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老人保健施設の夜勤バイトの実態は?現役看護師の実話

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看護師の副業で人気!老人保健施設の夜勤のバイトの実態は?

病院と掛け持ちして夜勤をする看護師がいるほど、夜勤への人気が高い老人保健施設の夜勤。老人保健施設では日勤よりも夜勤をしたいという看護師が多く、派遣でも人気が高いです。

その理由は人によって様々となっていますが一体どのような理由で老人保健施設の夜勤は人気が高いのでしょうか。また、老人保健施設での夜勤はどのような流れで行われるのでしょうか。

このページでは老人保健施設の夜勤の実態についてご紹介していきます。

1.夜勤のバイトが看護師に人気な理由

看護師老人保健施設の夜勤のバイト

老人保健施設の夜勤はなぜ人気が高いのでしょうか。それは主に、後述するような理由が挙げられます。もちろん、ここに書いてあるような良い理由ばかりではありませんが、老人保健施設で夜勤を行う理由として参考になればと思います。

 

(1):労力の割にお給料が高い

1夜勤の給料が、病院よりも高いことが多いのが老人保健施設の夜勤。経験年数にもよりますが、1ヶ月の夜勤で、プラス10万円弱手に入る方もいるほどです。

以下に具体的な夜勤の仕事内容を記述していますが、基本的に老人保健施設の夜勤のバイトはあまり労力を使いません。にも関わらず、多額の手当てがつくということが老人保健施設で夜勤をやることの大きな魅力なのではないでしょうか。

 

(2):老人保健施設の看護師は医療行為が少ない

療養環境である老人保健施設では、病院と違って医療行為を行う機会がとても少ないです。病院だと、日中よりも受け持つ人数が多い上に、何時に点滴を交換して何時に処置をして・・・とやることだらけ。さらに時間に追われてと精神的なプレッシャーは多大なものとなってきます。

しかし、老人保健施設では点滴も処置も夜に時間を決めてやるようなことはほとんどないです。医療行為がないだけでも随分と夜勤の負担は軽くなるものですよね。

 

(3):夜勤が穏やか(暇)であることが多い

前述したように、老人保健施設は療養環境であることから、夜は昼夜逆転していない限りほとんどの人が入眠します。長年生活している方が多いため、病院のようにせん妄となったりすることがなく、比較的静かな夜勤であることが多いです。

そのため、身体的にも負担が少ない穏やかな夜勤であることが多いです。そんな暇な時間を使って普段できないような内職をしている方もいるようです。

 

2.老人保健施設の夜勤には「覚悟」も必要

看護師老人保健施設夜勤の覚悟

前述してきたように、人気の理由がある一方で、やはり夜勤をやる上で覚悟しておかなければならないこともあります。では、どのようなことを覚悟して取り組んでいけばいいのか見ていきましょう。

 

昼夜逆転、徘徊などが多い覚悟を

療養環境であるため、夜間は入眠される方が多い一方、やはり高齢者である以上、昼夜逆転されている方そこそこいます。病院であればベッド柵をしたりいろいろと対策できる一方で、介護施設は療養環境を整えるという目的で、ベッド柵など必要最低限にとどめることが多いです。

また、認知症がある方では徘徊している方もおり、見守りを強化しなければならないという方がたくさんいらっしゃるのも現状です。病院と違って施設では防犯カメラが取り付けられており、モニターで監視ができるようになっているところが多い一方で、我々が予測できないようなことをされるため、注意が必要になるのです。

 

認知症の方は夜の方が元気・・・

老人保健施設は、病院と違って認知度でフロアを分けているところが多く、認知がしっかりとしている方が多い一般棟、認知症の方ばかりがいる認知棟に分けられます。

 

認知棟は昼夜逆転が甚だしい

一般棟であれば夜間はほとんどの方が入眠し穏やかではありますが、認知棟の場合は昼夜逆転が甚だしく、夜の方が元気な人が多いのが現状です。前述した内容ともやや重複しますが、こういったことから夜間の徘徊、突然大声を出したり、違う部屋に入ってしまったりということが起こり、その対応で夜が明けるということも少なくありません。

 

異常時に対応できる看護師は自分のみ

老人保健施設での夜勤は、大体のところが介護職員2人に対して看護師1人の計算です。各フロアに看護師が配置されている施設は実は少なく、何フロアかをまとめて1人の看護師が見るというところが多いです。

 

ポイント!

ポイント

医療的な行為が必要な異常事態、急変などの対応は基本的に自分が主体、もしくは1人で行わなければなりません。このような理由から、老人保健施設で夜勤のバイトをするためにはある程度の知識や技術が必要となります。詳しくは老人保健施設での看護師スキル!急変・救急対応で看護スキルが試されるを参照ください。

 

3.老人保健施設での夜勤スケジュール

老人保健施設夜勤の動き

それでは、老人保健施設の夜勤のスケジュールを紹介していきたいと思います。看護師が実際に行うべきことも併せてご紹介していきたいと思います。

また、施設によって内容は微妙に変わってくるので、大体このようなものであるという認識で見ていただければと思います。

 

出勤・情報収集

出勤後にまず日中や、自分の出勤していない時の情報収集を行います。また、夜や就寝前の内服薬を確認したり仕事に必要な物品を揃えておいたりします。

 

日勤者からの申し送り

日勤者から申し送りを受け、日中の様子を確認します。主に、介護職員が申し送りますが、気になることがあれば、このタイミングで看護職員にしっかりと質問しておくと良いかと思います。

 

介護職員と協力して夕食準備

夕食に向けて、食堂の準備をします。介護職員と協力して、おしぼりやエプロンを配ったり、利用者さんの誘導を行います。また、内服薬の配薬、食前薬の内服介助、インスリン注射を施行します。

 

夕食の配膳

介護士とともに夕食の配膳を行い、食事の介助を行います。夕食の記録などは介護士がつけてくれることが多いです。

 

夕食後片付け

空いている食器の下前や、エプロンの片付けなどを行います。病院だと看護師が携わるような口腔ケアなどの介助は、基本的に介護士が行うため、看護師は片付け後は、認知症を患っていたり、ふらつきがあるなど介助が必要な利用者さんの見守り等に徹することが多いです。

 

利用者のバイタルチェック

老人保健施設は基本的に病院のように全員のバイタルサインを取ることもなく、バイタルサインチェックは必要最低限となります。

そのため重症であるなど、医療的な観察が必要な方のみバイタルサインをチェックします。

また、病院のように医師が夜にいないため、看護師の知識をフル活用し、何か異常がある場合は、電話で医師に報告し、指示を仰ぎます。

 

就寝前の薬の内服介助

就寝前の薬の内服介助をします。病院と同様で特別なことはありません。

ただ、老人保健施設ということで、高齢者が多いため、配薬に回った頃にはすでにみんな眠っていたということもあり得ます。

 

休憩

大体の施設が看護師の仕事がひと段落する配薬終了後に食事休憩を与えているところが多いです。

 

利用者の記録

ここまでの利用者さんの様子についての記録をとっていきます。休憩前にまとめてやってしまう方もいるため、記録のタイミングは人それぞれのようです。

また、書き終わらなくても他の業務の合間にやってしまうという方もいるため、空いている時間を見つけて行っていくと良いのではないでしょうか。基本的に空き時間が多いのに、記録量が少ない為、他の記録や、自分の別の仕事にこの時間に着手する看護師が多いようです。

 

消灯

病院と違い、療養の場であることから、消灯時間は遅いところが多いようです。しかし、前述した通り、高齢者ばかりなので、だいたい消灯する前に皆眠ってしまっていることが多いようです。

 

オムツ交換を介護士と一緒に回る

夜勤は日勤帯と違って介護士が2人しかいません。そのため、オムツ交換は一緒に回らないと終わりませんので、オムツ交換は看護師も回る施設もあるようです。

しかし、施設によっては、看護師が全くオムツ交換をしなくて良い施設もあるため、それも施設によりけりとのことです。

 

仮眠のための休憩

仮眠休憩に入ります。

病院と違って、ギリギリまで休んでいてもそれほど大きく支障もない上に、休憩時間ぴったりに入れるところがほとんどなので、かなりゆっくりと休息をとることができます。

 

経管栄養注入を行う

朝方、経管栄養の利用者さんに経管栄養注入を行います。一緒に勤務している相手がコール対応等している場合は、自分1人で体位交換をしなければならないため、力に自信のない方は、先に手伝ってもらって体位のみ整えておくと良いでしょう。また、複数人を1人で行うため、時間の配分を考えておくことがポイントとなります。

 

申し送りしたい人のバイタルサインチェック

夜間の様子で気になった方や、申し送りたい人のバイタルサインをチェックします。また、病院と同様に、その日に退所する利用者さんの分もバイタルチェックを行います。

 

利用者さんの見守り・朝食準備

朝になると、介護士たちがオムツを交換して、利用者さん達を起こし始めるため、起きてきた利用者さんの見守りをするのがこの時間です。起きてきたばかりでふらつきが強い方が多いため、転倒などの注意が必要となります。

また、整容の介助などを行いつつ、朝食の準備も行っていきます。

 

朝食介助

夕食同様、朝食の介助をします。基本的に皆まだまだ夢見心地であるため、誤嚥のリスクが高まっている時間ですので、慎重に行っていきます。ここでの記録や口腔ケアも介護士の仕事となるため、看護師はあまり介入することがありません。

 

日勤のスタッフへの申し送り

日勤のスタッフへの申し送りを行います。

基本的には介護士が申し送りをするため、看護師はバイタルを測ったなど医療的に携わった方の必要最低限の情報のみ申し送りをします。

 

片付け

夜勤中の自分のやり残したことや、朝食の残り、記録などを片していきます。

 

退勤

このように、老人保健施設で働く看護師は介護士の介助をしつつ医療面をみていくという形になります。

ここに書いた内容よりももっと介護士に任せて医療的なことしかやらなくてもいいという施設もあるため、細かい業務内容は施設によって。ということになります。

 

まとめ

繰り返しになりますが、医師が常駐していない時間であるため、看護師の技術や知識が頼りになります。また、介護士も人数が少ない分、看護師が介護士の仕事を手伝う場面が増え、しっかりと両職種コミュニケーションをとることが必要となります。

病院より体力、精神的な負担が軽い上に賃金の良い老人保険施設の夜勤。もちろん、良いことばかりではありませんが、夜勤バイトなどで兼業している方にはありがたいバイト先となっています。老人保険施設での夜勤を検討している方はぜひ一度参考にしてみてください。

 

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:介護老人保健施設(老健)


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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年03月25日)

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