乳児院の看護師メリット・デメリット!看護師転職前に知りたい5つ

看護師転職乳児院ポイント5つ

乳児院は、看護師の転職先として人気急上昇中の職場の一つで、乳児の健康管理を行うことが主な仕事内容となります。基本的な職務内容は保育園に勤務する看護師と変わりませんが、乳児院では利用する子供の年齢が0歳もしくは1歳と低い年齢なので、時間があいている時には保育士や子供達と一緒に外を走り回って疲労困憊してしまうという心配はありません。そのため、保育園から乳児院への転職を希望する看護師が増えています。今回は乳児院で働く看護師について紹介します。

 

1.乳児院の看護師の役割

乳児院看護師役割

乳児院で働く看護師の役割は、まずは子供たちの健康管理です。乳児院では生後すぐから1歳程度の子供が生活を行いますが、いずれもまだしゃべることもできない赤ちゃんになりますから、体の不調は自分で訴えることはできません。顔色や、鳴き声の変化、便の様子、普段との様子の違いなど、ちょっとした変化をくみ取って体調の変化を判断しなければならないのです。

 

親たちの代わりに子供を養育する

乳児院は保育園と違って、そこにいる子供たちの家となる場でもあります。親元で生活する子供が、日中だけ過ごす保育園と違い、乳児院は何らかの事情で子供を育てられない親たちの代わりに、子供を養育する施設です。そのため、家庭で母親が与えるような愛情をもって、子供たちに接することが大切になります。看護師であっても、乳児院では日常の世話をすることが多くなりますから、子供たちに愛情を与えながらお世話をすることが求められるのです。

 

病気の時だけではなく普段から親密に接する

看護師とはいっても、病院勤務のように白衣で仕事をするわけではなく、保育士と同じような服装で過ごし、子供たちに対しても、病気の時だけでなく普段から親密に接することになります。お世話が必要だということもありますが、普段からの様子を知っておくことが、体調の変化の発見にもつながるのです。乳幼児の看護やお世話ということで、大変なことも多い仕事ですが、子供が好きな人にはやりがいも大きい仕事といえるでしょう。

 

乳幼児の体調の変化を察知し適切な処置を行う

乳児と呼ばれる0歳児や1歳児は、わずかな気候の変化や環境の変化によって体調を崩してしまうことが多いものです。そうした体調の変化に敏感に気づいて適切な応急処置を行うことが、乳児院出の看護師の役割となります。

 

2.乳児院で働く看護師のメリット

乳児院看護師メリット

乳児院で働く看護師のメリットは、子供たちに囲まれて仕事ができるということでしょう。子供が好きだという人にとっては、最高の職場かもしれません。もちろん子供のお世話は大変ですし、簡単な仕事ではありませんが、保育園に比べて乳児院はより子供に近いところで過ごすことになります。

 

子どもたちの成長を日々見守れる喜びがある

子供たちの親代わりになって、愛情を与えながら育てる場所ですから、子供たちが日々成長する姿を見守ることができるのは喜びにつながるでしょう。乳児院は、基本的に乳児が生活する場ですが、場合によっては就学前の6歳まで生活する場合もあります。子供の年齢も家庭の事情も様々ですが、一人一人に応じた対応を行い、育てていくことにやりがいを感じる人は多いです。

 

一般病棟のような過度なストレスはない

子供たちの健康管理が看護師の仕事ですが、体調に問題があるときは病院に連れていくなど、命にかかわるような処置を行うことはありませんので、病院勤務のような患者さんの命を預かるストレスは少なくなります。患者さんが急変するたびにストレスを感じていたという看護師にとっては働きやすい職場だといえるかもしれません。しかし、乳児院によっては重症心身障害児を預かっている院もありますので、子供達の様子については事前に調べておく必要があります。

 

3.乳児院で働く看護師のデメリット

乳児院看護師デメリット

乳児院で働く看護師の最大のデメリットは、勤務が不規則だということです。乳児院での勤務は通常交代制になりますから、病院での勤務と大きな違いはありません。そう考えるとハードな勤務体系ともいえるでしょう。

 

給料は病院看護師に比べて少ない

給料は病院看護師に比べると多くはなく、年収にすると400~500万円程度ですので、看護師としては決して多い金額とは言えませんし、キャリアのある看護師には給料ダウンになるでしょう。それでも乳児院で働くことにやりがいを感じて勤務できる人でないと、続かない仕事です。

 

各勤務帯につき看護師は1人である

乳児院は保育士が中心となって運営しており、基本的に各勤務帯につき看護師は1人です。勤務する乳児院に健康児しかいないのであればそこまでプレッシャーに思うことはないでしょう。しかし、人口呼吸器をつけているような重症心身障害児を預かっている場合は、頼れるスタッフが他にいないため非常にプレッシャーとなるはずです。

 

乳児院の看護師募集求人は少ない

実際のところ、乳児院で看護師が働きたいと思っても、求人はなかなか見つかるものではありません。乳児院の数がそもそも少ない上に、採用は子供が慣れたボランティアスタッフの中から行うことも多いからです。そのため、本当に乳児院で働きたい場合は、ボランティアに行ってみるのも一つの方法でしょう。

 

4.乳児院の看護師になる方法

乳児院看護師なるには

乳児院の看護師になるためには、まずは看護師免許を持っていることが大前提となりますが、その他には小児科や産科などに勤務した経験があると、乳児院への転職には有利に働きやすくなります。

 

臨床経験と予防医療に関する知識は必須

乳児院の看護師は、施設ごとに決められたギリギリの数の看護師しかいないため、一人の看護師にもとめられる責任は大きくなります。そのため、看護師としてある程度の経験および予防医療に関する知識や技術を持っていることは、乳児院で働く際には必要不可欠な要素となります。看護師資格を取得したばかりの新人看護師ではハードルが高いので、ある程度の経験を積んだ人の方が、採用に結び付きやすくなります

 

5.乳児院で働く看護師のやりがいとは

乳児院看護師やりがい

乳児院で働く看護師の最大のやりがいは、何と言っても子供達の成長をすぐ側で見守れることでしょう。また、可愛い赤ちゃんのお世話をするのは、やりがいと同時に他では味わえない幸福感を感じれるようです。また、乳児院で働く看護師は、その両親ともコミュニケーションをとる機会が多いものです。両親から「本当にありがとうございます」と感謝の言葉を言われると、乳児院で働いていて本当に良かったなとやりがいを感じるようになります。乳児院にいる乳幼児の保護者は、やむを得ない事情で子供を乳児院へ預けているケースが多々あります。その背景も全てわかっている看護師からすれば、保護者からお礼を言われた時に、感慨深さとやりがいを感じるのは自然なことなのでしょう。

 

まとめ

乳児院でのお仕事は、病院勤務のように毎日たくさんの症例を見ながら勉強できたり看護師としてのスキルをアップできるという職場ではありません。また、スタッフの数が少ない乳児院では、看護師にとって働きやすいかどうかを決める要素の一つに、ほかのスタッフとの相性があるので、転職先の雰囲気や人間関係を出来れば事前にチェックしておきたいものです。何度も繰り返しますが、子どもが好き、看護師の仕事が好き、だけでは簡単に勤まる仕事ではありません。看護師とはいえ乳幼児の医療にかかわった経験がなければ難しい仕事だといえるでしょう。

 

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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