潜在看護師の復職先はクリニックが人気!本当にそれで大丈夫?

潜在看護師の復職先はクリニックが人気
潜在看護師の復職先はクリニックが人気

看護師転職サイト「看護のお仕事」を運営する「株式会社 レバジーズ」が、2018年5月22日~6月1日の間に潜在看護師125名に対し復職に関する動向調査を実施しました。

調査結果の概要は以下の通りです。

1.出産・育児で離職中の看護師 95%以上が復職の意思あり

2.離職中看護師の約半数が「3ヶ月以内に復職したい」。最も多い理由は「家計のため」

3.復職に不安を抱く看護師は9割強

4.復職先の条件は「休み」を最重視。「クリニック」を復職先の職場に希望する看護師が4割弱

5.復職や復職後の働き方について「インターネットから情報を得る」看護師は約6割

出産・育児で離職中の看護師 92%以上が復職に不安あり 看護師の復職に関する意識調査」より引用

今回の調査結果を受け、当サイトでは、潜在看護師の復職先としてクリニックが一番人気であることに注目しました。

潜在看護師が復職を希望する職場

出産・育児で離職中の看護師 92%以上が復職に不安あり 看護師の復職に関する意識調査」より引用

なぜなら、クリニックは潜在看護師にとって、働きやすい職場ではないにも関わらず、このような結果になっているからです。(以下で詳しく説明していきます)。

なお、今回の調査結果では、潜在看護師が復職先に望む条件の1位が「土日休み」、2位が「休みが取りやすい」となっています。

クリニックが潜在看護師の復職先として人気なのは、これらの条件を満たしてくれるイメージが強いからであると考えられます。

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クリニックは潜在看護師の復職先に適していない!その理由は?


ぺこみ

「えー!!クリニックが潜在看護師の復職先に適していないって、ものすごく衝撃だよー!」


スタッフ

「そうかしら?そもそも何でそこに衝撃を受けるの?」


ぺこみ

「だってさだってさ、クリニックといえば、仕事が楽で定時に上あげれて、病院と違って休みやすいでしょ??」


スタッフ

「その考え、完全に間違っているわよ!!」


ぺこみ

「ガーン!!!」


スタッフ

「クリニックは、手技に自信がない潜在看護師も、育児中の潜在看護師にとっても、働きやすい復職先ではないの。その理由について、ちゃんと説明していくわね。」

 

(1)クリニックは即戦力が求められるため

クリニックで採血する看護師

クリニックは総合病院と異なり、「採血」も「ルート取り」も、基本的に失敗は許されません。

かと言って、クリニックは少人数の看護師で運営しているため、一から丁寧に看護技術を教えてくれる職場環境でもありません。

つまり、クリニックは潜在看護師であっても最初から「即戦力」として働くことが求められるのです。

今回の動向調査では、多くの潜在看護師が復職への悩みについて「手技や知識への不安」を挙げていることからも、クリニックは潜在看護師の復職先として適していないことがよく分かります。

 

「クリニックの仕事が楽」と感じるのは、ブランクがない看護師の話

クリニックは病院と比較すると仕事内容がルーチーン化しやすいため、一般的に「クリニック=仕事が楽」という認識を持っている看護師が多いです。

しかし、クリニックの仕事が楽だと感じるのは、「ブランク期間がない看護師」の話です。

ブランクがない看護師であれば、看護技術・知識の面はカバーできているため、そのクリニックのルールさえ覚えれば、即戦力として楽に働くことが可能でしょう。

 

(2)クリニックは休みづらいため

困っている看護師

先ほども述べた通り、クリニックは少人数の看護師でまわしています。

そのため、人数に余裕がある病院とは異なり、看護師1人が休んだ時の「穴埋め」は非常に難しく、休みづらいのです。

私の場合は、休みたい希望の日を院長に伝えたところ、「看護師が1人いなくなってしまっては診察に支障が出る可能性がある」と言われました。

それでも、どうしても休みたいということを伝えたら、クリニックが休診となったことがありました。

私は、自分1人が休むのばかり思っていましたが、クリニックが休診となった事で患者さんや他のスタッフにも迷惑をかけてしまい、休みを取る事の大変さを痛感しました。

看護師が病棟からクリニックへ転職した時に感じるメリット・デメリット!」から引用

復職を検討されている潜在看護師の中には「子育て真っ只中」の人も多いでしょう。

そういった潜在看護師の方は特に、クリニックを復職先とするのは避けた方が良いでしょう。

 

クリニックは「土日休み」でもありません

よく勘違いされるのですが、クリニックは「土日休み」ではありません。

一番多いのは、「平日の何処か1日と、日曜日が休み」というパターンです。

つまり、「土日休み」の求人を探す際はクリニックが除外となりますので注意しましょう。

 

潜在看護師に適している復職先とは


ぺこみ

「クリニックが潜在看護師の復職先に適してないっていうのは、もう嫌っていうほど分かったよ。」


スタッフ

「分かってもらって良かったわ。本当、勘違いしている潜在看護師の人が多いから、注意してほしいのよね!」


ぺこみ

「うんうん、そうだよね。で、肝心な「潜在看護師に適している復職先」ってどこなのか教えてよ!」


スタッフ

「そうね!ちゃんと教えてあげるわ。」

 

潜在看護師に適している職場の条件

職場の条件

潜在看護師の復職先として適している職場の条件を挙げると以下のようになります。

  • 知識・技術のブランクを補ってもらえる環境がある
  • 看護師1人職の職場ではない
  • 看護師の数が充足している

復職してしっかり働きたいと思うのであれば、これら全ての条件を満たしている求人を探すようにしましょう。

具体的には、

  • 中~大規模の総合病院
  • 規模の大きな訪問看護ステーション

などが、潜在看護師の復職先として適しているでしょう。

 

潜在看護師の転職活動は、時間がかかるのを覚悟しておく

復職先を探す潜在看護師

当然、潜在看護師に適している職場を探すのは、簡単なことではありません。実際、今回の動向調査では「復職したいけど求人が見つからない」という潜在看護師からの声も多く聞かれています。

つまり、潜在看護師の転職活動は、一朝一夕で出来ることではなく、時間がかかるのを覚悟しておくべきなのです。

ですから、復職を希望している潜在看護師は、早めにハローワークを利用したり、看護師転職サイトに登録したりして、希望する職場の求人が出るのを焦らず待ちましょう。

 

ポイント!

ポイント

潜在看護師に適している職場の求人が見つかったらすぐに応募できるよう、求人探しの間は、復職支援研修に参加するなどして、出来る限りの復職準備をしておきましょう。

 

まとめ

まとめ

2018年5月22日~6月1日に「株式会社レバジーズ」が、潜在看護師に向けて復職に関する動向調査を行ったところ、潜在看護師の復職先としてクリニックが一番人気であることが分かりました。

しかしクリニックは、少人数の看護師で運営されており、即戦力が求められる職場であるため、潜在看護師の復職先に適しているとは言えません。

潜在看護師が復職して働きやすいのは、看護師の数が多く、復職支援を行ってくれる余裕があるような職場です。

ただし、こういった職場の求人はそう多くありません。

そのため、潜在看護師は復職準備をしながら、転職サイトやハローワークなどで希望する求人が出るタイミングを待つ必要があります。

亀岡 さくみ

【資格:看護師、保健師、養護教諭第二種】

都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

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