著作者

Chiko

現役看護師

Chiko

( 看護師 保健師 )

長期派遣で看護師が働くメリット・デメリットと注意点

Chiko
現役看護師 Chiko
看護師 派遣 長期

看護師が転職を考えるとき、どのような雇用形態で働くかが一つのポイントになります。

看護師として働く際には、正規・契約・派遣など、様々な雇用形態と働き方の特徴がありますが、より柔軟性のある立場を求めて派遣で長期に働くことを選ぶ看護師もいるでしょう。

ここでは、看護師が派遣で長期に働くメリット・デメリットと注意点についてご紹介します。

1.長期派遣看護師の働き方のパターン

派遣会社担当者と話す長期派遣女性看護師

正規採用として長く勤めるのではなく、派遣看護師として長く働くには、

  1. 同じ派遣先でずっと働き続ける場合
  2. 契約終了毎に派遣先を変える場合

という2つのパターンが考えられます。

それぞれの場合、以下のことを心がけておくとスムーズ且つ長期的な視点での派遣契約につなげることができます。

同じ派遣先でずっと働き続ける 契約更新を繰り返す
その派遣先でなるべく長く働きたいという意思をみせる
契約終了毎に派遣先を変える 派遣契約終了毎に、派遣会社に依頼し次の派遣先を探してもらう
次の派遣先で働くにあたり、条件の変更があれば派遣会社に伝える

 

派遣会社の担当者と密にコミュニケーションをとる

看護師が長期で働くうえで、派遣会社の担当者としっかりコミュニケーションをとることを心がけましょう。

派遣契約で看護師として働くときは、細かな条件に関しては派遣会社が職場とやりとりをします。

何か質問がある場合には派遣先の職場と直接ではなく、必ず派遣会社を通すようにします。

よって、長期間派遣で働くには派遣会社の担当者との関係性がより大切になってくるため、担当者とは密にコミュニケーションをとることが望まれます。

 

2.看護師が派遣で長期に働くメリット

長期派遣で働く笑顔の女性看護師

正規職員や契約職員にこだわらず、長期派遣看護師としての働き方を選ぶことで得られるメリットは様々です。

同じ派遣先でずっと働き続ける ゆとりのあるシフトで安定した収入が得られる
スタッフとの人間関係を構築しやすい
社会保険に加入でき、有給休暇もとれる
ママ看護師は子育てと仕事を両立できる
契約毎に派遣先を変える 職場の人間関係のストレスが少ない
興味に合わせて様々な職場を経験することができる

同じ派遣先でずっと働き続ける場合と、契約毎に派遣先を変える場合に分けて、それぞれ以下で詳しくご紹介します。

 

看護師が同じ派遣先でずっと働き続けるメリット

まず、看護師が同じ派遣先で長期働き続けるメリットについてご説明します。

 

ゆとりのあるシフトで安定した収入が得られる

看護師が派遣として働くときの心配事の一つに、収入面での不安定さが挙げられます。

しかし、派遣先との合意により契約更新を重ねることで長期にわたり安定した収入が確保できます。

また、派遣先との相談により

  • 夜勤免除
  • 曜日固定またはシフト制のスケジュール

といった条件で契約することができ、残業も免除されやすくなります

 

ポイント!

ポイント

派遣看護師として働く条件によっては、正規職員よりも少ない勤務日数・勤務時間にもかかわらず、同等またはそれ以上の月収につながることもあります。

 

スタッフとの人間関係を構築しやすい

長く同じ職場で働くことで、スタッフや上司との信頼が深まります。

毎日顔を合わせるためスタッフとは徐々に親しくなるうえ、業務内容に差はあっても「職場の一員」としてみなされるようになります。

任される仕事が増え、派遣先での仕事のルールや物品の位置など様々なことに慣れてくると居心地よく感じるようになるでしょう。

 

社会保険に加入でき、有給休暇もとれる

正規職員として働くと、雇用保険・健康保険・年金保険などの社会保険に自動的に加入となりますが、派遣であっても長期で働く場合には、一定の条件を満たせば上記の社会保険に加入することが可能になります。

派遣契約終了の際には失業保険がもらえるため、安心感が得られることでしょう。

また、派遣であっても雇用日から起算して6か月以上継続勤務し、さらに全所定労働日の8割以上勤務をした場合には有給休暇が取得できると労働基準法で定められています。

週ごとの勤務日数も関係してくるため、派遣会社に問い合わせてみましょう。

 

注意点!

ポイント

私の場合は有給休暇の取得要件を満たしていたものの、退職日間際になってから「派遣でも有給がもらえる」ことを知ったため、話し合いの結果有給買い取りとなりましたが、買い取り金額が安く、結果として損をすることになりました。

有給に関してはこちらから尋ねなければ教えてくれないことがあるため注意が必要です。

 

ママ看護師は子育てと仕事を両立できる

看護師は女性が多い職場ゆえに、女性ならではの生活の変化と仕事との兼ね合いに悩む人が珍しくありません。

ママ看護師の場合、子育ては長期に渡りますが、長期派遣看護師としての働き方を選ぶことで時間的な融通が可能となり、無理なく仕事を続けられます。

また、勤務状況によっては派遣であっても育休を取得できる可能性もあります

 

看護師が契約終了毎に派遣先を変えるメリット

次に、看護師が契約終了毎に派遣先を変えて働くメリットについてご紹介します。

 

職場の人間関係のストレスが少ない

派遣という立場上、正規職員とは一定の距離を保てるため人間関係上のストレスを感じにくいでしょう。

ストレスが強い状況であれば契約を更新せずに別の派遣先に移ることができるため、プレッシャーを感じずに仕事に専念することができます。

 

興味に合わせて様々な職場を経験することができる

看護師として長く働いていると、別の科や施設にチャレンジしたくなることがあります。

例えば、病院で高齢者ケアに興味をもったため特養や老健のような施設の経験が欲しくなったり、他科で新しい知識を吸収したいと考えたりすることもあるでしょう。

契約更新毎に新たな経験を得たい、好奇心旺盛な看護師には向いている働き方と言えるでしょう。

 

ポイント!

ポイント

更新毎に派遣先を変える場合だと、同じ派遣先で長期に働くスタイルに比べて有給や育休など制度上のメリットは少なく見えますが、その分自由さがあるため、様々なことに挑戦したい看護師には適した働き方と言えます。

 

3.看護師が派遣で長期に働くデメリット

落ち込む長期派遣で働く女性看護師

派遣で長期に働いていると、働いている期間は正規職員と変わらないにも関わらず異なる扱いを受けることがあります。

派遣看護師として働いている以上、正社員と同等の評価をもらえない可能性があることを前もって理解しておく必要があります。

同じ派遣先でずっと働く場合と、契約終了毎に派遣先を変える場合、それぞれの場合に分けてデメリットをご紹介します。

 

看護師が同じ派遣先でずっと働き続けるデメリット

まず、看護師が同じ派遣先でずっと働き続けることのデメリットについてご説明します。

 

職場内でキャリアアップを目指すことは難しい

どれだけ長く派遣看護師として働いたとしても、派遣は「責任のある立場」ではありません。

役職にはつけず、研修や人事考課の対象とならないというのが長期派遣看護師の立場です。

長く働いたからといって正規職員と同じように評価してもらえるとは初めから思わない方がよいでしょう。

 

長く勤めてもボーナスは出ない

派遣は時間給で契約しているためボーナスはありません。

正規契約の看護師がボーナスの話題をしていてうらやましくなってしまうこともあるかもしれません。

特に正規職員と同様の業務をこなしている場合はなおさらです。

ボーナスがないことでモチベーションの維持が困難になる場合もあります。

 

看護師が契約終了毎に派遣先を変えるデメリット

次に、看護師が契約終了毎に派遣先を変えて働くデメリットについてご紹介します。

 

転職の際に評価につながりにくい

契約終了毎に派遣先を変える場合は職場を転々とすることになるため、スキルアップとなりにくいでしょう。

一つの職場でじっくり働く場合に比べて新しい技術や知識は習得しづらく、転職の際にはなかなか評価につながらずジレンマを感じるかもしれません。

将来的に看護のキャリアを積みたい場合には、あらかじめ方向性を決めてから派遣先を選ぶほうが賢明です。

 

4.看護師が派遣で長期に働く際の注意点

派遣会社担当者と話す長期派遣女性看護師

派遣看護師は派遣会社との間で契約書を交わした上で、派遣先での就業となります。

契約時に派遣会社に確認するべき注意点を、同じ派遣先でずっと働き続ける場合と契約終了毎に派遣先を変える場合に分けてご紹介します。

 

看護師が同じ派遣先でずっと働き続ける注意点

まず、看護師が同じ派遣先でずっと働き続ける場合、派遣会社に確認したい注意点についてご紹介します。

 

時給アップが可能か確認する

派遣看護師として長期間働くと、勤務態度に応じて時給が上がることがあります。

給与は派遣会社から支払われるため、交渉は派遣会社を通して行います

少しの時給の違いが給料に響くため、派遣会社に問い合わせてみてもいいかもしれません。

 

更新可能期間の上限を確認する

派遣は最長で3年まで更新できると法律上決まっていますが、個々の派遣先の規則によっては、それよりも短期間となることもあります。

あらかじめ長期で働きたい場合には契約の段階で話し合うのが無難です。

 

補足説明!

ポイント

私の働いていた派遣先では、職場独自の就業規則により1年半が更新期間の限度でした。

 

看護師が契約終了毎に派遣先を変える注意点

次に、看護師が契約終了毎に派遣先を変えて働く場合、派遣会社に確認したい注意点についてご紹介します。

 

条件に合った次の派遣先があるか確認する

条件に合った次の契約先がすぐに見つかりそうか、あらかじめ派遣会社と連絡を取る必要があります。

タイミングよく見つかれば良いですが、必ずしも希望に沿う派遣先が見つかるとは限りません。

  • 現在の契約条件との変更点
  • 希望する施設や診療科

以上のことを明確にしたうえで派遣会社と早めに相談するようにしましょう。

 

まとめ

看護師が派遣で長期に働くには、

  • 同じ派遣先でずっと働き続ける場合
  • 契約終了毎に派遣先を変える場合

の2パターンがあり、それぞれに特有のメリットとデメリットが存在します。

ご自分の求める働き方を明確にイメージし、納得のいく雇用形態を選びましょう。

派遣で長期に働くことを検討している方々のご参考にしていただければ幸いです。


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大学病院・総合病院で経験を積んだのちに海外の看護に興味をもちオーストラリアに留学。
現在は派遣看護師としてマイペースに活動している主婦です。老人ホームやデイサービスでの単発派遣経験も豊富です。海外旅行が好きで、独身時代はバックパッカーをしていました。
人間関係や看護師としてのキャリア、転職など多くの人が悩むことに私もぶつかってきたので、同じ目線での記事を書いていければと思います。

保有資格 ・正看護師 ・保健師
出身/年齢 ・神奈川県/36歳
職務経験 ・大学病院 ・総合病院 ・専門病院(透析病院) ・有料老人ホーム ・デイサービス ・訪問入浴
診療科経験 ・消化器内科 ・混合内科 ・内科外来 ・内視鏡室 ・腎臓内外科

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:派遣看護師

(公開日:)(編集日::2018年03月22日)

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