地域密着型病院で働く看護師のメリット・デメリット

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一般病院や総合病院では現在、地域密着型を売りにしている病院が非常に増えてきています。転職活動や就職活動時に「うちの病院は地域密着型の病院です」なんていう言葉を言われたことのある人も多いのではないでしょうか。

近頃では大学病院など紹介状なしではかかれないような病院でさえもホームページを見ると地域密着型を目標にしていますと書かれているほど、地域密着型の病院というのが現在の病院のスタイルとなってきているようです。

しかし、地域密着型の病院は働いている人にとってどのような影響をもたらすのでしょうか。今回は地域密着型の病院で働くことのメリットとデメリットについてご紹介していきたいと思います。

1.地域密着型の病院で働くメリットについて

地域密着型 病院 メリット

まずは、地域密着型の病院で働くとどのようなメリットがあるのかを考えていきたいと思います。地域密着型の病院というくくりにしているため、総合病院、一般病院を含んで考えていきたいと思います。

 

患者や看護師同士がフレンドリーなところが多い

地域密着型という言葉通り、患者の多くは近隣の住民であることが多いです。また、地域密着型の病院で働く看護師も病院の立っている地域から来ていることが多いです。そのため、患者同士や看護師同士が非常にフレンドリーである場合が多いです。

 

地域のお得な情報を教えてもらえる

近所での井戸端会議のようにどこのお店は安いとか、どこのお店の食べ物は美味しいだとか何気ない会話が日常的にできるのが地域密着型の病院ならではなのかと思います。特に、高齢の患者はその地域に長く住んでいるという人も多いため、昔ならではの、長年住んでいても知らないようなお得な情報を教えてもらえることも。

 

ポイント!

ポイント

患者と看護師の距離が近く、それがただ近いのではなく近所の友人のような気さくさでいられるのが大きなメリットかと思います。

 

学生を相手にするのが好きな看護師にはおすすめ

地域密着型の病院のもう一つの特徴は、看護学生だけでなく地元の中学生や高校生など学生が多く出入りすることです。大学病院など地域密着型ではない病院は基本的に自分の大学系列の実習生または、看護の専門学校に通学する実習生やインターンシップの学生しか受け入れない傾向にあります。

 

漠然と看護師になりたいと考える学生も積極的に受け入れる

地域密着型の病院では中学校の職業体験や高校生の看護体験など、看護師になりたいと漠然と考えている学生も積極的に病院内に受け入れます。そのため、働いていると中学生や高校生の相手をすることも自然に増えていきます。

 

中・高生の存在によって自分の初心を思い出す

これから資格をとるための看護学生には患者との接し方や学問の上でも少し厳しく接してしまうこともありますし、なぜできないのか、なんていうストレスも感じてしまいがちですが、中学生、高校生のような病院とは何かということを学びに来ている学生を見ると、自分の初心を思い出し、また頑張ろうなんていう気持ちにもなることができます。

 

近隣学校のボランティアも積極的に受け入れる

近隣の学校からのボランティアを積極的に受け入れるのも地域密着型の病院ならではの特徴です。実習受け入れ病院よりも学生が病院内にいる期間が多いため、学生に何かを伝えたい、学生と関わるのが好きだという看護師にはお勧めの病院となります。

 

地域の行事に参加することが多い

地域密着型ということだけあって地域の行事に参加する機会はかなり多いです。例えば地域の夏祭りの出店だったり、地域の避難訓練などの催し物で病院として健康相談のブースを作ってほしいなどその依頼は様々です。

 

地域行事への参加を勤務の一環として扱ってくれる

地域密着型の病院を掲げている多くの病院は地域の催し物に参加するのも仕事の一つと考えてくれている場合が多いので、地域の行事への参加を勤務の一環として扱ってくれます。

「とにかく医療行為をしたい」「患者さんと接したいのに」という看護師にとってはデメリットとなるかもしれませんが、お金をもらいながら地域のお祭りに参加し、地域の人と触れ合えるということはある意味メリットなのではないでしょうか。

 

2.看護師が地域密着型病院で働くデメリットとは

看護師 地域密着型病院 デメリット

次は地域密着型の病院で働くことのデメリットとは何か、ということを考えていきたいと思います。地域密着型の病院でデメリットだと感じていることはあるのでしょうか。

 

プライベートでも患者に会ってしまう

メリットとして患者とフレンドリーな関係となれるなんていう話はしたものの、仕事中とプライベートはやっぱり分けたいものだと思います。特にプライベートの時間に声をかけてほしくない看護師は多いはずです。地域密着型の病院ですと前述したように患者も看護師も病院から近距離の場所に住んでいる場合が多いです。

 

ポイント!

ポイント

プライベートの時間、買い物をしていたら患者やその家族にばったり会ったなんていうことも少なくありません。

 

プライベートでも患者からところかまわず話しかけられる

患者やその家族にとってはプライベートなど関係なくいつでもどこでもあなたは「看護師」なわけですからところかまわず話しかけてきます。普段は忙しそうにしていて話をすることを遠慮している人も多いため、ここぞとばかりにいろいろと質問される場合もあるでしょう。

 

プライベートの時間も周囲に気を配る必要がある

なかには今後の治療方針について教えて欲しい、なんていうこと相談された経験のある看護師もいるそうです。プライベートの時間でも周囲に気を配らなければならないのが地域密着型病院で働くことのデメリットではないでしょうか。

 

他の地域からの患者に戸惑うことがある

地域密着型の病院とは言え、全員が全員その地域から病院に足を運んでいるというわけではないはずです。中には救急車で運ばれてきたらたまたまこの病院だった、この病院に名医がいると聞いて県外からやってきたなんていう患者もいるわけです。

 

地域ごとの患者の特徴を掴むと良い

多くの患者と接している看護師なら分かると思いますがその地域ごとに患者には特徴があります。工業地帯に住んでいる人、先祖代々の土地を受け継ぎながら住んでいる人、郊外に住んでいる人、新たな都市計画が進められている地域に住んでいる人。

これらの住居環境は患者として考えなくても例えばお店に行った時の店員さんの対応などで違いが何となく分かるのではないでしょうか。

 

病院でも地域の特性が患者の特徴として現れている

同様に病院でもその地域の特性が患者の特徴として現れているため、病院の立っている地域によって患者には特徴があります。そのため、病院の立っている地域とは違う地域から患者が来ると性格特性がつかめず関わりに苦労したり、普段の対応が思わぬクレームに繋がってしまうなんていうことも考えられます。

 

ポイント!

ポイント

いろいろな地域から人が集まる病院と違って地域密着型の病院で働く看護師が苦労するのがこの点ではないかと思います。

 

地域密着型病院の外来は忙しい傾向にある

地域密着型病院を名乗っているところの多くは、紹介状なしに外来を受診できるようにしています。そのため、風邪などが流行する時期には特に高齢者が外来をクリニックに来る感覚で受診するためかなり忙しくなります。

 

大学病院や専門病院出身は大変かも

大学病院などは紹介状がないと受診ができず、受診できる時間も予約制で制限があるという場合と異なるため、特に大学病院や専門病院出身といった地域密着型を経験したことない看護師はかなりの違和感と疲労感を覚えるようです。

 

3.地域密着型で働くことがおすすめなのはどんな看護師か

地域密着型 おすすめ 看護師

地域密着型の病院にはどんな看護師が向いているのでしょうか。地域密着型の病院の場合、常連さんも多いでしょうから、人と触れ合うことが好きな看護師が向いていると言えます。詳しく見ていきましょう。

 

県外から入職し寮で暮らす看護師におすすめ

病院の立っている県以外から入職し、寮で暮らす看護師には地域密着型の病院はお勧めです。主婦の看護師や、お母さん看護師、ベテラン看護師などいわゆる自分のお母さん世代の看護師が近くに大勢住んでいるため何かと世話を焼いてもらえる可能性が高いです。

 

周りの看護師や患者からサポートしてもらえる

例えば忙しくてご飯もなかなか作れないという時に、自分のところのご飯を分けてもらえることもできますし、一緒に食卓を囲ませてくれることもあります。食料そのものをおすそわけしてもらえることも。患者やその家族も近くに住んでいるため何かと気を配ってもらえることも。

 

ポイント!

ポイント

新卒で入職し、県内で知り合いもおらず不安だという看護師には周りにたくさんのお母さんができ、温かい環境で仕事ができるため、精神的なメリットが大きいのではないでしょうか。

 

主婦の看護師に地域密着型病院はおすすめ

結婚して、当分はこの地域に居住すると検討している看護師には地域密着型の病院がお勧めです。地元ではない、越してきた慣れない地域でも、病院にご近所さんがたくさんいることですぐになじむことができ、地域の情報を得ることもできます。周りの主婦たちとスーパーの特売の情報交換なんていうことも

 

地域の催し物に自分の子どもを連れてゆくことができる

お母さん看護師では地域の催し物に自分の子どもを連れてくることもできて、お母さんの働きぶりを見せるなんていうこともできます。精神的な負担が少なく仕事と家のことを両立できるのではないでしょうか。

 

まとめ

まとめ 地域密着型 看護師

いかがでしょうか。域密着型の病院では、その地域に長らく居住していない看護師でも安心して働くことのできる病院となります。また、地域の人たちとのつながりを感じ、「医療」よりも「看護」について深く学ぶ機会が得らえるかと思います。

また、古き良き日本のつながりを実感でき野ではないでしょうか。殺伐とした医療の現場に疲れてしまったという看護師の方、ぜひ地域密着型の病院を視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。

 

齋藤

【神奈川県/20代後半・資格:看護師】

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

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