整形外来へ看護師が転職するメリット・デメリット

整形外来へ看護師が転職するメリット・デメリット

整形外科は、様々な疾患を扱う各領域とは少し違う印象があることはご存知でしょうか。

なかでも整形外来の看護師として働くことは、他領域とは少し違うメリット・デメリットがあります

そこで今回は、私が整形外来に転職し、働いた経験を元に看護師が転職するにあたってのメリット・デメリットや仕事内容などについて説明していきます。

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看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.整形外来で働く看護師の仕事内容

整形外来の女性看護師と女性医師

整形外科の中でも特に整形外来にのみ注目した場合、看護師の仕事内容は大きく分けて3つあります。

 

(1)医師の診察の介助

整形外来で働く看護師の主な仕事は、医師が行う診療の補助です。

基本的に1人の医師につき1人の看護師がつき、医師の診察がスムーズに進むよう介助を行います。

 

医師が行う処置を予測して準備をしておく

整形外来では、患者の個々の状況に応じ、様々な処置を行う必要があります。

よって整形外来の看護師は患者の状況を事前に把握し、医師が行う処置が何かを予測するとともに、すぐに処置が行えるよう、指示を受ける前にあらかじめ処置の準備をしておく必要があります。

 

(2)患者の検査への誘導、処置の実施

整形外来は医師が診断するにあたって、レントゲンなど検査を依頼することが多い診療科です。

よって整形外来の看護師は、患者がスムーズに検査が受けられるよう検査科へ依頼するとともに、患者やその家族を検査へ誘導します。

 

検査科への連絡などの調整も行う

患者の中には移乗時に介助が必要となる人もいるため、そういった患者がスムーズに検査を受けられるよう、事前に検査科へ連絡するなどの調整も、整形外来の看護師としての業務の一つとなります。

また、整形外来の看護師は医師の指示の元、抗生剤の投与やギブスカットなどの処置を行うこともあります。

 

(3)患者や家族への説明

整形外来にかかる患者の多くは、運動器疾患によって日常生活に支障をきたしています。

そのため、整形外来の看護師は患者に対して、疾患に応じた日常生活における注意点を指導するとともに、手術・入院が必要となった場合には、今後の予定などを説明します。

 

患者の理解度をアセスメントして対応する

患者の中には、高齢などを理由に、説明や指導内容が十分に理解できないこともあります。

よって整形外来の看護師は患者の理解度をアセスメントし、必要時には家族などへも同時に指導し、症状の悪化を防ぐ必要があります。

 

2.整形外来への看護師転職に必要なスキル・知識

整形外来の女性看護師と男性患者

看護師が整形外来に転職を考える場合には、通常の外来業務に加え、特に以下の2つのスキルや知識が必要となります。

 

(1)運動器疾患全体の幅広い知識

整形外来は、運動器疾患全般を対象としています。

そのため、看護師が整形外来へ転職するためには、運動器全体の幅広い知識が求められます。

 

病棟より短い時間で患者の状況を把握する

外来は病棟と違い、看護師はより短い時間で患者の状況を把握し、適切な看護を提供しなくてはいけません。

「あれ、これ知らない症例だ」と思っても、それを調べる時間は整形外来の勤務中にはありません。

よって、整形外来への転職を希望するにあたっては、事前にある程度の運動器疾患についての知識がないと仕事に支障をきたす可能性が高いでしょう。

 

(2)他職種と連携を取るコミュニケーション力

整形外来の看護師には、患者がスムーズに検査やリハビリが受けられるよう、積極的に他職種と連携を取れるコミュニケーション力が必要となります。

整形外来は、特に他職種との連携が重要な診療科の1つです。

患者が回復過程に応じたリハビリを円滑に受けられるよう、リハビリスタッフと連携を取る必要があるほか、患者がスムーズに様々な検査が受けられるよう、放射線科や臨床検査科とも連携を取る必要があるのです。

 

3.看護師が整形外来へ転職するメリット

整形外来の女性看護師と女性医師と女性患者

看護師が整形外来へ転職するメリットについてご紹介します。

 

(1)全世代対象とした看護を学ぶことができる

看護師が整形外来へ転職することで、全世代を対象とした看護を学ぶことができるというメリットが挙げられます。

整形外来には、未就学児の骨折患児から老年期の圧迫骨折まで、様々な年代の患者を対象とした看護を提供する必要があるのです。

 

(2)命に関わることがないため雰囲気が暗くなりにくい

整形外科の大きな特徴として、命に関わるほどの患者はまずいないという点が挙げられます。

そのため整形外来全体の雰囲気が暗くなりにくいということが、整形外来で働く看護師のメリットです。
 

ポイント!

ポイント

他領域では疾患の進行具合によって生命の危機に陥る患者もいますが、整形外来ではそういった患者はまず救急に回されるため、まず関わることはありません。

 

(3)患者が良くなる過程を実感しやすい

他領域ではなかなか分かりにくい、快方へ向かう過程を実感しやすいという点は、看護師が整形外来へ転職する大きなメリットと言えます。

整形外来では多くの患者が治療を受け、月日が経つことで快方に向かいます。

初診時には寝返りすら打てない状態だった患者が、ストレッチャーから車いす、歩行へと回復する過程を実感することができます。

 

4.看護師が整形外来へ転職するデメリット

疲れている整形外来の女性看護師

一方で、看護師が整形外来へ転職するデメリットについてご紹介します。

 

(1)患者・家族対応が大変である

看護師が整形外来に勤務するにあたって、意外と大変でデメリットとなり得るのが「患者・家族への対応」です。

 

高齢者の入院に関してもめることが多い

老年期の患者の場合多いのが圧迫骨折ですが、圧迫骨折に対する治療としては、コルセットなどによる固定と、疼痛に対しての鎮痛剤投与くらいしかないため、医療側としては入院加療を必要としない疾患となります。

しかし、圧迫骨折によって日常生活に支障が出る、あるいは通常は一人で暮らしているが、圧迫骨折によって一人で暮らすことが困難となってしまった場合、患者や家族が強く入院加療を希望し、医師ともめてしまうケースは珍しくありません。

こういった患者や家族に対し、看護師は間に入り、対応に追われてしまいます。

 

(2)介助を行うため体力が必要である

整形外来の看護師にとって体力は必須条件であることが、転職する際のデメリットであるといえます。

整形外来を受診する、日常生活になんらかの支障がある患者に対して看護を提供するにあたっては、看護師として移乗介助を行うことも多くなります。

ただでさえ忙しい外来業務だけでなく、こういった移乗介助も行う必要性が高いことから、整形外来の看護師は体力が求められます。

 

5.整形外来への転職がおすすめの看護師

整形外来の女性看護師と男性患者

様々な特徴のある整形外来ですが、特に整形外来への転職がおすすめの看護師についてご紹介します。

 

(1)コミュニケーション力が高い看護師

コミュニケーション力が高い看護師は、整形外来への転職がおすすめです。

整形外来では命の危険はないものの、日常生活になんらかの支障を抱えている患者が大半を占めています。

そうした方々の訴えを聞きながら、スムーズに診察が進むように援助するためには、より高いコミュニケーション力が求められます。

 

患者を待たせてしまうときにトラブルを回避できる

中には緊急受診によって診察が中断し、患者を長時間待たなくてはいけなくなってしまうという状況もあります。

こうした時、看護師が患者さんと良好なコミュニケーションを取っておくことで、トラブルを回避することができます。

 

(2)次に何が必要かを考えながら動ける看護師

前述の通り、整形外来で働く看護師として、患者の状況から次にどんな処置が行われるかを考え、スムーズに診察が進むよう動くことが求められます。

これらができる看護師はたとえ整形外来の経験が今までなかったとしても、整形外来に向いている看護師であるといえるでしょう。

 

補足説明!

ポイント

例えば、骨折の患者に対しては事前にギブスカットを行う必要がありますし、膝が悪い患者に対しては、水を抜く処置を行うことがあります。

 

まとめ

整形外来は決して楽な領域であるとは言えませんが、患者さんの回復過程を間近で感じることができ、大きなやりがいを感じることができる領域です。

今回ご紹介したことで、整形外来により興味を持っていただけたら、嬉しいです。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

この記事は「」さんが執筆しました。

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