準備はできた?もうすぐ先輩看護師になる(新人)看護師の心構え5つ

新人看護師 2年目

新人看護師時代は、わからないことが多く、学ばなければいけないことも山ほどあります。しかし、毎回先輩看護師のお伺いを立てたり怒られたり、自信をなくすことも多く、早く自立したいと思ってしまうこともあるのではないでしょうか。

そんな新人看護師時代ももう終わり。病院はそろそろ来年度の新人看護師を向かえるための準備をはじめる頃です。2年目の先輩看護師となるみなさん、心構えはできていますか。

1.今までが嘘のように先輩看護師の対応が変わる

これが2年目?今までが嘘のような先輩の対応

1年目は、まだ看護技術や知識が未熟なため、1人で患者さんの看護をすべて受け持つということはほとんどありません。

吸引をするときも、点滴をするときも、どんな看護であってもまずは先輩からOKがもらえるまで一緒についてきてもらって、手技の確認、指導を受けるものです。

 

1年間は先輩看護師がつきっきりで教えてくれる

OKがもらえても先輩看護師に声をかけてから実施したり、病院によっては1年間必ず先輩と2人1組で患者さんを受け持つというように徹底した指導をおこなう病院もあります。

 

理不尽な経験のありがたみが分かる

先輩がついているからこそ、誰かに側で見ていてもらえる、わからなければすぐに教えてもらえるという環境も最初はよくても半年を過ぎて少しずつ看護師として動けるようになってくると煩わしく感じてしまいます。

たまたま必要物品を忘れたことで、こっぴどく指導されたり、他の先輩たちが普通にしていることと同じようにしたら注意されたという理不尽な経験をすることもあります。しかし、2年目になるとそれがどれだけあり難い環境であったかを実感することになります。

 

困った時に頼れる先輩がそばにいなくなる

後輩が入社してくると、今まで自分たちを指導してくれていた先輩たちは後輩の指導に忙しくなります。入社したての数ヶ月は尚更です。そのため、自立できていると判断された看護技術や医療処置に関しては、1人で対応することになります。

困ったときには振り向けば助けてくれる、自信があったことでも実際に間違っていれば指摘してくれる、そんな風にいつも側にいた先輩がいなくなるのです。

 

ポイント!

ポイント

もちろんまだ2年目ですから、困ったことがあれば先輩に聞いたり指導を受けてもいいのです。しかし、側にいない、1人で患者さんの元へ向かうという不安と責任は想像以上に重く感じるのです。

 

2.後輩看護師が指導を受ける様子から自分も学ぶ

後輩が指導を受ける様子から学ぶ

後輩ができると、独り立ちしなければならない不安もありますが、やはり後輩ができるということは嬉しいものです。まだまだ未熟な自分でも、少し先輩たちのような看護師に近づけたような気持ちになります。

しかし、その先輩たちに近づくということは、自分も近いうちに後輩を指導する立場になるということです。それに、慣れてきたからこそ忘れてしまうこともあります。だからこそ、後輩が指導を受ける様子から学ぶこと、初心を思い出すことを心がけましょう。

 

自分も指導されていたことを思い出した

私が2年目になってすぐ、後輩が指導を受ける隣で患者さんの胃ろうの管理をしていたときのことです。何度も繰り返してきたことなので、特に何も考えずに手を動かしていました。

 

自分は根拠を考えて患者さんのケアをしているのか

様子を見ながら先輩が「来年にはああやってひとりでやらなきゃいけないよ!どうして挙上するのか、どうして滴下を計算しなきゃいけないのか、ちゃんと根拠がわかってなかったらいつまで経ってもできないよ?」と後輩に厳しく指導していたのです。私は、自分も同じように学習が足りなくて指導されたことを思い出したと同時に、本当に自分は根拠を考えて患者さんにケアをしているのかと考えました。

 

慣れてきた時が一番怖い

正直、慣れてしまい、これはこうするものというルーチン業務のようになってしまっていました。患者さんや状況が変われば、いつもと同じでは通用しません。それを忘れていたのです。

もし、あのとき後輩が指導を受けるところにいなかったら、私はいつか慣れているはずのケアでインシデントをおこしていたと思います。

 

2年目以降こそ慣れに甘えない

他にも、一行為ごとに先輩に何度も確認しながら実施していたり、些細なことでも報告したりする後輩の様子を見て、自分は慣れというものに甘えてちゃんとできていなかったことに気づきました。

 

ミスのないように意識を集中する

新人の頃は、患者さんに関わることすべてが不安で、だからこそミスのないように意識を集中していました。その不安は2年目では患者さんを看護するという不安ではなく、先輩がいないということへの不安になってしまっていました。

慣れはよい面もたくさんあります。しかし、そこに命を預かることの責任と怖さを忘れてはいけないのだと改めて思い出すきっかけになりました。

 

3.次は自分が教える立場になる

次は自分が教える立場になる

先輩になるということは、これからは後輩に指導する立場になっていくということです。新人時代は、覚えること、身に付けること、また先輩方との関わり方でいっぱいいっぱいだと思います。

それでも、少しずつできることが増え、日が経つにつれて学んだことを自己流へと変容させていきます。それが患者さんそれぞれに合わせた個別性であればよいでしょう。しかし、変容させる段階で本来の目的や根拠を見失ってしまうこともあります。

 

自分が学んできたことを理解し深める事が大切

私たちが先輩から学び、患者さんを看護していたのと同じように、後輩も私たちが教えたことを基に患者さんを看護するようになります。そしてまた、後輩が後輩に教えていくのです。

それがもし、目的や根拠に沿ったものでなかったら私たちも、私たちから学んだ後輩たちも患者さんへよい看護を提供できなくなってしまいます。だからこそ、自分が学んできたことを改めて理解し深めておくことが大切なのです。

 

4.残り数ヶ月、新人看護師時代にしておくこと

残り数ヶ月、新人看護師時代にしておくこと

私が2年目になるためにしたことは、入職当初から使用してきたメモ帳、勉強会の資料、自分で作成したノートなどを一から見直すということです。その頃わかっていなかったことが、今ではわかるようになっているものもあれば、未だに解決できずにいるものもありました。

しかし、なかなか解決できなかったものでも、約1年たくさんの指導を受け、自分でも学習してきたことで、それほど時間をかけずに答えを見つけることができました。

また、先輩との関係性が築けていたことで、時間を見計らって質問することもできました。

 

自分が自信のない看護技術や処置を書き出す

もう一つは、あまり経験できなかったものも含めて、自分の自信がない看護技術や処置を書き出したのです。2年目になれば、新人看護師が優先的に新しい看護技術や処置を見学、実施し身につけていきます。そのうち、いくら経験が少なくても、自信がなくてもできるものだと判断されてしまいます。

しかし、それではいつまで経ってもできないままであり、自信がないまま患者さんに向かうことは、重大な事故につながる恐れもあります。

 

書き出した処置を先輩に指導してもらう

私は、書き出した看護技術、処置を先輩に見せ、自信が持てるよう改めて指導してもらいました

また、このことを先輩方も覚えていてくださり、なかなか経験できなかった検査などでは、2年目に入ってから新人さんが見学するときに声をかけてもらい、一緒に指導してもらうこともできました。

 

ポイント!

ポイント

2年目だからといって何もかも独り立ちしなくてはならないわけではありません。自信がなければ、指導を仰いだり一緒に実施してもらうこともできます。

しかし、それを声に出さなければなかなか気づいてもらえないものです。だからこそ、2年目に入る前に準備をしておくことをおすすめします。

 

5.自分の経験した1年目を後輩に伝えていく

自分の経験した1年目を後輩に伝えていく

みなさんは先輩でありながら、新人看護師に一番近い存在でもあります。同じようなことでつらい思いをしたこと、苦しい思いをしたこと、嬉しく感じたことなどもまだ最近のことです。

だからこそ、新人看護師の気持ちを理解しやすいのです。

 

自分ならではの新人時代の過ごし方をアドバイスする

新人看護師からすると、つい最近まで自分たちのように新人だった先輩が、3年目、4年目の先輩方と並んで働いている様子を見て自信を持つこともあれば、1年後の自分を想像して「今こんなに怒られてばかりで大丈夫なのか?」と心配になることもあると思います。

その新人看護師に自分ならではの新人時代の過ごし方をアドバイスすると、きっと頑張れると思います。

 

同じ経験をしてきたことを伝える

私も新人時代に、「何でこんなに毎日怒られるの?」と悔しく看護師としての楽しさを見出せずにいたことがありました。そのとき、1年上の先輩が「私なんて1時間に1回は怒られてたんだから。でも、そのお陰で看護師っぽくなったでしょ」と休憩時間に笑わせてくれたことがありました。

大げさに言っていることもあるかもしれませんが、「自分だけじゃない、先輩のように動けるように頑張ろう」と思えたのも事実でした。

 

小さな情報でも後輩に伝える

先輩は「○○さん、怖いけど本当はすごくいい人だよ」、「それは、私はこの参考書で勉強したよ」といろんな情報をくれました。

その一つ一つは小さな情報かもしれませんが、それがあったから安心できたり、前向きになれたこともたくさんあり、先輩のお陰で新人時代を乗り越えていけたのだと思っています。

 

自分が実際に経験したことは伝えていける

2年目になり、後輩ができると私も同じように後輩に声をかけていました。後輩が怒られて落ち込んでいる様子を見て1年前の自分と同じだと思ったからです。

2年目はまだまだいろんなことを学ぶ途中で、1年目の新人看護師に指導できるほどの知識や技術はありません。しかし、自分が実際に経験したこと、体験したこと、感じたことは伝えていくことができるのです。

 

まとめ

みなさんにとって、1年目はどうでしたか。そして、先輩方はどう見えましたか。1年目にしか経験できないこと、そして1年目だからこそあった安心感を忘れないでください。

また2年目にしかできない経験をするために、2年目だからこそ出てくる不安に向き合うために、少しずつ準備をはじめていってくださいね。

azuki

【東京都/30代前半・資格:看護師】

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しながら、皆様に独自の視点での役に立つ転職情報を配信していきます。

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