著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

介護施設で看護師と介護士が仲良く仕事をするコツ5選!

齋藤
正看護師 齋藤
介護士 看護師 仲良し

介護系の施設にいると、介護士と看護師の不仲はもはや定番です。しかし、やはり仕事は仲良く楽しくやりたいものです。また、介護士の多い介護系の職場だからこそ介護士と仲良くなっておくことが大切です。

無理をして仲良くなるというわけではなく、ほんのちょっとの気遣いとほんのちょっと発想を変えるだけで、介護士とも仲良く仕事がやっていけるのです。

仲良くと言っても学生のようなお友達という仲になるのではなく、いがみ合わない、周りが見ていてひやひやしない、そんな関係性を築くことができれは理想的です。

今回は、介護士と看護師が仲良く働いていくためのちょっとしたコツ5選をお伝えしていきたいと思います。

1.そもそも「介護士」というレッテルを貼らない

看護師 してはいけないこと

自分の経験上、介護施設において介護士とトラブルになる人の多くは、介護士に対して「介護士」というレッテルを貼って接している人が多いように感じます。特にベテラン看護師で病院での職歴が長い看護師にこのような傾向が多く見られます

介護士・看護師という職業は関係なく、1人の人、同僚として接してみることをお勧めします。1人の人として例えば普段の家庭での様子や、プライベートのことを話のネタに出して、まずは相手を知ることから始めましょう

 

現代は他職種連携が主流

ひと昔前までは医師や看護師が医療や福祉の業界では1番であるというような見方が強かったものの、今の中堅世代看護師は学校などの養成所ですでに他職種連携という考え方を教え込まれてきています

そのため、誰かが上に立つというよりも、みんな一緒だと考えようというスタンスになってきています。それもあって割と職種の垣根を越えてフランクに接することができる人が多いように感じます。

しかし、ベテラン看護師でも特に病院は早々と退職してしまい、看護師からしばらく離れて復帰してきた人や、クリニックなど看護師と医師しかいないようなところで長期間働いてきた看護師は他職種連携という言葉には無縁です。

ですので、介護士という職業を下にみてしまう傾向が強くなります。一昔前の考え方は捨てて、現代は他職種連携が大切だということを理解しましょう。

 

ポイント!

ポイント

相手を知って仲良くなることで職業なんてどうでもよくなり、人としての対話ができるようになります。そうすることでトラブルも減っていくでしょう。まずは、職業の壁を取っ払い、人としてのお付き合いを始めてみましょう。

 

2.看護師は介護士と助け合いながら仕事をする

看護師 介護士 助けあい

例えば、自分はトイレ介助やおむつの交換など日常生活業務を利用者さんから頼まれたときに「介護士さんお願い」って声をかけているのに、自分は介護士に何か頼まれても知らん顔なんていうことはしていませんか。

特に介護士が看護師に対して信用を無くすのは、以下のような看護師です。

  • 普段は口ばかりで日常生活援助を頼む看護師
  • 自分たちの業務に口をはさむくせにいざという時に助けてくれない看護師

こういった看護師は仕事中にトラブルとなる傾向にあるようです。

ですので、看護師としてできる範囲で、介護士が困っている時や頼ってくれている時には手を差し伸べましょう。そうすることで、信頼が生まれるようになり、看護師の助言や意見にも介護士は素直に耳を傾けてくれるようになるのではないでしょうか。

 

緊急時に逃げ出す看護師は信用を得ることが出来ない

看護師は介護士と違い、診療の補助ができる職種です。また、介護施設に入職できる看護師の条件として臨床経験をある程度積んでいる人と明記している場合が多いので、ほとんどの職員が臨床でさまざまな症例にあたってきているはずです。

そのため、急変時などには何をどうすればいいのか、理解できていて冷静に対処をすることができるはずです。しかし、残念ながら中には介護士がいざ助けを求めても助けてくれない、逃げ出してしまう看護師も中に入るようです。

そんな看護師が普段介護士の業務に口を出しては、介護士側も「普段助けてもくれないのにこんな時だけ何を言っているんだ」と思ってしまうのも無理もありません。

 

3.利用者の理解を深める

看護師 利用者 理解を深める

介護施設では、看護師に受け持ちの利用者はいません。いたとしても介護士の受け持ちのサブとして動くようになります。介護士と違い、広く浅く利用者を診ていかなければならないものの利用者のことを理解できていない看護師は実は多いものです。

利用者のことを何も知らずに口出しされるよりは、利用者を理解したうえで口出ししてくれた方が、出された方も納得します。

 

利用者に歩み寄る姿勢を介護士にみせることが大切

与薬や血糖測定などの医療的な行為をしている利用者ならば把握できるものの、それ以外の利用者では触れ合う機会もないため、こちらから歩み寄らない限り関わる機会はほとんどありません。

介護と看護で職は違うものの対象を理解してケアをするという根本的な考え方は一緒です。

利用者と自ら関わりに行って情報を得ているか、その些細な情報でも受け持ちの介護士に教えてくれるかどうかも、介護士にとっては自分たちと協力して仕事をしようとしてくれているのかどうかを感じる指標となるようです。

 

4.仕事に対する意識を高くもち、仕事にあたる

看護師 意識の高い 仕事

介護施設に入職する看護師の中で、「老人看護を学びたいから介護施設で働きたい」という看護師はどのくらいいるのでしょうか。自分自身が介護施設で働いてきた中で、そういった志をもって入職している看護師を見たことがありません。

介護施設に入職をしてくる看護師の入職理由には家から近い、病院よりも医療行為が少なくて楽だから、家庭と両立できるといった個人の理由である場合が多いです。

よって、介護士と看護師の間に仕事に対する意識の微妙な温度差が生まれるため、その温度差を仕事にあからさまに出してしまってはやはり介護士から謙遜されます。

 

入職したからには一生懸命仕事をすることが大切

一生懸命介護にあたっている介護士の横で、看護師同士で仕事と関係のないおしゃべりや、仕事が残っているにもかかわらず定時でサクッと帰ってしまう、医療的な意見を求めているのに対応しないというような態度ではやはり介護士達も良い気がしませんし、溝はできてしまいます。

入職時の入職理由が本音であっても介護士達の前ではせめてそんな風合いは出さずに一生懸命やっているところを見せれば、厭味や文句を言ってくることも無いでしょう。

 

5.時にはしっかり意見・指導する

看護師 指導

看護師は、ただ介護士にとって扱いやすい、都合のいい看護師となってしまったら看護師としての役割を果たせません。介護士は介護分野の知識に優れていても医療的な知識は看護師に比べれば劣るのは当たり前のことでしょう。

やはり、病院などの医療施設で培ってきた医療的な知識を基に、介護士の言っていることが間違っていればきちんと指摘することも大切です。

 

意見しないと利用者に迷惑がかかる

言っても言い返されトラブルになるから面倒くさいと分かっていてもあえて口出しをしない看護師もゼロではありません。しかし、そうすれば利用者に影響が及び、最終的には看護師が処理しなくてはならなくなります。

また、介護士の中にはおばあちゃんの知恵袋のように、明確な根拠はないものの自分がやってみてなんとなく効いているからというような至極曖昧かつ危険な理由で利用者に間違ったことをしようとする介護士も少なくありません。

看護師がエビデンスを基に正しい事実を伝えることで、業務の質の向上とともに看護師の無駄な業務も減らすことができます。また、言い返してきたりしても、1度でもこちらの言っていることが正しいということが分かればその後の反論も減ってきます。

 

言い方を一工夫することでトラブルを回避できる

介護士の言うことに意見する時は、強い口調で威圧的な言い方をせず、学生に教えるような感じでなぜ、どうしてやってはいけないのかを分かりやすく言ってあげるといいでしょう。

また、適当なことや間違ったことを教えないように看護師側もさらに勉強することも求められます。正しいことや言うべきことをしっかりと言ってくれる看護師は、介護士からの信頼も厚くなります

 

まとめ:介護施設で働いているならば、介護士との関係性は大切

看護師 介護士 信頼関係

介護施設は、介護士の人数が当たり前ながら圧倒的に多い職場となります。そのため、介護士の力を借りなければ確実に仕事は成り立ちません

病院から介護施設に行くとどうしても、病院にいるヘルパーや助手のイメージが強くなってしまっているためついつい何かを頼みたくなってしまいます。しかし、ここは介護士の世界です。看護師は裏から見守る、母親のような存在であることが、良好な関係性を保てる秘訣かもしれません。

また、この記事を見てくれている看護師と一緒に働く介護士の多くは今まで働いてきた過程で看護師に嫌な思いをさせられた経験のある人が圧倒的に多く、それ故に看護師が苦手な傾向にある人が多いです

そのため、はじめから強い風当たりで接されてしまうかもしれませんが、こちらの誠意を見せ、同等の立場で接していくことで見方も変わり、信用を得ることができるかもしれません。

お互いの信用の上で成り立つ職業ですから、いがみ合わず、まずは看護師の方から一歩歩み寄ってみると良好な関係性が築けるのかもしれませんね。


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食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師の人間関係

(公開日:)(編集日::2018年03月30日)

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