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EPA(経済連携協定)の現状とは?看護師1人を合格させるのに5000万円以上

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EPA(経済連携協定)の現状とは

2008年から本格的に開始されたEPA(経済連携協定)ですが、看護師国家試験の合格率の低さ(10%程度)に関して制度開始当初から指摘されていたものも、劇的に改善される気配はなく、結果的に看護師1人を合格させるのに5000万以上のコストがかかっている現状があります。

看護師に関連するEPA(経済連携協定)とは、日本、インドネシア、フィリピン、ベトナムの間で締結された経済連携協定(Economic Partnership Agreement、EPA)から名前がつき、看護師や介護福祉士を他国で受け入れ連携強化や協力の促進を強めていくものです。

またEPAは本来、経済取引の円滑化、経済制度の調和、およびサービス・投資・電子商取引などのさまざまな経済領域での連携強化・協力の促進などを含めた条約になります。

EPAにより日本で受け入れることになったベトナム・フィリピン・インドネシアの看護学生は、日本に住まわせるにあたり1人あたり年間700万のコストがかかります(日本の自治体や病院が負担)。

また、日本の看護師国家試験を受けるためには、インドネシア・ベトナム人は2年、フィリピン人は3年、実務経験を積む必要があります。こういった状況の中、例えばある病院がフィリピン人3人を受け入れたとして、3年後に1人しか受からなかった場合、その看護師1人を合格させるために5000万以上のコストがかかったことになります。

さらに、現在の合格率を考慮すれば、病院や自治体で受け入れた外国人達が1人も受からずに、国家試験終了後、全員母国に帰国する可能性もあります。そうなると、5000万円どころの損失では済まされません。

EPAで受け入れた看護学生の合格率を上げるために

EPAで受け入れた看護学生の合格率を上げるために、2012年に国は以下の対策を施しました。

  • 看護師国家試験時間の延長
  • 問題文全ての漢字にふり仮名をつける

これにより2008年~2011年まで4%であった合格率が10%にまで上がりました。しかし、その後はずっと10%前後で推移しており、更に合格率を上げていくためには新たな手を打つ必要があります。

 

充分な勉強時間を確保させてあげる必要がある

外国人看護学生は、習得するのが難しいと言われる日本語の勉強に加え、国家試験対策を行わなければならないため、本来であれば日本の看護学生よりもはるかに沢山の勉強時間が必要です。

しかし実際は、看護助手などの業務と並行しながらそれらを進めていかなければならず、充分な勉強時間が確保されていないのです。

つまり、試験の難易度を下げる他にも、物理的に勉強時間を確保してあげる配慮が求められているのです。

 

まとめ

2008年度から開始されたEPAですが、EPA看護師の導入がスムーズにいっておらず、外国人看護学生1人を合格させるために5000万以上のコストがかかっている実態があります。その背景には、看護師国家試験合格率の低迷があるのですが、この合格率を上げるには、非常に沢山の障害を乗り越えていかなければならないことが分かっています。

また、晴れて合格したとしても、彼等の「定着率」の低さが既に問題となっており、現在EPAは課題だらけの状態となってしまっています。

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都内の大手総合病院で3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして看護師ライターとして活動中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職成功をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

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カテゴリー:看護師ニュース


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この記事を書いた人:kameko
(公開日:)(編集日::2017年07月28日)

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