クリニック看護師の大変なこと!転職前に確認を

看護師 クリニック勤務 大変

同じ看護師でも独特の業務が多いのはクリニックではないでしょうか。そのため、同じ看護師ですがクリニックで働く看護師は「看護師の仕事って大変だ」と思うポイントが少し違うようです。

そこで今回は、クリニックの看護師が大変だなと感じるお仕事を5つご紹介します。クリニックで働こうと考えている看護師の参考になればと思います。

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看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.患者との関わりが一番大変

クリニック 患者との関わり

クリニックで働く看護師が1番大変だと感じるのが患者との関わりです。病院よりも患者との関わり方がいろいろとあるクリニックですが、以下のような場面で大変と感じることが多いです。

  • 患者=お客様だという考え方に基づいて仕事しなければならない
  • 患者の病状の具体的な説明が看護師からできない

クリニックでは患者に対して丁寧な接客をすることが大切になってきます。そこに苦労を感じる看護師が多いようです。

 

患者はお客様。患者との関わりは全体的に大変

病院の患者たちは看護師を頼ってくれることもあり、少し指示的な口調や敬語を使わなくても許されることがありました。しかし、クリニックにおいてそのような態度で患者と接することは許されません。

クリニックでの患者との関わりは接客業も同然となります。クリニックは病院と違ってその数は膨大であり、患者が好きなように選択して受診することができます。

病院は医師の素質を見て選ぶ傾向が多いのに対し、「クリニックは接客の良し悪しが患者の数客数を決める」という話を働いている時に医師から聞いたことがあります。

 

患者が来なければクリニック自体が潰れてしまう

クリニックは自営業という形となるため、患者を集めなければそのクリニックがつぶれてしまうということもあり得ます。そのようなこともあってか、クリニックの患者はお客様という扱いになります。

ですので、丁寧な言葉を使い、患者の要求は極力呑むのは当たり前です。患者側に非があったとしてもこちらに非があったということとして謝罪をしなければなりません。

病院だったら絶対に薬を処方しないだろうという症例でもクリニックの医師が薬を処方してくれる理由はここにあるようです。特に、自費診療の治療が多い診療科はこの傾向が顕著であるように感じます。

このことからか、診療時間外に駆け込んで来たような常識外れた患者でも笑顔で接客しなければならず、今まで病棟で働いてきた看護師にとっては接客という関わり方に違和感を覚え、また大変だなと感じることでしょう。

 

初診の問診が看護師にとってストレスとなり得る

クリニックは初診の患者に対して問診をするのは看護師の役割であるというクリニックが増えています

普通に受け答え可能であればよいのですが、中には支離滅裂な発言をする者、そもそも何しに来たのか分からない者、看護師に言ってもしょうがないと看護師を見下す者、認知症があり正確な情報が得られないなどいろいろな人がいます。

そのような人たちに対しての丁寧に対応しなければならず、これがかなり負担となります。

 

患者から受けた質問を直接看護師が回答できない

病院であれば、患者から医師の説明の解説・自分の現在の治療・今飲んでいる薬などの質問をされ、説明を求められるということもあったでしょう。

患者からみると医療用語を並べてさらっと話をしてしまう医師よりも患者目線で理解するまでゆっくりと解説してくれる看護師の方が分かりやすいし、看護師へは質問をしやすいという話も聞いたことがあります。

また看護師も質問に回答し、患者の疑問を解決できた時はとてもうれしいと感じる人が多いようです。

しかし、クリニックでは万が一説明した内容が医師の言っていることと異なってしまうと「ここのクリニックは医師と看護師の言っていることが違うから信用できない」と評判が悪くなってしまいますので、多くのクリニックが患者から受けた質問を直接看護師が回答することをNGとしています。

病院では患者の質問になんでも答えられたし、説明をできたということもあり、この回答に制限を掛けられている環境を苦痛と感じる看護師も多く、また大変だと思うのです。

 

2.採血の機会が多く悪戦苦闘する大変さ

クリニック 採血

病棟よりも圧倒的に採血の機会が多いクリニック。それゆえに大変だと思うことも多くなるようです。

ですが、病棟よりも採血の量も多く患者の対応も大変なためクリニックで働いた後に病棟に戻ったら今まで以上に採血で活躍できた、後に派遣での採血業務で活躍できたと後々クリニックでのスキルを活かせている人が多いです。

実際、自分自身もクリニック時代に培った採血のスキルは様々な現場で生かすことができており、大変だったけど頑張ってよかったと唯一思えることとなります。

病院勤務の時には感じなかった、クリニックだからこそ大変だと思う採血業務についてご紹介します。

 

病棟より多い「私の血管は取りにくい」という宣戦布告

病棟では「私の血管は看護師泣かせで…ごめんなさいね」という謝罪の言葉をかけてくれる人が多いのですが、クリニックですともはや宣戦布告であるかのように「血管取りにくいから」と言われることが多いです。

この一言は、看護師によっては絶対に一発で成功してやるとやる気がでる人と緊張して委縮してしまう人に分かれるのです。そのため、クリニックでの採決が精神的に負担となり大変だと感じる人も多いようです。

 

採血慣れしていない患者が多い

病院に入院している患者は、入院する過程で何度も採血をされている場合が多いです。また、入院中も複数回の採血や点滴のための留置針の刺入などの処置をするため、針を刺されるということに少し慣れています。

しかし、クリニックに来る患者の多くは採血を頻繁にやることがないため針を刺されるということがそもそも恐怖なのです。

 

採血の失敗はクレームとなる

病院であれば例えば一発で成功できなかったとしても許容してくれる人が多い一方、クリニックは一発で成功できなければ罵声を浴びせられることもあります。

また、採血の腕イコール看護師のスキルと捉えられ、採血が下手な看護師は以後の処置をお断りされることもあります。採血が苦手で採血の少ないクリニックに就職したとしても健診シーズンになると採血をしなければならないこともあります。

そのため、クリニックでの採血を大変だと感じる人は多いです。

 

3.クリニックは薬剤師不在の大変さがある

クリニック 薬

病院や他の医療施設には薬剤師が常駐しているため分からないことがあればプロの薬剤師へと丸投げできますが、クリニックには院外薬局まで行かないと薬剤師がいません。

多くのクリニックは近くに院外薬局があるものの、中には近くにないところもあります。クリニックでの薬剤関係の大変なお仕事をご紹介します。

 

問診時に患者が今飲んでいる薬が分からない

初診の患者に対しては問診時に現在内服している薬を聞く、初診でなくても新たに追加された薬の確認をするなどクリニックの看護師が薬に接する機会はたくさんありますが、これがまた大変です。

  • お薬手帳にシールが貼られていないのに飲んでいる薬がある
  • なぜか大量の薬を持ち合わせている
  • 薬の名称が分かるものが何もなく、とりあえず薬を持っている

このように、入院していて常に同じ薬を飲んでいるという人であれば良いものの、たまにしか医療機関にかからないという人ですとお薬の管理は結構ずさんです。

病院であれば薬剤師さんにお願いして薬の整理をしてもらえますが、クリニックでは薬の管理も看護師の仕事となります。

もしも誤って、患者が飲んでいる薬の禁忌である薬を出してしまえばそれはクリニック自体の存続にも関わる大きな事故となってしまいます。そのため、患者の飲んでいる薬の確認は病院時より慎重となり、大変だなと思うこともあります。

 

薬のことを聞かれても答えられない

前述したように、クリニックでは病院の頃のように気軽に患者の質問へ答えることができません。それは薬に関しても同様です。

ですので、「なぜこの薬が処方されたのか」・「この薬はいつまで使い続けるのか」などといった質問は、もう一度患者に診察室に入ってもらい、医師と直接のやり取りをしてもらわなければなりません。

ですが、それを促すと「病院の看護師さんなら答えてくれるのに」と文句を言われることもあります。自分の知識を自由に答えることができない環境はやはり大変なものです。

 

4.経験がない健診業務の大変さ

薬 検診

健診業務はクリニックであればどこの診療科であっても体験することが多く、なおかつ病棟では経験することがないのではないでしょうか。健診業務で大変な業務とはどんなことなのでしょうか。

 

クリニックでの検診は正確さが求められる

病棟を経験していると測定って実は少々アバウトにやってしまうことありませんか。しかし、クリニックでの健診はきっちり正確にやることが求められるためアバウトな測定はNGとなります。

派遣でいったとあるクリニックで、実際に健診で看護師が測った値がかなり違うというクレームが入ったようです。

どうやら身長や腹囲の測定をややアバウトにやっていたのですが、その患者が再検査となり大きな病院で1か月後に測定したところかなりの誤差があったことが分かったようです。

また、病院で働いていたときも健診での値と病院で測る身長や腹囲の値にかなり誤差があるということを経験したこともあり、だいぶアバウトにやってしまっているのだなと感じた経験があります。

 

健診内容によってやることが微妙に異なる

病棟で働いているとほとんどお目にかからない健診。健診と一言で言っても、種類は様々で受ける健診によって項目が異なります。そのため、どの健診を受けているのか、検査項目は何かを確認しながら実施していかないと後であれやり忘れていたなんていうことにもなりかねません。

クリニックで働いた当初はそういった細かい流れに苦労を感じる人も多いようです。

 

5.事務的な作業をすべて行う大変さ

クリニック 事務作業

今まではクラークさんや看護補助の方などがやってくれていた事務的な作業は、クリニックでは看護師がやらなければならなくなります。どんな事務作業を大変だと感じるのでしょうか。

 

診療に使う用具の定数管理が大変

病棟で働いていたころは診療に使う用具や薬、注射針などの物品は全て看護補助さんや業者の方、薬剤師さんが管理してくれていたのではないでしょうか。しかし、クリニックではこれらの管理もすべて自分がやらなければなりません。

病棟のように気軽にもらいに行くことや、足りなければ他の病棟から借りるなんていうことができないため、発注ミスが一度でも起こると診療に多大なる影響を及ぼします。責任重大なこの業務を大変と感じる人も多く、ここで看護補助さんやクラークさんのありがたさを実感します。

 

他の病院とのやり取りや紹介状の事務作業も看護師が主体

例えば、他の病院への紹介状作成や、転院するという時、病棟では全て医師や看護事務の間で書類や連絡のやり取りは進んでいて、自分たち看護師は患者の支度をする程度であったと思います。

しかし、クリニックではこれらのやりとりも看護師が主体となって動かなければなりません。クリニックにも医療事務は在籍していますが、どちらかというと患者の会計などお金に関わることで忙しく、看護師の方が早いからと看護師がこの業務に割り当てられているクリニックもあります。

病棟にいればまずやることのない業務に大変さを感じる看護師は多くなります

 

まとめ

クリニック まとめ

いかがでしょうか。療養の世話をしなくていい分楽なのでは、と思われるクリニックですが、クリニックにも病棟とはまた少し違う大変さがあるのです。

病院と比べてオールマイティに仕事をこなさなければならないクリニックでの勤務ですが、病棟より体力的に楽な場合もあります。クリニック求人などの詳細は「クリニック看護師求人|転職前にクリニック転職6つの注意!」をご覧ください。

記事を読み、それぞれの業務内容の違いを知ることで、病棟とクリニックどちらの働き方が自分に合っているのかを見直すきっかけにもなるかもしれません。

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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