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( 看護師 保健師 )

看護師がキャリアアップできる大学院の選び方

すなふきん
元看護師 すなふきん
キャリアアップできる大学院を選ぶ看護師

キャリアアップには、「資格取得」「昇給を目指す」「能力を高める」等、様々な方法があります。

看護師として働く中で、キャリアアップを1度は考えた事があるのではないでしょうか。

今回は、看護師がキャリアアップできる大学院の選び方について紹介します。

1.資格取得を目的に大学院に行く場合の選び方

資格取得してキャリアアップする看護師

専門看護師や認定看護管理者の資格取得者は年々増えていますが、現在の医療・福祉を取り巻く環境を考えると、今後も資格取得者の増加は望まれます。

専門看護師や認定看護管理者になるには、

  • 修士課程(博士前期)で必要な単位数を取得すること
  • 各分野での実務経験が一定年数以上あること

が受験要件となっています。

専門・認定看護師の詳細とともに、助産師、臨床心理士に関しても詳しく説明していきます。

 

(1)専門看護師の資格を取る場合

専門看護師は、新たに教育課程に認定される大学院が増えてきているため、進学した時に1期生となる場合もあり進学する上では「実習施設との連携がどのようになっているか」「実りのある実習が行われるか」を教員に確認しておきましょう。

資格取得をして実際に活かしたい場合は、卒業生の動向も確認しておくことも必要です。

 

フォローアップ体制がある学校がおすすめ

大学院を修了後、すぐに専門看護師として活躍できるわけではないため、卒業生に対するフォローアップ目的で講義や演習などの勉強会を実施する等、学校側の体制があると尚良いでしょう。

 

学校によって取得要件は異なる

専門看護師の場合は、「専門看護師コース」「研究コース」といったように学生の教育課程を分けているところもあれば、専門看護師希望者以外の学生と同様に学び、それに加えて実習を行うことで要件を満たすところもあります。

 

補足説明!

ポイント

研究者養成と専門看護師養成のコースを分けていない大学院では、「大学院を修了後も専門看護師になる人が少ない」「専門看護師になるまでに時間を要する」等の学校が見られます。

 

(2)認定看護管理者の資格を取る場合

認定看護管理者を目指す人で、現在すでに副看護師長や看護師長といった管理職に就いている場合、日々の看護管理の実践がそのまま自分の研究テーマにつながるため、仕事をしながら進学する人が多いです。

認定看護管理者になるには、看護管理学を専攻することが必要です。

 

仕事をしつつ進学できる大学院の具体例

現在、「夜間や週末に授業が開講されている」「最初から2年間ではなく3年設定でカリキュラムが組まれている」等、勤務を継続しながら進学できる大学院も増えています。

 

大学院に行きつつ勤務継続は努力が必要

大学院の授業は、事前に文献を読み込んで資料を用意するといった事前準備が必要な事がほとんどであるため、平日に責任のある仕事をこなしながら毎週末のように学校に通うのはかなりの努力を要します。

 

ポイント!

ポイント

仕事の調整や自分にとって今のタイミングで学びに行く事の意義を整理して進学をすると良いでしょう。

 

(3)助産師の資格を取る場合

産科医師や出生数の減少の問題により、大学では希望した一部の学生しか助産師になれない事が多くあったため、現在大学院の修士課程で助産師になる必要単位を取得できる学校が出てきています。

 

女性の健康問題と支援が課題

現在、「家族の形態の複雑化や貧困などの社会問題」「高齢出産や出生前診断などの医療の高度化」等、妊産婦だけでなく女性の生涯に渡る健康問題とその支援は重要な課題となっています。

 

(4)臨床心理士の資格を取る場合

臨床心理士の資格を活かして働くとなると、「雇用条件・年収の面で看護師と比較してやや劣る」「看護師ほど職場を選べない」等の欠点があります。

そのため、「資格を取得した上でどのように働いていきたいか」「大学院修了後の目標や修了生の動向」等をある程度自分なりに整理してから進学した方が良いでしょう。

 

2.研究職を希望する看護師の確認事項について

博士論文を書く人

所属する組織によっては看護研究を積極的に行っているところもあるため、研究に興味がある看護師もいるでしょう。

看護学は、特に臨床と研究とが密接につながっている分野であるため、研究という立場から患者・家族・医療者を支えることや、自分自身が看護師の育成に携わることもできます。

研究職への希望がある場合、大学院選びの前の注意点ご説明します。

 

(1)大学院を選ぶ前に論文の作成が必要になる

修士課程(博士前期)は、基本的な研究のプロセスを知り、1本の論文を書きあげる事が目標となるため、入学までに執筆経験がなくとも問題ありません。

博士論文を書き上げたうえで、大学や大学院で研究を継続し、助教・講師といった具合にステップアップしていくことになります。

 

再度病院に就職する方法もある

最近では研究指導者や教育担当部門のスタッフとして大学院修了者の人材を探している病院もあるため、臨床に近い立場で働いていきたい場合は、自分の勤務していた病院や看護師転職エージェントからの情報を得て、再度病院に就職するという方法もあります。

 

ポイント!

ポイント

研究職として働いていきたい場合の大学院進学後の進路としては、基本的には博士課程(博士後期)への進学が必要です。

 

(2)大学院選びの前に教授を探すことが必要

大学院の選び方については、まずはどの教授に指導してもらうかが重要になります。

自分が興味のある分野の論文をいくつか検索して読んでいるうちに、何度も引用される代表的な論文に出会えるため、執筆している教授に当たってみるのもよいでしょう。

 

大学院の研究テーマを参考にしてみる

教授の研究分野と自分の興味のある分野が全く同じである必要はありません。

1人の教授の研究室で、「慢性疾患とがん」「重症集中ケアとがん」といったように複数のテーマを指導している事はよくあり、大学院のホームページでも大学院生の研究テーマを掲載している事があるため、確認してみましょう。

 

補足説明!

ポイント

最終的には、大学院の入試に合格する必要がありますが、受験にあたり自分の興味のあるテーマで研究が可能かを教授に確認することが必要です。

 

3.まとめ

看護師のキャリアアップできる大学院の選び方として、「資格取得を目的とする場合」や「研究職への転換を視野に入れた場合」があります。

看護学分野で言えば、助産師になれる大学院や、他分野で言うと臨床心理士になれる大学院もキャリアアップにおすすめです。

修士課程は2年間と短いため、修了後の自分の進みたい道を明確にして目的にあった大学院を選びましょう

大学院に行ってキャリアアップをしたい看護師は、是非参考にしてみて下さい。

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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看護師歴10数年、総合病院の外科系病棟や外来処置室、化学療法室などでずっとがん患者さんの看護に携わってきました。大学院への進学や管理職も経験しましたが、現在は第3子の出産にむけて久しぶりに主婦業・母親業にひたっています。

看護師という仕事は大変な面もありますが、人との関わりの中で成長ができ、自分のライフスタイルに合わせてある程度働く場所を選択できる素敵な職業だと思います。ライターとしてはかけだしですが、これまでの看護経験や知識、ワークライフバランスに対する考えなどを皆さんと共有し、少しでもお役に立てられたらと思っています。よろしくお願いします。


カテゴリー:看護師キャリアアップ


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この記事を書いた人:すなふきん
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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