看護師が「インターンシップ担当」になった時に把握しておきたいこと4つ

看護師 インターシップ

これから夏休みとなるこの季節、看護師の業務で特に多くなってくるのが学生指導。特に、夏休みにかけて看護学生のインターンシップ、中学生や高校生の看護体験といった実習とはまた違う学生向けのイベントごとが増えてくる病院が多いのではないでしょうか。

実習指導となると、それなりの教育を受けてきた方が第一線として指導に当たるため、他スタッフが関わる機会は少ないのですが、学生向けのイベントとなると、実習指導を受けていなかったり、教育に携わった経験が浅いスタッフも指導につかなければならなくなります。

今回は、自分の経験を基に、実習ではない、学生の看護現場での関わり方についてお伝えしていきます。

【特集】看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

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看護師の3人に1人は転職に不満足で失敗!?

1.学生の年代によって求められることが異なる

年代によって求められることが異なる
自分が経験してきた中で、インターンシップを受けに来る学生たちはその年代によって求めていることが全然違っているように思います。

やはりお客さん(学生)を受け入れる以上、満足して帰ってもらうことが、病院の利益にもつながるかと思いますし、ここで満足した学生がいずれ自分の同僚となる可能性だって十分にあります。

満足したインターンシップを受けてもらえるよう、学生達がそれぞれの世代で求めていることについて解説していきます。

 

中学・高校生の求めることとは

夏休みになると一気に増える中学生、高校生のインターンシップ。中高生に人気な職業でもあるためか、毎年女子学生の人数は多いのですが、近年では漫画やドラマの影響か、男子学生のインターンシップも非常に多くなってきているように感じます。

中学生や高校生がインターンシップに求めていることは、ずばり「ナースの仕事内容」です。看護師が1日何をしているのか、どのように患者に接しているのかそういったところに関心が向くようです。

特に、看護ケアはベッドメイキングといった基本的なものから採血、処置介助など大掛かりなものに至るまでも興味があるようです。

 

年配の方との関わりを求める学生もいる

近年では高齢者と一緒に住んでいる、もしくは近所に高齢者がいてかわいがってもらった記憶があるという学生が減っていて、高齢者が未知の生き物という学生がほとんどです。そのため、おじいちゃんおばあちゃんと関わるということにも興味を示してインターンシップを受けに来ている学生は多いように感じます。

 

看護学生が求めることとは

中学生や高校生から一歩踏み込んだ段階である看護学生はどのようなことをインターンシップに求めているのでしょうか。それは、ずばり「技術の取得」にあるように感じます。看護学生となると、基礎看護技術に該当するベッドメイキングや清拭などの技術は取得済です。しかし、その技術を練習できる場面はなかなかないため、インターンシップの場で技術を磨きたいという学生は多いように感じます。特に実習だと、援助計画を作成し、行ったケアに対して評価をしなければならない一方、インターンシップではそのような記録物が不要である上に、たくさんの技術をこなせることもあって、技術をやりたいという学生は多いように感じます。

 

よりリアルな看護技術を学びたい学生が多い

実習では診療科も決まっていて、実習を受けてくれる患者も決まっているため、見れる処置が単調となる傾向にある一方、インターンシップでは一部の患者を除いてほとんどの患者と関われる機会があります。

そのため、今まで見たことも無い看護技術に触れることができるということも、看護学生がインターンシップに求めていることとなるのではないでしょうか。

 

2.インターンシップの学生に対するNG行動とは

学生に対するNG行動
せっかくインターンシップに来ても「この看護師さん、自分が求めていたことを何一つ見せてもらえなかった」と不満を抱かれてしまっては、その看護師の質というよりも病院の質にかかわるように思います。

インターンシップに来てくれた学生に対する看護師のNG行動をご紹介します。

 

自分の自慢ばかりする

自分は学生時代は成績が良かったとか、国家試験の点数が良かったといった自分の学生時代のことを引き合いに出して自慢する看護師、学生たちの感想文とかを見ても結構多いように感じます。

学生たちが学びに来たのは看護師さんの仕事であり、一個人の話を聞きに来たわけではありません。看護学生たちは勉強という立場で来ていることもあり話を聞くのが上手い子たちが多いように感じますが、それに乗じて自分のことをぺらぺらと話してしまうのはNGです。

 

病院の細かい設備ばかり紹介する

これもインターンシップ担当になった看護師によくあるパターンで、病院の設備の細かいところまで説明してしまうというもの。

病院に就職希望の人に説明する分には良いかと思いますが就職希望ではない学生たちにはあまりためにならない説明なので注意しましょう。

 

患者との関わり方が雑

全学生に共通しているのが「患者さんと関わりたい」という思いです。そして、患者自体も特に入院が長引いている人では、孫のような学生と関わりたいという気持ちを持っている人が多くいます。

それにも関わらず、関わりの機会を与えなかったり、自身が患者に対して呼び捨て、敬語を使わず上から目線で話すなどとしてしまえば、当然学生の印象も悪くなるだけでなく、学生自体が看護の道を選択肢から外してしまうということも考えられます。

上品な言葉を使わなくてもせめて最低限の敬語は使用して丁寧な関わりをして欲しいものです。

 

学生のプライバシーを根掘り葉掘り聞いてしまう

学生が来ると、ついつい癖で情報収集をしてしまう看護師も少なくありません。しかし、学生ですから、看護師さんに聞かれたことは全て答えなければと思ってしまうのが実情です。

そんな状況の中、恋人はいるかなどといった看護の道と全く関係のない質問をし、学生を不快にさせてしまう看護師も。実際に、上記のような質問を投げかけたということで、先方からクレームが来たという例も少なくありません。

質問するのであれば、看護の道に沿った質問をしてあげるのがベストだと言えるでしょう。

 

3.インターンシップの学生に対する正しい関わり方

学生に対する正しい関わり方
各年代の学生たちが求めていることから見た、学生との関わり方はどのようにしていったらいいのでしょうか。同じ学生でも世代によって対応の仕方が変わってきますので、うまく対応してみるのはいかがでしょうか。

 

中学・高校生のインターンシップでの関わり方とは

中学生、高校生のインターンシップ担当になったら、とにかく自分の後ろをついて回らせ、説明をしながら処置をこなしていくということが1番彼女たちにとってニーズの高いインターンシップとなるようです。

そもそも、白衣を着るというだけでワクワクする世代であるため、白衣を着て、病院の中を目まぐるしく歩くだけでも十分満足できるようです。

特に、祖母、曾祖母くらいの世代の患者を1人の受け持ち患者として選定し、お話や清拭、車いす移送といった軽い介助をしてもらうということができればベストです。

 

あまり専門性が高いことは話さない

この世代には、病院の機能を事細かに説明しても話が入らず、ただつまらないと称されてしまうので、そういったことはせずに、看護のお仕事についての解説のみで十分でしょう。

さらに、中高生の世代はまだ社会的なルールがわかっていない年代のため、社会勉強として、社会的なルールを簡単に教えてあげるのもいいでしょう。

 

学生のやる気を引き出す言葉をかけてあげよう

さらにこの世代は、まだ「看護師さんは頭が良くないとなれない」と思っている人が多いため、学力ではなく努力であることや、人を慈しむ心があれば看護師になれるなんていう一言をかけてあげると、後々その子たちの糧となり、印象に残る看護師になれるでしょう。

 

看護学生とのインターンシップでの関わり方とは

看護学生ともなると、病院見学をメインとして来ている人が多いため、病院の機能を説明してあげることが必要でしょう。

また、普段記録や実習指導の先生、実習担当の看護師に怯えながら実習しているため、インターンシップではのびのびとできる技術をやらせてあげることも良いと思います。先述のように、普段は委縮して病院にいるはずなので、頼れる存在として実習の悩みなんかも聞いてあげると印象がいいでしょう。

 

怒り方には注意しよう

看護学生にもなると病院で怒られることがそのまま看護師の道をあきらめるということにも繋がりかねません。実際、臨床実習の指導者講習やプリセプターの講習では、今現在看護学生や新卒は怒ってはいけない、ほめて伸ばすということが主流となっています。

そのため、インターンシップでは怒るというより、何が良くて何が悪いかというところを教えてあげられると良いかと思います。

 

4.インターンシップ担当に向いている看護師とは

インターンシップ担当
インターンシップに該当する看護師は大体どこの病院でも学生担当の看護師が師長や主任と選んでいることが多いです。中にはなぜだか毎年当たる人、全く当たったことがないという人もいて担当にはばらつきがあります。

当たる人は担当者たちが向いているというように判断したためについていることと思います。実際どのような人が担当となりやすいのでしょうか。今後、インターンシップ担当してみたい、学生と触れ合ってみたいという人は参考にしてみてください。

 

姉御気質な看護師

子どもを育てたことがある、母性があるという人よりも、姉御気質な人が多く担当に当たっているように感じます。特に、上から目線でものを言わず、フレンドリーに話せる看護師が多く当たっているように感じます。

 

看護への熱意がある人

熱意がない人、特に辞めたがっているような人につけてしまうと、看護師という仕事は辛い、おもしろくないというような印象を与えてしまいます。

 

看護技術に対して根拠を明確にできる人

看護学生は実習での疑問や、その看護技術に対しての根拠を聞いてくることが多々あります。そのため、エビデンスをしっかりと説明できる人はインターンシップの担当として重宝される傾向があります。

 

スタッフ、患者からの人望が厚い看護師

インターンシップ中は自分の担当以外の患者や、他の看護スタッフに意見を求めることも多々あります。そのため、病棟のいろいろな人から人望が厚い人の方が円滑にインターンシップを勧められるため、担当となることが多いです。

 

まとめ

業務で忙しい時などインターンシップの担当となると自分が忙しくて見てあげられているか不安、満足してもらったか不安など担当となった人たちは悩んでしまうところではあります。

将来もしかしたら同僚となるかもしれないですし、少しでも良い思いをさせてあげたいというのが、自分もインターンシップを経験してきた看護師誰しもの願いだと思います。

担当となった看護師が多忙な中で、少しでも学生たちに満足いくインターンシップが送れるような、参考となれば幸いです。

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はたらきナース

監修者

亀岡さくみ看護師
監修 亀岡さくみ看護師
  • 2011年3月:日本赤十字看護学校卒業
  • 2011年3月:看護師免許取得
  • 2011年4月:日本赤十字医療センター入社(3年間勤務)
  • 2015年3月:株式会社peko勤務
  • 2015年4月:はたらきナース監修

現在は、今までの経験を活かし「はたらきナース」を執筆・監修を行っています。

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