新生児室で働く看護師の1日の仕事の流れ

新生児室 看護師 一日 流れ

産後、5日程度の短い入院期間で、お母さんが育児の技術の習得や赤ちゃんの特徴を知る機会になるためほとんどの総合病院では赤ちゃんとお母さんが一緒に過ごす、母児同室を行っています。新生児は大人のように言葉をしゃべりませんので、こちらで必要なことを判断し看護を行っていきます。そんな、新生児室での看護の1日の流れと楽しみ方をご紹介します。

 

新生児室の看護師の1日

新生児室の看護師の1日

新生児室で働く、看護師の一日の主な流れを紹介します。新生児室では一体どのような作業を行っているのでしょうか?

 

申し送り

夜勤で生まれたばかりの赤ちゃんや、それぞれの授乳の状況やお母さんの様子などを夜勤看護師より申し送られます。申し送りを聞きながら赤ちゃんのスケジュール、お母さんのスケジュールを一緒に把握し、1日の予定を立てます。

 

3時間ごとに授乳

新生児は3時間ごとに授乳を行っています。日勤では9時、12時、15時に授乳を行います。

お母さんと同室している赤ちゃんは授乳してもらいますが、母児同室していない赤ちゃんは、こちらでミルクを授乳します。赤ちゃんも一丁前にコップ飲みと呼ばれる哺乳瓶の口から直接上手に飲みます。

しかし、たくさんの赤ちゃんが生まれる総合病院では、授乳をゆっくり行うことができない医療サイドの事情もあり、乳首をつけて見守りのもと、一人飲みさせてしまうことも多いです。

 

母乳栄養か混合栄養にするか赤ちゃんの様子を見ながら行う

入院中に母乳の分泌量も増え、母乳栄養だけの赤ちゃんもいますが、そのリズムが確立されるまでは、母乳とミルクの混合栄養が多いです。最近では母乳栄養が推進されている傾向があります。

お母さんの退院後の仕事復帰の状況や母乳栄養をしたいのか、混合栄養を希望しているのかなど聞きながら、赤ちゃんの様子に合わせて、無理なく行っています。

 

バイタルサインの測定

呼吸、心拍、体温、黄疸の有無など全身状態を観察します。新生児特有の湿疹や、オムツかぶれなどの皮膚の状況も一緒に確認して、異常がある場合は、朝のうちに小児科医師に診察してもらいます。

 

体重を測定・沐浴

体重を測定し、沐浴します。ドライテクニックを実施する施設も多く、生後1日目、5日目以降の新生児は沐浴します。大泣きする赤ちゃん、気持ちよさそうに入っている赤ちゃん、それぞれの個性が見れる瞬間です。

退院前の沐浴指導も、このタイミングで行い、お母さんが実際に赤ちゃんを沐浴することもあります。

 

赤ちゃんの検査

入院中に新生児は代謝異常がないか全員、採血検査を行っています。また、必要な時や希望のある方には耳が聞こえているか脳波を測定する聴力検査も行うこともあります。

この時期に多いのは、黄疸です。毎日、簡易検査を行い、数値が高い赤ちゃんは採血検査を行い、光線療法を開始する子もいます。

 

母児同室指導や退院指導

初めてお産されたお母さんは、おむつ交換も、赤ちゃんのうんちの色にもびっくりです。何が正常なのか異常なのか、一緒に知ってもらいながら赤ちゃんの育児を行ってもらえるようお話しします。

また院後のお母さんの体の変化や、家族計画について、赤ちゃんの特徴にあわせた生活環境の整え方、出生届の提出の仕方から市の子育て支援事業の紹介など、お母さんが退院後に育児が行えるようにお話ししていきます。

 

お母さんの不安を和らげてあげる役割もある

特に、総合病院では低出生体重時や出生児にNICUへ入院してしまう赤ちゃんも多いため、お母さんも不安や質問がたくさん出てくる時間です。

育児経験のある看護師さんや助産師さんの話をして、「完璧な母親に!」っと力が入っていたり、「どうしたらいいの?」という不安を大丈夫と和らげる役割もあります。経験豊富な経産婦さんの体験談で場が和んだり、お母さん同士の交流にもなっています。

 

授乳指導

赤ちゃんとお母さんの同室が始まると、お母さんの産後の体をもとに戻すため、母乳栄養の確立へ向けて「どんどん母乳をあげてくださいね!」とお話ししています。そのため、初めてのお母さんも、赤ちゃんへの授乳を頑張ってくれます。

 

授乳中の母親のサポート

日中はどうしても、眠くなる赤ちゃんが多いため、授乳間隔があいてしまうことがないように、一生懸命起こしながら授乳しているお母さんと赤ちゃんに、そばで見守りながら、少し手を貸すように一緒に行っていきます。

お母さんにとっても赤ちゃんにとっても、抱っこしたり、話しかけたりしながら育児する時間は穏やかで、看護師の仕事がどんなに忙しい状況でも、足を運んでケアしたい時間でもあります。

 

申し送りと記録

夜勤看護師へ申し送りをしながら、今日のケア、観察したことを記録していきます。1日中動いていることが多いため、椅子に座ってゆっくり話したり、記録できるのはこの時間です。

1日の自分の動きを振り返り、明日はどう動こうかと準備をして終わります。

 

まとめ

新生児室では、お母さんと同室できる赤ちゃんをケアする場所でもあります。看護するというよりも、お母さんと赤ちゃんがそれぞれのリズムを知り、うまくやっていく方法を一緒に考えることが主体となるお仕事です。赤ちゃんは言葉を喋らないため、観察力がつくこと、お母さんと赤ちゃんとの触れ合いに、毎回私たちが癒される仕事でもあります。

新生児室に興味がある方はNICU(新生児特定集中治療室)も人気があります。関連記事の「NICU(新生児特定集中治療室)で働く看護師のメリット・デメリット」「NICU(新生児特定集中治療室)での看護師の仕事内容と平均年収」なども合わせて確認しておきましょう。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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