあたります。

 

(2)新人看護師の気持ちを代弁してあげる

困ったことがあったらなんでも相談して、と言ってもおとなしい人はなかなか相談できずにストレスを溜め込んでしまうことがあります。

普段の様子や表情などを観察して、自分が新人看護師だった頃を思い出しながら相手の緊張や不安な気持ちを代弁してあげることも、時には必要です。

そうすると、そのようなネガティブな思考や気持ちも言葉に出していいのだと分かり、自分の言葉で伝えることができるようになっていくのです。

 

5. ミスが多い新人看護師への教育ポイント

ミスが多い新人看護師への教育

毎年やってくる新人看護師のうち、必ず1人はミスが多い人がいるものです。

「何度言ったら分かるの!」と怒鳴りたい気持ちをグッとこらえて、以下のように対応していきましょう。

 

(1)新人看護師が自分の傾向を自覚できるようにする

ミスをするとインシデントレポートなどを書くと思いますが、レポートを一緒に書きながら原因と対策を自分自身でよく考えてもらいます。

ミスを繰り返す場合は、なぜまた繰り返してしまったのか、自分の傾向をよく知って意識的に対策をしてもらう必要があります。
 

自分で気付かなければ変われない

人に指摘されるのではなく、自分自身で気づき意識しなければ行動変容もできません。

 

(2)確認作業・ダブルチェックなどを先輩看護師からすすんで行う

先にも述べた通り、ミスをする本人の意識改革や行動変容が大前提になりますが、なかなかすぐには傾向は変わらないものです。

ですから、周囲の先輩看護師が見守り、ミスが起こらないよう未然に防ぐ必要があります。確認作業やダブルチェック・トリプルチェックを何度も行うこと、それを面倒がらずに先輩から声かけしていくこと、それは本人にとっても心強い味方がいると安心感に繋がるでしょう。

 

(3) 時間と心の余裕を持たせる業務を与える

ミスの原因は様々でしょうが、新人看護師の場合は技術的な問題よりも、時間に追われたときの焦った気持ちから確認を怠ったり忘れてしまうミスが多いのではないでしょうか。

そのため、ミスが多い新人看護師には、最初は複数の業務を与えずに時間と心の余裕を持たせることが有効的です。

「まだ終わってないの」という威圧的な雰囲気ではなく、焦らせないように見守る雰囲気でフォローしましょう。

 

私自身、とてもミスの多い新人看護師でした(大変お恥ずかしながら・・・)。

そんな私をどうにかしようと、チームリーダーの看護師と師長は、私だけ受け持ちを少し減らしたり夜勤の回数を減らしてくれたりと、できるだけ私が余裕を持てるよう手配してくれました。

もちろん、悔しくて恥ずかしい気持ちはありましたが、そうしていただいたおかげで私も落ち着きを取り戻し、ミスを減らすことができるようになりました。

2年目からは年に1度、インシデントレポートを書くかどうかくらいのミスしかなかったので、やはりあの時、業務を減らしていただけたことが功を成したのだと思います。

 

6.覚えるのが遅い新人看護師への教育のポイント

覚えるのが遅い新人看護師への教育

覚えるのが遅い新人看護師は、やたら慎重であったり、自分が納得するまで動けなかったり、マルチタスクが出来ないタイプであったりと様々です。

教える側としては「1回で覚えてよ!」とつい思ってしまいますが、それは無理な話なので、根気強く教育していくようにしましょう。

 

(1)とにかく反復練習をしてもらう

例えば、覚えるのが遅くて技術的な習得がなかなかできない新人看護師には、とにかく反復練習してもらいます。

これは、空きベッドを使うなどして、業務終了後などの時間に行います。

大変だとは思いますが、可能な限り、この反復練習には先輩看護師が付き添ってあげてください。

 

(2)1週間単位で短期目標を立てる

新人教育では目標設定を行いますが、覚えるのが遅かったり自信がないという人には簡単な1週間単位で短期目標を立てて、具体的な目標に向けて意識を集中してもらいます。

覚えるのが遅い新人看護師は、一気に仕事を覚えようとすると混乱してしまいますので、こうして1つ1つ段階を踏んでいけるようにしましょう。

 

(3)どのようにメモをとっているのか確認する

仕事を覚えるのが遅い新人看護師は、メモの取り方が雑すぎることがあります。

振り返りの時間などで、一度、普段どのようにメモをとっているのか見せてもらってください。

 

補足説明!

ポイント

もしそのメモが雑なものだったら「このメモを使ってどうやって復習しているの?」と聞いてみると、その新人看護師が覚えが遅い理由が明確になってくることもあります。

 

7. 言い訳が多い新人看護師への教育ポイント

言い訳する新人看護師への教育

せっかく指導しても、不満家な顔をして「でも・・・」と言い訳をしてくる新人看護師もいます。

こうした新人看護師には「何で言い訳してんの?」と問い詰めるのではなく、以下のように対応していくと良いでしょう。

 

(1) 患者に悪影響をもたらしたという事実を認めさせる

言い訳が多い新人看護師は、自分のもたらした結果に向き合わず見ぬふりをしているか、その責任を負いたくたいという心理があると考えられます。

しかし、命を預かっている現場でそのような考え方は改めてもらわなくてはなりません。自分の行為が患者に悪影響をもたらしたという事実を認め、それに対する責任について自覚できるよう導く必要があります。

 

感情的にならず淡々と伝える

この時、教育する側の看護師が感情的になってしまっては意味がありません。新人看護師は事実を認めるどころか、かえって言い訳を助長してしまう可能性すらあります。

ですので、ただ淡々と感情抜きにして伝えていくようにしましょう。

その方が、先輩看護師としての「凄み」も増して、言い訳ばかりの新人看護師の心にも響くものです。

 

(2) 言い訳の内容も聞いてあげる

頭ごなしに、「それ言い訳でしょ」と決めつけるのもよくありません。他人のせいにしたり嘘を並べ立てることはよくありませんが、本人を取り巻く環境や人間関係など様々な要因が重なって新人看護師が言い訳してきていることもあるからです。

そのため、まずは新人看護師の言い訳に耳を傾けてあげましょう。そうして話を聞く姿勢で信頼を得ることで、考え方を変えた方がいいなどのアドバイスを聞き入れてくれることもあるでしょう。
 

言い訳をしてくるのは信頼しているからでもある

新人看護師は「この先輩には何を言っても無駄だな」と思う時は、言い訳せず黙っていることが多いです。

そのため、言い訳してくるのは「この人なら私の気持ちを分かってもらえる」と信頼を寄せている可能性もあるのです。

ですから、新人看護師の言い訳はあまり無下に扱わないようにしてください。

 

8. マイペースな新人看護師への教育ポイント

マイペースな新人看護師

マイペースなことは決して悪いことでないのですが、チームで動く以上、常にマイペースで動かれてしまうと困ります。

以下ような対応をとりながら、可能な限り協調性をもってもらうようにしましょう。

 

(1)時間を意識するよう声かけを行う

マイペースに仕事をしている新人看護師のほとんどは、時間に対する意識が低いです。

そのため、教育する看護師は残務がどのくらいあるのか、残りの時間はどのくらいかを常に新人が意識できるように声をかけてあげると良いでしょう。
 

1つの業務にかかる目標時間を一緒に設定する

あるいは、1つの業務にかかる目標時間を一緒に設定し、目標時間内に終了できるように意識してもらうようにするのも良いでしょう。

 

(2)他の看護師の動きを意識してもらう

マイペースな新人看護師だと、自分だけしか見えていないことが多いです。例えば患者が急変して周囲のスタッフが慌ただしく対応しているときに、マイペースに自分の仕事だけに集中していてはいけませんね。

必要な時は他のスタッフの仕事のフォローをするなど、自分以外のスタッフの動きにも注意を払えるように教育しましょう。

 

マイペースな新人を教育した時の体験談

マイペースで基礎看護技術を覚えるのも遅い新人がいました。私はプリセプターではなかったのですが、同じチームメンバーとして教育をする立場でした。その新人が針刺し事故を起こしたときは周囲環境にも原因があったため、事故の怖さを伝える一方で本人を責めることはせず、精神面でショックを引きずらないよう注意しながら関わりました。

その後は新人になるべく周囲から声かけや確認をして見守る体制を作り、ミスが起きにくいようにしました。覚えることに関しては、自分達の使った勉強カードを譲ったりして勉強法を一緒に考えました。

成長は遅かったのですが、本人のペースで目標を達成していくことができ、本人から「針刺し事故のときもずっと一緒にいてくれて、安心しました。いつも見守ってくれて気にしてくれていると思えて心強かった」と言って貰えました。

 

9.自信過剰な新人看護師への教育ポイント

自信過剰な新人看護師への教育

学生時代から成績が良く、最初からやけに自身過剰な新人看護師がいます。

こういった新人は、教育する側も少し油断してしまいがちですが、後になって大きなミスをしてしまうこともありますので、実は注意が必要なのです。

 

(1)未経験の技術は必ず報告・相談するよう伝える

自信過剰な新人看護師は、類似の技術や見たことがあることは自分にもできる、とすぐに実践してしまう傾向があります。

しかし、まだ独り立ちしていない技術に関しては必ずフォロースタッフの指導のもとで実施することが必要で、報告や相談が重要だと説明しなければなりません。

 

報告や相談をする必要性も説明する

ミスをしたときの影響やその責任の重さがまだ理解できていないことも多いので、なぜ報告や相談をする必要があるのかという理由も合わせて説明しましょう。

 

行動を注意して観察し、フォローする

自信過剰な新人看護師は、教育する側の看護師が知らないうちにどんどん行動に移して、いつの間にか自己判断で実施していたり患者に説明してしまっていることもあります。

そのような新人がいたら、報告を待つだけではなくスタッフの方から行動を注意して見ておき、未然に事故を防ぐようなフォローも必要です。

 

(2)積極的な点はしっかり評価たしてあげる

自信過剰とは言っても、裏を返せば早く一人前になりたいという向上心が高く積極的で、臆することなく挑戦する姿勢は評価すべき点です。新人で未経験だからやってはいけない、というように抑圧するのではなく、見守りの中で実施し経験を積んでいくなど積極性を伸ばしていけるように関わるとよいでしょう。

 

ミスした時の精神面のフォローはしっかりと行ってあげる

また、自信がある中でのミスや失敗は落ち込む度合いも大きいため、ミスをしたときの振り返りや精神面フォローはしっかり行います。

 

10.新人看護師の教育にオススメの本

新人看護師の教育に携わる看護師にオススメしたい本を3冊ご紹介致します。
 

(1)シミュレーション教育の効果を高める ファシリテーターSkill&Tips

シミュレーション教育の効果を高める ファシリテーターSkills & Tips

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タイトル シミュレーション教育の効果を高める ファシリテーターSkill&Tips
著作 内藤知佐子・伊藤和史
出版社 医学書院

シミュレーション教育について準備段階から振り返りまでのスキルとコツが紹介されていて、主体性を育む教育について学べます。実践的なキーワードが多く、新人教育経験が浅い人もベテランの人にも役立つ一冊です。

amazon.co.jpの口コミ】

ファシリテーターが陥り易い盲点や、シミュレーションあるあるなども多数掲載し、いわゆる“痒い所に手が届く”作りと言えよう。これは看護教員や教育に携わる者だけでなく、医療者ならば誰でも役に立つ内容である。

 

(2)新人看護師の成長を支援するOJT

 新人看護師の成長を支援するOJT 画像引用元:www.amazon.co.jp

 

タイトル 新人看護師の成長を支援するOJT
著作 西田朋子
出版社 医学書院

新人看護師の教育に関わる全ての看護師に向けて、新人看護師の成長を支援する具体的なOJT実践でのポイントがまとめられています。新人看護師の目線からOJT場面が描かれているので、より新人の気持ちに寄り添いながら関わるヒントが得られるでしょう。

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病院の集合教育でプリセプター育成研修担当をしておりますが、かなり参考にさせていただいてます。プリセプター、部署の教育責任者、管理者、それぞれの立場で活用できることがあると思います。

 

(3)ナビトレ スマ子・まめ子とマンガで学ぶ新人・後輩指導コーチングスキル超入門

新人・後輩指導コーチングスキル超入門画像引用元:www.amazon.co.jp

タイトル ナビトレ スマ子・まめ子とマンガで学ぶ新人・後輩指導コーチングスキル超入門(Smart nurse Books)
著作 メディカ出版
出版社 奥田弘美

新人・後輩指導の現場に合わせた事例をマンガで解説されているので初心者でも読み進めやすいです。セルフサポートチェックノート付きなので、書き込んで自分自身のモチベーションを高めることができます。

 

11.新人看護師教育でよくある悩みと解決法

新人教育をする看護師の悩みと解決法

新人看護師の教育現場では、教育される側も様々な思いがあるでしょうが教育する側にも様々な悩みが尽きません。新人教育でよくある悩みとその解決方法について挙げたいと思います。

 

(1)やる気がない新人看護師にイライラしてしまう悩み

一生懸命時間を割いて教えているのにやる気がないように見えたり、指摘するまでやらない、など教育していることに応えてくれないと思うと教育する側の看護師はイライラしてしまいがちです。

しかしそうした気持ちは表情にも出てしまい、悪循環になります。

 

解決方法:自分で目標を持たせる

やる気を出させるには本人自身に目標を持たせたり、なりたい自分の姿をイメージしてもらい、それに向かってどう努力していくか考えてもらいましょう。人に与えられる目標ではなく自分で自分に課すことで姿勢も変わってきます。
 

(2)新人看護師の気持ちが分からないという悩み

一通り説明しても返事がない、表情が読めない、良いのか悪いのか辛いのか大丈夫なのか何を考えているのか分からない、というのもよく聞きます。あまり追及しすぎても気を遣って本心ではないことを言われても困りますよね。
 

解決方法:他の新人看護師や同僚に聞いてみる

本当の気持ちや悩みなどが分からないときは、話しやすい人に相談している場合もあるので他の新人や同僚に聞いてみるのも一つの方法です。

 

解決方法:手紙やノートを利用する

直接言いづらいようであれば手紙やノートに記してもらったり、話してくれるようになるまでゆっくり時間をかけて信頼関係を築くことも大切です。

 

(3)教育方法が合っているのか分からない悩み

教育は何が正解なのか分かりづらいですし、自分の教育が効果があったのか本人にとって得るものはあったのだろうか、と悩むこともあります。

特に新人看護師の成長度合いを比較されると教育する側も焦ってしまいます。
 

解決方法:第三者に評価してもらう

教育することに自信を失ったときは、周囲の同僚に相談しましょう。教育方針を確認していても、関わり方が合っているか声かけの仕方が適切だったかなど日々の具体的な指導については第三者に評価してもらうと自信を持つことができるでしょう。

自分の思いだけで関わっていると段々偏ってくるので、新人教育に関するカンファレンスやミーティングなどで定期的に確認します。

 

解決方法:教育の効果にこだわらないようにする

教育の効果というものは半年後・1年後など長期的に見なければ分かりにくいものです。本人にとって日々の中で何か学ぶことがあればその繰り返しで成長するものですから、人と比較せずに本人の中での成長を見守りましょう。

 

まとめ

今まで出会わなかったタイプの新人看護師には、教育方法に悩むことも多いと思います。いつでも誰に対しても同じ方法ではなく、その年度の新人傾向や相手のタイプによっても柔軟に教育方法を変えることが大切です。

私もこれまで何人もの新人看護師と接してきて、毎年毎年「一筋縄ではいかないな」と常々感じています。

新人教育に絶対の正解はありませんから、1人1人としっかり向き合い、模作しながら最善の策をとっていくようにするしかありませんね。

このページの解説が今後の新人教育に参考になれば幸いです。


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この記事を書いた人

看護専門学校卒業後、大学病院の集中治療室(ICU・CCU)で8年間勤務。出産・育児休暇を経て復職しましたが、夫の転勤のため退職。 その後、興味のあった在宅看護に携わりたいと考え転職し、現在は看護師が立ち上げた小規模訪問看護ステーションに在籍する現役訪問看護師2年目です。 転職に迷っている方、病院選びや就きたい仕事選びでリアルな現場の実状を知りたい方への情報を分かりやすくお伝えし、お役に立てればと思います。

保有資格 ・正看護師 ・ACLSプロバイダー
出身/年齢 ・神奈川県/40歳
職務経験 ・大学病院・小規模訪問看護ステーション
診療科経験 ・ICU(集中治療室) ・CCU(冠状動脈疾患集中治療室) ・訪問看護


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この記事を書いた人:あおいロワイヤル
(公開日:)(編集日::2017年12月20日)

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