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みーちゃん

現役看護師

みーちゃん

( 看護師 大学院生)

産業カウンセラーの資格取得までの道のりと現状での実践

みーちゃん
現役看護師みーちゃん
看護師 産業カウンセラー 資格取得

始めに産業カウンセラーとは、簡単に言えばこころの専門家「話を聴くプロ」です。働く人やそのご家族を対象としたカウンセリングが主となります。人の話を「聞く」ではなく「聴く」ことは自分自身の価値観もあり意外と難しいことです。

しかし、産業カウンセラーとして関わったクライアントが変化していく姿にとてもやりがいを感じ、その方の人生が少しでも心豊かにできる関わりが持てた時、カウンセラーとしての素晴らしさを実感することができます。

この記事では産業カウンセラーの資格取得方法から、取得後にどのように現場で産業カウンセラーの資格を活かせるのか説明します。

1.産業カウンセラーまでの道のりについて

女性 産業カウンセラー

産業カウンセラーとして活動するためには、第一に、年1回行われる産業カウンセラー試験を受験し、合格することです。受験資格の一つには産業カウンセラー養成講座の受講があります。

 

産業カウンセラー養成講座は通学か通信か選べる

産業カウンセラー養成講座は通学か通信かのどちらかのスタイルを選択することができます。

  • 通学であれば7か月間の受講
  • 通信制は11か月間の受講

通学可能範囲で講座が開催されているのであれば、通学制を選択することをおすすめします。

 

通学制の産業カウンセラー養成講座は同じ志の仲間ができる

通学制になると志が同じ仲間ができるので、互いに切磋琢磨し合うことができ、カウンセリングについて学びを深められます。カウンセラーとして狭い視野でやっていくと続かなくなります。そこで議論できる存在がいることはとても大切です。

 

ポイント!

ポイント

講座以外の場所にも集まって毎週出される課題をこなしたり、試験勉強をすることは一人で勉強するよりはかどることもあります。

 

産業カウンセラー養成講座の前半は座学が中心

前半は座学が多く、カウンセリングの歴史や理論や効果について事例も踏まえて学びます。座学で学んだ内容を元に自分の頭の中でカウンセリングとはについて整理していきます。

 

カウンセリング理論を学んだあとには実践を行う

理論を学び終えると、グループを組み、カウンセラー役、クライアント役、オブザーバーを決めて実践を行います。実践後は、クライアント役、オブザーバーそして先生から、カウンセラーとしてどうだったかと意見をもらい、良い部分や今後の課題と向き合います。

 

ポイント!

ポイント

毎回先生からカウンセリング内容のお題と時間の指定されますが、回数をこなすとお題もフリーとなり、時間も始めは15分のカウンセリングが40分と徐々に長くなっていきます。

 

産業カウンセラー養成講座終了後は試験勉強が中心

産業カウンセラー養成講座終了後は、産業カウンセラー試験に向けて勉強を開始します。試験内容は筆記と実技で、毎年1月に1度だけ行われます。試験勉強は日本産業カウンセラー協会が出している参考資料をもとに勉強する方法がおすすめです。

 

産業カウンセラー試験の合否は3月

1月の試験後、合格発表は3月です。合格通知が届いた後は日本産業カウンセラー協会へ産業カウンセラーとして登録します。産業カウンセラー登録後は、様々な背景のあるクライアントと向き合っていきます。産業カウンセラーとしては、まさにここからが勝負です。

 

2.産業カウンセラー資格で苦労することとは?

女性看護師 大変

産業カウンセラーの資格取得で苦労することに、仕事と勉強の両立があるでしょう。講座自体は毎週1回ですが、講座と仕事は両立していくことがやや難しい場面もあり、さらに毎週出される課題をこなすというサイクルも続きます。

 

出来ていない自分と向き合う時間が辛い

産業カウンセラー養成講座終了後1年間は試験勉強と並行して、同じグループのオブザーバーと先生からカウンセリングにおいて出来ていない部分を指摘されます。出来てない自分と向き合い、修正と再度カウンセリング実践の繰り返しという作業に心が折れそうになりやすいです。

 

心が折れそうな時こそ理想のカウンセラー像をイメージする

講座を修了し、産業カウンセラーの試験に合格し、実際カウンセラーとして活躍している自分というイメージを糧に、辛さを乗り越えられる時もあります。あくまでイメージすべきは、この苦労を超えた先にある自分の理想の産業カウンセラー像です。

 

ポイント!

ポイント

どうしても辛いときには、家族や仲間から叱咤激励してもらったりと自分自身でモチベーションをあげることも大切です。

 

3.産業カウンセラー資格取得の勉強方法

女性看護師 産業カウンセラー資格 勉強

何の試験勉強においても基本は教科書です。ここからは専業カウンセラーの資格を取得するための勉強方法について説明していきます。

 

教科書を振り返り自分の頭の中に落とし込みをする

暗記ではなく「理解する」ことが重要です。きれいな見やすいノートは役に立ちません。教科書の振り返りや、理解するための落とし込み方法としては、

  • 教科書の読み込みでは余裕をもってあまり詰め込みすぎない
  • らくがき帳に講義や教科書の特に重要な内容を繰り返し書き込む
  • 教科書に自分が理解しやすいように追記する
  • 書き込んだ要点や教科書の重要な部分は何度も読み込む

などの方法があります。筆記試験の場合、講座中に使用した教科書を振り返り、自分の頭の中に落とし込み理解することがポイントになります。

 

ポイント!

ポイント

予習や復習では教科書だけでなく、余裕があれば日本産業カウンセラー協会が出している参考資料を読むこともおすすめです。

 

カウンセリングの実践には集中して取り組む

実技試験に関しては講義中のカウンセリングの評価が良ければ免除になります。実技試験の免除を狙うためには以下の方法をおすすめします。

  • クライアント役・カウンセラー役・オブザーバーどの役割になっても気づきを得て発言する
  • 講義外も知り合いにクライアント役を頼んで自分のカウンセリングを評価してもらう
  • 仕事や生活においても傾聴することを意識づける

とにかく最低限、毎回の講義におけるカウンセリングの実践には集中して取り組みむことは絶対条件です。

 

実技試験の評価対象はカウンセラー役だけではない

カウンセラー役だけが評価の対象ではなく、クライアントやオブザーバーとしても、ひとつのカウンセリング内容からどれだけの学びを得ることができ、そして理解しているかも実技試験の評価対象です。

 

ポイント!

ポイント

座学で学んだことを実生活と結びつけることで理解度も増し、カウンセリングとはこういうことか再発見に繋がります。

 

4.産業カウンセラーの勉強と仕事の両立方法について

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毎週ある産業カウンセラーの講義と仕事の両立について、おすすめの方法もあわせて説明していきます。

 

固定休の仕事であれば休日に通学講座を受けると良い

仕事の休みが固定休の場合は、仕事の休みの日に通学講座を選択することがおすすめです。おすすめの理由は以下になります。

  • 通学講座であれば仲間と講義などの相談もできる
  • 仕事と産業カウンセラーの講義に対してメリハリがつく

仕事と勉強をしっかり分けられることは、効率よく勉強もできるので理解度もあがります。仕事が固定休であれば両立はしやすいです。

 

不定休の仕事の場合は通信制の講義がおすすめ

不定休の仕事で働いている場合、産業カウンセラーを目指すとなると、講義日時を固定しにくいため通信制の講座が良いでしょう。通信制の講座であれば、自分にあった講座を選択できます。

 

ポイント!

ポイント

産業カウンセラーの講義と仕事を両立するには、自分の仕事と生活スタイルに合わせて選択することが大事です。

 

勉強する時間を1時間設けるだけで仕事と両立できる

産業カウンセラーの勉強というのは短期集中型の方が頭に入りやすいものです。設ける勉強時間は1時間で十分でしょう。1時間集中するというスタイルなら無理なく継続することができますし、仕事とも両立しやすいです。

 

短期集中型では勉強するタイミングを固定することがおすすめ

短期集中型で勉強をする場合は、講義後の1時間、仕事後の1時間、眠る前の1時間など毎回固定して設けることがおすすめです。思い付きで1時間勉強をするよりも、勉強時間を固定した方が内容も頭に入りやすいです。

 

5.看護師が産業カウンセラー資格を現場で活かす方法

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カウンセリング術はありとあらゆる場で応用ができます。これから具体的に、看護師がどのように産業カウンセラーの資格を現場で活かせるのか事例も含めて説明します。

 

受容・共感・自己一致のプロセスを理解しコミュニケーションを図る

産業カウンセラーは「話を聞くプロ」です。相手との会話の中で受容・共感・自己一致のプロセスを理解できるので、より相手の気持ちに沿ったコミュニケーションを図ることができます。

 

相手に寄り添うコミュニケーションがもたらすメリットは大きい

産業カウンセラーは会話というコミュニケーションを通して、相手の思いを表現しやすい環境作りができます。そして、その思いに共感する姿勢は、相手の自己効力を高めること、強い信頼関係を築けることに繋がります

 

ポイント!

ポイント

カウンセリング術は看護師の仕事における、

  • 患者やクライアントとの関係性
  • 職場の上司や同僚
  • 多職種とのコミュニケーション
  • 家族や友人

といった、ありとあらゆる場で応用できます。

 

事例1:ネガティブな患者の心を開くためにカウンセリングを使う

病院の入院患者は、寂しさや不安からネガティブな会話が多いです。寂しさや不安からネガティブな思考になる患者へは、以下3つのポイントが大切になります。

  • その時の気持ちを否定しない
  • その場の雰囲気を無理に変えようとはしない
  • 相手の気持ちに共感する姿勢がを持つ

話を聞くプロである産業カウンセラーの看護師が共感を続け、長く関わる中で、患者は自ら少しずつ幸せに感じることなども話すようになります。

 

固く心を閉ざしてしまう患者にもカウンセリングは役立つ

患者の中には、様々な要因により心を固く閉ざしてしまい、看護師との会話も強く拒否してしまう患者もいます。患者から会話を拒否されることで、時には仕事が滞る事態にもなります。そんな時に、カウンセリングの技術を使って患者に寄り添うことで、少しずつでも心を開いてもらえます。

 

ポイント!

ポイント

もちろん患者の心はすぐに変えられるものではないので、少しずつ前向きになれる関わりを持つことが大切です。

 

事例2:カウンセラーの「聴く」技術で仕事を円滑にする

看護師は医師の治療やケアの方針が納得いかずに、意見がぶつかることもあります。しかし、医師がどのような考えで、その治療を進めているのか気持ちを聴くことで、腑に落ちる部分も見つけられます。理解を示し、自分の意見を言うことで信頼関係がうまれ仕事も円滑になります。

 

ポイント!

ポイント

産業カウンセラーとしての「聴く」技術は患者だけではなく、仕事においても重要な意味を持つのです。

 

まとめ

産業カウンセラーの資格取得でカウンセリングを学び、看護師として患者やご家族との関わりが密になり何を必要としているのか知ることができます。その方の必要にあった看護を実践できるのです。

看護学生としても「傾聴」の必要性を学んできましたが、実践と実践を通した分析を行わない限り「聴く」姿勢を自分の中に落とし込んでいくことが難しいです。

患者や家族の気持ちに沿った看護を実践していきたいという思いがあれば産業カウンセラーの資格を取得することをお勧めします。


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この記事を書いた人

皆様、こんにちは! 私は総合病院の外科と集中治療室で経験を積んだ後、行政機関の産業看護師、健診施設の看護師(たまにツアーナース)を経て現在ホスピス緩和ケア病棟で働いております。看護師と大学院生という二束わらじでやっております。趣味は食べ歩きと読書と気の赴くままに旅に出ることです。皆様のお役に立てればと思い記事を書いていきますのでよろしくお願いします。


カテゴリー:看護師の資格取得

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この記事を書いた人:みーちゃん
(公開日:)(編集日::2017年07月26日)

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