看護師が転職するなら早い方が良いの?遅すぎる転職に注意。

「看護師としていつかは転職したい!」でも「いつ転職するのが良いか分からない」という看護師はベテラン看護師よりも特に若手の看護師に多い傾向にあります。

看護師は資格をとった後にどれだけ知識、看護技術を磨けるかによってその人の看護師としての素質が決まるといっても過言ではありません。

そのため、「早すぎる転職」や「遅すぎる転職」は看護師にとっても致命的であるといえます。

「早すぎる転職」や「遅すぎる転職」は看護師にとっても致命的

もちろん、ずっと1つの職場にいることは悪いことではなく、メリットも多いです。

しかし、「転職したい」と希望があるのであれば、タイミングはとても重要です。

私が転職を数回経験した立場から伝えたいことは、看護師の転職は「早すぎても駄目」だけど、「遅すぎても駄目」ということです。

早すぎた場合は、臨床で技術や知識を磨くことができず、自分で市場価値を落とす結果となります。

逆に遅すぎる転職は、看護師としての技術や知識が十分であっても職業人としての質や市場価値が下がり、「需要がなくなる」あるいは、「転職後に自分自身が苦労する」ことになります。

そのため、「早すぎず」「遅すぎず」のタイミングを見極めて転職をすることが、成功するための最大のポイントといっても良いでしょう。

ここでは、「早い転職」と「遅い転職」を以下のように定義します。

早すぎる転職とは臨床経験3年未満での転職
推定年齢:21歳~25歳
遅すぎる転職とは看護歴(キャリア)10年以上でする初めての転職
推定年齢:31歳~35歳

上記が「早すぎる」「遅すぎる」と定義しながら、その理由について説明していきます。

もちろん、年数だけが関係しているわけではありませんので、理由についても詳しく確認していきましょう。

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1.看護師転職が「早い」と感じる場合

看護師転職が「早い」と感じる場合

看護師として臨床経験3年未満の転職は一般的に早すぎる転職であると言われています。

それでは、なぜ「臨床3年未満で転職することが早すぎる」といわれる理由と共に、看護師転職が「早い」と感じる場合を具体的に説明していきます。

※臨床経験3年と定義していますが、以下に当てはまれば、看護師転職は早いといえるでしょう。

 

(1)看護師としての知識と経験が不足している場合

看護師としての知識と経験が不足している場合

看護師として臨床経験が3年未満の場合、単純に看護師としての知識と経験が不足しているといえます。

看護師として積極的に勉強しない限り、3年以下で多くの知識や技術を吸収し、1人前の看護師として転職先に自分を売り込むことは難しいと考えられます。

 

補足説明!

ポイント

患者の入れ替わりが激しい急性期であっても5年以上在籍して初めて見たという症例もあるため、3年で看護師のすべてを網羅するということはかなり難しくなります。

また、技術も3年在籍してもやったことのない技術が多くあるという看護師もいます。

 

(2)臨床経験が3年以上ない場合、転職の選択肢は狭くなる

転職先として病院以外、臨床経験が3年未満だと転職したくてもできない職場もあります

そのため、転職先の幅が選択する幅が狭まってしまうということが3年未満での看護師転職が早いといわれる理由となります。

【例えば以下のような職場です】
介護老人保健施設や特別養護老人ホームといった介護施設や、救護室や企業の医務室といった特殊な環境を考えている場合、多くの転職先が経験年数を3年以上と設定しています。

 

(3)社会人として経験不足の場合

社会人として経験不足の場合

例えば、看護師経験が3年未満の場合、知識や技術をつけることに注力し、社会人としての常識が欠落しているという人も少なくありません。

そのため、社会人としての経験が足りていないということは、転職が早すぎるといわれる理由となります。

 

リーダーやプリセプターなどの経験をしておこう

多くの病院がプリセプターやリーダー業務、看護研究や共同研究などを割り当てるのは大体3年目から5年目の間くらいとなります。

ここまで経験していれば実績として職務経歴書にも記載できるためより自分の看護師としての価値を高めることができ、初めての転職もスムーズです。

さらに、雇う側からするとすべて1から教えなければならない看護師よりもある程度理解できているという看護師の方が即戦力にもなるため、ありがたい存在です。

総合病院や大学病院など、教育が進んでいる病院もあるため全てに当てはまるというわけではありません。

 

(4)転職に理解のない看護師の場合

例えば、看護師経験を3年未満で転職した場合に転職先の職場では、未熟者と捉える人がいます。

そのため、いくら知識や技術をつけてさまざまな経験を積んできたとしても、「最初は難しい仕事を割り振らない」あるいは「見下される」ということもあります。

最初のうちは苦労することや悔しい思いをすることもあり、転職をすることへの理解が必要となります。

 

補足説明!

ポイント

看護師経験3年未満で転職する方もいますが、自分の立場や世間での市場価値などを考慮して、新しい転職先で働きましょう。

 

(5)希望した職場に転職できない場合

希望した職場に転職できない場合

看護師として転職するならば希望したところへ100%転職したいという思いがあるでしょう。

そのため、希望した職場に転職することが出来ないキャリア(看護歴)の場合、転職は早すぎるといえます。

また、職場によっては看護師としてのスキルが高くても履歴書の経験年数だけで看護師としての器が決められてしまうという場合があります。

 

補足説明!

ポイント

病院やクリニックでは看護師経験が3年未満でも融通が利く場合もありますが、それ以外の職場への転職になると難しくなります。特に看護師数が少ない職場や、医師が常駐しておらず看護師が判断などをしなければならない職場は、面接で落ちてしまうでしょう。

 

2.看護師歴10年以上で初めて転職するデメリット

看護師歴10年以上で初めて転職するデメリット

看護師の中で遅すぎる転職といわれてしまうのがだいたい看護師歴10年ほどではないでしょうか。

それでは、なぜ看護師歴10年以上の看護師の初めての転職は遅すぎるといわれてしまうのかを説明していきます。

 

(1)転職後の職場になじむことに時間がかかる

ほとんどの看護師が初めて働いた病院を病院の基準としてとらえてしまうものです。

経験年数が少ないうちに転職した看護師は次の職場へも柔軟に対応できるものの、経験年数を積み重ねたうえで転職してしまうと「初めて働いていた病院が基準である」という考え方が強く印象づいてしまい、ほかの病院のやり方をやり方が違うと捉えてしまう傾向にあります。

そのため、転職後の職場に馴染むことに時間がかかります。

 

(2)人間関係の構築が難しくなる

人間関係の構築が難しくなる

同じ病院などに10年以上いることで、人から頼られることが多く、みんなが自分を知っているため人間関係がうまくいっていたという看護師が多いでしょう。

しかし、転職してしまえば、みんなが初対面で自分のことを知ってくれている人はいません

それだけでなく若くして転職する看護師のように、フランクに話をしてもらえることや、何かあった時に手を差し伸べてもらえる機会も少なくなります。

そのため、人間関係の構築が難しいと感じることが考えられます。

 

(3)仕事に物足りなさを感じやすい

今までは経験年数も長いということから難しい症例なども積極的に任せてもらえていたかもしれません。

しかし、転職先ではいくら経験年数が長くても最初から難しい仕事を任せてもらえることは難しく、病院のシステムを理解できるまでは軽症の患者を受け持つことが多くなります。

そのため、「やりがい」や「仕事に物足りなさ」を感じ、ストレスをためてしまう看護師も少なくありません。

 

(4)新しい職場の仕事のやり方でトラブルになりやすい

新しい職場の仕事のやり方でトラブルになりやすい

最初に在籍した病院で行ってきたことが、すべて正しいと考えてしまい、新しい職場でのやり方は間違っていると思ってしまうことがあります。

そのため、そのやり方は間違っていると異論を唱えたり、経験年数の浅い看護師に自分の今までいた病院のやり方を押し付けたりしてしまい、その結果としてトラブルに発展することが実は非常に多いのです。

 

補足説明!

ポイント

トラブルにまで発展してしまえばせっかく看護師としてのスキルや技術があっても評価は下がり、信用もしてもらえず結果として難易度の高い仕事をさせてもらえず、看護師として成長していくことがむずかしくなってしまい問題となります。

 

(5)看護師として自信を無くしてしまう可能性がある

看護師として自信を無くしてしまう可能性がある

特に転職して違う分野の診療科で働き始めた場合に、自信を無くしてしまう傾向があります。

当然ながら若手看護師よりもできないことが増え「今まである程度できると思っていたのにこんなにもできないのか」という現実に直面し、看護師としての自信を無くしてしまうという問題があります。

【体験談】結局半年足らずで退職した

私が一緒に働いていた先輩看護師も10年目に初めての職場へ転職してこの問題に直面しました。結局半年足らずで退職してしまい、その後は再就職できずに潜在看護師となってしまいました。せっかく転職したのに早期に退職し、以後自信が持てなくなって再度転職できなくなるという事例もあるため、遅すぎる転職も問題があるものと考えられます。

 

3.【体験談】私の初めての転職は看護師4年目

看護師 斎藤私が初めて転職したのは看護師4年目の年です。

職場に対しての不満は一切なく、結婚といった女性特有のライフスタイルの変化や転居によって、通勤がむずかしくなってしまったということが大きな理由です。

急性期を4年間経験しているということもあり、面接を受ければ病院だけでなく施設や一般企業など多くのところで採用の通知をもらうことができました。

結局は通勤面や家庭との両立を考慮して近場のクリニックを選択しましたが、このことからも、転職のタイミングは大切であるということが分かりました

また、転職活動中だけでなく、転職後も見下された扱いを受けたりすることもなく、経験を尊重した仕事を任され、転職のタイミングがいかに大切かということが分かった理由です。

余談ですが、私の看護学生時代の友人は仕事場の人間関係の悩みから1年目の終わりごろに転職活動をしたところ、病院、それも中規模~小規模の病院以外の採用はゼロだったと聞いています。

 

4.まとめ

看護師の転職のタイミングは意外と難しいものです。

資格職であり、みんなが同等の資格を持っているからこそ、転職後に力が試されるといっても過言ではありません。

経験年数が若くても知識や技術が豊富で仕事ができる看護師もいますが、経験年数だけを見られて苦労することもあります。

経験年数が長くても前の病院と比べるなどその人の立ち振る舞いによって人間関係を構築できない、あるいは自信を無くしてしまう看護師もいます。

自分の転職のタイミングが早いのか、または遅すぎたと感じている看護師は、転職時期だけでなく転職後の立ち振る舞いにも気を遣うことがポイントとなるでしょう。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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