働きながら不妊治療は可能?看護師の不妊治療と転職について

不妊治療 看護師 転職

看護師仲間の話を聞いていると特に既婚者の間で話題となるのが、今女性の間でも話題となる妊活や不妊治療についてです。

特に近年では芸能人でも自分の不妊治療の経験をカミングアウトする人が増えてきており、以前よりのポピュラーな話題として挙がってくるのではないでしょうか。

看護師はその勤務形態や多忙さからも、婦人科系の疾患を患いやすくそれゆえに妊娠しにくい身体になる人が多いと言われる業界です。

医療職に身を置いているという境遇から、不妊治療に早期に取り組む人が多い一方で、不妊治療をしていることによって転職が難しくなっているという話も聞いたことがあります。

看護師をしながら不妊治療をすることは可能なのでしょうか。

また、不妊治療をしている看護師は転職することが難しいのでしょうか。その実態について自分の経験も基にまとめてみました。


スタッフ

スタッフ:『こちらの記事はご自身の体験談から不妊治療においてまとめた記事になります。不妊治療においてもっと詳しく知りたい看護師の方は「不妊治療中の看護師が仕事を両立する5つ注意点」を参考にしてください。』

1.看護師をしながら不妊治療をしていくことは可能?

看護師 不妊治療 可能

まず、現在頑張って働いている看護師が思うのは不妊治療をしながら働いていくことは可能かどうか、について話していきたいと思います。

実際に同僚で不妊治療をしながら働いている人など実例がいればまだしも、実例がいないとデリケートな話題でもありますし実態に迫るのは難しいことと思います。そんなデリケートな部分も参考になればと思います。

 

不妊治療しながら看護師は続けられる。ただし疲労は覚悟

まず、結論から言うと不妊治療をしながら看護師の仕事は十分に続けられると考えます。そのため、不妊治療をしたいからという理由で仕事を辞める必要もあまりないかと思います。

不妊治療は他の治療と違って成果がいつ出てくるかの予測が大変しづらい分野です。また、治療内容によっては高額な費用がかかるため最初は身体のことも考えてと休職をしていた人もある程度の年月が経つとまた働き始めるという人が多いようです。

 

休日が病院通いで潰れる

看護師をしながら不妊治療をする上で覚悟してほしいのは心身の疲労です。治療内容によっては仕事を1日お休みしなければならない場合もありますし、病院へ週に何回も通わなければならなくなる場合もあります。

そのため、休日や仕事の前後が病院通いでつぶれるなんていうこともあります。特に、看護師は夜勤があり生活スタイルが不規則であることもあって治療そのものが難しくなってしまう場合もあります。

これらのことから、治療と併行して仕事をすることによって心身への疲労は出てしまうように思います。

 

実際に病院で看護師を続けながら不妊治療をしていた例は多い

実際に病院で勤務をしながら不妊治療をしていた例をたくさん見てきました。みんな治療中は夜勤もこなし、何の制限もなく病棟業務をこなしていながら治療を行っており、その成果が実を結んでいました。

もちろん、前述したように病院通いによる心身の疲労を感じている方も多くいました。不妊治療をしている多くの看護師の特徴は職場で自ら治療していることをカミングアウトしている人が多かったということです。

そのため、周囲が病院受診に合わせてシフトを変わってあげるなど精神的な負担になる業務は交代するという姿勢が見られました。

治療を始めるとなると勤務を制限したいためまずは上司である師長に相談する場合が多いですが、師長の年代は正直不妊治療について前向きにとらえてくれる人が少ない年代である人が多い傾向にあります。

病気であるわけでもないのに治療をすることや、その治療のために勤務を制限するのはいかがなものかなどといった考え方をする人が多く、実際にそういった内容をそのまま言われたという話を聞いたこともあります。

しかし、今の中堅当たりの世代からは不妊治療や妊活といったことが浸透してきている世代なので、割とフランクに対応してくれる人が多くなります。

 

師長の理解がない場合は周りの看護師から固める

もし不妊治療をしたいが勤務に無理があるという場合、まずは一緒に働いている同僚の看護師スタッフたちに相談を持ち掛けて先手を打っておき、治療の内容や方針が定まった時点で師長の耳に入れるようにするのも手かもしれません。

実際に自分が働いていたところも残念ながら師長の受け入れがよろしくなかったこともあり、スタッフ同士で協力し合ってその看護師の治療過程をサポートしていました。

 

2.不妊治療をしていると転職は難しいか?

不妊治療 転職 難しい

不妊治療はお金がかかるものです。治療のために一度は職場を離れたとはいえお金がなければ治療ができないため、無理のない範囲で働きたいと考える看護師は多いかと思います。

また、今よりの心身の負担が少ないところに転職して不妊治療を始めたいと考える看護師は多いようです。しかし、不妊治療をしているがゆえに転職活動が難航しているというケースも多いのが現状となるようです。

不妊治療をしていると転職は本当に難しいことなのでしょうか。

 

不妊治療をカミングアウトすると雇ってもらえる確率は低くなる

転職時の面接で大多数の施設から聞かれるのは「妊娠の予定はありますか?」という質問です。

不妊治療中ですからもちろん答えはイエスなのですが、正直にイエスと答えてしまうあるいは不妊治療中であるということをここでカミングアウトしてしまうと雇って盛られる確率は非常に低くなります。

雇用する側は長期で働き続けてくれる人材を求めています。本人も予想していなかった妊娠ではまあしょうがないかなというところにはなるものの、最初から妊娠を予定していて長期間で働く見込みがないという人を就職させてくれるかというと少々難しくなるのが現状です。

そのため、治療をしていても入職するまではそのことを伏せておくことが無難でしょう。

ただ、病院通い等々で仕事の都合を変えなければならない可能性もあるので、あえて不妊治療をしていることを経過とともに伝えつつ、働きたい意欲も伝えれば雇用の可能性は少し上がるのかもしれません。

 

退職時の理由を不妊治療すると転職に影響がでる

不妊治療をするために退職する看護師達の中には病院側とトラブルになって辞める人も多くいます。その理由は不妊治療を退職理由にしたからです。

前述したように、師長・看護課長の世代には、自分の身内が同様に悩まされて治療をしていない限りは理解してもらえる可能性はかなり低くなります。

退職の理由を不妊治療にすると「ここで働きながらだって続けることはできる。」・「治療しなくたっていつか授かれる」というように治療そのものを否定して引き留めようとする人が多く、それがトラブルの火種となることが多いです。

そのため、不妊治療を理由にして退職しようとすると退職時にトラブルとなり円満退職に至らなくなり、次の就職に影響が出る可能性もでてきます。退職理由を言う場合はできるだけ不妊治療以外の理由を充てると良いかと思います。

 

3.不妊治療のために転職するなら「高齢者の施設」がお勧め

不妊治療 高齢者施設 お勧め

不妊治療をしながら看護師をしたいという方は、どこの施設で働くことが良いのだろうと迷ってしまうかと思います。不妊治療をするにあたり、1番働きやすいのはずばり高齢者系の福祉施設であると思います。

その理由は以下の通りです。

  • 病院の場合は休む暇もないため心身の疲労が大きい
  • クリニックは自分の休みと都合が合いづらい

このことから、医療的な対応だけが求められ、身体への負担を大きく軽減できる高齢者系の施設への転職をお勧めします。

 

病院は時間に追われるので不妊治療に向かない

時間に追われながら処置を施さねばなりませんし、一息ついて休む暇もありません。急変などの対応をしていれば帰宅時間も遅くなりますし勤務形態も忙しいものです。

そのため、不妊治療をしている段階で病院へ転職することは個人的には大変なことであるように思います。

 

シフトに融通が利かないクリニックと不妊治療は平行できない

クリニックは自分が患者として見ていても病院よりも楽なイメージを持たれる方も多く、不妊治療と併行して仕事をし続けられるのではないかと思われるかもしれませんが、実は病院よりも不妊治療を併行して行うことが難しいのがクリニックだったりします。

そもそも不妊治療をする場として通うのは、婦人科のクリニックとなるかと思います。というわけで自分の休日は病院も休日である可能性が高くなるのです。

現在では終日開院しているクリニックも多くあります。もし、自分の働いているクリニックが終日開院していてシフト制であった場合でも、病院のシフトと違って少人数で回していることや家庭を持っている方が多いことから勤務変更は非常に頼みづらい環境となります。

また、仕事後に行こうとしてもクリニックも急患が来ることや、繁忙期となるとなかなか終わらになんていうこともあります。不妊治療をするのにあたりクリニックの方が融通利かない環境となるかと思います。

 

高齢者施設は融通が利き、定時で帰れる

看護師の人数も揃っているため柔軟な勤務交代も可能となります。また、正社員採用であっても夜勤を免除してくれるところやそもそも夜勤がないなんていう施設も形態によってはあるため、働きやすいです。

さらにほとんどの場合が定時で仕事が終わるため仕事後の病院通いも問題ありません。こういった理由からも、もし不妊治療に向けての転職を検討しているのならば高齢者の福祉施設がおすすめということになるのです。

 

まとめ

不妊治療 看護師

不妊治療中に心身の負担を軽減したいと転職活動をするのはあまりお勧めできません

何より転職したことによって新しい職場へ慣れるために奮闘・間関係の再構築、さらに転職したことによって自分が1番下の立場となってしまうことから力仕事といった業務を任される機会は圧倒的に増えることとなります。

その負担を考えると、不妊治療中は時間や業務内容ともに融通を利かせることもできて自分への理解もある現状の職場にとどまることが良いのではないかと個人的な経験から思います。

ただし、現在の病院にいることの方が心身共に負担となるという場合は前述したように高齢者系の施設への転職をすることが良いのかもしれません。デリケートな問題であるため、転職エージェントにも友人にも相談できなかったという人は多いかと思います。

ぜひ、この記事を参考に自分の治療のしやすいところで働いてみてはいかがでしょうか。

看護師転職サイト口コミランキング

1位  ‣看護のお仕事
【全国対応】【求人12万件以上】
2位  ‣ナースではたらこ
【全国対応】【担当質高・求人数高】
3位  ‣マイナビ看護師
【全国対応】【担当者質高】

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

運営会社 ・記事等に関する問い合わせ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。