著作者

亀岡 さくみ

看護師・運営者

亀岡 さくみ

( 看護師 保健師 )

神戸市のマナ助産院で「赤ちゃんポスト」設置へ!国内で2例目

公開:、更新:2018年03月30日
神戸市のマナ助産院で「赤ちゃんポスト」設置

2017年2月9日、赤ちゃんポストを関西で設立しようとしている「NPO法人こうのとりのゆりかごin関西」が、神戸市にあるマナ助産院で今年中のポスト設置を目指すことを発表しました。実現すれば、熊本市の慈恵病院に続き国内で2例目の赤ちゃんポストになります。一方、神戸市は同日夜に記者会見を開き「子供の命を救いたい気持ちは充分理解できる。

しかし、看護師・助産師しかいない助産院での設置は「医師法に反するおそれがある」と、現時点では設置を認めない姿勢です。

神戸市が「医師法に反する」と指摘するのは、赤ちゃんポストで受け入れた子供を医療機関に搬送するかどうかの判断は原則として医師が行わなければならないからです。このような状況を受け、同法人では現在、マナ助産院に嘱託医を置く方向で調整を進めています。

また、同市のこども家庭支援課の関係者は「医師法の問題さえ解決すれば、設置に向けた相談に乗っていきたい」と話しており、子供を安全に受け入れる環境が整備されれば、関西版赤ちゃんポストの設置準備が本格的に進められることになります。「NPO法人こうのとりのゆりかごin関西」の公式サイトはこちらから確認してください。

赤ちゃんポストについて

赤ちゃんポストは、様々な事情により子育てができない両親が「匿名」で子供を保護してもらうことができるシステムです。赤ちゃんポスト自体はドイツ発症のものであり、日本では2007年に慈恵病院(熊本市)が「こうのとりのゆりかご」という名称で運営を開始しました。2015年末までに125人の子供が預けられ、年間約6千件の相談が寄せられています。なお、関西からの相談は約2千件にのぼると言います。

これまでは経済的な理由や親の心の問題により、預けられるケースが多かったのですが、最近では障害児を預けるケースも増えてきているようです。

 

赤ちゃんポストの仕組みとは

赤ちゃんポストでは、子供が預けられた瞬間ブザーがなり、看護師・助産師がすぐに駆けつけ保護する仕組みになっています。預けた後、扉はロックがかかりますが、もし両親が思いとどまった時はインターホンで知らせ相談することができます。

また赤ちゃんポストでは「匿名性」が完全に徹底されており、中に設置してある監視カメラにも両親の顔は絶対にうつりません。

 

まとめ

現在日本で熊本市の慈恵病院にしかない赤ちゃんポストを、神戸市にあるマナ助産院でも設置しようという動きがあります。活動を進めているのは「こうのとりのゆりかごin関西」というNPO法人です。一方、神戸市では「助産院での設置は医師法に反する」という見解を出しており、同法人は嘱託医設置の調整を行うなどして、早急に環境を整えていく方針です。

「赤ちゃんポスト」の設置についてはかなり賛否両論があります。国としても一概には設置を許可しがたい側面があるはずですが、これまで多くの子供が救われてきた経緯を思えば、今回の関西での設置を皮切りに全国的に広がりを見せる可能性はおおいにあるのではないでしょうか。

 

 

 


都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師・保健師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
SNS Facebookプロフィール
出身/年齢 ・東京都/30歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

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