ネパールで医療活動を続ける山根看護師の帰国報告会が開催される

ネパールで医療活動を続ける山根看護師の帰国報告会が開催

2017年2月4日、ネパールで30年以上にわたり医療活動を続けている山根正子看護師(79)の帰国報告会が、鳥取県米子市で開催されました。山根さんは1983年に単身でネパールに出向き、1987年に保健衛生分野の専門的なサービスを提供するRHESC(レスク)診療所を創設した日本人看護師です。現在RHESC(レスク)診療所では20名以上のスタッフが勤務していますが、日本人スタッフは山根さん1人だけです。

報告会当日、山根さんは2016年11月に行われたRHESC(レスク)診療所の30周年記念式典について触れ、「式典の開催は、現地の皆さんが次の30年を頑張ってくれる証のようでホッとした」と話しました。また「命ある限り、日本とネパールの橋渡しをしたい」と、これからも精力的に活動する姿勢を見せました。

なお、山根さんの活動はRHESC(レスク)療所の運営だけにとどまりません。2013年には鍼灸師養成学校を創設しており、2015年に起こったネパール地震をも乗り越え、2016年秋には第一期生12人全員が国家試験に合格しています。

ネパールでの医療活動を継続していくのは容易なことではなく、実際この30年は多くの困難と共にあったと言います。しかし、そんな中でも山根さんは決して諦めず、仲間と共に1つ1つ夢を実現させていっているのです。

ネパールのRHESC(レスク)診療所について

RHESC(レスク)診療所では、カトマンドゥ盆地東部地域の社会的、経済的に恵まれない人達を対象として診療を行っており、以下のサービスを提供しています。

  • 一般医療
  • 鍼灸治療
  • 眼科
  • 婦人科
  • 臨床病理検査
  • 家族計画サービス
  • 快医学サービス
  • 耳鼻咽頭科
  • 皮膚科
  • 小児科
  • 予防接種
  • 保健衛生教育

スタッフは医師6名(常勤・非常勤含む)、看護師・事務スタッフ15名で構成されており、年間約15000人の病気予防・治療に努めています。

 

診療報酬と日本からの寄付金で運営されている

診療所の運営資金は基本的に診療報酬ですが、低所得者の患者からの収益でその全てを賄うことはできないため、日本からの寄付金も継続的に必要な状態です。寄付金は一口1000円から受け付けられているため、山根さんご本人を通じて現地へ送金される形となります。

寄付金受付は「日本ネパール人づくり協会」を確認してください。

 

まとめ

今月4日、ネパールで医療活動を行っている山根 正子看護師の帰国報告会が行われました。山根看護師は、これまで30年間にわたり現地で医療活動を続けており、RHESC(レスク)診療所と鍼灸師養成学校を運営し、79歳になった今も精力的に活動しています。

世界で活躍する日本人看護師は、年々増え続けており、その多くが.30代~40代の若い看護師達です。山根さんのように80歳近くなっても現地で活動を続けているのは、ほんの一握りでしょう。だからこそ、山根さんの存在は現地のネパール人スタッフだけではなく、世界で活動する日本人看護師にとっても「お手本」であり「希望」となっているのではないでしょうか。

 

亀岡 さくみ

【資格:看護師、保健師、養護教諭第二種】

都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

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