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消化器内視鏡技師の資格取得!看護師が勉強方法や実践したこと

ラビウサ
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消化器内視鏡技師 資格取得 勉強方法 実践

2017年から、消化器内視鏡技師試験は面接がなくなり、筆記試験も1種・2種で区別せず、すべての人が基礎的医学の筆記試験を受けることになりました。

ですが、消化器内視鏡技師の試験は落とすための試験ではなく、今までの経験を知識レベルで確認するための試験です。そして、資格を取ることで、自分が2年以上内視鏡業務を頑張ってきた証であり、自信になります。

このページでは、私(看護師)が消化器内視鏡技師資格を取るまでの経験と、取得してから体験したことについてご説明します。

1.消化器内視鏡技師資格取得の勉強方法と合格ポイント

消化器内視鏡技師 資格 勉強方法

最初に私が消化器内視鏡技師資格を取得する際に行った勉強方法と、合格したポイントについて紹介していきます。

 

試験に出る検査や治療を経験して勉強をした

消化器内視鏡技師資格を取得するために、医師や看護部長に相談し、手術室での腹腔鏡を用いた手術の外回りを経験するなどの方法をとり勉強をしました。そのため、できる限り試験に出る検査や治療は体験をさせてもらえるように働きかけました。

 

見て覚える勉強法は合格ポイントのひとつ

見学する・経験する方法で試験対策できたことは大変でしたが、とても役立ちます。例えば、直接消化器内視鏡技師は担当しないけれど試験に出る腹腔鏡検査についても苦手意識を持つことなく挑めたと感じます。

 

試験の筆記問題は短期集中で覚えると良い

私は、試験1か月前から練習問題とテキストを繰り返し見返しました。消化器内視鏡技師の試験は、ひっかけ問題は少なく、テキストに目を通しておけば答えられる内容だからです。繰り返しテキストを見返すことにより

  • 出題率が高い問題の傾向も見えてくる
  • 問題や回答を記憶にとどめてくことができる

ようになります。ダラダラと覚えるよりは、筆記試験の勉強は短期集中して覚えることがおすすめです。

 

ポイント!

ポイント

私は書類審査に合格し、2次試験が3月でしたので、2月から繰り返しテキストと練習問題を繰り返しました

 

試験前日に面接対策の再確認を行うように務めた

消化器内視鏡技師資格の面接試験前日には、施設で使っている内視鏡の種類、機材の名前を再確認しました。実際の面接では、医師から内視鏡の種類や検査・治療に関する機材について聞かれるためです。

 

ポイント!

ポイント

2017年から消化器内視鏡技師資格の面接試験はなくなったようです。

 

検査・治療件数の経験の多さは書類審査で有利になる

書類審査の一つに、内視鏡介助実績証明書というものがあります。ERCPなどの特殊検査がなくても、消化器内視鏡技師になることはできます。ですが、件数や処置の多さは、書類審査上の強みになります。

 

試験はマークシートで記入漏れをしないことも大事

消化器内視鏡技師試験の筆記試験で落ちる多くの方は、マークシートに慣れていない看護師だとも言われています。せっかく勉強したのに、基本的なことで落ちてしまうなんてもったいないです。合格するために一番注意して欲しいポイントは、

  • 自分の名前
  • 受験番号
  • マークした番号にずれがないか

などを確認することと言えます。

 

消化器内視鏡技師試験にの試験監督は直接注意ができない

私は消化器内視鏡技師会地方会の役員だとして、試験監督を任されたことがあります。試験監督は受験者に直接の注意が禁じられています。「もう一度、名前を確認してください」と声をかけるしかできないため、記入必須項目は最初に埋めましょう

 

2.消化器内視鏡技師の勉強と仕事を両立する方法

消化器内視鏡技師 勉強と仕事を両立

看護師が仕事をしながら資格の勉強をすることは難しいと思われがちです。ここでは私が消化器内視鏡技師の資格取得のために、どのように勉強と仕事を両立させたか説明します。

 

検査介助につくだけではなく実践から学ぶよう心がけた

消化器内視鏡技師の勉強は、新しい知識を身に付けるよりも、これまでの実践の根拠を再確認することが大事です。そのため、検査介助については、患者の背中をさするだけでなく、

  • 患者に挿入された内視鏡から得られる情報について学ぶこと
  • 患者の検査ごとに解剖生理を身に付けること

を意識して仕事に取り組むことが、消化器内視鏡技師の試験勉強になり、仕事と両立できるコツです。

 

試験のための勉強は身につかない内容が多い

実践から学び、試験勉強で再確認することで、知識と技術が自分の中に落とし込まれます。自分の中に落とし込まれた知識はいつになっても忘れません。試験勉強のために勉強する方法は、その時だけの知識になりがちです。

 

テキストを確認しながら機材を扱うようにした

消化器内視鏡技師試験を受けるためには、内視鏡機器取り扱い講習を1回以上受ける必要があります。これが、本当に推奨される取り扱い方法です。このテキストを見ながら、

  • 内視鏡の構造
  • 内視鏡の洗浄
  • 内視鏡の消毒

などについて、テキストを見ながら確認し、実施することが業務と勉強がリンクし身に付き、仕事と勉強の両立にも繋がります。

 

ポイント!

ポイント

消化器内視鏡技師は、内視鏡とその周辺機器の取り扱いも、大切な業務の一つです。

 

研究会や内視鏡機器取り扱い講習の日程をチェックしておく

消化器内視鏡技師になるためには、2回以上の内視鏡研究会(学会)の出席と、1回以上の内視鏡機器取り扱い講習を受ける必要があります。受講必須の講習の日程をチェックしておくことで、あらかじめ仕事の休みを申請するなど、余裕を持った対応ができます。

 

受講必須の講習会の日程を逃すと試験が受けられくなる

消化器内視鏡技師になるために必要な研究会も内視鏡機器取り扱い講習の回数も増えましたが、やはり講習の数は限られています。そのため、あらかじめそれらの日程をチェックしておかないと、試験そのものが受けられなくなります。

 

ポイント!

ポイント

私が技師試験を受けたときは、内視鏡機器取り扱い講習が年に1、2回で、しかも遅刻・途中退出をすると無効でした。

 

3.消化器内視鏡技師の資格取得で苦労したこと

消化器内視鏡技師 苦労すること

私は一度転職したクリニックで内視鏡検査の介助を行うことがきっかけで、消化器内視鏡技師の資格を目指すようになりました。そこで、実際に消化器内視鏡技師の資格を取るために苦労をしたことについて紹介したいと思います。

 

内視鏡の経験を積むために新たに総合病院へ転職したこと

クリニックでは、先輩看護師から内視鏡の洗浄や介助の仕方を教わり、いわれるままに対処していただけでした。ですが、2年間クリニックで検査介助を行う中で、

  • 本当にこのやり方でいいのだろうか
  • ただ検査につくだけで看護師としてやれることはないのか

という疑問が生まれ、もっと内視鏡のことを知りたくなり、総合病院に転職することを決めました。やりたいこととはいえ、総合病院への転職は大変でした。

 

ポイント!

ポイント

内視鏡専門医がいる消化器専門のクリニックであれば、消化器内視鏡技師を目指すことは可能ですが、私は資格取得前にたくさんの看護技術を勉強するために総合病院の転職を選択しました。

 

総合病院への転職半年で責任者を任されたこと

総合病院の仕事はクリニックと異なる点も多く、慣れるまでには苦労した覚えがあります。そんな中、転職して半年後、私の教育者である先輩看護師が他の部署へ異動になり、半人前である私が所属部署の責任者に任命されました。

責任者になり、消化器内視鏡技師の資格取得を目指すことは大変でした。

 

苦労することはあっても総合病院への転職はメリットが多い

転職した総合病院の内視鏡室は小さいながらも、

  • 上部・下部・ERCP検査と治療
  • PEG造設
  • 胆道鏡
  • 気管支鏡

などの介助を経験することができました。大変ではありましたが、転職目的に叶う仕事は出来たことは良かったと感じています。

 

資格取得条件である2つの施設の証明書を発行してもらうこと

消化器内視鏡技師になるために必要な、明確な検査・治療数は決まっていません。しかし、

  • 消化器内視鏡部門で消化器内視鏡専門医の元で2年以上勤務した証明ができること
  • 内視鏡機器取扱い講習会に1回以上、技師研究会などに2回以上出席していること

という上記2つの証明書となる書類を提出し、書類審査を受けることになります。

そのため、総合病院だけの経験では、実際に資格取得を目指すまで3年近くかかってしまうため、クリニックの医師に勤務証明書をお願いする必要がありました。

 

ポイント!

ポイント

私の場合は、クリニックの医師が指導医を持っていたこと、円満退職だったことなどが幸いして、書類を書いてもらえました。

 

専門医の元で内視鏡部門の経験を積ないと資格は取れない

内視鏡技師になりたいと思い、内視鏡部門に勤務するときには、医師の資格をチェックすることが大切です。内視鏡検査を担当している医師が専門医でなければ内視鏡部門の経験を積んでも、消化器内視鏡技師になる道が開けません。

 

4.消化器内視鏡技師の資格を取得して良かったこと

消化器内視鏡技師 良かったと思う

私は、ERCP関連の検査や処置がとても好きで、その検査や処置の介助を心行くまで仕事として関わることができたことは、とても幸運だったと思っています。消化器内視鏡技師をとったことで、その後転職した際にも、内視鏡室勤務になることができました。

 

検査を受ける患者に寄り添う技術が身についたこと

内視鏡検査は、苦痛を伴う検査です。そのため、少しでも患者の苦痛が軽減できるように、体位を工夫したり、タッチングを取り入れたり、看護記録を活用したりと、スタッフと話しあい看護技術を高めていきました。

 

患者からも感謝の言葉をたくさんもらえるようになった

検査や治療にかかわる看護師は、医師の影で見えなくなりがちですが、「ここは看護師が優しいから検査を受けに来た」「説明しなくても、わかってくれている安心感がある」といった言葉を、患者からもらえた時は、看護師としてうれしかったです。

 

研究発表が苦でなくなったこと

消化器内視鏡技師となり、医師との仕事が増えると、「看護師もどこかで発表しなさい」と言われることが増えます。最初は院内の研究発表でさえ苦痛でした。研究発表の資料に注意を受けて再提出したり、歯がゆく悔しい思いをしました。

ですが、その経験を乗り越えたことは、自信となり、研究発表をすることの度胸も据わりました。

 

管理業務に興味がわくようになったこと

消化器内視鏡技師は、感染管理や物品管理、患者のデータ管理なども担当することになります。内視鏡をきちんと扱いたい、患者が苦痛なく検査を受けられる援助法を身につけたいから始まった私ですが、徐々に、それを支える管理業務の大切さも学びました。

 

管理業務になって更に仕事の楽しさを知るようになった

消化器内視鏡技師になり、責任をもって仕事に携わることで、

  • 内視鏡の安全をどう視覚化すべきか
  • スタッフの感染対策はどうか
  • 介助方法の統一化はどう図るべきか

など、安全に検査を提供するための管理業務の楽しさを知ることができました。

 

まとめ

私が看護師免許のほかに一番先に取った資格は、消化器内視鏡技師資格でした。消化器内視鏡技師をとったのは、今から15年以上前になり、3回認定資格を更新しました。

内視鏡部門に興味がある、今、その部門で働いている方は、ぜひ、戦略的に消化器内視鏡技師を目指して計画を立ててみてください。技術は、あなたの強みになります。



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この記事を書いた人

看護師をして20年以上になります。外来・病棟・検査室・クリニックなど、いろいろな場所での業務を経験しました。
ですが、一時は看護師をやめようと思ったほど、心身共に追い詰められた時期もあります。現在は、看護師も続けつつ、ライターやカウンセラーとしても活動しています。
今までの経験を生かして、いろいろな体験談も書いていこうと思っています。よろしくお願いします。


カテゴリー:看護師の資格取得

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この記事を書いた人:ラビウサ
(公開日:)(編集日::2017年12月13日)

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