治験コーディネーターの看護師にはどんな苦労があるの?転職前に知りたい!

治験コーディネーター 苦労

私は治験コーディネーターとして6ヶ月間働いた経験があります。

治験コーディネーターは臨床現場で働く看護師と違って事務作業が主となる仕事です。

患者と接する時は今までの経験を生かしていれば大丈夫ですが、事務作業については不慣れなことが多く、苦労がつきものです。

なお、治験コーディネーターには2つの雇用形態があり、1つ目は企業に就職して様々な病院に出向く形態のもの、2つ目は病院に就職して病院専属のコーディネーターとして雇用される形態のものです。

私の場合は後者の病院専属の治験コーディネーターとして働いていました。

病院に所属する治験コーディネーターは企業に雇用される治験コーディネーターと比べて残業も少なく、ノルマもありませんので精神的にも身体的にも楽である場合が多いです。

家庭との両立もでき、自分の時間が充実しました。また、現場を離れ少なからず取り残されたような感覚がありましたが、最新の研究に関わる事が出来るため、自己勉強の機会となり自信に繋げることができました。

ここでは、病院専属の治験コーディネーターについてどのような苦労があったのか、またそのような苦労を最小限にするためのポイントについてご紹介します。

治験コーディネーターへの転職を検討されている方は、参考にしてください。

1.パソコン操作の苦労

パソコン操作に苦労する看護師

治験コーディネーターへ転職した看護師の仕事の大半は、パソコンでのデータ入力やアンケート送付となります。

私は今までの病院では電子カルテを使用していましたし、WordやExcelなども看護師の業務上必要な程度で使用していました。

しかし治験コーディネーターとしてのパソコン作業は、今までの看護師経験では全く必要のなかったパソコン知識が必要となってきます。

Excelの表計算を使用したスケジュール管理や、アンケート調査のためのアドレスシール作成などです。初めは全く分からず仕事が捗らずに苦労しました。

 

乗り越えた方法

Excelの本を読んだり、インターネットで情報収集したりしていました。

近年は、インターネットで大抵の事は解決できるようになっています。Excelの本を読むことは時間もかかり大変だという時はインターネットを活用する事をおすすめします。

 

ポイント!

ポイント

最初は不慣れであっても、とりあえずパソコンを触ってみることから初めて慣れていくと良いです。

 

2.メールの送り方・マナーに関しての苦労

メールを送る看護師

看護師として現場で働いていた時、院内メールでのやりとりは行っていましたが、メール送付相手は大抵顔見知りであったため特に文面に関して注意を払っていませんでした。

しかし治験コーディネーターの場合は、一個人としてではなく所属病院の顔として、他院の事務局や他院の医師とメールのやり取りをするため、文面に細心の注意を払う事が必要となってきます。

最初は丁寧語や謙譲語がわからずにとても苦労しました。

また、メールにはいくつかのルールがあり、そのルールを覚えることも初めは苦労しました。

 

乗り越えた方法

丁寧語や謙譲語についてはインターネットで検索していました。

また、送付されてきたメールの文章を参考にして文章力の訓練を行いました。

そして、メールのマナーに関しては本を読みました。薄くてすぐ読める本がありますので、本を読んで勉強することをおすすめします。

 

3.相談相手が少ないという苦労

相談する臨床開発コーディネーターの看護師

病院に所属する治験コーディネーターは各科で2~3人体制でした。

しかし、空間の都合上、部屋が分かれており、常に相談できる状況ではありませんでした。

掛け持っている研究もそれぞれ違うものなので、病院とは違い分からないいことがある時に相談する相手がおらず、苦労する事もしばしばありました。

 

乗り越えた方法

基本的にはマニュアルを参照しました。マニュアルを読み込んでもわからない場合はマニュアル作成元に連絡すると解決できます。

または、院内の研究責任医師に問い合わせることもできます。

問題が発生したとき、誰に相談すれば良いのか把握できていれば乗り越えることができます。

 

4.仕事を教えてもらえないという苦労

仕事を教えてもらえない治験コーディネーター

前述したように、同じ科の治験コーディネーターは居ますが、同じ研究を受け持っているわけではなく、基本別行動でした。

ほかの病院はわかりませんが、私の場合は、就職時に退任される方から引継ぎを少し受けた程度でしたので、手探り状態で仕事を開始しました。

引継ぎを受けた時は理解したつもりでも実際に仕事を始めるとわからないことや確認したいことがたくさん出て、苦労した覚えがあります。

 

乗り越えた方法

大抵の事はマニュアルに書いてありますのでじっくり読んでみるということをしました。

それでもわからない時はそれぞれの研究責任医師や、マニュアル作成元に確認しました。まずは基本に返ってマニュアルを確認し、わからない事をそのままにしないことが重要です。

事務作業でわからない事は、同じ部屋の職員に相談すると違う職種の方であっても、知恵を貸してくれました。

 

ポイント!

ポイント

職種が違うからと嫌煙せず、普段からコミュニケーションをとっておくことをおすすめします。

 

5.研究内容を把握する苦労

研究内容を把握する治験コーディネーター

治験コーディネーターが携わる研究には種類があり、その種類によって介入の仕方が変わってきますので1つ1つの研究内容を把握する事が重要です。

医師や患者から突然研究内容について問い合わせが来る事もしばしばあり、直ぐに返答できるようにしておかなければなりません。

私は同時に4~5個の研究を受け持っていました。同じような内容の研究があり、把握する事に苦労しました。

 

乗り越えた方法

いつ問い合わせがあっても良いように研究についてまとめたメモを作成し、常に持ち歩いていました。

 

6.患者スケジュール管理の苦労

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研究によっては、300人程度の患者を登録しているものもあり、そのすべての患者の受信日や副作用情報などを管理しなければなりませんでした。

受信日を忘れてしまうと研究の継続ができなくなったり、医師から患者に連絡してもらったりしないといけないため、スケジュール管理には特に気をつけなければなりません。しかし大量のデータを把握するのはとても大変でした。

 

乗り越えた方法

Excelを利用しながらスケジュール管理をしていました。

しかしそれだけでは見落とすことがあったので、ToDoリストも作成し定期的に見直し、管理していました。

 

7.医師との調整の苦労

医師

医師の作製したデータを基にデータ入力するのですが、医師がなかなかデータ作成をしてくれず、業務が滞り苦労する事がしばしばありました。

 

乗り越えた方法

治験コーディネーターは現場の看護師ほど医師と話す機会がありませんが、普段から意識して医師とコミュニケーションをとっておくと、スムーズに連携がとれます。

 

8.まとめ:転職してからの苦労を最小限にするには?

転職してからの苦労を最小限にするには?

看護師が治験コーディネーターへ転職すると様々な苦労がありますが、パソコン操作やメールなどの一般事務の知識は経験しながら覚えてしまえば苦労は最初だけです。

また、治験コーディネーターは同僚が少なく孤独な職業ですが、積極的に他職種の方ともコミュニケーションをとり、わからない事はそのままにせず必ず確認する事が出来れば大丈夫だと思います。

もし、転職してからの苦労を最小限にしたい場合は、予めパソコン操作について勉強しておいたり、フォロー体制が充実しているような職場を、転職サイトを利用して探したりすると良いでしょう。

さーやん

【愛知県・資格:看護師】

最短コースで看護師を目指し、20歳から様々なジャンルの看護経験を積みました。分野としては救命救急センターで働いた期間が約8年と一番長いです。現在は家庭に入り、看護師ライターとして活躍しています。今までの転職経験を生かして皆様の転職活動のお役にたてる情報を提供していきたいと思います。

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