著作者

Anna

正看護師

Anna

( 保健師 )

新人看護師でも派遣へ転職しても問題ない?注意点4つ

公開:、更新:2018年07月13日
派遣へ転職する新人看護師

結論から言うと、新人看護師が派遣へ転職する「目的」によって、新人でも派遣に転職しても良いかどうかが決まります。

(1)新人看護師が派遣へ転職しても良い場合 ・ワークライフバランスを重視したい場合
・収入のために割り切って働きたい場合
・実際に働いてみて長く働ける職場を決めたい
(2)新人看護師が派遣へ転職しない方が良い場合 ・将来的にキャリアアップしたい場合
・福利厚生を重視して働きたい場合
・教育システムが整っているところで働きたい場合
・派遣看護師になって「楽をしたい」と思っている場合

派遣看護師になると自分の求める働き方ができ、組織に縛られ過ぎないという自由を得られる一方で、ボーナスがないため貯蓄の管理やモチベーションの維持を自分で行わなくてはなりませんし、自分と同じ境遇の同期もいないことがほとんどです。

また、派遣形態によりますが、法律で同じ職場で最長3年までしか働けないなどの制限があり、デメリットもある働き方です。

多くの新人看護師が常勤看護師として働く中、あえて派遣看護師を選ぶのであれば、その働き方が自分に合っているかどうかを見極める必要があります。

ちなみに私は、次のキャリアプランに向けて期間限定でスキルアップを目指すために、看護師として最初に就職した病院には派遣看護師として入りました。

この記事では、新人看護師が派遣看護師へ転職することについてお話ししたいと思います。

※【注意】
この記事の「新人看護師」の定義は、「臨床経験1年未満の看護師」のことを指します。

1.派遣への転職をオススメできる新人看護師とは

派遣へ転職しても良い新人看護師

(1)ワークライフバランスを重視したい新人看護師

看護業務以外にやりたいことがあったり、家庭の都合など働く時間を調整したりしたい新人看護師にとっては「派遣」はオススメの働き方です。

一般的に病院で常勤看護師として働いていると、新人は時間短縮勤務、日勤のみの勤務を選ぶことは難しいですが、派遣であれば派遣会社に条件を伝えて自分で選ぶことができます。

 

他に夢があるなら早めにチャレンジすることは大事

特に新人看護師であれば、看護師になってみたものの、他の夢も諦めきれないと考える人も多いでしょうし、年々腰が重くなるため早めにチャレンジすることは大事だと言えます。

そのような新人看護師などには、派遣という働き方は向いていると言えるでしょう。

 

(2)臨床経験を1年弱積み、収入のために割り切って働きたい新人看護師

臨床経験を1年弱積んでいれば、「基本的な看護技術」はおさえているはずです。

「収入のために、割り切って働いている」新人看護師であれば、ここから先は、高時給で働ける「派遣」へ転職しても問題ないでしょう。

 

高時給で働ける「派遣」の職場は忙しい可能性が高い

高時給で働ける「派遣」の職場は、教育などの制度は整っていない上に、忙しい職場が多いです。

そのため、「収入のため」と割り切って忙しい環境でも頑張ることができるのであれば、新人看護師は体力があるためオススメの働き方です。

 

注意点!

ポイント

例えば臨床経験が3ヶ月未満などで、基礎的なことが全くできていない新人看護師には、「収入のため」と割り切って働くには早すぎます。

なぜなら、「派遣看護師」は基本的に「即戦力」が求められているからです。

もし、派遣の職場へ転職できたとしても、「使い物にならない」と判断され、自分で自分の首を絞めることになります。

 

(3)実際に働いてから職場を決めたいと思っている新人看護師

派遣の中には「紹介予定派遣」といって、一定期間派遣看護師として働いたのち、派遣者と受け入れ先の両方が合意すれば、正職員として就職する働き方があります。

今働いている職場の風土などが「合わない」と感じ、実際に働いてみて職場を決めたいと思っている新人看護師には、このような制度を持つ病院に「派遣」で転職するのも良いでしょう。

 

数ヶ月単位で職場の良し悪しを自分で判断することができる

一般的に病院の就職ではインターネットなどやパンフレットで情報収集し、数時間の見学のみで雰囲気などを感じ取らなくてはなりません。

しかし、紹介予定派遣であれば数ヶ月単位で働きながらその職場の良し悪しを自分で判断することができます。

 

2.派遣への転職が向いていない新人看護師とは

派遣へ転職してはいけない新人看護師

(1)資格など取得してキャリアアップしたい新人看護師

将来的にステップアップとして認定看護師などの資格を取る場合、常勤としての勤務歴を求められたり所属先の師長などからの推薦状が必要になることがあります。

その場合派遣看護師の指揮官は派遣先病棟の看護師長であっても、その病院に雇用されているわけではないため、推薦状を出してくれないこともあります。

 

管理職にチャレンジすることも難しい

管理職にチャレンジする場合、どのような看護研究や業務を行ってきたか、どのような研修に参加したかの提示を求められます。

派遣看護師であれば病院から研修参加や看護研究を求めれることはありません。

そのため管理職を目指す新人看護師にも向いていない働き方です。

 

(2)福利厚生を重視して働きたい新人看護師

福利厚生を重視している新人看護師にとっても、派遣への転職はオススメできません。

勤務時間によって変わってきますが、派遣の場合、健康保険・雇用保険など各種保険への加入ができないことがあります。

また、産休が取れなかったり、寮に入ることができないなど常勤看護師とは福利厚生が違います。

 

補足説明!

ポイント

雇用主は派遣会社であるため、その会社が福利厚生を準備していることもありますが、手厚いとは言いづらい部分もあります。

 

(3)教育システムが整っているところで働きたい新人看護師

新人看護師だからといってどの職場でも指導してもらったり、教育システムの恩恵を受けるわけではありません。

派遣先の病院にプリセプターシステムがあったとしても、派遣看護師にはプリセプターがつかない可能性が高いです。

あくまで派遣看護師は即戦力として採用されることが多いため、丁寧な指導を求める新人看護師には向いていません。

 

(4)派遣になって「楽をしたい」と思っている新人看護師

「派遣看護師=ラク」という方程式がある新人看護師にも、派遣はオススメできない働き方です。

どの職場に行っても最初は職場の人・患者と人間関係を築いたり、新しいことを覚えたりしなくてはなりません。

時に派遣看護師は楽という印象がありますが、長期で派遣看護師として働くのであれば楽なことばかりではありません。

 

気軽に愚痴を言い合ったり、疑問を解決しあえる同期もいない

さらに派遣看護師として新人を多数同時に雇うことは、ほとんどないため、気軽に愚痴を言い合ったり、疑問を解決しあえる同期がいません。

このような状況で自分だけを頼りに仕事をするのは、想像以上に大変なことです。

 

3.新人看護師が派遣へ転職する際の注意点

注意する女性最後に、新人看護師が実際に派遣へ転職する際に注意しておいてほしいことを説明します。
 

(1)勤務の時に相談できる人がいる派遣先を探すこと

自分の身を守るために、勤務時に自分一人で責任を抱えてしまわなくて良いように相談できる人がいる派遣先を探すようにしましょう。

新人看護師の場合、看護技術などに不安が残る人が多いでしょう。

 

わからないまま看護を提供することはできない

自分で自信のある技術であれば問題ありませんが、わからないまま看護を提供しインシデントやアクシデントを起こすと、自分の責任になってしまいます。

派遣看護師は即戦力を求められることがほとんどで、一から十まで丁寧に指導してもらえることは少ないかもしれません。

だからこそ、看護師の人数が充足していて相談できる人がいそうな派遣先を探す必要があるのです。

 

(2)キャリアに傷がつくことを覚悟すること

派遣の場合、常勤看護師と同じような業務を同じ期間こなしても、経験値の一つとして見てもらえないことがあります。

特に今後の就職先で常勤看護師を目指すことになった場合、面接官から「新人で派遣になった」という事実を良く思われない可能性も高いです。

ですから、新人看護師で派遣へ転職する場合は、キャリアに傷がつくことを覚悟しなければなりません。
 

長い目で見て、よく検討しよう

長い目で見て、それでも良いのかよく検討した上で、派遣への転職を判断しなくてはなりません。

 

(3)自分で積極的に学んでいかなければならないこと

先ほども述べましたが、派遣看護師に他の新人看護師同様に教育、プリセプター制度を提供することは一般的ではありません。

そのため、日々の勤務の中で疑問点や新しいことについて誰かに強制されなくても自分で勉強し責任を持って看護業務に当たらなくてはなりません。

ですから、自分のペースでコツコツと努力できる新人看護師でなければ、派遣として働くのは難しいと言えます。

 

(4)派遣への転職活動は、絶対に1人では行わないこと

新人看護師が派遣へ転職する際は、1人で転職活動を行わず、必ず「看護師転職サイト」を利用するようにしてください。

その理由は以下の通りです。

  • 派遣の新人看護師を受け入れてくれる職場は少ないため
  • 派遣への転職を成功させるには、事前の情報収集が重要になるため

そもそも、派遣の新人看護師を受け入れてくれる職場は、かなり希少だと考えて良いでしょう。

また、上記でも紹介した通り、派遣の新人看護師にも、多少は教育してくれる環境があるのかを、事前にしっかり把握しておかなければなりません。

 

新人1人で「派遣求人」を見つけるのは困難

そのため、新人看護師1人で「派遣求人」を見つけるのは、非常に困難を極めます。

ですから、条件に合った求人を素早くピックアップしてくれて、職場の詳しい情報を持っている可能性のある、「看護師転職サイト」を利用してほしいのです。

 

まとめ

派遣の新人看護師へ
新人看護師が派遣へ転職しても問題ないかどうかは、最終的にその転職理由など人によって向き・不向きがあります。

いまの職場が辛くてとにかく早くやめて楽に派遣看護師になりたいと思う気持ちもわかりますが、10年後もしかするとキャリアアップをしたくて苦しむことになるかもしれません。

今までの人生での傾向を見直したり、職場内外でこんな看護師になってみたいと目指すモデルを探したり、自分の目指す看護は何なのかを一度立ち止まって考えて、冷静な気持ちで転職を考えることをオススメします

30代/正看護師、保健師、3学会合同呼吸療法認定士の資格保有者。総合病院の派遣看護師として一般内科へ入職後、青年海外協力隊の看護師として派遣。帰国後、大学病院、総合病院、救急センターに勤務。短期派遣で訪問入浴やデイサービスも経験。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・3学会合同呼吸療法認定士
年齢 ・30代
職務経験 ・総合病院・大学病院・国際医療ボランティア
診療科経験 ・デイサービス ・訪問入浴 ・保有資格


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