看護師特定行為研修終了者583人!厚生労働省が制度の見直し検討

看護師特定行為研修終了者583人

厚生労働省において看護師の特定行為研修の制度見直しが議論され、研修体制の整備に向けた計画を2018年度に始まる医療計画に盛り込むことが決定しました。


パンダ君

え!? なんで見直す必要があるの?


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パンダ君、厚生労働省が2015年に掲げた目標より、特定行為の研修が広く行われていないからよ。修了者も少ないしね。


パンダ君

修了した看護師ってどらぐらいいるの??


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実は厚生労働省の目標は2025年に10万人の修了者が目標なのに対して、2年間でまだ583人なんだよねー。


パンダ君

へーそうなんだ・・・それは、大変だね。。なんで目標に届かなかったんだろう?


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うーん、、そうね。理由は2つあるのよ。


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研修機関の負担が重いことだったり、看護師の研修へのモチベーションが上がらないということが理由に挙げられるよ。


パンダ君

そっか、なるほどねー。


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そういうこと!


パンダ君

それは根本から見直さなければいけないね。


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それで、今回の会議で、研修機関の負担を減らすことが話し合われたのよ。


パンダ君

どうやって負担を減らすんだろ?


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まだ分からないけど、「研修を修了した看護師にインセンティブを導入すべきではないか」という案も出たみたいよ。


パンダ君

そっか~。看護師にとって良い方向に流れたらいいね!

 

厚生労働省の目標2025年に向けて特定行為研修の修了者を10万人養成する
約300の施設を特定行為研修を行う機関とする
現状特定行為研修修了者は2015年度・2016年度合わせて合計583人
研修機関の数は40機関にとどまる(2017年3月末時点)

現状はこのようになっています。

厚生労働省は方策として、

  1. 研修機関の負担を減らすために、研修の管理・運営にかかる事務作業の一部を医療関係団体などに委託できるようにする
  2. 看護師が地域で研修を受けられるよう、体制の整備に向けた計画を都道府県に策定させる

ということを提案しました。

特定行為の項目や区分、研修の基準などの見直しについて、今秋から順次検討する方針となり、2018年冬までには結論を出すとみられています。

 

看護師の特定行為研修はなんのため?

看護師の特定行為とは、理解力や判断力、知識や技能が必要とされる、診療の補助の38行為です。

その特定行為の研修を行う理由は以下の通りです。

2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助(例えば脱水時の点滴(脱水の程度の判断と輸液による補正)など)を行う看護師を養成し、確保していく必要があります。

このため、その行為を特定し、手順書によりそれを実施する場合の研修制度を創設し、その内容を標準化することにより、今後の在宅医療等を支えていく看護師を計画的に養成していくことが、本制度創設の目的です。

厚生労働省より引用

研修を修了した看護師は、「手順書」という医師の指示のもと、自身の判断で特定行為を行えるようになります。

 

超高齢化社会に対応するための制度

2025年と設定された背景には、2025年には人口の3人に1人が65歳以上となり、5人に1人が75歳以上とななるという人口推移の調査結果があります。

少子化も進み、医療に携わる人口の減少も考えられます。少ない人数で多くの高齢者の健康を守らなければならないのです。

医師の判断を待たずに一部の診療補助を看護師に任せることで、在宅医療の促進をはかります。

 

看護師が特定行為研修を受けるメリットは?

特定行為研修を受ける看護師のメリットとして、

  • 看護師が行える範囲が広がる
  • 専門的な知識を身に付けることができる
  • 患者へ迅速な対応ができる

などが挙げられます。これらは結果として、看護師のモチベーション向上につながると言えます。

研修を修了することは大変ですが、看護師が得られるものは大きいでしょう。

 

まとめ

特定行為研修制度が開始してから1年半がたったものの、なかなか制度として広がりが見られないことが現状です。

制度の見直しによって特定行為の研修を修了しやすくなる環境となることで、看護師はより責任とやりがいを持って働くことができるのではないでしょうか。

興味がある看護師の方は「特定看護師になるには?研修制度や研修後の給与について」も確認してください。

 

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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