看護師転職でのハローワーク求職申し込み注意点と雇用保険受給(失業給付)の申請

看護師転職でのハローワーク求職申し込み注意点と雇用保険受給の申請

看護師として再就職する際に活用できるハローワークのサービスを利用した私の実体験から紹介したいと思います。

私は看護師の転職にはハローワークと他の媒体(民間の看護師転職支援サービス)を合わせて利用し、雇用保険の受給などを行っておくことをおすすめします。

(この記事は2018年11月14日に修正・見直しを行っております。)

1.ハローワークの(職業相談・紹介)サービス

ハローワークサービス

最初にハローワークで提供しているサービスは以下の通りです。

  • 職業相談・紹介
  • 求人情報の検索
  • 就職者セミナー
  • 職業訓練
  • 各種保険の受給

その中でも看護師が転職時に利用する「職業相談・紹介」のサービスを説明していきます。ハローワークへ登録する場合は以下を踏まえた上で実際に活用してみましょう。

サービス利用の流れとしては以下の通りです。

(1)最寄りのハローワークに行く・求職登録を行う
(2)職業相談窓口へ・ハローワークカードの記入・登録
(渡される番号札を持ち待機する)
(2)看護師求人情報を探す・求人情報検索端末にて求人を探す
(3)希望企業(病院・施設)への紹介・興味のある求人について職業相談窓口で相談・受付
・企業へ連絡・募集状況を確認してもらう
・面接日の約束を取りつけてもらう
・面接時に必要な紹介状をハローワークで発行してもらう

詳細を確認していきましょう。

 

(1)最寄りのハローワークに行く

直接ハローワークに赴き、求職申込書を記入し(インターネットからダウンロードも可能)求職登録をします。

平日の夜間や土日に行っているところもあるので勤務状況によって活用しましょう。

 

現在就業中でも求人登録は可能!

求人登録は就職した状態でもすることが可能ですので、これから転職活動をしようかと考えている場合にも有効です。

求人登録を行うと「求人カード」というものを配布され、インターネット上から求人情報を確認することが出来ます。

 

(2)最初は看護師の仕事についての相談をする

ハローワークには「職業相談窓口」というものを設けています。来所して窓口相談の受付をすればどんな内容でも対応してくれます。

(以下の求人検索をせずに、そのまま相談することも可能です。)

まずは、求人を探すためにハローワークカードと呼ばれる登録を行う必要があります。

 

(3)次に看護師求人情報を検索し探す

ハローワークには様々な会社から毎日新しい求人が寄せられています。

企業側もハローワークへの求人掲載は費用がなく掲載することが出来るので情報量も多いです。求人情報はタッチパネルのパソコンで簡単に検索することが出来ます。

そして、現在の求人状況を確認するために、再度窓口相談を行います。

 

 (4)希望企業(病院・施設)への紹介をしてもらう

応募してみたい求人情報が見つかったら相談窓口から応募の依頼をすることが出来ます。さらに、「職業相談窓口」は、よりタイトな(ピッタリな)求人を探してもらうことが可能です。

あわせて、面接の日時や多少の各種希望条件の交渉をしてくれます。

 

2.利用する上で知っておきたい知識と注意点

スーツ姿でガッツポーズする女性
看護師がハローワークを利用する上で知っておきたい知識をご紹介します。

(1)私が感じたハローワークでのメリット・デメリット

私が看護師転職で利用した際に、ハローワークで感じたメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】

  • 一切費用が掛からない(交通費のみ)
  • ハローワークにしかない看護師求人もある
  • 雇用保険による手当(失業保険)を申請することができる
    (または再就職手当を貰える)

【デメリット】

  • 院内情報や人間関係、設備など詳しい情報は分からない
  • ハローワーク求人を出していない病院や施設もある
  • 職員は公務員であり、看護師の仕事は細部まで把握していない

などが、民間の看護師転職支援サービスと比較したメリット・デメリットです。

民間の看護師転職支援サービスを利用して転職を行っても、ハローワークに登録していれば、失業保険や再就職手当を受給することは可能です。

 

(2)ハローワークと転職支援サービスのどちらを利用すべき?

私はできれば、両方を利用すべきだと思っています。

理由としては、出ている求人が違うことや、病院から得られる情報が違うことなど、両方使う価値があると考えています。

日本看護協会の調べによると、転職先を探す際に看護師が利用した先として、

ハローワークと看護師転職サイトの利用率
  • ハローワークを利用した看護師:36.4%
  • 看護師転職サイトを利用した看護師:54.5%
  • 内、ハローワーク・看護師転職サイトどちらも利用した看護師:18.1%

日本看護協会HP参考より

どちらも利用した看護師は少ないですが、私はメリットでも説明した雇用保険による手当(失業保険)や再就職手当を受給できるのであれば、受給したいと思っています。

(3)公的機関の看護師求人が見つかる可能性もある

ハローワークの看護師求人の特徴のひとつでもありますが、一般的にはあまり出回らない官公庁の求人が募集される場合があります。

  • 厚生労働省
  • 自衛隊や消防庁
  • 公立学校

どれも人気の職場にはなるため、倍率は高くなりますがハローワークで求人を探すメリットといえます。

 

(4)紹介された求人のその他情報は自分で調べること

看護師転職を支援している民間会社(看護師求人サイト)などとは違い、看護師の年代や人間関係、設備など応募までに確認できるものが少ないといえます。

転職を失敗しないためにも、面接時に確認することや、面接後の見学、インターネットでの情報収集などは必ず行いましょう。

 

(5)転職は自身の判断で行うこと

ハローワークには、転職後のサポートはもちろんありません。

そのため、転職時は自身の判断で行う必要があり、雇用条件や雇用契約内容の確認などはしっかりと自分自身で行いましょう。

少し不安に感じる方は、民間企業が運営している看護師転職支援サービスなどから、アドバイザーやコンサルタントに無料でサポートしてもらうことをお勧めします。

 

(6)相談窓口は混雑している場合があるので注意

基本的にほとんどのハローワークは平日朝の8時半~17時15分が営業時間です。

時間帯や地域によってはかなりの待ち時間を要することもあるため、時間には余裕を持って行きましょう。

 

ハローワークによっては医療従事者専用の窓口がある

ハローワークによっては医療従事者の専用窓口を設けている施設もあります。

その場合は、順番待ちや求人検索することなく、担当職員とすぐに話が出来る環境が整っています。

 

(7)育児中の女性のために「マザーズハローワーク」もある!

マザーズハローワークとは、仕事と子育ての両立を目指す方の就職を支援するハローワークであり、設置されている地区もあります。

  • インターネット、窓口で求人検索が可能
  • キッズスペースがある
    (ベビーカーのまま入ることができる)
  • 保育士のようなスタッフがいる場合もある

など、特別な環境が用意されている場合もあるので、是非最寄りのハローワークを調べる場合には確認しておきましょう。

 

3.ハローワークで行う雇用保険受給(失業給付)の申請

看護師ハローワーク雇用保険受給の申請

すでに退職をしている看護師は、職業相談と合わせて失業給付を受けるために雇用保険受給の申請を行います。

ここでは雇用保険の被保険者期間が通算12ヶ月以上あったこと(前職に12ヶ月以上勤めていて雇用保険を12ヶ月収めていれば問題ありません)を前提に話を進めていきます。

詳細な情報は、ハローワーク公式ページの「雇用保険手続きのご案内」から確認してください。

 

(1)自己都合による退職をした看護師の場合

一般的には「自己都合による退職」がほとんどでしょう。退職後、以下のものをそろえてハローワークにて手続きをします。

以下で紹介している必要書類を持って地域の該当するハローワークに求人登録と失業保険給付の手続きを取りに行きます。

  • 翌日以降前病院からもらった離職票
  • 雇用保険被保険者証
  • 顔写真2枚
  • 失業保険送金用口座のわかるもの
  • 印鑑
  • 本人確認書類(運転免許証など)

所定の手続きが済むと7日間の待機期間というものが発生しこの間は求人活動が行えませんので注意しましょう。

 

待機期間後の説明会へ参加すれば求人活動が可能

それから数日後説明会というものに参加し、そこからいよいよ求人活動を行うことができます。

ただし、失業保険の給付に関してはおおよそ3ヶ月の制限期間が発生し、3ヵ月後から給付の対象となります。

 

看護師は基本手当をほとんど受給しないで再就職が決まる?

看護師の場合、普通に就職活動をしているとこの給付制限を受けている3カ月の間に次の再雇用が決まる場合がほとんどだと思います。

つまり、基本手当てをほとんど受給せずに再就職が決まる事になるといえます。

人材が不足しているため、看護師は再就職しやすい職業といえます。

基本手当てを受給せずに再就職が決まった場合次にもらえるのは「再就職手当て」になります。

 

自己都合で退職した看護師が給付金を受け取る条件

給付金を受け取る際は待機後7日経過してからの3ヶ月+初回の給付対象期間(大体4週間)の間に求職活動の実績が3回あることが必須条件になります。

その後、ハローワークが定めた失業認定報告書を提出し失業認定を受けた上で給付金が支給されます。

 

(2)会社都合・出産・介護等で退職し給付期間延長を受けた場合

会社都合の退職や出産・介護等で退職し給付期間延長を受けた看護師の場合、自己都合退社の条件とは異なります。申請方法までは自己都合退社と同じです。

 

前職の給料の5~8割が失業保険給付金として受け取れる

「会社都合の退職の場合」は失業給付金申請後の7日の待機期間後すぐに給付対象となります。

自己都合の退職の場合、3ヶ月の待機期間があるとその間収入は全くの「0」になりますが、すぐに給付対象になると前職の給料のおおよそ5~8割が失業保険給付金として受け取れるので、すぐに再就職しなくてもある程度やりたい職種を吟味する余裕が出ると思います。

 

求職活動を積極的にしている事が受給条件

求職活動を積極的にしているという事が条件なのでハローワークが定める「認定日」には必ず行かなくてはなりません。

そして認定日からその1ヶ月後の認定日の間にハローワークが定める求職活動を2回以上行っている実績が必要です。

 

(3)看護師がハローワークで再就職手当てをもらう場合

再就職手当については失業保険の給付を3分の1以上残して就職した場合、残りの給付日数に応じ給付金がもらえるという制度です。

給付金額は失業給付金の基本手当て日額×所定の給付日数の至急残日数×50%(所定給付日数3分の1以上残っている場合)または60%(所定給付日数3分の2以上残っている場合)の金額になります。

 

再就職手当をもらえる条件

再就職手当てをもらうには以下の条件をすべて満たす必要があります。

  • 就業日前日までに基本手当ての残日数が3分の1以上残っていること
  •  再就職した先に1年以上超えて勤務することが確実であると認められること
  • 待機期間満了日以降の就職であること(求職申し込み後の待機7日間のこと)
  •  離職理由による給付制限を受けた場合は待機満了後1ヶ月間についてはハローワークまたは許可、届出のある職業紹介事業者の紹介により就職したものであること(簡単に言うと自己都合退社だとハローワーク経由の就職じゃないと該当しませんとのこと)
  •  離職前の事業主に再び雇用されたものではない
  • 離職日前3年以内の就職について再就職手当、または常用就職手当ての支給を受けていないこと
  • 受給資格決定前から採用が内定していた事業主に雇用されたものではないこと
  • 原則雇用保険の被保険者用件を満たす条件の雇用であること
  • ハローワークが支給に関する調査を行う前に再就職先の事業所を離職していないこと

特に、ハローワークを通しての再就職というのは自己都合退社の場合は条件に入ってきますので、注意しておきましょう。

再就職手当はハローワークの求人情報をインターネットで閲覧し、自分で募集をして採用された場合も対象外となりますので必ず求人募集は相談窓口を介しましょう。

 

まとめ

看護師の場合は売り手市場ですので、通常よりも雇用保険の失業給付金を受ける機会が少なくなると思います。

しっかりとハローワークや失業保険の仕組みを理解し、有利に転職活動を行いようにしましょう。

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監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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