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くるみん

現役看護師

くるみん

( 看護師 ケアマネージャー)

看護師が施設で夜勤バイトをする前のポイント5つ

くるみん
現役看護師くるみん

看護師が施設で夜勤バイトをする場合、どのようなことを知っておく必要があるのでしょうか。

施設での夜勤バイトをする際には、仕事内容を確認してメインの仕事に支障が出ない職場を選ぶことが大切です。

今回は、看護師が施設で夜勤バイトする際に知っておきたいこと5つについてそれぞれ説明していきます。

1.施設の夜勤バイトを行う看護師の役割

施設の夜勤バイトで健康管理を行う看護師

はじめに施設で夜勤バイトを行う看護師の役割については、説明ししていきます。

 

(1)施設の利用者の健康管理を行う役割

施設の夜勤バイトの看護師の役割として利用者の健康管理があり、日勤帯での状態の申し送りを受け、状態の観察や体調不良になった場合に対応をします。

介護職員の人数も少ない中、いかに正確に判断してアセスメントをし、指示を出していけるかが大切です。

 

(2)施設の利用者の服薬相談を行う役割

施設の夜勤バイト看護師は利用者の服薬相談を行う役割も担います。

利用者の服薬相談には、服薬させるべきか否か判断に迷うものが多く、看護師は一緒に利用者の状態を見たり、情報を聞いたりして看護師が頓用薬の使用を検討し判断します。

 

(3)介護職員への協力を行う役割

施設での夜勤の場合、介護職員の数も1~2人になり、その際に認知症患者の徘徊や不穏時の対応など、介護職員だけでは手が回らない状態の場合には看護師も協力します。

そのため、介護職員へのサポートも看護師の役割の1つといえます。

 

補足説明!

ポイント

夜勤バイトの看護師は、時に介護職員の悩み相談や利用者の相談等、介護職員に寄り添って話をすることもあります。

 

2.夜勤バイト施設の種類と仕事内容について

施設の夜勤バイトでバイタルサインを行う看護師

看護師の夜勤バイトの施設には、「どのような場所があるのか」「仕事の内容にはどんなものがあるか」の2点について、ご紹介していきます。

 

(1)看護師が夜勤バイトを行える施設の種類

看護師の夜勤バイトを募集している施設は、

  • 特別養護老人ホーム(特養)
  • 介護老人保健施設(老健)
  • 有料老人ホーム

以上の3つが一般的です。

施設の種類によって多少仕事内容は異なりますが、施設の夜勤という面では仕事内容はそこまで変わりません

 

(2)看護師の夜勤バイトでの仕事内容

施設の夜勤看護師の主な仕事内容は、

  • バイタルサイン
  • 服薬介助
  • 血糖測定・インシュリン注射
  • 吸引
  • 経管栄養注入
  • 看取り介護の対応

等があります。

それぞれについて以下で詳しく説明していきます。

 

バイタルサインの計測

夜間帯は、利用者が睡眠している時間であるため、バイタルサインを測定することはありませんが

  • 「体調不良の利用者」
  • 「起床時に血圧などを測定するような指示がある利用者」

等に実施します。

施設によっては、介護職員が測定する施設もあるため、測定したものを報告してもらい異常値があった場合は看護師が再検します。

服薬介助とダブルチェック

夕食後の服薬準備は、日勤看護師が行ってくれていることが多いため、服薬の介助を介護職員と一緒に行ったり、看護職員1人で行ったりします。

服薬終了後は、介護職員とダブルチェックをし、飲み忘れのないことを確認して配薬チェック表にサインをします。

 

血糖測定・インシュリン注射

朝食前に血糖測定を実施し、結果によっては医師の指示の出ているインシュリンの量を注射します。

 

夜間帯のたん吸引

夜間帯に、たん吸引が必要な利用者に定時に吸引を行い、それ以外にも必要に応じて吸引を行う場合もあります。

 

経管栄養注入

朝食の経管栄養の準備をして、吸引を行った後に経管栄養注入を実施します。

施設によって、経管栄養注入は滴下タイプや注入タイプ等、種類は様々です。

経管栄養終了後は薬と白湯を流し、片付けまで行いますが施設によっては、準備・片付けは介護職員が行うこともあります。

 

看取り介護の対応

「施設で最期を迎えたい」という利用者について看取り介護を行い、夜間帯に呼吸停止を確認したときに医師にオンコールをすることや、家族が来園したら医師とともに死亡確認に立会います。

死亡確認後には、介護職員が家族と一緒に清拭や更衣をするためその前にエンゼルケアを行い、必要に応じて家族の対応や、葬儀屋が来園した後の見送りを行います。

 

3.看護師が施設で夜勤バイトを行うメリット

施設で夜勤バイトを看護師が行うメリット

看護師が施設で夜勤バイトを行うメリットを、病院の夜勤バイトと比較して具体的にお伝えしてきます。

 

 

(1)週1回や単発でバイトができる

病院の看護師夜勤バイトは、募集が少ない傾向があります。

しかし、施設の看護師夜勤バイトでは週に1回や単発の看護師バイトが豊富にあるため、気軽にバイトができ自分の都合に合わせて働くことができます。

 

(2)仕事内容に対し給料が良い傾向がある

病院の夜勤バイトと施設の夜勤バイトの給料の比較については、以下の通りです。

病院の夜勤 ・1回あたり1万~1.2万円
施設の夜勤バイト ・2交代の時間でだいたい3万円前後

上記から、病院の夜勤手当と比べると約3倍以上の違いが出ることがわかります。

働き方によっては、日勤常勤をメインのバイトで働いて、夜勤のバイトを月8回程度入れば日勤常勤以上の給料をもらえる可能性があるため、たくさん稼ぎたい看護師にはお勧めです。

 

(3)利用者の変化が少なく次の夜勤まで日数が空いても忘れない

病院での夜勤バイトのように、次に出勤したら患者が変わっているようなことが施設の夜勤バイトでは少ないです。

そのため、夜勤バイトの日数が少なくても、利用者が変わらず慌てることもないため、1から情報収集をしなくても働くことができます。

 

4.看護師が施設で夜勤バイトを行う際に辛いこと

施設で夜勤バイトを看護師が行う場合の辛いこと

看護師として働く中で辛いことはつきものですが、看護師が施設で夜勤バイトをする場合には、どのような辛いことがあるのでしょうか。

 

(1)施設の夜勤バイトは看護師が1人のため責任が重い

施設では、病院のように看護師が多くいるわけではなく、看護師1人で夜勤を行わなければなりません。

そのため、急変時などしっかり病態生理ができアセスメント能力がないと非常に厳しく、看護師経験が浅い場合は施設の夜勤バイトをお勧めできません。

 

ポイント!

ポイント

施設には、多くて100人~150人ほどの利用者が生活しており、すべての利用者が体調不良ではありませんが、この人数を看護師1人で見ていかなければならないため、利用者をある程度把握しておくことが必要です。

 

(2)介護職員からのコールが多い

看護師として施設で夜勤バイトをしていると、介護職員から度々コールがかかるケースがあります。

そのため、夜勤バイトの看護師は介護職員からのコールの多さに嫌気がさしてしまうことがデメリットといえます。

 

急を要さない内容までコールがある

介護職員からのコールの内容は様々で、「利用者の容体が悪くなった・転倒した」等の早急に対応することであれば良いですが、中には日勤の看護師で対応してもらえる内容までコールがあります。

 

(3)看護師は都合で使われるケースもある

介護職員は看護師の仕事はできませんが、看護師は介護職員の仕事はある程度行うことができるため都合のいいように使われる場合があります

 

補足説明!

ポイント

夜勤の看護師は、「排泄介助や体位変換など定時で対応しなければならないこと」「夜間徘徊している利用者に付き合うこと」等、介護職員の手が回らないことにヘルプに行くことが多いです。

 

5.施設で夜勤バイト求人の選び方注意点

施設の夜勤バイト求人を探す看護師

時看護師が施設の夜勤バイトを探すうえで、どのような選び方をすればいい職場に出会えるでしょうか。

 

 

(1)出来れば知り合いの看護師に職場を紹介してもらうこと

施設の夜勤バイトで働いている看護師や施設の日勤看護師に紹介してもらうと、仕事のよりリアルな内容を聞けるため、お勧めです。

知り合いであれば、働きにくい職場を紹介してくることもないため安心して働くことができます。

 

補足説明!

ポイント

知り合いがいない看護師の方は看護師求人サイトを利用して、担当者に施設の内情やリアルな仕事の範囲などをチェックすることで、良い職場に巡り合える確率は上がります。看護師求人サイトは正社員の転職でなくても、看護師のバイト探しでも利用することが可能です。

 

(2)ダブルワークの場合は日勤の仕事に支障がないか確認する

施設の中には、夜勤バイトであっても日勤と変わらない忙しさがある施設があります。

そのため、施設の夜勤バイトを探す場合は、日勤の仕事に支障が出ないかどうか「仕事量など」を確認することが大切です。

 

補足説明!

ポイント

ダブルワークの場合は、看護師の夜勤バイトは基本的に介護職員のコール対応がメインの施設を選んだ方が両立することが出来るでしょう。

 

(3)介護職員との連携が取れているか確認する

施設の夜勤バイトでは、介護職員とうまく連携が取れるかどうかが重要です。

介護職員と連携が取れていない場合は、いざというときに動いてくれず、利用者の急変対応などが遅れてしまう危険性があるためです。

そのため、夜勤バイトを始める前に1度は施設見学等をして自分の目で確認するようにしましょう

 

 

(4)勤務の融通が利く施設を探す

施設での看護師夜勤バイトは、メインの職場のシフトが出ないとどの日に働くことができるのかわからず、夜勤バイトを固定してしまうと出勤できる日数も減るため、ある程度の融通が効くのかどうか確認しましょう。

 

補足説明!

ポイント

施設の看護師バイトの場合、メインの仕事を持っている看護師が多いため、比較的看護師同士で協力しあって勤務を組んでいます。

 

(5)希望条件をまとめて看護師求人サイトに相談しよう

看護師求人サイトを利用することで、

  • 条件面に合った施設での夜勤バイトのピックアップ
  • 病院見学のアポイント

など、様々な面でバックアップしてくれます。

利用した方が、条件の良い施設を探せるといえますので、是非利用しておきましょう。

 

まとめ

施設の夜勤バイトでは、施設によって看護師の行う業務に差があるため、できるだけ面接に行く前に「仕事内容の確認」「メインの仕事に支障が出ないかの判断」等をすることをお勧めします。

施設の夜勤バイトをしようと考えている看護師は、是非この記事を参考にしてみて下さい。


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この記事を書いた人

みなさん、はじめまして。
元々体育の先生を目指して高校まで頑張っていたのですが、ボランティアを通して人を助ける仕事に就きたいと思い、看護師になりました。これまで病院では救命病棟から外来まで、そして今は特別養護老人ホームと障害者施設で働いている(シングル)ママさんナースです。
介護支援専門員の資格も持っています。いろいろなジャンルを見てきたのと、現在管理職として働いていること、そして子供がいても無理なく働けるノウハウをみなさんにも教えていけたらと思います。看護師という仕事はとても幅広く働けます。
自分にあった「看護師としての働きかた」を見つけられるようにアドバイスしていけたらと思っております。どうぞ、よろしくお願い致します。


カテゴリー:看護師パート・非常勤

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この記事を書いた人:くるみん
(公開日:)(編集日::2017年11月21日)

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