著作者

azuki

執筆:現役看護師

azuki

( 看護師 )

初めての看護師転職の流れと3つの注意点

公開:、更新:2017年10月30日
初めての看護師転職の流れ

今の職場に不満があるため、スキルアップのため、生活スタイルの変化のためなど、みなさんそれぞれの理由で看護師として転職を考えたことがあると思います。

しかし、いざ転職しようと思っても

  • 何からはじめたら良いのか
  • どのように進めていけば良いのか

分からずに尻込みしてしまっている看護師もいるのではないでしょうか。

そこで、看護師として初めて転職をする方にも分かりやすく私の実体験も交えながら転職の流れを説明していきます。

1.初めての看護師転職の流れとポイントについて

初めての看護師転職の流れとポイント

現在、看護師として在職中での転職を想定した流れになります。

転職の流れ ポイント
1 転職の流れを把握する まずは転職を知ることから
2 転職先を探す 探し方は様々存在する
3 必要書類を用意する 履歴書、職務経歴書など
4 病院・施設の見学を行う 見学時のチェック項目を押さえる
5 面接の準備を行う 事前準備を必ず行っておく
6 内定・採用通知 断り方やチェックの仕方を理解しておく
7 現在の職場に退職の意思を伝える 遅くとも2ヶ月前
8 新しい職場への準備をする 挨拶は笑顔でを忘れない

以上が大まかな流れとなります。詳しく説明していきます。

 

(1)転職の過程と流れの把握をしっかりしよう

看護師の多くは、大学生のような就職活動をしたことがあるという方は、少なく基本的には、エスカレーター式で就職しているはずです。

例えば、看護学校や大学に附属の病院があり、卒業後は御礼奉公のために就職活動をせずに就職したという方や、看護学校や看護大学の提携先の病院にそのまま就職した看護師が多いと思います。

そのため、就職はもちろん、どのような過程を経て転職するのかを把握しておく必要があります

 

(2)転職の第一歩は気になる転職先を探すことから

転職の第一歩は、転職先の候補をいくつか見つけることです。

看護師求人の探し方としては、都道府県ごとの

(※上記リンクはお役立ち情報に飛んでいきます)

以上の方法があります。正直、看護師の求人はたくさんありますが、その中から自分の希望に合う求人を探すのはそれ程簡単ではありません。自分のペースでゆっくりと時間をかけて絞っていくようにしましょう。

 

看護師求人を探す場合のポイントについて

看護師の求人情報からは、読み取れること、読み取れないことがあります。つまり、求人情報がすべてではないのです。

自分の希望条件を考えてから求人情報を閲覧していくと、全部が一致する転職先はなかなか見つけられません。

そのため、希望条件に優先順位をつけ、上位のいくつかが希望条件に合っている転職先から順番に見学しにいったり、インターネットで検索するなどさまざまな方向から転職先の情報収集をしてみます。

 

ポイント!

ポイント

気になる求人情報があれば転職先に詳しい人から直接話を聞くのが一番であり、看護師求人サイトの担当者に仲介に入ってもらい情報収集をしましょう。このように、求人情報のみで転職先を決めるのではなく、視野を幅広く持って転職候補を絞っていくことがポイントです。

 

(3)看護師転職に必要書類を作成する

気になる転職先が決まったら、先方が指定する必要書類を準備します。

看護師の場合は、

  • 履歴書
  • 職務経歴書
  • 看護師免許証の写し

などを求められることが多いでしょう。(病院・施設によって違います)

アルバイトの経験がある方は、1度は履歴書を書いたことがあると思いますが、看護師の転職でも学歴や職歴、保有資格が追加されるくらいで書き方に大きな違いはありません。

しかし、職務経歴書は初めてという方も多いでしょう。インターネットで検索するとフォーマットが取得できたり書き方もわかりやすく掲載されていますが、実は職務経歴書の内容を重視している病院・施設も多いのです。

 

看護師転職にとって職務経歴書が重要な理由

職務経歴書は履歴書からは読み取れない看護に対する考え方や、経験したことのある診療科、技術、どのような知識を有しているのか、そこでどのようなことを学べたのかといった具体的なことがわかります。そのため、先方にとって興味のある職務経歴書を書くようにします

履歴書と職務経歴書を面接時に持参する場合は、どのように持っていき、手渡したらよいか、あらかじめ郵送する場合は、どのように郵送するのか、添え状はどのように書けばいいのかということも知っておかなければなりません。

 

(4)病院・施設の見学をすること

面接と病院・施設の見学が同時に行われる場合もありますし、見学をしてから気になった方が面接を受けるという場合もあります。どちらにしても見学の際には、見学したいポイントをあらかじめ押さえておき、自分がそこで働くということをイメージしながらしっかりと見学をしましょう。

病院見学のポイントについては「看護師転職時の病院見学 | 見学に必要な4つの見極めポイント」を確認してください。現役看護師たちの意見がたくさんのっています。

 

(5)面接は必ず準備すること

そして面接に向かう前には、転職先のことを下調べし、いくつか質問することを決めておきましょう。

また、自分の書いた履歴書と職務経歴書を見直し先方から質問されたときに答えられるよう準備しておくことも大切です。面接者は質問された内容や受け答えなども含めて採用の可否を判断します。

ある意味、面接は唯一面と向かって思いを伝えられるチャンスでもあります。「ここで働きたい」という思いを出し切れるよう事前準備から意識していきましょう

面接に関しては「看護師面接の入退室マナーと質問回答例」を確認してください。

 

看護師面接前の注意点

面接は担当者を前にしてからが始まりではありません。直接応募をする場合はその時点から面接ははじまっていますし、看護師求人サイトを利用する場合でも、対応する担当者は人です。

良い看護師には、良い求人を紹介してあげようという気持ちが入るものです。

 

面接時の注意点とポイント

電話での話し方や対応の仕方、メールの文面が第一印象になります。さらに、当日は面接に向かう道中、受付で声をかけるときの身なり、態度、話し方も意識しましょう。すれ違ったスタッフへのあいさつも忘れてはいけません

しかし、どこで誰に見られているかわからないため気をつけようと思うと実はキリがありません。そこで、面接の時にはこの5点を注意しておきましょう。

  • 身だしなみ
  • 笑顔
  • 担当者の話をうなづきながら聞く
  • 相手の目を見て届く声で話す
  • ジェスチャーで強い思いを伝える

私の経験ではありますが、正直看護師の転職であれば、この5点を意識しておくことで先方に十分好印象を与えることができるでしょう。さらに、なぜ転職先として魅力を感じたのか、そして自分の希望条件を伝えておくことも気持ちよく入職するために大切なことです。

身だしなみについては「看護師転職面接時の服装と身だしなみについて」を確認してください。

 

(6)内定・採用通知が届いたら行うこと

内定が決まると、手紙や電話、メールなど何らかの形で先方の担当者から連絡があります。

入職前に制服を合わせたり入職の手続きやオリエンテーションを行うために転職先に行くこともあります。入職時期の相談をし、まだ現在の職場に退職の意向を伝えていない場合は伝えなければなりません

 

内定通知が届いたらチェックすること

面接時に口頭で伝えられた条件面などが、内定通知書などの書面に記載があるか、必ずチェックしましょう。後々、条件面が違ったと入職後のトラブルとなります。

また、電話で内定を言われた場合でも、内定通知書が出るか確認しましょう。

 

複数の内定を貰って断るとき

内定を複数貰った場合は「看護師転職内定後の断り方|内定を断っても大丈夫?」を確認しておきましょう。

病院の就業規則もあると思いますが、退職の際は一般的に2ヶ月前までに連絡をしましょう。円満退職は「看護師の円満退職方法|転職先が決まり退職するための9つのポイント」も確認してください。

 

(7)現在の職場へ退職の意思を伝える

どのような理由で退職するとしても、お世話になった上司や同僚、医師等にあいさつをするのが社会人としてのマナーです。必ずしも転職の理由や転職先を伝える必要はありませんが、気持ちのいい退職ができるようあいさつの仕方にも心掛けましょう。

 

上司への報告時の注意点

今の職場を退職するときには、誰でも言いにくいものです。しかし、遅くなってしまってもお世話になった職場に迷惑がかかってしまいます。転職先が決まっているのであれば、尚更退職時期を延ばすわけにもいきませんので早めに伝えるようにします。

注意点としては、職場に対する不満を大きな理由にしてしまうと、報告後から退職まで居心地が悪くなってしまいます。嘘も方便と言いますが、やはりお互いに気持ちのいい退職が理想的です。

 

ポイント!

ポイント

一番スムーズなのは、結婚や出産のための退職かもしれませんが、自分のためのスキルアップや将来を見据えた年収アップという目的も素敵な理由だと思います。私は、自分自身が自信を持って伝えられる理由を自分の口で伝えることに意味があると思います。

 

(8)新しい職場の準備をする

転職先の入職日が来たら、新たな看護師ライフのスタートです。最初のうちはペコペコとあいさつばかりで、気を使うことも多いでしょう。しかし、自分が決めた職場で自分らしく働いていけるよう最初は肝心です。

焦りすぎもいけませんが、少しでも早く仕事に慣れて期待していた看護師ライフに近づけるようにできることを確実に行っていきましょう。

 

新しい職場への挨拶のポイント

これからお世話になる職場へのあいさつも大切です。一緒に働くスタッフへの第一印象は大事であり、看護師の悪い特徴の中に1人の勝手な受け取り方がよくない印象としてスタッフ間で広まってしまうところがあります。

第一印象で崩れてしまうと勤務交替も重なり全員の誤解を解くためには時間がかかります。だからこそ、親しみやすい印象を持ってもらえるよう明るく笑顔であいさつをするようにしましょう

詳しくは「看護師転職で新しい職場で最高のスタートをきるための4つのポイント」を確認してください。

 

2.なぜ看護師として転職したいのかを考えること

なぜ看護師として転職したいのかを考えること

看護師転職の流れがわかったところで、まずは自分がなぜ転職したいのか、もう一度を考えましょう。

 

転職の成功と失敗を分けるものとは

なぜ転職したいかどうか考える必要があるのかと言うと、しっかりと自分と向き合って考えることが転職を成功させるか失敗に終わるかの決め手だからです。

深く考えずに直感で転職先を決めてしまったら、後々不満が出てきてしまい、せっかくたくさんの労力を使って転職したにもかかわらず早々に転職を考えなければなりません。また、最悪の場合は、看護師という仕事への魅力さえ感じなくなってしまうかもしれません

転職が自分自身にとって意味あるものにするためには、なぜ転職したいのかが重要なのです。

 

自分の希望条件を具体的にする

なぜ自分が転職を考えているのかを明らかにした後は、どのような条件が揃っていればよいのかという希望を具体的にしていきます。

たとえば、スキルアップを目指している場合、

  • どのような診療科があればいいのか
  • どのような病院の設備が必要か
  • スキルアップのための支援はあるのか
  • 希望する診療科に入院する患者の数や疾患
  • スペシャリストの有無

といった条件を挙げて転職先を絞っていきます。

他にも通勤時間や場所、規模、給与、待遇などみなさんそれぞれの希望する条件は異なると思います。たくさんの求人がある中で、本当に自分の希望に近い転職先を探すためには、より具体的に希望を挙げておくことが重要です。

 

立ち止まることで気付くこともある

なぜ転職したいのかを考えていくと、希望条件以外にも見えてくるものがあります。その一つは、転職のタイミングです。自分の希望がわかってくると、3ヵ月後の転職がよいのか、半年後なのか、1年後なのか一番いい時期に気付きます。

もう一つは、本当に自分が極めていきたいことが何なのかです。

 

立ち止まって良かったと思う体験談

私自身がそうですが、勤めていた診療科Aではなく看護師になる以前から興味がありスキルアップしていきたい診療科Bがありました。

スキルアップを目指して転職先を探しはじめたのですが、なかなか思うような転職先が見つからず、「なぜ転職しようと思ったのか」をもう一度考えてみたのです。そこで実は診療科Aに魅力を感じていることに気付いたのです。

その選択は学生時代から目指していた看護師ライフとは異なるものでしたが、立ち止まって気付けたことで満足のいく転職をすることができました

 

3.退職してから転職活動をする場合のポイント

退職してから転職活動をする場合のポイント

退職してから転職活動をするのは、ある程度生活に余裕がない場合はおすすめできません

なぜなら、結果的に焦って転職先を探すことになり失敗する恐れがあるからです。転職活動の期間は、転職先が本当にスムーズに決まれば1ヶ月も必要ありません。

しかし、先ほどもお伝えしたように、ひとつひとつの段階をしっかり踏んで満足のいく転職先を見つけるためにはある程度の時間と心の余裕が必要です。

 

退職後の転職は具体的に計画を立てよう

退職してから転職活動をする場合は、転職先が決まるまでの期間中に必要となる出費や、やるべきことを考え、いつまでに転職先が決まればいいのかを明確にしましょう。

そこから逆算して、転職活動を本格的に開始する時期を見極め、計画を立てるようにしましょう。

 

まとめ

今回は転職活動の流れから、それぞれのタイミングでやるべきこと、注意することについてまとめてみました。これは私が経験して感じたまとめですが、毎回転職のときに感じること、気付くこと、面接担当者の雰囲気などすべてが違っていました。

そのため、みなさんに私の転職経験を参考にしていただくと共に、自分らしく納得のいく転職活動によって満足のいく転職先に出会えることを願っています。

 


(編集・構成・管理者:亀岡さくみ

高校卒業後、大学に進学したものの将来の方向性に悩み中途退学。その後、学生時代から勤めていたアルバイト先で看護師という仕事に魅力を感じ、社会人経験を経て看護師になりました。

看護師としての経験はまだ浅いですが、他の職種での経験を活かした視点で、どんなときも患者さんを思った優しさのあるケアができる看護師になることを目指しています。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・東京都/30代前半
職務経験 ・総合病院 ・療養型病院 ・歯科医院(クリニック) ・デイサービス
診療科経験 ・小児科 ・脳神経外科 ・眼科 ・救急外来

【看護師による】転職求人サイト口コミ評価おすすめランキング

1位  ‣看護のお仕事
 【全国対応】【求人12万件以上】
 →看護のお仕事口コミへ
2位   ‣ナースではたらこ
 【全国対応】【担当質高・求人数高】
 →ナースではたらこの口コミへ
3位   ‣マイナビ看護師
 【全国対応】【担当者質高】
 →マイナビ看護師の口コミへ
4位   ‣ナース人材バンク
 【全国対応】【求人数高】
 →ナース人材バンク口コミへ
5位   ‣ナースフル
 【全国対応】【コンサル高】
 →ナースフル口コミへ

現役看護師の口コミを元に、看護師求人サイトをランキングしています。口コミには個人差がありますので、登録しながら比較することが、転職成功への近道となります。

口コミランキング

【Pick up!注目の記事】

関連記事

応援メッセージまたは記事へのコメント

メールアドレスが公開されることはありません。