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現役看護師

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( 看護師 )

病棟で使う看護技術はクリニックでどこまで使えるか?

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現役看護師RAY
看護師クリニック働くため使える看護技術について

病院からクリニックに就職するときに、「病棟で使ってきた技術はどこまで使うことができるのか」と思う人が多いように思います。クリニックでは、病棟で培ってきた技術を使う場面が多く見られるため、決して無駄ではないように思います。しかし、その使う技術の頻度は働くクリニック等によって大きく変わることとなります。

今回は、病棟で使う看護技術、クリニックではどこまで使うことができるのかをお伝えしていきます。これから、病院からクリニックへの転職を考えている方は、ぜひ病棟で練習しておいてから退職しておくことをお勧めします。

【目次】
1.看護師が全クリニック共通で使える看護技術について
・採血は得意であればクリニック勤務には有利
・心電図を正しく使う技術
・水銀計を使って血圧測定ができる技術
・検査紙を使った尿検査ができる技術
・コミュニケーション能力も必要な看護技術のひとつ
・薬剤準備の技術は必須
・翼状針を使った血管確保の技術
2.特徴ある特定のクリニックで重宝する看護技術とは
・皮膚科で特に重宝される創処置の技術
・整形外科でよく使われる包帯法技術
・患者を押さえるのも技術のうち
まとめ

1.看護師が全クリニック共通で使える看護技術について

看護師全クリニック共通使える看護技術

まずは、全診療科共通で使える看護技術をご紹介します。病院でやる頻度が低かった看護技術が以外にもクリニックで増えることとなるのです。クリニックは看護師の人数が少ないため、自分ができない、後退せざるを得ないということになると一緒に働いている人に多大な迷惑をかけるほか、なかなか診療が進まないため患者に迷惑をかけることにもなります。

そのため「できる」よりも、「自信をもってできる」ということが求められます。以下の技術、あなたはいくつ自信をもってできるか確認してみてください。

 

採血は得意であればクリニック勤務には有利

クリニックであれば、採血はどこででも使える技術となり、技術を行う頻度も病院で働いていた時よりも圧倒的に多くなります。特に、検診を行っているようなクリニックで派遣として働く場合は採血ができるだけで給与が上がる場合が多いです。そのため、採血は得意である方が有利です。

 

真空管採血もあると便利

検診を多くやっているクリニックでは真空管採血の需要が高く、一般的なクリニックの場合、普通の採血の需要があります。どちらも経験をしておいて、どちらかの技術を磨いて特技としておくとより有利となるでしょう。

 

心電図を正しく使う技術

病院だと一般的に検査技師さんがやる技術ですが、検査技師が常駐しないクリニックでは看護師が行うこととなります。そのため、病院で働いていた時よりも圧倒的に使う頻度が高くなるのが心電図となります。

 

心電図の使用に自信がない時は対策をする

正しいデータが取れないと検査上の意味をなさなくなり、医師の誤診を招きかねないため自信がなければ病院で練習しておく、もしくはカンニングペーパーを働くときに忍ばせておくなど何かしら対策をとっておくことがおすすめです。

 

水銀計を使って血圧測定ができる技術

病院だと電子機器を使用して血圧測定することが多いですが、クリニックだと意外にも水銀計を使った血圧測定をする機会が多くなります。もちろん、どの器具を使用するかはそのクリニックの医師の好みとはなりますが、特に内科ですと水銀系を使いたがる傾向にはあります。

 

水銀血圧計に触れたことのない場合は技術の確認を

クリニックは病院と違って、診察室がシーンと静まり返っているとは限らず測定中に雑音が聞こえて計りづらいなんていうことは高頻度であります。そのため学生時代以来、水銀血圧計に触れていないという場合は手技の確認だけでなく、耳を慣らすという意味でも少し練習しておいた方が良いでしょう。

 

検査紙を使った尿検査ができる技術

検査技師がいないため、尿検査も看護師のお仕事となります。病院と違って自分で検体を採取できるため検体採取の必要はなく、検査紙を使用してデータを出すというのが仕事の内容となります。ものすごく簡単にできる方法ですが、今まで尿検査を一度もしたことがないという場合は検査紙の使い方くらいは一度覚えておくと良いでしょう。

 

コミュニケーション能力も必要な看護技術のひとつ

これについては、病院でも行ってきたことかと思いますがクリニックでは特にコミュニケーション能力が求められます。病院は、当たり前ながら病気の人が入院してきます。そのため身体だけでなく心も弱っている人が多く、看護師の声かけに励まされています。療養上の世話をしてもらっているため看護師の発言が少々癇に障ったとしても我慢している患者は多いものです。

 

看護師の言葉でクリニックの患者からはクレームがくる

クリニックですと病気であったり体調が悪かったりで、受診はしていますが心身ともに弱っているという表現に合う人は少なく、しっかりとした判断能力を持っている人が多いです。

そのため、優しい声かけはもちろん喜ばしいことですが、看護師の癇に障るような言動は即刻クレームに繋がります。

 

クリニックは患者一人で経営が左右する

病院と違ってクリニックは医療というよりも経営という色が濃いため、1人でも患者を逃してしまえば大きな損失にもつながります。そのため、患者というよりもお客様という目線で丁寧に扱うことが求められます。

 

ポイント!

ポイント

例えば「採血失敗したら二度と来ない」などというように病院以上に理不尽な要求をするような患者もいます。そういった患者の相手をするため、病院よりもコミュニケーション能力が求められるようになります。

 

薬剤準備の技術は必須

病院同様クリニックだって点滴加療をすることがあるため、アンプルカットや薬剤の混注といった技術は意外と使います。病院では薬剤師さんがやってくれていたであろうことも自分たちでやらなければなりません。しかも、少ない体制で回しているクリニックでは、オーダーを受けてからいかにスピーディーに薬剤を詰めて、与薬に進むことができるのかが大切となります。

 

インフルエンザの季節は更にスピーディな薬剤準備が必要

インフルエンザワクチン接種の季節となると、診療科関係なく多くの病院でインフルエンザワクチンを取り扱うようになります。そのため、インフルエンザワクチンを準備するのも看護師の仕事となりますので、さらにスピーディーな薬剤準備が求められるようになります。

 

ポイント!

ポイント

病院の頃のようにゆっくりと確認をとって失敗に気を付けながら薬剤を準備するのと違って、いかに早く、正確に準備できるかが求められます。

 

翼状針を使った血管確保の技術

看護師の中でも苦手な人が特に多い看護技術と言えば血管確保です。血管確保が苦手でクリニックに逃げる人も多いように思います。しかし、クリニックでも血管確保の看護技術は高頻度で使用します。ただし、違うのがクリニックは病院のように留置針は使用しないということ。

使用するのは翼状針であるため、採血の技術がしっかりとしていれば血管確保は余裕でできます。

 

クリニックでの血管確保は難易度は低い

病院で行う留置針の血管確保と違って、正中皮静脈への穿刺も許されていますので、ますます簡単に血管確保を行うことができます。採血嫌いの人でも安心してできるのがクリニックでの血管確保。採血の腕を磨いておいた方が良い理由は、クリニックの採血方法のことも加味されていたりします。

 

2.特徴ある特定のクリニックで重宝する看護技術とは

看護師特徴あるクリニック使える技術

全診療科では使えないけども特徴のある診療科では使える技術をご紹介します。せっかく習得しても使わないのじゃもったいない。看護技術は看護師しかできない技術。つまりは、極めると特定の診療科からは非常に重宝される伝家の宝刀にもなるわけです。こういった理由もあり、特定の看護技術を極めるというのも悪くはないと思います。

 

皮膚科で特に重宝される創処置の技術

皮膚科では、医師は診察のみで処置を看護師に任せるところが多くなります。限られた必要最低限の物資でいかにきれいに手早く創処置ができるかが求められるところとなります。クリニックの大きな特徴は、自分が処置をした後に患者は病院から外に出てしまうということ。そのため、より見た目が綺麗な処置が求められます。

 

創処置の技術が高いと病院に出戻った時も有利になる

病院と勝手が違うので始めは大変かもしれませんが、ここで創処置の技術を磨くと逆に病院に戻った時に処置の手早さと綺麗さで一目置かれる存在になれることは間違いないでしょう。

 

整形外科でよく使われる包帯法技術

ギプス固定やシーネの固定といった整形外科ならではと言える処置で包帯法はよく使われます。こちらも創処置と同様に、外を出歩いても恥ずかしくないよう見た目が綺麗でかつスピーディーな技術が求められますし、クリニックで培った技術は看護のどこの世界に行っても重宝されるものとなります。

 

患者を押さえるのも技術のうち

病院で、認知症などの疾患により暴れている患者や、処置の際に嫌がって暴れてしまう患者を押さえた経験はありませんでしょうか。 実はこの看護師が押さえるという技術が、クリニックでは使われるのです。

 

小児科などの子どもが来るクリニックで必要な技術

保護者の方に抑えてもらうと、やはりかわいい我が子だからということもあって手加減してしまう人も多いのです。しかし、保護者が手加減して押さえている状態で処置をするのは大変危険。そのため、看護師の押さえる技術が活躍します。

 

経験の分だけ安全にしっかりと抑えられる

いろいろな患者を押さえてきたその経験と、どこを押さえると暴れなくなるのかが分かっているので、結構しっかりと押さえることができるのです。また看護師さんが行う声かけも子どもに安心感を与えるようです。

 

まとめ

病院を出たら看護技術はもうあまり使わないだろうと思われがちですが、意外とクリニックの方が1つの分野の看護技術を多用することが多くなります。自分の得意分野を磨いておくと、転職先で思わぬ役に立つかもしれませんね。

 

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。


カテゴリー:看護師転職に必要な知識


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この記事を書いた人:RAY
(公開日:)(編集日::2017年03月26日)

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