【速報】「安い?下がっている?」2017年看護師平均年収は4,782,700円!


厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」により、看護師の「きまって支給する現金給与額(月の給料)」「年間賞与その他特別給与額(ボーナス)」の金額が発表されました。
「きまって支給する現金給与額(月の給料)」の12ヶ月分と、「年間賞与その他特別給与額(ボーナス)」を足すことで平均年収を算出した結果、2017年の正看護師の平均年収は4,782,700円となります。
准看護師は、4,056,800円です。
正看護師は前年(2016年)の480.9万円より、2017年は約2.6万円下回る結果となりました。
また、全体の平均年収の491万円と比べて、正看護師は年収が下回る結果となりました。
ぺこみ:「働く女性の平均年収と比較すると、やっぱり看護師の年収は高いよね。」
かめこ:「そうね、でも2017年は1976年から比較すると、過去最高の平均年収で約377.8万円よ。」
ぺこみ:「おーすごいね。働く女性にも頑張ってほしいね。」
かめこ:「男女の賃金格差も、2017年が最小値なのよね。もちろん女性の平均年収にも女性看護師も含まれているから、頑張ってほしいね。」
ぺこみ:「もっと看護師の平均年収について知りたいよ!」
かめこ:『詳しいデータに関しては「看護師平均年収と給料を色々比較!」にまとめているから、こっちで確認してね。』
看護師の平均年収は「安い?下がっている?」
ぺこみ:「看護師の年収は下がっているのかな。僕看護師を続けていくことに不安になっちゃったよ。ちょっと年収や給料安いなーって思ってたし。」
かめこ:「(決して安くないと思うけど。)・・・そうね。全体の平均年収と比較すると、2017年の調査結果では、下がっているように見えるわね。上のグラフを見ると、すごく下がっているように見えるかもしれなけど、私は変わらないと思うの。」
ぺこみ:「確かに、そこまで大きな変動はないよね。」
かめこ:「看護師は好景気や不景気の波を受けにくい職業だし、賞与だって普段から一定額を貰えている分、大きな変動はないわよね。」
ぺこみ:「本当だ!看護師の賞与ってもういくら貰えるか決まってる場合が多いね。」
かめこ:「そう、医療関係以外の仕事は好景気や不景気で賞与は大きく変動しちゃうの、もちろん自分の成績にもよるしね。」
ぺこみ:「僕、看護師で良かった。仕事が出来なくても賞与しっかり貰えるもんね。」
かめこ:「・・・・(いや、そういうことじゃなくて。)」
女性の職業別年収ランキング!看護師は18位
平成29年賃金構造基本統計調査で、職業別でかつ女性限定にした場合、看護師の平均年収は18位となりました。
結果は以下の通りです。
順位 | 職業 | 平均年収 |
1位 | 公認会計士・税理士 | 1044.2万円 |
2位 | 医師 | 1041.6万円 |
3位 | 大学教授 | 969.1万円 |
4位 | 大学准教授 | 823.4万円 |
5位 | 大学講師 | 657.7万円 |
6位 | 記者 | 651.9万円 |
7位 | 歯科医師 | 618.5万円 |
8位 | 高等学校教員 | 602万円 |
9位 | 弁護士 | 593万円 |
10位 | 研究者(自然科学系) | 577.2万円 |
11位 | 一級建築士 | 560.9万円 |
12位 | 電車運転士 | 560.5万円 |
13位 | 社会保険労務士 | 549.7万円 |
14位 | 航空機客室乗務員 | 546万円 |
15位 | 薬剤師 | 526万円 |
16位 | 電車車掌 | 515.4万円 |
17位 | 獣医師 | 489.1万円 |
18位 | 看護師 | 477.1万円 |
19位 | システム・エンジニア | 474.4万円 |
20位 | 各種学校教員 | 470.2万円 |
(平成29年賃金構造基本統計調査/厚生労働省区分の女性127職業の内上位20位)
ぺこみ:「女性の看護師だけだったら、平均年収は477.1万円になるんだね。127つの職業の中で18位だったら悪くないんじゃない!」
かめこ:「そうね、男性看護師の方が少し年収は高いわね。でも、やっぱり景気に左右されずにない職業だから毎年上位よね。看護師みんな頑張ってるわ。」
都道府県別の平均年収は京都府が1位!最下位は宮崎県
都道府県別の看護師平均年収上位の都道府県は、
- 年収1位:京都府 541.39万円
- 年収2位:東京都 532.34万円
- 年収3位:山梨県 524.04万円
となり、ワーストの都道府県は、
- ワースト3位:長崎県 414.85万円
- ワースト2位:鹿児島県 406.37万円
- ワースト1位:宮崎県 395.87万円
となる結果になりました。
さらに詳しくは「都道府県別の看護師平均年収と給料(2017年)」を確認してください。
まとめ
【大規模病院との看護師年収差について】
今回の厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」で分かったその他のこととして、スタッフ1,000人以上の規模の病院であれば、看護師の平均年収は5,053,200円、999名~100名のスタッフであれば、4,643,500円となり、大規模病院との年収格差は約40万円あります。
【年齢による看護師年収の差について】
50代後半(55歳~59歳)看護師の平均年収は5,716,800円。20代前半から、50代後半までの看護師年収は伸び続けている結果になりました。
ぺこみ:「やっぱり僕は看護師を続けるよ!」
かめこ:「(そうなの?)そうね、看護師は需要が安定していると言えるし、たとえ人工知能化(AI化)が進んでもなくならない職業だとも言われているからね。」
ぺこみ:「そうか!僕は人工知能より優れてるのか!なるほど。」
かめこ:「いや・・・そうじゃなくて・・・(つづく)」
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