著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

看護師寮のある病院へ転職するメリット・デメリットと注意点

公開:、更新:2018年05月02日

近年、多くの病院が看護師のための寮を完備しており、家探しなど煩わしい手間をかけずに仕事と住居の両方を手に入れることができます。

寮と聞くとどちらかというと質素な住居のイメージを持たれることが多い一方で近年ではデザイナーズマンションを借り上げるなど住みやすい、快適な量が増えています。

そのため、あえて看護師寮がある病院を選んで転職する人も増えているようです。

今回は、看護師寮に入居していた私の友人から聞いた話を元に、看護師寮のある病院へ転職することのメリットなどを詳しくご紹介していきます。

看護師寮にするか、一人暮らしをするか悩んでいる看護師の方はぜ是非参考にしてください。

1.看護師寮があるのはどんな病院?

病院であればすべて看護師寮があるとは限りません。

大学病院

確実に寮を持っているのが、

  • 大学病院
  • 独立行政法人の病院
  • 国公立の病院

などです。

これらの大きな病院は病院からの距離はあっても確実に寮を兼ね備えていることが多くなります。

総合病院など病床数が多い

これら以外の病院では、

  • 総合病院など病床数が多い
  • 病院の規模が大きい

などの条件の病院では、看護師寮があり、寮があることをアピールする病院も多くあります。

グループ病院

他にも、

  • グループ病院
  • 系列の病院がある法人

などでは寮を兼ね備えている場合が多いといえます。

逆に病床数が極端に少ない病院や個人経営の病院では看護師寮が無いことが多くなります。

 

おしゃれな看護師寮例

オシャレでデザイナーズマンションのような看護師寮の例をご紹介します。

【デザイナーズマンション看護師寮】

おしゃれな看護寮例 デザイナーズマンション 千葉西総合病院

(出典:千葉西総合病院 看護部

千葉西総合病院の看護師寮です。デザイナーズマンションで綺麗である点と、フィットネスがマンションに併設されているのが良いですね。

 

看護師寮がある看護師求人を効率的に探すために

看護師寮がある病院を効率的に探すためには、「看護師転職サイト」などの転職会社を利用して、他の条件も含めてエリアで絞り込みを行ってもらい、求人提案してもらうことが効果的です。

利用する看護師転職サイトは「看護師転職求人サイト口コミ評価ランキング」で確認してみてください。

 

補足説明!

ポイント

特にグループ病院は異動や出向などで急に別の病院にうつらなければならないこともあり、急に現在の住居から通えないほどの距離に異動になってしまうと住居探しに苦労してしまうため、急な異動や出向にも対応できるように看護師寮があることが多いのが特徴です。

 

2.看護師寮のある病院へ転職するメリット

看護師寮のある病院へ転職するメリット

ここでは、看護師寮のある病院へ看護師として転職した場合におけるメリットをご紹介します。

 

(1)住居探しの手間が無い

看護師寮は病院側であらかじめ用意している住居であるため、転職する際に住居を探す手間がかからないことがメリットとなります。

いざ転職した時に病院の通勤範囲で住居を探すのは意外と手間がかかりますし、3月などの引っ越しシーズンとなってしまえばなかなか住居が見つからないということもあります。

こういった余計な手間が省けるのが看護師寮のある病院へ転職することのメリットとなります。

 

(2)居住費が安い

居住費が安い

看護師寮を選択する上で最も大きなメリットは居住費となるでしょう。

普通のマンションを借り上げている寮の場合は自分で住居を探す以上に質の良い家に低価格で済むことが可能です。

 

都内でも多くの看護師寮が5万円前後の賃料

都内でも多くの寮が、5万円前後で住むことができるため、普通に一人暮らしをするよりも経済的にお得となります。
(地方の場合はもっと賃料が安くなります。)

また、最近では家具家電付きの看護師寮も増えてきているため家具家電を揃える初期費用や引っ越しの費用もかからずに身一つで住める看護師寮も増えており、コスト面で大きなメリットとなります。

 

(3)病院から最も近いところに住める

住宅街の中にある病院を選択しない限り、病院から最も近いところで家を探すということはかなり難しくなります。

特に救急を担っている病院などは、ひっきりなしに救急車がサイレンを鳴らして通っていくという面からも住居が少なく、ましては病院の近くに一人暮らしができるような住居があるという所は少なくなってしまいます。

そのためどうしても病院からある程度距離が出てしまいます。

病院の近くに住んで通勤の時間を短縮させたいと考える場合には看護師寮を選択することが良いでしょう。

 

(4)同僚たちと早くから打ち解けることができる

同僚たちと早くから打ち解けることができる

看護師寮に住んでいるのは当然ながら同じ病院で働く看護師たちです。そのため、隣に同じ病棟で働く同僚が済んでいるという場合も多くなります。

同僚が隣近所に住んでいるため必然的にプライベートの時間に顔を合わせることが増え、他の職員よりも早くから同僚と打ち解けることができます

 

補足説明!

ポイント

人見知りなどでなかなか同僚たちと仲良くなれないという看護師はあえて看護師寮を選ぶことで、人間関係の悩みを解消することができるというのが看護師寮を選ぶメリットにもなります。

 

(5)普通に家を借りるよりも更新期間が長い場合が多い

普通に家を借りた場合、(都内の場合に限り)多くのところが2年ほどで更新しなければならず、更新に際して家賃が値上げされる、または更新料がかかる場合がほとんどです。

看護師寮の場合は5~6年で出るようにと決めているところが多いため、5~6年は家賃の値上げや更新のことを考えずに住み続けることができます。

家賃だけでなく余計なお金や手続きの手間が省けるという所も看護師寮に住むメリットとなります。

 

(6)何かあった時に助けてくれる人が近くにいる

1人暮らしで最も不安なのが自分に何かあった時のことです。

風邪をひいた、病気になった、災害にあったなどもしもの時に助けてくれる人がいるということは安心できることではないでしょうか。

寮に入れば隣近所は同じ職場の人であり、知り合いということになるため困った時には助けてもらうことができます。

 

補足説明!

ポイント

また、寮によっては寮母さんのような管理人さんがいるところも多く、何かあった時には訪室してくれるというところもあります。特に遠方から転職して知り合いが全くいないという環境となってしまった看護師にとって寮は安心できるのではないでしょうか。

 

3.看護師寮のある病院へ転職するデメリット

看護師寮のある病院へ転職するデメリット

次に看護師寮のある病院へ転職することのデメリットにはどのようなものがあるのかについてご紹介します。

 

(1)プライベートでも職場の人に会う確率が高くなる

職場の近くで生活するため、必然的に仕事が休みの日でも職場の人に遭遇する確率が高くなります。

また、患者やその家族とは特に会う可能性も高くなります。

そのため、どこで何していたということが噂のように広まりやすく人によっては行動が筒抜けになっているということがストレスになるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

看護師寮に入寮している看護師の中にはスーパーで受け持ち患者の家族と会い、患者の容体や患者の今後等について相談をされるといった経験をしている人もおり、公私混同してしまうこともあるようです。

 

(2)勤務変更などの標的に上がりやすい

病院から家が近い分、急な勤務変更があってもすぐに病院に来ることが可能となるため「勤務変更の際の標的に上がりやすい」のが看護師寮で生活する看護師です。

特に、夜勤の勤務変更では通勤時間などを加味して真っ先に看護師寮にいる看護師に白羽の矢が立つ傾向にあります。

そのため、せっかく予定があったのに急に勤務をしなければならないこともでてくるのが看護師寮に生活する看護師のデメリットとなります。

 

補足説明!

ポイント

他にも台風などで電車が止まりその日勤務予定の看護師が出勤困難であるという場合にも徒歩で通勤可能な看護師寮の看護師が勤務予定の看護師が出勤できるまでつなぎとして出勤させられる場合もあります。

 

(3)何かあった時は真っ先に行かなければならない

何かあった時は真っ先に行かなければならない

勤務変更だけでなく、災害など何かあった時にも真っ先に出勤しなければならないのが看護師寮にいる看護師です。

徒歩で出勤でき、数分で駆けつけることができることからも何かあったときにすぐに出勤するように契約時に明記しているところもあります。

災害時は仕事をしたくない、自分も家族の安全を確認したいという看護師はあえて看護師寮に入寮しないということもあるようです。

 

4.看護師寮のある病院を探し転職する注意

看護師寮のある病院を探し転職する注意

看護師寮のある病院への転職を考えている場合にはどのようなことに注意していけば良いのでしょうか。

 

(1)看護師寮に何年入寮できるか・条件を確認する

まず、注意しておきたいのが何年間入寮できるかです。

看護師寮には入寮できる期間が決まっており、短いところでは2~3年、長いところでは5~6年が平均となるようです。

もちろん、長くいられればいられるほど費用も安いためお金もたまりやすくなります。

一方、入寮期間が短いとすぐに住居を見つけて引っ越しをしなければならなくなり負担となります。そのため、何年入寮できるかはチェックしておくことが良いでしょう。

 

その他入寮できる条件を確認しておくこと

病院や施設によっては、様々な条件を設けている場合があります。

そのため、その他入寮できる条件は明確に確認しておくと良いでしょう。

 

(2)寮の「決まり」や「規則」を確認すること

寮の「決まり」や「規則」を確認すること

既存のマンションを病院が借り上げている場合もあれば、病院がお金を出して寮を立てた場合もあります。

どのような経緯で立ったかによって決まりや規則が細かい場合と、そうでない場合があります

 

既存のマンションを借り上げている場合規則は少ない

例えば既存のマンションを借り上げている場合は寮母さんや管理人もおらず、普通に自分で家を借りている時と同様に割と自由に生活できる場合が多いです。

そのため、プライベートの自由度を求める方は借り上げのマンションが看護師寮の求人を選ぶと良いでしょう。

 

病院専用の寮だと規則は細かい

一方、病院がお金を出して寮を建てている場合には管理人さんや寮母さんがいることや、決まりや規則が細かい場合があります。

具体的には「男性が入ってくることを禁止」にしていることや、「何時までに帰宅しないといけない」などの規則を設けていることがあります。

 

(3)寮の値段を確認すること

看護師寮は基本的に安いところが多く普通に家を借りるよりも安いのですが、中には普通に家を借りるのと同じくらいの値段がかかっていることもあります。

せっかく寮を借りるなら安いに越したことはありません。

どのくらいの値段で借りることができるのかは確認しておきたいポイントです。

 

5.看護師寮に入るよりも一人暮らしをした方が良い場合とは

看護師寮に入るよりも一人暮らしをした方が良い場合とは

全ての看護師が看護師寮に入ることを選択しているわけではありません。中には看護師寮があっても看護師寮を利用していない看護師もいます。

看護師寮に入るよりも一人暮らしをした方が良い場合とはどのような時なのでしょうか。

 

(1)人に鑑賞されるのが苦手な場合

寮に住んでしまうとどうしても鑑賞されがちになってしまい、「昨日〇時まで電気がついていた」「男の人を連れていた」など一挙一動が病院で話題となってしまうことがあります。

そういった自分の行動を鑑賞されえることや、話題に上がることが苦手な場合には寮よりも一人暮らしを選択した方が良い傾向にあります。

 

(2)現在ペットなど生き物を飼育している場合

看護師寮の多くはペットなど生き物の飼育を禁じている場合が多くなります。

そのため、現在ペットを飼育している場合には看護師寮ではなく一人暮らしをすることがおすすめです。

 

注意点!

ポイント

ペット可の看護師寮であっても犬などを飼っている人の中には犬の鳴き声で隣人とトラブルになったという例も多々あります。そのため、現在ペットを飼育している看護師は一人暮らしをした方が良いでしょう。

 

(3)生活する時間が他の人と異なる場合

例えば副業をしていてみんなが寝静まっている時間に帰宅することが多い場合や昼間よりも夜に行動的になってしまうなど生活時間が他の人と微妙にずれている方は一人暮らしの方がお勧めです。

最近の看護師寮はデザイナーズマンションなど居住環境が申し分ないほどに整っている寮がある一方で壁が薄くて隣の人の生活音が聞こえるというような寮もあります。

そうすると他の人が寝静まっている時間に生活をすることによってその生活音がクレームに繋がることもあります。

 

補足説明!

ポイント

実際に、夜勤専従で看護師寮を利用していた看護師が昼夜逆転の生活を送っていたところ隣人と生活音でトラブルになったという例もあるため、決して軽視できない面となります。

 

6.まとめ

病院に近い住居を安い値段で借りることができることが魅力の看護師寮。

隣近所が同僚という知り合いであるため安心できる一方、知り合いであるからこそ気を使って生活しなければならないことやトラブルになることもあるようです。

また、自分の生活スタイルが看護師寮で生活するのに合わないなんていうこともあります。

全ての病院に看護師寮があるというわけではないため、看護師寮がある病院かどうかを調べるとともに自分の生活スタイルが寮生活に適しているかどうかを検討するとよいでしょう。

また、看護師寮のスタイルもいろいろあるため住居の雰囲気などからお気に入りの看護師寮を探して病院の転職に結び付けてみてはいかがでしょうか。

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科


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