看護師の転職は何歳までできる?良くある悩みを解決!

看護師の転職は何歳までできる?

看護師は女性の割合が多く、結婚・出産・育児などにより一時的に働けない期間があります。看護の仕事は日々、新薬が用いられたり、新しい医療器具・看護の技術などが求められていることを知っているからこそ、一度看護師の職から離れてしまうと復帰が何歳までならできるのか不安を抱える方が多い問題があります。

あるいは何年かはひとつの職場でしっかり勉強して、ゆくゆくはステップアップのために転職をしたいけれど転職の適齢期が何歳なのかよくわからないという看護師も多いです。

単刀直入に申し上げると、看護師という資格は有効期限の制限のない、いわば一生涯の資格といえます。一度取得すれば、自分が心身ともに健康な限り定年後も看護師として働くことが可能なのです。

この記事では転職と年齢についてのよくある看護師の疑問について説明していきます。

1.看護師は何歳まで働けるのか

看護師何歳まで働ける

一般的には国立病院などに勤める公務員看護師と民間企業や病院に勤める看護師の定年は違うといわれています。

  • 公務員看護師:55歳~60歳
  • 民間企業や病院勤務の看護師:60歳~65歳

勤務する医療機関によって定年の年齢規定はさまざまですが、実は看護師の定年というのはきちんと定められていないと職場が多いというのが正しいです。

 

(1)看護師は定年後も何歳までも働くことが可能

それぞれの職場の就業規定に沿った年齢で定年退職をしたとしても、看護師が心身健康でありまだまだ働ける場合は勤務先から委託をされ病院に残って勤務を続けることもできます。

 

ポイント!

ポイント

今でも定年退職後にパートやアルバイト看護師として働いている方はたくさんいます。

 

(2)看護師は定年後の再就職も難しくはない

定年を迎えた看護師の再就職先は少ないのですが他業種と比較するとわかるように、定年しても看護師の知識や経験は医療の現場で重宝されます。最近では定年後の看護師の再就職を支援している病院なども以前よりは増えています。

看護師の定年退職についての詳細な記事「看護師の定年退職と年金 | 定年後に働くメリット・デメリット」もあるので、興味があればぜひお読みください。

 

(3)知識と経験豊富な人材は病院側にとっても必要

定年間近のベテラン看護師は知識と経験が豊富であり、医療施設側にとってみれば残ってほしい人材です。

若い人材を育てる上で、ベテラン看護師は若手看護師にいろいろなことを教えてくれます。

さらに、定年間近の世代の看護師は師長よりも年上であったり、若い看護師の親と同世代であったりすることから、甘えやすく心のよりどころとして一緒に働いてほしいと思っている看護師も多いです。

患者目線からもベテラン看護師は必要

ベテラン看護師を必要とするのは、看護師だけでなく患者も同じです。

ベテラン世代の看護師への方がいろいろなことを話しやすい、相談しやすいという患者も多くいます。

また、入院患者の割合で多くを占める70~80代といった世代が、定年間近の世代があまり大差ないため話についていけやすく、話が盛り上がるため話し相手としても重宝されます。

 

(4)実際に看護師は夜勤を何歳までできる?

「看護師は何歳まで夜勤をすることができるのか」というと、「何歳まで働けるのか?」と同じ回答になりますが、心身ともに健康状態良好であれば何歳まででも夜勤をすることは可能です。

夜勤をする女性看護師

病院で63歳、介護施設で65歳まで夜勤を看護師が行っていた

ちなみに私は、病院では最高齢で63歳、介護施設では65歳まで夜勤を続けている看護師を見たことがあります。

病院で夜勤をしていた最高齢の看護師は師長であったため、仮眠時間が十分に確保されており、患者の元へ頻回に行かなくても良いという立場でしたが、介護施設の65歳の看護師は一スタッフとして2フロアを掛けもって業務をしていました。

 

年齢を気にせず夜勤を長く続けられる条件とは?

実際に定年間近の世代で夜勤をし続けている看護師たちの意見をまとめると、

  • 仮眠の休憩時間がしっかり確保されている
  • 座る時間がそこそこある

という条件下の夜勤であれば働き続けられるということでした。

また、一度看護業界をリタイアして再度就職した看護師よりも、ずっと看護に従事して夜勤をし続けている看護師の方が、働くリズムが身体にしみこんでいるため働きやすいということでした。

 

2.看護師の転職は何歳まで?年齢制限はある?

高齢の女性看護師

前述したように看護師は需要があるため、看護師の転職活動にも特に年齢の制限はありません。むしろ、看護師として長く働いてきた知識と経験はたくさんの施設から重宝されるものとなります。

しかし、採用されやすいかどうかはその医療施設や勤務形態にもよるようです。

 

(1)転職で重要視されるのは看護の経験と知識

看護師の転職には年齢よりも、これまで培ってきた看護の経験と知識が重要な鍵となるでしょう。

  • どんな職場でどんな仕事をしていたか
  • 自分の看護師技術をどう活かせるのか

看護師求人の多くは年齢制限がなく、世間一般的な考えによって転職が難しい年齢があると言われているのです。しっかりとした経験と技術、そしてどうしてその職場で働きたいのかを明確にすれば転職は難しいことではありません

 

ベテラン看護師が採用されやすいのは?

定年間近のベテラン看護師は、正社員よりもパートなどの方が採用されやすい傾向にあり、病院よりもクリニック、介護施設などの方が採用されやすい傾向にあります。

 

(2)なぜ病院だとベテラン看護師は正社員だと採用されにくい?

病院などの雇用側にとってが正社員として看護師を雇う際には、

  • なるべく長く働いてほしい
  • 委員会などの看護業務以外の業務も多い

という理由から、正社員には雇う人数に限りもあるため、若いバイタリティのある世代に担ってほしいと思われることも少なくないようです。

そのため、30代などの看護師に比べると50代を過ぎたベテラン看護師は採用されにくくはなります。

 

(3)クリニックや介護施設でベテラン看護師が採用されやすい理由

一方でクリニックや介護施設は、看護業務のみを遂行していれば良い傾向にあります。

今まで培ってきた医療的な技術やコミュニケーション能力を生かして働ける、定年間近の看護師を正社員でも雇ってもらえる傾向にあるのです。

そのため、正社員としての看護師転職を目指す場合は、介護施設やクリニックなども視野に入れながら探すと効率的だといえます。

 

注意点!

ポイント

ただし介護施設では日勤常勤ができるところが少なく、夜勤をしなければならない場合もあるため、自分の希望している勤務形態と折り合いをつけることも必要でしょう。

 

3.看護師転職事例!年齢が転職にあたえる影響

高齢の女性看護師と医師

看護師の年齢が転職に影響を与えることはあるのでしょうか。

結論から言うと、年齢や職場によっては転職に影響を与えるようです。

ここでは、身近にいた40歳代、50歳代、60歳代でそれぞれ転職をした看護師の例をご紹介します。

(1)大学病院から大学病院へ転職した40歳代の事例

地元の大学病院から他県の大学病院へ転職した40歳代の男性看護師の例です。

この看護師は2つの病院で転職面接を受け、1つの病院から採用をもらい就職しました。

 

30歳過ぎてからの大学病院への転職は難しい

その男性看護師が病院側と転職エージェントから言われたのは「30歳過ぎてからの大学病院への転職は難しい」ということでした。

やはり、教育を重視しその後のキャリアアップを期待されることの多い大学病院では20歳代、30歳代の看護師は受け入れられる傾向にあるものの、40歳代になるとなかなか難しいようです。

 

ポイント!

ポイント

ただし、分院があるような大学病院では受け入れてもらえる可能性があるようで、この看護師も大学病院の分院である大学病院へ転職しました。

 

(2)一般病院からクリニックに転職した50歳代の事例

一般病院で長年勤め、師長まで務めたのちにクリニックに転職した50歳代の看護師の例です。

定年まであと10年足らず、雇ってもらえるか不安だったとのことですが、今までの経験や、人をまとめてきたというコミュニケーション能力も買われ、簡単に正社員として転職できたそうです。

(3)大学病院からリタイアを経て介護施設に転職した60歳代の事例

元々大学病院で長く働いていましたが、家族の介護のため10年ほどリタイア、60歳代で転職活動を始めた女性看護師の例です。

彼女は元々大学病院へ戻ることを希望していましたが、年齢的に夜勤は難しいであろうことや、正社員として雇うことは難しいと言われてしまい、断念しました。

そこで正社員として働き続けられ、夜勤もできる介護施設に転職しました。

介護施設では過去の経験に加え、家族の介護をしていたという経験が買われて容易に転職ができたそうです。

 

まとめ

看護師の転職には年齢制限がなく、やる気があって健康であれば何歳まででも働き続けることが可能です。

上記の例のように転職する場所を選べば何歳になったって転職にもチャレンジすることができます。

大事なことはどのような働き方が自分に適しているのか、譲れない希望条件はどんなものがあるのか明確にしておくことです。まだまだ看護師不足は続くと考えられます。色々な場所で看護師は必要とされているので転職のチャンスはたくさん転がっているのです。

それでも転職に不安がある場合は看護師転職サイトの担当エージェントへきちんと相談しましょう。

もう歳だからと転職に悩んでいる看護師も、もう一度看護の世界で輝いてみてはいかがでしょうか。

齋藤

【神奈川県/20代後半・資格:看護師】

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

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