新人看護師がやる気を無くす理由とやる気を出させる5つのアプローチ

新人看護師 やる気

職場の中に全然やる気のない看護師さんはいませんか。

それは年齢を問わずいると思いますが、新人の看護師でやる気がなく働いていたらこの先の看護師人生つまらないものになってしまいます。

やる気のなさが仕事のそのまま出てしまい患者に迷惑をかけてしまうこともあります。

先輩看護師として、少しでもやる気を持ってもらうためにどのような言葉かけを行えばいいのかを紹介したいと思います。

 1.新人看護師のやる気がなくなってしまう5つの理由

新人看護師のやる気がなくなってしまう5つの理由

どうしてやる気がなくなってしまうのかを見ていきましょう。細かく説明していきたいと思います。

 

(1)看護師の仕事内容がイメージと違ったから

看護師の仕事は、病気で苦しんでいる患者の支えになってあげて、退院するときには笑顔で自宅に帰っていくと思っていたら、クレームは言われるし、退院もできず状態が悪化してしまい、最悪は亡くなってしまうこともあります。

 

看護師のイメージと仕事内容がかけ離れている

看護師のイメージは白衣の天使というくらいですから、綺麗で清潔なのだろうと思っていたら排泄介助を行ったり、すごい傷を見たり、手術室では内臓を見たり、正直倒れそうな仕事をしなくてはなりません。

自分の思っていた看護師のイメージとはほど遠く、現実を突きつけられてしまいます。そういうことが起こってしまうと「こんなはずではなかった。」と落胆してしまいやる気がなくなってしまうことが多いのです。

 

患者を1日7人~10人持つため大変

仕事の内容も検査出しであったり、医師の回診についたり、点滴を交換、患者の保清介助、バイタルサインなど時間に追われてしまいます。そういった患者を1日7人~10人受け持つのですから大変です。

ゆっくり患者と話をできる時間もなく、患者の方が気を使って看護師さんに話しかけない、お願いできないという現象が起こってしまったりしています。

 

ポイント!

ポイント

想像していた患者を支えてあげるところからほど遠く、逆に患者にあなたが支えられてしまっている状態になっていますよね。そういった現実もやる気をなくしてしまう1つの要因と言えます。

 

仕事になると全て自分の責任になる

看護学校にいたときは、実習で楽しくできたという人も、実際看護師になり病院で勤めるようになるとこれもまたギャップを感じてしまいます。

実習中はできる看護業務が決まっていましたし、学校の先生や実習担当の看護師さんが一緒に見たりついたりしてくれていたので守られていた部分がありますが、仕事となるとあなた自身の責任になってしまいます。

 

学生気分が抜けない看護師はギャップについていけない

基本はあなたの担当はあなたが考えて対応していかなくてはなりません。もちろん相談はのってくれると思いますが、助けてくれるかどうかはまた別です。

学生気分がなかなか抜けない新人看護師さんはそのギャップについていけなくてやる気をなくしてしまうこともあります。

 

ポイント!

ポイント

人それぞれ看護師に対するイメージはあると思いますが、あまりにも理想と現実がかけ離れているとショックになってしまいます。

 

(2)日々勉強することが多くて疲れてしまうから

看護学生時代に学校で学んできたものは知識として重要ですが、現場でのことは学校で習ったものだけでは足りませんし、むしろ新たに勉強をしていかなければなりません。

さらに、病院勤務では定時で上がれることが少ないため残業をして帰宅時間が遅くなった中で自宅学習をしなくてはなりません。そして、病院内でも勉強会を行なってくれますが時間外に行うところがほとんどですので仕事もして、勉強もして身体が疲れてしまいます。

 

勉強しなきゃという焦りが疲れになる

勉強をして少しでも知識を得ていかないと理解できないので自分が苦労しますし、先輩にも注意されてしまいます。そして、一番迷惑をかけてしまうので患者に対してですよね。

そうなってはいけないので一生懸命勉強をしなきゃと気持ちが焦ってしまい精神的にも疲れが出てしまいます。そこをうまく発散できればいいのですが、できないと精神的に病んでしまったりして仕事に行けなくなってしまうこともあります。

 

ポイント!

ポイント

覚えることもたくさん、医療用語もたくさん、検査項目も、薬も何もかも頭に入れなければならないのでパンクしちゃいますよね。これもやる気がなくなってしまう原因ではないかと思います。

 

(3)日勤や夜勤があり生活が不規則になってしまうから

病院は24時間営業です。日勤も夜勤もこなさなくてはなりません。だいたい夜勤はつきに4~8回程度で15時頃から次の日の9時近くまで仕事をします。

もちろん間で休憩はありますが、急変患者がいたりすると、ろくに休むこともできず何十時間も通しで仕事をしなくてはならない日もあったりします。

 

病院の夜勤は日勤のように忙しくない

夜勤は日勤のように時間に追われてバタバタすることはありません。しいて言えば一番忙しい時間としたら、朝の採血やバイタルサインの測定、食事介助などで若干バタつく程度です。

仕事内容的には夜勤はそんなに大変ではありませんが、生活パターンが不規則になるので体調が悪くなってしまったり、食事の時間も夜間に食べたりしなくてはならなくなるので体重が増えてしまったりします。

 

ポイント!

ポイント

夜勤をやることで不健康になってしまうこともありますし疲れも取れなかったりします。だからといって運動をしたくても時間がないなど、プライベートもなんだか疲れて何もしたくないと思ってしまうこともあります。生活が不規則になることで気持ちが落ちてしまうこともあるのです。

 

(4)先輩看護師との人間関係がうまくいかないから

新人看護師は先輩看護師との人間関係で悩むことが多いです。先輩看護師にもいろいろな人がいます。優しく指導してくれる人もいますが、厳しい言葉を投げつける人もいます。

もちろんあなたが一人前の看護師になってもらうように先輩看護師も一生懸命なのもありますが、理不尽に冷たい態度をとられ、挨拶をしても無視する看護師も残念ながらいるのが現実です。

 

同期と励まし合える関係でないと大変

耐えられなくなってしまいモチベーションがさがってしまいやる気がなくなってしまうこともあります。同期の存在も大きく、共に励ましあっていける関係であればいいのですが、変にライバル心を持たれてしまって敵対心むき出しになってしまうとなかなか付き合うのも大変です。

退職理由の中で上位に挙がってくるのもこの人間関係がうまくいかないということがあります。

 

ポイント!

ポイント

仕事がいくら忙しくても、人間関係がよい職場だと離職率が低いということも聞きます。それだけ人間関係は重要なのですね。

 

(5)もともと看護師になりたくなったから

これは究極な理由なのですが、中にはこういう気持ちの人もいると思います。

高校が進学校で絶対進学しなくてはいけなかったので看護学校を取りあえず受けたら受かったので看護師になったとか、親が医療系の仕事をしているので強制的に行かされた、資格も取れるし、給料もいいのでとりあえず看護師になってみたなど、自分としては特に看護師になりたいと思ってやったわけではないけどとりあえずといった人はもともとやる気はあまりないので適当な気持ちなのかもしれません。

 

目標を持って仕事をしていないとやる気はでない

人を扱う仕事ですので適当に仕事はできませんからある程度人並みに仕事はしますが、スキルを上げ、なにか目標をもって仕事をしているわけではないので日々の業務が終わればそれでよしという気持ちなので、やる気はでませんよね。

新人のころからこの気持ちで入ってしまうとずっとこの気持ちのまま働く可能性があります。

 

ポイント!

ポイント

少しでも軌道修正をしないとある程度知識や技術を習得したときに手抜きをする看護師もいます。このようなことがあることでやる気を失っていたり、もともとやる気がなかったりします。

 

 2.やる気のない新人看護師の心に響く5つのアプローチ

やる気のない新人看護師の心に響く5つの言葉

どうしたら少しでもやる気を持ってくれるのか。先輩看護師さんにお勧めする5つの言葉を教えたいと思います。是非参考にしてみて下さい。

 

(1)新人看護師の存在を認めてあげる

新人看護師であることで、何もできなかった。患者の役に立たなかったとしてもクレームが出たとしても、あなたが担当であったことで患者が元気に退院したのだということを伝えてあげましょう。クレームを言えるくらい親しみがあったのでしょう。

患者だって遠慮してなにも言えない看護師がいる中、本音で話してくれたのですからそれだけ患者はあなたに対して気を許したのです。それをプラスにとって次に生かしていけるように声をかけてあげましょう。

 

患者は新人看護師が居たことで支えられた

状態が悪くなってしまったとしてもそういうときにあなたがいたことで患者は支えられたと思うし、一生懸命かかわったことに関しては変わりないのですから。

その言葉でモチベーションを上げてあげましょう。そして、あなたの経験談あったり体験談も含めて話してあげたりすると、参考になってさらにやる気につながることでしょう。

 

ポイント!

ポイント

簡単な一言でもいいので声掛けをすることを意識つけてやってみましょう。

 

(2)新人看護師の日々の努力を褒めてあげる

新人看護師は失敗をしたりできないことがたくさんあると思います。ですが、絶対どこかで努力はしていますのでそこは褒めてあげましょう。

例えば、自宅で自己学習をしていたものをみたら「家でやってるの?よくやってるね。」と話したり、どんなことをしているのか見せてもらって助言してあげたりするのもいいです。

 

新人時代に努力したものは必ず身になる

勉強した症例に対して新人看護師が対応できた時には勉強して理解できたのだと伝えてあげましょう。そして、努力したものは必ず身になることも同時に伝えていってさらにステップアップできるようにモチベーションを高めてあげましょう。

なかなか努力していることを理解されることも褒められることも少ないと思うので、そこに気づいてあげられる先輩こそ信頼を持ってもらえますし、新人看護師も成長します。

 

ポイント!

ポイント

お互いいいことがあるのでぜひ、頑張っていることは褒めることをしてみてください。

 

(3)浮かない顔をしている時にさりげなく声掛けをする

何気ない一言って案外うれしいものです。なんか浮かれない顔している相手に「どうしたの?なにかあった?」と一言声をかけるだけで少し救われた気持ちになる経験ありませんか。

自分のことを気にしてくれている人がいるってとても心強いものですよね。そういうさりげない声掛けができる先輩になると新人看護師は安心して働くことができます。

 

いつも気にしているという気持ちで声をかける

自分自身が新人だったころ、右も左もわからず勉強も追いつかなくて先輩には注意されるし、患者や家族からも色々言われて凹んでしまったことありませんでしたか。

そんな時、同僚や先輩看護師からの一言で元気をもらったり、やる気になったりしたと思います。その気持ちを今の新人看護師さんも思っているのです。今度はあなたが助けてあげる番。いつも気にしているからという気持ちで声をかけてあげてください。

 

ポイント!

ポイント

もしかしたら、相手から悩みを打ち明けてくれたりするかもしれません。そしたらぜひ一緒に考えてあげてください。それが解決できたら一緒に喜びましょう。気持ちを共感できる相手になってあげることによって新人看護師さんは大変救われると思います。

 

(4)新人看護師が失敗したときも味方になる

なにか失敗してしまったときに責めるのは簡単です。ですが味方になってあげるのも大切なことなのです。間違えた行為をわざとすることはないと思いますし、失敗したことに反省しているのも本人が一番わかっていることです。

そこにさらに責め立てるようなことをすると「私だって間違えてしまったことは分かっているのに、どうしてそんなに責めるの?」逆にモチベーションを下げてしまうことになります。

 

失敗について一緒に考え次の行動を話し合う

まずは間違えて起こってしまった事柄について、どうしてそうなってしまったのかを振り返り、そこでどうすればよかったのかを考えます。そして結論が出たときには次から注意していくようにしていけばいいのです。

そう、一緒に考えて次の行動を話し合うことが大切です。あなたが悪いと見捨てるのではなく、わたしはあなたの味方だから一緒によくなかったことを考えましょうという態度で接することによってモチベーションは下がらず、次は絶対失敗しないように頑張ろうとやる気を持ってくれると思います。

 

ポイント!

ポイント

同じチームで働いている仲間なのですから、敵になるのではなく、味方になってあげましょう。

 

新人看護師の話を聞いてあげよう

人間関係でうまくいっていない人がいるなら、どこがうまくいかないのか話を聞いてあげてみましょう。新人看護師さんはなかなか先輩の愚痴を言えません。そこを話してもらうためにはあなた自身も誰にも言わないようにしてあげなければなりません。

あなたが誰かに話してしまってその新人看護師の耳に入った時点で一気に信頼関係はなくなりますし、やる気も無くなり最悪やめてしまう可能性もあるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

人の愚痴を聞くときには、誰にも言わないであげましょう。ダラダラ聞く必要もありませんので、なにかアドバイスがあれば助言するくらいにしておいた方がいいです。あまり深く話を聞いてしまうとあなた自身の時間も無くなってしまいます。適度な対応をしてください。

 

(5)看護師の仕事は良いものだと思ってもらう

看護師になりたくなくて就職している人も中にはいると思います。

ですが、看護師の仕事が楽しいとかやりがいがあると思えば、看護師の仕事も案外いいものだと思ってくれると思います。

 

仕事の良さを分かってもらう必要がある

仕事の良さを分かってもらう必要があると思います。とても難しいことかもしれませんが、一人一人の患者との信頼関係を築きながらいろんな経験をし、自分に合った診療科に進むのもいいですし、病院以外の看護師の仕事もたくさんあるのですからそういった職種を教えてあげてもいいですし、ここで無理に働く必要はないことを思い切って伝えてしまってもいいと思います。

 

興味を持った勉強会に参加させてあげるのも良い

なにかのきっかけで看護師の仕事が楽しいと思ってもらえればいいのですから、そういう知識を教えてあげるのもいいですし、なにか興味を少しでももった勉強会に参加させたりしてあげるのもよいかもしれません。

 

逆に厳しいことを言ってしまうのも良い

逆に厳しいことを言ってしまうのもいいかもしれません。

新人のうちにそんな気持ちでやってしまうと、どういうことが目的で看護師になったのかわかりませんがのちのち苦労をするから、理由はどうであれ今はしっかり技術を習得し、勉強をしていかないといけないことを伝えてもいいと思います。

 

新人看護師の性格を見極めてからアドバイスする

どのような言葉かけをするかはその人の性格をしっかり見極めてから言わないと悪い意味で捉えてしまう可能性があるので注意が必要です。

看護師になりたくなかった人にいいものだと理解してもらうのは時間がかかると思います。ですが、それが分かってもらえたらあなたも相手もプラスになる事は間違えないと思います。

 

ポイント!

ポイント

理解してもらうのは難しいですが、新人看護師にゆっくり理解してもらえるように努力してみましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。やる気のない新人看護師に少しでもやる気を持ってもらうためには、あなたの係わり方が大変重要になってきます。

近すぎても離れすぎてもいけない微妙な距離感を保ちつつ、一緒に色々と考えたり話し合ったりしていく必要があります。

負担になると思いますが、あなたにとってもいい勉強にもなりますし、後輩指導といった部分ではあなた自身もスキルアップできると思います。

そして何よりあなたにたいしての信頼度が増すと思うのでぜひ大変かと思いますがかかわってあげてほしいと思います。新人の頃にしてもらった事って何十年経っても忘れないものですよ。

新人看護師の経験したなかにあなたとの係わりがずっと残ってもらえるようにしていけたら素敵ですね。ぜひ頑張ってみてください。

くるみん

【東京都/30代後半・資格:看護師、介護支援専門員】

元々体育の先生を目指して高校まで頑張っていたのですが、ボランティアを通して人を助ける仕事に就きたいと思い、看護師になりました。これまで病院では救命病棟から外来まで、そして今は特別養護老人ホームと障害者施設で働いている(シングル)ママさんナースです。介護支援専門員の資格も持っています。いろいろなジャンルを見てきたのと、現在管理職として働いていること、そして子供がいても無理なく働けるノウハウをみなさんにも教えていけたらと思います。看護師という仕事はとても幅広く働けます。自分にあった「看護師としての働きかた」を見つけられるようにアドバイスしていけたらと思っております。

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