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ムギサカ

現役看護師

ムギサカ

( 看護師 )

ケアマネジャー(ケアマネ)資格を看護師が取得する流れと兼務する注意点

ムギサカ
現役看護師ムギサカ
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高齢化が進む中、介護の仕事の中心的役割を担うケアマネージャー(以下ケアマネと記載)の需要は高まっています。

そのため、特に介護分野で働く看護師の中にはケアマネの資格を取得する必要性を感じている人も多いのではないでしょうか。

実際、最近は介護分野において、看護師とケアマネの仕事を兼務する人がかなり増えてきました(私もそのうちの1人です)。

そこでこのページでは、看護師とケアマネを兼務しようと考えている看護師がおさえておくべきポイントをまとめています。

1.看護師がケアマネの資格を取得するまでの流れ

ケアマネの試験を受ける女性看護師

当然のことですが、看護師とケアマネを兼務するための第一歩は、ケアマネの資格を取得することにあります。

ケアマネの資格を取得する場合は、年に1回行われるケアマネ試験(正式名称=介護支援専門員実務研修受講試験)を受けて合格する必要があります。さらにその後、研修を数日受けて資格証の交付を受けることが求められます。

順調に進めば、5月に出願し翌年の1月には資格を取得することができます。

以下に、看護師がケアマネの資格を取得するまでの流れを説明していきます。

 

STEP1:看護師としての実務経験を5年以上かつ900日以上積む

ケアマネの受験資格を得るにはまず、看護師としての実務経験を5年以上かつ900日以上積む必要があります。

なお、どこで実務経験を積むかは特に指定はありません。

 

ポイント!

ポイント

ケアマネの試験に出願する際には、「実務経験証明書」を職場に申請する必要があります。

 

STEP2:ケアマネ試験の出願をする(5~6月頃)

例年、5月~6月頃に自治体のホームページで、その年のケアマネ試験についての詳細が発表されます。

こちらのホームページに記載してある要綱に従い、必要書類を揃えてケアマネ試験の出願を行います。

なお、以下に東京・神奈川におけるケアマネ試験の概要が記載されているページを記載しておりますので、参考にしてみてください。

試験の出願期間などは各自治体で異なるため、ご注意ください。

 

STEP3:ケアマネの筆記試験を受ける(10月頃)

ここ数年、ケアマネ筆記試験の合格率は20%以下となっており、合格難易度が高くなっています。

決して難しい問題ばかりが出るわけではありませんが、やはりしっかり勉強をしないと合格は難しいです。

なお、筆記試験終了後の12月頃に受験者全員に筆記試験の合否が届きます。

 

STEP4:試験合格後1年以内に実務研修を受ける

筆記試験合格後、1年以内に実務研修(87時間の講義・演習+3日間の現場実習)を受け、修了すると研修修了証明書が渡されます。

その研修修了証明書を元に登録申請を行えば、申請後1ヶ月ほどで資格が取得できます。

 

2.看護師とケアマネを兼務するメリット

指を差すケアマネ資格取得の女性看護師

私がケアマネと看護師の仕事と兼務することで実感しているメリットは以下の通りです。

 

(1)新たな目線をもって利用者と関われる

ケアマネは医療的な目線だけでなく、利用者の人生観や生活環境を観察する目線を持ち、生活上の問題や金銭的な問題にも目を向けて、その方に最適なサービスを考える必要があります。

そのため、看護師として今までとは違う新たな目線をもって利用者と関われるようになります。

 

(2)看護師の仕事だけでは関われなかった人と出逢える

ケアマネの仕事は、利用者の困りごとや必要なサービスに応じて、様々な関係者に連絡調整をする必要があります。

実際には、

  • 介護サービスを提供する事業所
  • 医療サービスを提供する事業所やクリニック、市区町村
  • 入院が必要な場合は病院
  • 施設入所が必要な場合は入所施設
  • 地域の社会福祉サービス提供者

などといった人達と連絡調整を行い、連携して利用者を援助できる体制を作っています。

そのため、看護師の仕事だけでは関わることがなかった様々な職種の人達と出逢えるようになるのです。

 

(3)ケアマネの資格手当が支給されることもある

看護師とケアマネを兼務できる求人の中には、ケアマネの資格手当が支給されることもあります。

そのため、条件によってはケアマネの資格があることで収入アップにつながることもあります。

 

補足説明!

ポイント

資格手当はなくても看護師のこれまでの給料や経験を考慮し募集要項に記載されている給料に少し上乗せされるケースもあります。

 

3.ケアマネを兼務できる看護師求人とは?

高齢女性と話すケアマネの女性看護師

当然のことですが、ケアマネと看護師を兼務できる求人は介護分野での募集が多くあります。

そのため、以下のような職場の求人が狙い目だと言えます。

 

(1)訪問看護ステーションに併設されている居宅介護支援事業所の求人

居宅介護支援事業所とは、要介護(1~5)の認定を受けた方が最適な介護サービスを受けることができるようサポートをしてくれる専門家、ケアマネジャーが所属する場所です。

安心介護」より引用

居宅介護支援事業所の求人はケアマネのみの募集が多いです。

ただし、訪問看護ステーションに併設されている居宅介護支援事業所であれば、看護師とケアマネの両方を募集していることもあります。

そのため、こういった事業所の場合ケアマネ資格を持つ看護師は、採用側にとっても非常に好都合なのです。

 

(2)看護師が常駐している介護施設の求人

介護施設は施設ごとにケアマネが在籍する必要があるため、当然ケアマネの求人もあります。

そのため、その介護施設に看護師が常駐している場合は、看護師とケアマネの仕事を兼務できる可能性が十分にあるのです。

 

(3)その他の求人について

上記の他に、地域包括支援センターや保健所も兼務が可能な場合があるので、一度問い合わせてみると良いでしょう。

 

4.ケアマネと看護師を兼務する場合に覚悟すること

落ち込む女性

最後に、看護師とケアマネを兼務する人へ、予め覚悟しておいてほしいことをお伝えしていきます。

 

(1)職場の状況によっては「看護師の仕事だけ」になるかも

勤務する職場によってはケアマネよりも看護師の方が不足していることもありえます。

そのため、最初は看護師とケアマネを兼務する条件で入職していたとしても、日が経つにつれ看護師の仕事しか任されなくなってくることもあります。

 

(2)利用者の急変にすぐに対応できない可能性がある

看護師もケアマネも利用者の状態が急に変化した場合には、早急に対応しなければいけません。

ただ、兼務しているとそういった事態にすぐに対応できずに連絡調整や対応が遅れてしまう可能性もあります。

その結果、利用者や関係者に迷惑がかかってしまうことや、自分自身も仕事が思うように進まずさらに負担になってしまうことが考えられます。

 

看護師とケアマネが複数名在籍している職場の方が安心

特に有資格者が自分しかいない職場では、急な仕事の対応も含めて全て自分が行うことになるため負担が更に増します。

兼務を希望して求人を探す際には、看護師とケアマネの有資格者がそれぞれ複数名在籍していて、職員数が充実している職場の方が安心です。

 

まとめ

ケアマネの資格を取得することで、看護師以外の仕事を経験することでき、それによって看護師としてのキャリア形成につながり、働き方の選択肢を広げて仕事を検討することができるようになるなど、メリットも多くあります。

特に、介護分野や高齢者に関わる仕事をしていきたいと考えている方や、ライフスタイルに合わせて様々な働き方を検討していきたいと考えている方には、とても適した資格と言えるでしょう。


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この記事を書いた人

大学病院で3年、その後有料老人ホームで夜勤専従看護師として5年間勤務。夜勤の合間にパート看護師・派遣看護師として様々な看護師業務を経験。現在は、非常勤で企業看護師と訪問看護師をしながら、看護師ライターとして活動中です。転職をお考え中の看護師の方へ、自分の経験を活かしてお役に立てる情報を発信できればと思っています。


カテゴリー:看護師の資格取得

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この記事を書いた人:ムギサカ
(公開日:)(編集日::2017年11月24日)

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