パート看護師の転職失敗談を紹介!焦るな危険

著作者

椿

現役看護師

椿

( 看護師 )

パート看護師の転職失敗談を紹介!焦るな危険

椿
現役看護師椿
パート看護師転職失敗談紹介

私は看護師としてベテランと呼ばれる経験年数になった頃、夫の転勤について見知らぬ土地にやって来ました。もちろん看護師の仕事を続けたかったのですが、まだ子供が小さかったことから、パートの仕事を探し始めたのです。

しかし看護師不足と言っても、出ている求人は夜勤ができる常勤ばかりで、私の希望する一日4~6時間のパートはなかなか見つかりませんでした。そんな時うっかり飛びついてしまったパート求人が、実は希望から大きくかけ離れていたものだったのです。

1.希望条件にこだわり過ぎたのが失敗のもと

希望条件にこだわり過ぎた

引っ越しして1ヶ月ほど経ち、私はハローワークと看護師転職サイトでパートの仕事を探し始めました。子供も小さく、頼れる実家もないため今後はのんびりとパート看護師をして過ごすつもりでした。看護師の資格があればどこででも希望の形態で働ける、と思っていたのです。

 

実際はパート求人はほぼ無い状態

実際は、夜勤ありの常勤求人は溢れているものの、パートの求人はほとんど出ていなかったのです。あっても老人保健施設や訪問看護の仕事で、経験のない私は今更未知の世界に飛び込む勇気はなく、あくまでも「病院の外来または病棟」にこだわっていました。

そのため看護師転職サイトに相談しても「ご希望に合う求人は見つかりませんでした」とあっさり言われてしまう始末です。

 

理想の求人と突然遭遇しすぐに申込

希望の枠を広げて、日勤だけの常勤も検討していたところ、ハローワークで希望にドンピシャのパート求人を見つけたのです。それはある総合病院の求人で、時給もその地域にしてみれば高く、時間帯もぴったり、残業もほとんどないというものでした。もちろんすぐに申し込み、面接を経て、あれよあれよという間に採用が決定しました。

 

2.想像だけで職場を選ぶと失敗することを知る

想像だけで職場を選ぶと失敗する

私が配属されたのは、外科病棟でした。9:00から15:00のまでのパート勤務のため、仕事内容は処置の手伝いや入浴の介助、検査の移送など、常勤看護師のサポート的役割だと勝手に考えていたのです。

 

自分の勝手な想像が間違いを招いた

私がそれまでに働いた病院の短時間パートさん達は、みんなそういう仕事内容だったことも理由の一つです。もちろん与えられた仕事は責任を持ってやりますが、定時に出勤して定時に帰る、そんなイメージでした。それが全国共通なのだと思っていたのが、そもそもの間違いだったのです。

 

仕事内容はフルタイムの看護師と同じ

ところが入職の日、いざ職場に行って知らされたのは、今後、常勤看護師と同じように病室を担当するとのこと。いずれオペ出しや入院、退院処理もやることになるということでした。15時までに終わらない仕事は誰かに引き継いでもいいが、皆忙しいため出来るだけ終わらせるようにとのこと。

 

パートというモチベーションではやっていけないと気が付く

私も過去に総合病院の外科系病棟で働いた経験があるので、そこがどれだけ戦場のような場所か知っています。患者さんを受け持つということは、それだけ大きな責任があるということ。「のんびりパートでもやろうか」なんていうモチベーションではやっていけません。その時私はとんでもないことになってしまったと思いました。

 

3.気持ちを切り替えて働くことを選択

気持ちを切り替えて働くことを選択

個人的に一度入職したからには、やってもいないうちから諦めたくありませんでした。気持ちを切り替え、必死に仕事を覚えました。まず出勤時刻の何十分も前に出勤し、カルテで情報収集するところから始まります。その時点で時間外労働が発生しているように思えますが、自分が困らないために頑張りました。

 

プリセプターや教育計画はなく必死に質問した

看護師さんの中にはとても親身になって教えてくださる方もいれば、そうでない方もいました。プリセプターがいるわけでもなく、教育計画があるわけでもないので、誰でも呼び止めては質問し、それはもう必死でした。

 

定時に仕事が終わることはなく残業もある結果に

最初の予感通り、定時に仕事が終わることなんてありません。そこの仕事に慣れている常勤の看護師さんでさえ定時には終わらず何時間も残業しているのに、私が残業なしで帰れるはずもありません。残った仕事は出来るだけ引き継ぎましたが、きりが悪い仕事や記録は、自分でやらなければならないからです。

 

頑張るほど負のスパイラルに陥る

15時までの勤務だから少し軽めの部屋をつけてあげて、という師長さんの配慮も現場の忙しさの前には無力でした。次第に受け持ち患者さんの数も増え、頑張って覚えれば覚えるほど仕事の量も増えていくという、負のスパイラルになっていることに気づいたのです。

 

4.結果として半年経たずして限界を迎える

半年経たずして限界を迎える
採用が決まった日からその病棟の科について必死に勉強し、少しでも早く役に立つ看護師になろうとしていた私のやる気も、半年経たずにすっかり萎えてしまいました。

 

家庭と仕事の両立は難しく退職することに

日々の残業のため、子供の保育園のお迎えもギリギリ。家事も手につかず、家でも笑顔が減りました。そして夫婦で話し合い、仕事を辞めることにしたのです。

 

ポイント!

ポイント

短い期間でしたが、最前線の外科の仕事を経験できたことと、忙しい中親身に指導してくれる看護師さんに出会えたことに感謝しながら、私は職場を去りました。

 

面接時に業務内容を確認することは考えてもなかった

面接を受けたとき、希望のパート求人が少ない中、理想の求人に出会えたことに「やっと働ける」という喜びと「これを逃したら、またしばらく出会えないかもしれない」という気持ちを感じていました。なので、自分は具体的にどんな業務に就くことになるのか質問するなんて、考えてもいませんでした。

 

先入観で求人は選ばないこと

短時間パートは処置係、という変な先入観があったため、尚更です。もちろんパート看護師の使い方は、病棟師長の判断一つで決まりますから、処置係で入職してもいずれ部屋持ちになることもあるでしょう。しかし残業ほとんどなしというのは、看板に偽りありです。

 

まとめ

まとめ
のちに、いろいろな経路で聞いた話では、その病院はパート看護師にも容赦なくハードな仕事をさせるため、短期間で辞めていくパートさんが多いのだそうです。

看護師転職の経験がほとんどない世間知らずの私は、転職先を探すときは求人票の条件だけで決めてはいけない、ちゃんと業務について確認し、現場を見学させてもらうことが必要だと感じました。

焦って転職先を探している看護師さん、長続きしないと転職の意味がありません、慎重に転職活動してください。


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病棟看護師経験十数年のアラフォーママ、現在は離職中で引きこもりがちなのが悩みです。 楽しい思い出と黒歴史がありすぎて、書きたいテーマはたくさん! 経験から得た自分なりの実践理論で、悩める看護師さんの背中をそっと押すような記事を書いていきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
年齢 ・40代
職務経験 ・総合病院
診療科経験 ・回復期リハビリテーション

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。
カテゴリー:看護師パート・非常勤

(公開日:)(編集日::2018年03月21日)

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