病棟の新人看護師が仕事でミスをしないためには!転職はまだ早い

著作者

Chiko

現役看護師

Chiko

( 看護師 保健師 )

病棟の新人看護師が仕事でミスをしないためには!転職はまだ早い

Chiko
現役看護師 Chiko
病棟の新人看護師が仕事でミスをしないためには

どんな仕事にも責任は伴いますが、看護師の仕事は人の命に関わるためとりわけ大きな責任が課せられます。

薬の扱いや処置内容によっては患者の心身に重大な影響を及ぼす可能性があります。

看護師は仕事をする上で注意力を持ち、確認作業を怠らないようにして、ミスの予防に努める必要があります。

しかし、初めからミスをしない看護師はいません

スムーズに仕事をこなしているように見える先輩でも、ミスを経験した新人時代を経て今があるのです。ミスをして落ち込み、悩むのは新人看護師として当然のことでしょう。

ここでは、病棟で働く新人看護師が仕事でミスをしないようにするためにはどうすれば良いのか、私の新人看護師時代の経験を元にを紹介していきます。

1.新人看護師にありがちな仕事のミス3選

新人看護師として病棟勤務している場合、仕事上でミスをする場面も多いのではないでしょうか。

まずは新人看護師にありがちな仕事のミスを3つご紹介します。

 

(1)血糖値測定忘れ

血糖値測定忘れ

昼食配膳前に血糖値を測定し、必要があればインスリン注射を打ちます。

しかし、他の用事があったり患者が不在だったりとタイミングが合わない時には血糖測定できないまま配膳がされ、患者が昼食を食べてしまうというインシデントが起こります。

また、血糖測定は看護師の昼休憩時間帯とも重なるため、休憩中に他の看護師に測定依頼をすることがよくありますが、その際の伝言ミスでも起こり得ます。

 

血糖未測定の患者への対応

血糖未測定の患者には配膳されないよう食札を立てる等、病棟全体で対策を立てている職場もありますが、そうでない場合は自分で配膳車にメモを置くなどしなければなりません。食事=血糖測定の有無を確認、という感覚が新人はまだ身に付いていないために起こりやすいミスと言えます。

また、血糖関連としては食前の血糖降下薬を患者に飲ませ忘れるというミスも起こしやすいので注意が必要です。

 

(2)点滴滴下速度が合わない

点滴滴下速度が合わない

予定時間に終了するように滴下速度を合わせて病室を出たはずなのに再び訪室すると「点滴が全然終わっていない」「もしくは早すぎる」ということがあります。

患者の手の動き、ボトル内の空気圧の関係などにより起こります。

経験年数を重ねるとそうした変化を考慮に入れたうえで速度を合わせる感覚を身に付けられますが、新人の時はなかなか難しいため、慣れるまでは何度も訪室してチェックをするようにしましょう。

 

(3)アセスメント不足による報告遅延

アセスメント不足による報告遅延

新人は経験が浅いことにより、アセスメントの正確性に欠けがちです。

例えば、患者の疾患によってバイタルサインの危険値や症状は異なりますが、それに気づかず高血圧でも報告せずに様子を見るなど自己判断してしまうことがあります。

しかし、場合によっては病態に重大な影響を与えかねません

「患者がいつもと違う」と感じた時は先輩にすぐに報告するように心がけましょう。

【体験談】

平時よりも高い血圧だった患者を放置してしまった新人がいます。「あとで再検すればいい」と考え、そのまま忘れてしまったそうです。これはバイタルサインの異常値をアセスメントできず、患者の病態に大きなリスクがあると理解できていなかったためでしょう。

 

2.【実体験】新人看護師が仕事でミスをしないために

看護師の職場は常に時間に追われるため、精神的な焦りによるうっかり忘れが起こりやすい環境にあります。

また、知識不足による自己判断、コミュニケーション不足が原因となり、ミスを起こす可能性もあります。

以下は、それらのミスが減るように私が新人の時に実施していた対策案です。

 

(1)受け持ち担当シートにチェックボックスを設ける

受け持ち担当シートにチェックボックスを設ける

申し送り前の情報収集の時間に受け持ち担当シートに患者情報を記入しますが、その際に、やることを時系列で箇条書きにしていきます。

書き出したリストの各々の前にチェックボックスを付けましょう。

そして1日の中で各業務を実施したらボックスにチェックを入れていくようにします。

そうすることで残っている業務が何かが一目で分かります。特に昼休憩に入る前に未チェック項目をみてやり残しがないかを確認し、午後の動き方を組み立てるとよいでしょう。

 

(2)付箋を利用し活用する

付箋を利用し活用する

看護の仕事では突発的な業務が入り優先順位が変わるのは日常茶飯事です。

例えば急にオペ出しが決まり、準備を先にしなければいけなくなった。すると緊急度の低いものを後に回す必要が出てきます。

ありがちなのは、後でやろうと思っていたことがすっかり頭から抜けてしまうことです。

そうならないためにも、後でやるべきことを必ず付箋に書いて目につくところに張り付けておきます。それにより、緊急の業務がひと息ついた際、次にやるべきことがすぐに把握できます。

 

(3)タイマーを使う

タイマーを使う

配薬、点滴交換、手術、退院チェックなど、看護師は時間を気にしつつ動くことが求められます。

すべてが時間通りに進められるならよいのですが、複数の患者を担当する中ではうっかり決められた時間を過ぎてしまう可能性もないとは言い切れません。

特に、治療に関することは定められた時間に実施しないと効果に影響が出るため注意が必要です。

指定の時間にタイマーをセットすることで忘れ防止をすることができます。

 

(4)不明点は自分で調べた上で先輩に聞く

不明点は自分で調べた上で先輩に聞く

分からないことがあるのは新人看護師として当然のことですが、あいまいな理解のままケアを行うことほど危険なことはありません。

また、思い込みが大きなミスにつながることもあります。看護師は治療や病状を理解し、根拠に基づくケアをしなければなりません。

とはいえ自分だけですべてを理解するのは限界があります。未経験の処置や分かない業務内容は先輩に聞くようにしましょう。新人の間は先輩に聞くのが怖く、怒られるのではないかと感じるかもしれませんが、まずは自分で調べた上でどの点が分からないのかを先輩に聞くようにすれば快く教えてくれるでしょう

 

補足説明!

ポイント

処置やケアの前には「たぶん大丈夫」ではなく、「本当にこれでよいのか」と考える癖を付けましょう。

 

(5)日頃から他スタッフとの関係を良好に保つ

日頃から他スタッフとの関係を良好に保つ

看護の仕事はチームワークが基本です。

自己完結・自己判断することは他人の目がなくなりミスを助長します。自己判断の裏には「人に聞きづらい」という気持ちがあるように思います

特に、周りのスタッフとの関係が良くないといざという時に声をかけることを躊躇してしまい、困ったことがあっても自分から言い出せない場合が多いのです。

普段から気軽に話せるような関係を築くように心がけましょう。

 

3.まとめ:ミスが多い看護師の方へ

ミスが多い看護師の方へ

ミスが続くと自己嫌悪に陥り、周りの視線が気になり、その場から逃げ出したい気分になるかもしれません。

しかし、初めからミスなく仕事をできる人はいません。先輩たちも皆、ミスを克服して長年続けてきたのです。客観的に振り返ることで自分が起こしがちなミスの傾向が分かってきますので、それを把握してどうすればミスを防げるのかを考えてみましょう。

 

ミスが多い病棟の新人看護師は転職したほうが良いのか?

「こんなにミスが多いのに看護師を続けていいのかな」「今の職場でやっていけるのか」不安に感じる新人看護師も多いかもしれません。

結論から言うと、看護師の仕事の基本はどの職場でも同じなので、転職をしても根本的な問題は変わらないでしょう。

ミスをしないようにできる限りの対策を考え、一度起こした失敗を次からはしないように努力するほうが解決へとつながります。

しかし、それでもプレッシャーで心身に支障をきたすほどであれば、看護師長に一度相談してみると良いでしょう。比較的ゆったりとした負担の少ない部署に配置換えをしてくれるかもしれません。

私の体験談

常に時間に追われて忙しく働くことが性格的に難しかった後輩は看護師長との面談の末、外来へと移動になりましたが、そこは彼女の性格に合っていたようで楽しく働いていました。病棟など特定の職場にこだわりがなければ、そのような配置換えを希望するのも一つです。

ここで紹介した対策が少しでもお役にたてれば嬉しいです。


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大学病院・総合病院で経験を積んだのちに海外の看護に興味をもちオーストラリアに留学。
現在は派遣看護師としてマイペースに活動している主婦です。老人ホームやデイサービスでの単発派遣経験も豊富です。海外旅行が好きで、独身時代はバックパッカーをしていました。
人間関係や看護師としてのキャリア、転職など多くの人が悩むことに私もぶつかってきたので、同じ目線での記事を書いていければと思います。
保有資格 ・正看護師 ・保健師
出身/年齢 ・神奈川県/36歳
職務経験 ・大学病院 ・総合病院 ・専門病院(透析病院) ・有料老人ホーム ・デイサービス ・訪問入浴
診療科経験 ・消化器内科 ・混合内科 ・内科外来 ・内視鏡室 ・腎臓内外科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:新人看護師の転職

(公開日:)(編集日::2018年05月15日)

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