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看護師が疲労する実態!回復するおすすめ方法6選

あい
正看護師 あい

看護師は疲労がとても多く生じる職業の1つだと言えます。

私も実際に働く中で、疲労を感じて職場を変えた看護師の1人です。

ここでは看護師が疲労する実態について、疲労回復するための方法について、私が疲労で転職をした実体験を詳しく説明していきます。

現在疲労やストレスで悩んでいる看護師の方は、一度確認してみて下さい。

1.看護師が疲労する実態とは

看護師が疲労する実態とは

日本医療労働組合連合会による「2017年看護職員の労働実態調査」では、2013年から2017年までの4年間調査を行ったところ、依然として看護師は深刻な人手不足、過酷な夜勤・交代制勤務による過労や疲弊が問題視されておりとても深刻となっています。

看護職員の労働の実態調査により、以下のことが分かっています。

  • 約7割の看護師が慢性疲労を感じている
  • 3交代制で約77%、2交代制で約70%の看護師が疲れていると回答
  • 看護師が働く中で薬の常用は74.5%の看護師が常用している
  • 約3割の看護師がビタミン剤やサプリを利用
  • 看護師の医療事故は「慢性的な人手不足による医療現場の忙しさ」が81.7%

などの結果となっています。

以下にこの報告書の結果を基に看護師の疲労実態の詳細を説明していきます。

(画像出典元:日本医療労働組合連合会「2017年看護職員の労働実態調査」より)

 

約7割の看護師が「慢性疲労」を訴えている

看護師 疲れの回復具合調査データ

「疲れが翌日に残ることが多い」という看護師の割合は約51%、「休日でも回復せずいつも疲れている」という看護師の割合は約21%であり、約7割もの看護師が慢性疲労を訴えています。

この慢性疲労の割合は依然として改善されず、慢性疲労が疾病に移行しないよう早めに対応すべきであると考えられています。

休憩時間をきちんととれないということで慢性疲労の比率が高まっているという報告がある為、まずは休憩時間をしっかりとれるようにすることが絶対に必要だと思われます。

 

交代制勤務の看護師に慢性疲労がある

看護師 勤務形態別 慢性疲労データ

勤務形態別に慢性疲労の割合を見てみると、「日勤のみ」が約62%であるのに対し、「3交替」が約77%であり、15%も多くの看護師が交代制勤務にて慢性疲労を抱えていることが分かります。

「2交替」でも約70%もの看護師が慢性疲労を訴えています。

 

約3割の看護師がビタミン剤やサプリを常用している

看護師が常用している薬 調査

看護師の約7割強が何らかの薬を常用しており、そのうち28%と約3割もの看護師がビタミン剤やサプリを常用しているそうです。

ビタミン剤やサプリであれば、自分の生活習慣やペースを崩すことはなく無理せず手軽に続けることができる為、少しでも疲労回復ができるように常用している看護師が多いのでしょう。

 

看護師の「疲労」は医療事故に繋がる可能性が高い

看護師の医療事故が起こる原因

看護職員に「医療・看護事故が続く大きな原因」の上位2つを聞くと、「慢性的な人手不足による医療現場の忙しさ」が81.7%と約8割で最も高く、「看護の知識や技術の未熟さ」が約4割弱、「交替勤務による疲労の蓄積」が約2割という結果になりました。

この結果から、医療・看護事故の根本的な要因として人手不足による多忙や過重労働が明らかとなっております。

 

2.看護師にオススメの疲労回復法6選

看護師が働きながら感じる疲労は様々です。

また、一般的な疲労の種類として以下のことが挙げられます。

  • 精神的疲労:心の疲れや疲労
  • 末梢疲労:筋肉疲労や倦怠感などの疲労
  • 中枢性疲労:脳の疲れ
  • 生理的疲労:体の疲労(病気以外)の過労やストレス
  • 病的疲労:病気が原因の疲労

などの種類に分けられます。

全体的な上記の疲労を回復するための方法を私の体験を含めながら説明していきます。

 

(1)ストレス解消になることをする

ストレス解消になることをする

看護師が疲労を解消するためには、まずは溜まったストレスを解消することが大切です。

誰もが身体が疲れてくることでストレスも同時に感じることがほとんどです。疲労を解消させるためには自分なりのストレス解消方法を実行するようにしましょう。

【体験談】看護師が行うストレス解消法

私の経験上、看護師がよく行っているストレス解消法は、カラオケ、エステや美容院・睫毛エクステなどの自分磨き、買い物、飲みに出かけること、マッサージ、趣味に没頭することなどが多いです。

人それぞれストレス解消方法は違う為、自分に合った方法を見つけることが大切です。私は友人や同僚と飲みに行くことがストレス解消方法となっており、仕事にどんなに疲れていてもたくさんトークしたくさん笑うことで気持ちがすっきりして疲労が吹っ飛ぶことがよくありました。

 

(2)とにかくぐっすりとよく眠る

とにかくぐっすりとよく眠る

看護師の疲労解消には絶対に睡眠が欠かせません。夜勤など長時間勤務した日は目覚まし時計をかけずに自然と起きる時間までたっぷりと眠りましょう

とにかく身体を労り休めることが大切です。

【体験談】ぐっすり睡眠できるように習慣づける

私は、夜勤明けはあまり予定を入れないようにし、とにかく睡眠第一にしました。

しかし睡眠バランスが崩れて昼夜逆転しては困る為、ぐっすり眠るものの眠る時間帯には気を付けるようにしていました。自分にとって最適な時間帯にぐっすり睡眠できるように習慣づけることが大切だと思います。

 

(3)仕事のオン・オフをはっきりとさせる

仕事のオン・オフをはっきりとさせる

看護師の仕事をしている場合、オンとオフの切り替えがとても大切だと考えます。

オンのときは緊張感を持って思い切り仕事に全力を尽くし、仕事が終わってナース服から私服に着替えてからは緊張感を解きできる限りリラックスしましょう。

オン、オフをはっきりさせることで緊張がほぐれ疲労解消につながると思います。

簡単には切り替えられない看護師は、結んでいた髪をほどき化粧直しをして仕事とは違う風貌で帰宅しましょう。

まっすぐに帰宅するのではなくスーパーなどのお店に寄り、プライベートの時間だと頭が認識できるようにするのもよいと思います。

【体験談】仕事モードで帰宅すると心電図モニターの音が聞こえる気がする

私も実際にそうでしたが、仕事モードでそのまま帰宅すると家にいるにも関わらず心電図モニターの音やナースコールの音が聞こえるような気がするのです。

要するにまだ頭のどこかで仕事のことを考えているのだと思います。

それでは疲労が解消されるはずはない為、自分なりに工夫をしてオンとオフのスイッチを切り替えるようにしましょう。リラックスできるような好きな音楽を聴くこともお勧めです。

 

(4)ゆったりと入浴をする

ゆったりと入浴をする

入浴は血行を良くし身体を温めることができるため、睡眠を促す効果やリラックス効果があります。

40度前後の湯船に20分間くらい入ると、副交感神経が活性化してゆったりとした気分になれるという効果が期待できます。

好きな香りの入浴剤やアロマオイルを使用するのもお勧めです。

【体験談】体に強く疲労を感じたときは湯船に30分入る

私は普段はあまり入浴に時間をかけたくないと思っておりシャワー浴のみでしたが、疲労を強く感じたときは湯船に30分程入ることがありました。

心身ともにリラックス効果があり疲労を忘れるひと時となりました。

 

(5)軽めの運動をする

軽めの運動をする

体を動かし血流を良くすることで、疲労の回復を促すことが可能です。

激しい運動ではなく、軽めの有酸素運動などを行いましょう。運動が苦手な方は「マッサージやエステ」なども同様の効果を得ることができます。

「マッサージやエステ」は看護師にとってルーティンワークと言っても良いでしょうね。

 

(6)看護師以外の友人と会ってたくさん話をする

看護師以外の友人と会ってたくさん話をする

先輩・後輩の看護師や同期、他の病院の看護師をしている友人と話すことは、お互いの仕事の辛さや過酷さを分かっているため、どれくらい強く疲労を感じているかを理解し合えます。

しかし、それにより私は「皆が疲れていても頑張っているのだから自分も頑張ろう」という気持ちよりも看護師という仕事に対して、「やはり皆が強い疲労を感じるほど過酷な職業なのだろう」と思う気持ちの方が多く自分の中にありました

その時、看護師以外の友人に仕事で溜まる疲労のことなど辛い話を聞いてもらうことで、その友人の仕事の忙しさや辛さも聞くことができ、看護師とは異なる知らない職業だからこそ、

  • 「友人の仕事の辛さの方が大きい気がする」
  • 「友人の方が私よりも疲労を強く感じているかもしれない」

など、他の仕事は看護師よりももっと疲労が溜まるのではないかと感じるようになりました。

そしてそれによりどこか心の中でほっとする時間となりました。

また、看護師以外の友人と会って話すことは、仕事とは無縁の話で盛り上がることも多く楽しい気持ちになって疲労を解消するひと時になるでしょう。

 

3.看護師が疲労でのストレスを解消するには転職が一番良い時もある

どんな疲労解消法を試してみても効果がなく疲労が蓄積するばかりでどうすればよいか悩んでいる看護師もいるでしょう。

そんなときには転職することが最も疲労回復に効果的なこともあります。

疲労に頭を悩ませている看護師は転職も一つの選択肢に入れてみましょう。

 

疲労が限界にきて転職した私の体験談

疲労が限界に来た看護師の体験談

私は大学病院の外科病棟に2年間勤務しました。

はっきり申し上げると、残業は毎日1、2時間当たり前で夜勤は月に7、8回あり、常に人手不足で過酷な勤務状況でした。

私は例えどんなに疲労が溜まっても前向きに様々な疲労解消法を行いながら1つ1つの業務に責任を持って全力で取り組んでいました。

幸い、人間関係はよい職場であった為、どんなに忙しくても絶対に頑張りたいと心の底から思っていました。

しかし、夜勤を月に7、8回もしているとどんなに疲労解消に努めても身体の疲れが全く取れず、常にだるさと眠さが付きまとうような状況なのです。

疲労を強く感じている看護師

仕事中は緊張感を持っているためどんなに疲れていても乗り切ることができるのですが、仕事後や休みの日はどっと疲れを感じる毎日でした。

特に夜勤明けは帰宅してからも「やり残した業務はないだろうか」と心配になったり、ナースコールや心電図モニターの音が聞こえるような気がしたりと「私は本当に仕事に追われた生活なのだな…」とつくづく感じていました。

そのような日々を送る中で、当時結婚をすることになった彼に「大丈夫?いつも疲れてない?」と心配されるようになり、このままの疲労状況だと楽しいことも「疲労」と結びついて気が進まなくなるのではないかと私生活への影響を感じるようになり、日勤だけのクリニックへ転職する選択をしました。

転職してからは心身の疲れを感じることはあるもののその日寝ると翌日にはすっきりしており、慢性疲労を訴えるようなことは全くありませんでした。

夜勤がないことで本来あるべき生活リズムを取り戻すことができ、朝から夕方まで毎日きっちりと仕事をして職場を出ると完全にオフの時間を大切にできるようなオンとオフの切り替えが上手くできる看護師になり、転職という選択をして正解だったと実感しています。

 

4.まとめ

約7割もの看護師が慢性疲労を訴えており、その割合は交代制勤務の看護師ほど高くなっています。

要するに夜勤をしている看護師は日勤のみの看護師に比べて慢性疲労を抱える割合が高いという結果であり、看護師の「疲労」は医療事故に繋がる可能性が高いことが分かっているため可能な限り「疲労解消」に努めていかなければなりません。

まずは上でお話したような疲労解消法を試みて、自分に合った方法を見つけることが大切です。

その方法が少しでも効果的であるならば、自分の為にもしっかり続けていき上手に疲労と向き合うようにしましょう。

もしどんな疲労解消法を試みてもどうしても解消されないようであれば、転職を選択肢の一つとして考えてみるのもよいと思います。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


私は4年間大学病院で慢性期と急性期を経験し、その後5年間クリニック、美容クリニックに勤めました。また、空いた時間に様々な単発アルバイトも経験しました。私の経験したことを転職や就職を考えている看護師に分かりやすくお伝えできるよう努めて参ります。現在は2児の母として子育てに奮闘中です。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師・保健師
年齢 ・東京都/33歳
職務経験 ・大学病院(慢性期病院・急性期病院)・クリニック・美容クリニック
診療科経験 ・手術室 ・一般外科(消化器外科、呼吸器外科) ・内科 ・皮膚科、美容皮膚科

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カテゴリー:看護師の実情

(公開日:)(編集日::2018年05月14日)

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