著作者

亀岡 さくみ

看護師・運営者

亀岡 さくみ

( 看護師 保健師 )

日看協が認定看護師制度の再構築へ!目指すなら2020年以降が良い?

公開:、更新:2018年06月15日
日看協が認定看護師制度の再構築へ

日看協が認定看護師制度の再構築ニュースのポイント解説

2018年6月12日に行われた日本看護協会の通常総会で、会長の福井氏は、2020年頃から再構築された認定看護師制度をスタートする旨を発表しました。

まだ、詳細は決定していませんが、再構築の大きなポイントは以下の2点です。

  1. 認定看護師の教育に「特定行為研修」を組み込む
  2. 認定看護分野の再編

スキルアップ・キャリアアップのために、認定看護師の資格を検討する看護師は多いでしょう。

そのような看護師は、新しい認定看護師制度の今後の動向について注意を払っておく必要があると言えます。

【目次を見る】

1.認定看護師制度の再構築はなぜ必要なのか


ぺこみ

「認定看護師制度が新しくなるっていうのはよく分かったよ。でもさ、何でわざわざ再構築する必要があるの?」


スタッフ

「ぺこみ、この話題に興味あったのね!まず、そのことが驚きだわ。」


ぺこみ

「し、失礼な!実は僕、こう見えて「キャリア志向」なんだから。」


スタッフ

「分かった分かった。じゃぁ、認定看護師がなぜ再構築される流れになったのか、説明していくわね。」


ぺこみ

「うん、よろしく頼むよ。」

 

理由(1):高い能力を身に付けた認定看護師を育成するため

レベルの高い認定看護師

先に述べた通り、再構築された認定看護師制度には、「特定行為研修」を組み込む方針です。

特定行為研修を組み込む理由としては、さらに高い能力を身に付けた認定看護師を育成したいからに他なりません。

ただ、特定行為研修のこれまでの経緯を見ていくと、特定行為研修を組み込むのには、他の要因も関係していると考えられます。

 

特定看護師を増やしたい意向もあるのでは

特定行為研修を受けた看護師(通称:特定看護師)は、特定行為研修が開始された2015年10月から1年半で583人にとどまっています。

厚生労働省は、2025年までに特定看護師を10万人まで増やすことを目的としているため、今のままのペースではその目標を達成できそうにありません。

このような状況から、今回の認定看護師の再構築については、特定看護師を増やしたい意向もあるのではないかと考えられます。

 

理由(2):地域で活躍できる認定看護師を増やすため

地域で働く認定看護師

認定看護師分野の再編が行われるのは、一言で言うと、地域で活躍できる認定看護師を増やすためです。

現在、認定看護師の9割は病院に所属しています。

【認定看護師の所属施設種別の割合】

認定看護師の所属施設

公益社団法人 日本看護協会 広報部」から引用

しかし、病院中心から地域中心医療へ移行する動きが強まっていることを考慮すると、地域で活躍できる認定看護師を増やす必要があるのは目に見えています。

そのため、今回の再構築にあたっては、地域看護に関する認定看護師分野が増加することも考えられます。

 

2.これから認定看護師を目指す方へ


ぺこみ

「認定看護師制度を再構築するのは、色んな事情が関係していたんだね。意外と複雑でびっくりしちゃったよ。」


スタッフ

「そうよ。看護師全体のレベルを引き上げるためにも、これからの地域医療に貢献するためにも、認定看護師制度の再構築は必須だったの。」


ぺこみ

「もうそれ以上詳しく説明されたら頭がこんがらがっちゃうよ~!」


スタッフ

「ごめんごめん。で、ぺこみはあと何が知りたいの?」


ぺこみ

「今回の流れを受けて、これから認定看護師を目指そうっていう僕たちは、一体どうすればいいのかってことが知りたいよ。」

 

認定看護師を目指すのは、新制度が発表されてからにしよう

認定看護師の新制度発表

これから認定看護師を目指すのは、新制度が正式に発表されてからにしましょう。

先にも述べた通り、現在21種類ある認定看護師の分野は変更される可能性が高いですし、特定行為研修が組み込まれるにあたり授業料が上がる可能性もあるからです。

再構築された認定看護師制度の詳細が分かれば、認定看護師になるための現実的な将来設計が立てられます。

 

少なくとも、2020年までは待つ必要がある

認定看護師の新制度が開始される具体的な時期については、まだ発表されていません。

しかし、少なくとも、2020年までは待つ必要があるのは確実です。

それまでは、今の職場でキャリアを積むことに専念した方が良いでしょう。

 

資格取得支援制度がある病院へ転職するのは早い方が良い

ただし、認定看護師になるために、資格取得支援制度のある病院へ転職しようと考えている場合は、早めに転職活動を進めてください。

転職してすぐに資格取得支援制度を利用できない場合もありますし、そもそも転職先の病院などで、しっかりと実績を積んでからの方が、上司からも協力してもらいやすいからです。

認定看護師資格取得支援制度がある病院への看護師転職5つのポイント」の記事も参考にしてみてください。

 

地域の分野で活躍することを視野に入れよう

地域の認定看護師

現在、地域の分野で活躍している認定看護師は全体の5%程度であり、認定看護師と言えば「病院でバリバリ働く」というイメージが強いです。

しかし、これから認定看護師を目指すのであれば、地域の分野で活躍することも視野に入れるようにしてください。

その理由は、繰り返しになりますが、今回の認定看護師制度の再構築については、これからの日本が「地域医療中心の社会」へ移行していくことが大きく関係しているからです。

 

今から地域医療の分野でキャリアを積むのもアリ

実際、2025年以降の病院看護師には「リストラ時代が来る」とも言われていますから、すでに訪問看護などの地域医療分野に転身することを考える看護師も増えてきています。

そのため、これから認定看護師を目指す人は、今から「訪問看護」などの分野でキャリアを積んでおくのも、長い目で見れば得策なのではないでしょうか。

なお、訪問看護に興味のある方は「訪問看護ステーションへの看護師転職!未経験者が知りたい6つ」の記事も併せて参考にしてみてください。

 

まとめ

今回の「認定看護師制度の再構築」は、看護師のキャリアだけではなく、地域医療の「底上げ」にも大きく影響することが考えられます。

これから、認定看護師として積極的に活躍しようと考えている場合には、地域の分野へ転身することも視野に入れておくことをおすすめします。


都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師・保健師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
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出身/年齢 ・東京都/30歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

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