著作者

齋藤

正看護師

齋藤

( 現役看護師)

病院、クリニック、老人保健施設から私(看護師)が転職した理由

公開:、更新:2018年03月30日
看護師転職決意理由3つ

看護師の転職回数は、他の職業に従事している人よりも圧倒的に多いことが特徴的かと思います。また、その背景にも需要が高く、面接を受けてしまえばほぼ合格するということもあるように思います。今回は、それぞれの医療施設で従事しつつ転職を志して3回転職をしている自分の転職体験談をお伝えしていこうと思います。

1.病院から転職しようと決意した理由

看護師病院から転職理由

自分は3年目に病院から転職しよう!と決意。交渉を重ね、4年目に差し掛かる前に転職をしました。中規模の病院の急性期で働いていた自分が転職を決意したその理由と背景を綴っていこうと思います。

 

急性期という職場を家庭と両立することの難しさを感じた

自分が働いていた部署は、ICUを併設していて、周手術期から、レスパイト入院も受け入れる病棟でした。そのため、周手術期の術後管理から、寝たきりの患者まで満遍なく診ていかなければならないという職場の環境でした。勤務時間も変則性という病院独自の時間組みを取り入れた3交代でした。ちょうど、3年目に差し掛かるあたりで結婚をし、家庭をもつこととなりました。1年目より1人暮らしをしていたため、1人で生活することのリズムはついていましたが、一緒に暮らす人が増えたことにより、生活のリズムが乱れたり、家仕事にも追われることとなりました

 

緊急オペがあると帰宅時間は遅くなる

ICUを併設しているため、当然急変も多々あり、緊急オペなんかもありました。そうすると帰宅時間はどんどん遅くなっていきます。もちろん、1人で家事をしていたわけではありませんが、やはり家のことは回らなくなりますし、住んでいたところも遠く、片道1時間はかかるようなところでした。

 

ポイント!

ポイント

急性期という部署での仕事はとても好きではありましたか、急性期独自の忙しさの中で仕事と家庭を両立することの難しさを痛感し、さらには通勤時間の長さも家庭を両立する上での弊害となっていると感じ、転職を決意しました。

 

業務の忙しさによる体調の崩れがひどくなった

もともと身体が弱い方で、すぐに体調を崩す傾向にはありましたが、働き始めてから身体の弱さが増したように思います。この職場で働いている間、胃潰瘍に2回、イレウス1回、数か月単位で謎の高熱に悩まされ、扁桃腺炎には数え切れないほどなりました。ストレスからか他にも様々な症状が出現しました。

 

力仕事による体へのダメージが辛い

術後の意識レベルの低い人や、寝たきりの人といった力の入らない人の介助では腰痛や肩こりを悪化させることも。マッサージや整体に行く機会も増え、ひどい時には痺れが下肢に生じることもありました。入職当時は楽々とこなせていた業務でしたが、年々体力も落ち、体調も悪くなっていき、力仕事をこなしていくことすら困難であるということに気づきました。これも、転職を決意するきっかけになりました。

 

年々増えていく仕事の量

看護師という仕事は、新人のうちは看護の仕事に集中できる環境を先輩たちが作ってくれているため、年齢を重ねる上で、仕事量がどんどん増えていきました。通常業務に加えて委員会仕事、看護研究に勉強会など看護師以外の様々な仕事を抱えていくうちに必然的に帰宅時間も遅くなり、通常業務との兼任も辛く感じた覚えがあります。そもそも、入職した時からそんなに長く働きたいと考えていなかった自分は看護師として、看護という仕事をもっとメインでやりたいと感じ、転職を決意するきかっけとなったように感じています。

 

2.クリニックから転職しようと決意した理由

看護師クリニック転職理由

病院にいたころは、帰宅時間の早い遅いは急変がない限り、ほぼ自分の仕事の力量でした。例えば、仕事後プライベートで用事があるならば早く帰れるように無意識に仕事を回していたり、他の勤務者に支障の出ないような業務なら別日に回すなどの自分のペースで仕事を管理できていました。その後、病院からクリニックへ転職しましたが、1年足らずで退職をしました。クリニックから別の業種へ転職しよう!と決意した理由を4つにまとめました。

病院勤務からクリニック転職の看護師をこちらの「病院の看護師が驚くクリニックの実態について」記事でも詳細に説明しています。

 

病院よりも帰宅時間が遅くなることもあるため

クリニックは患者がいつ、どのくらい来てしまうかによって業務終了時間は異なります。そのため、自分がプライベートの用事があって早く帰りたくても、患者第一であるために早く帰れないということもしばしば。また、業務終了後にも掃除や洗濯などといった雑務をこなさなければならず、早めに仕事が切りあがってもここで大幅に時間ロスしてしまうことも。

 

休み希望が取れず友人とも疎遠になってしまう

開業日が決まっているクリニックでは好きな時に休みをとることができないため、どんどん友人とも疎遠になっていきました。ライフワークバランス、特にライフの部分を考えると自分とあっていないのではないかと感じ、転職を決意しました

 

接客業の面白みのなさを痛感した

クリニックでは長い期間通ってくれている人もいれば、その日以降二度と来院しないという人もいます。そしてみんながみんな本当に体調が悪くて来ているわけではなく、中には本当にどうでもいいようなことで来院したり、先生と話したいから、お友達と約束しているからなんていう理由になってないような理由で来院してくる人も。クリニックは接客業で、自分の態度や振る舞いがリアルに帰ってくるからということを事前に説明は受けていたため、それ相応の対応はしていましたが、そういった方の対応をしていく中で、接客業に面白みのなさを痛感し、転職を決意しました。

 

人間関係に疲れてしまったから

クリニックは少ない人数で回しているため、人間関係はとっても大切になります。特に医師や看護師との人間関係は大切で、古くからのクリニックでは、医師に看護師は絶対服従という兆候もあります。病院時代よりも一人一人のスタッフと濃い人間関係を築いていくぶん、それに対する疲労などもありました。特に医師は、経営者でもあるため、自分の都合が悪いと理不尽なく人に八つ当たりするというような場面も。そういった環境も相まって、転職を決意する運びとなりました。

 

3.老人保健施設から転職しようと決意した理由

看護師老人保健施設転職理由

クリニックを経験したことにより、自分はやはり療養する人の世話をすることに向いているということ、自分のペースで仕事ができたほうがよく、なおかつシフト制の方が良いということに気づきました。しかし、前回の体験から、病院で働く気にはなれず、悩んだ結果、老人保健施設に転職をしました。クリニックの後に転職した老人保健施設ですが、こちらも結局、転職を決意し、1年半ほどで辞めることとなりました。転職を決意した理由についてご紹介します。

 

介護士と看護師のいざこざを面倒に感じた

介護施設でよくあるのが、介護士と看護師のトラブル。自分はトラブルに巻き込まれたわけではないですが、毎日どこかで誰かの愚痴を聞いているような日々でした。やはり看護と介護という診る分野が違うだけあり、お互いの視点の違いによるトラブルも多々ありました。やはり、同じ職場で働いている同士ですから仲良くやっていきたいというのが本音です。そういったいざこざに面倒を感じたというところが大きな理由となります。

具体的にどんな問題が生じるのかについてこちら「老人保健施設で働く看護師と介護士間トラブルの原因と解決法」ご覧ください。

 

介護施設の現実を受け入れられなかった

病院で働いていると老人保健施設=在宅復帰のための一時的に入所するところと思いがちですが、実際にはそんなことはなく、開所当時からその施設にいる人、一度施設に入ったら家族は絶縁状態になった、家族が診たくない上に、お金が安いからこのまま入れといてくれと駄々を捏ねるもの、いろいろなパターンを見てきました。病院から来たものとしてやはりおかしいというか違和感を感じずにいられなくなりました。これも自分が介護施設を辞めようと決意した理由になります。

 

病院とのギャップを感じてしまった

誰しもが直面する病院とのギャップ。確かに業務内容から見ると明らかに病院よりも楽ではあります。しかし、施設によっては夜勤は1人で何フロアも診なくてはならないというプレッシャーも。老人保健施設で勤務する医師は比較的高齢の、一度引退した医師を再雇用している傾向にあるため、医師の言っていることがあまりあてにならないというところも本音です。そのため、ほとんど1人で、今までの知識を活用して考えていかなければなりません。そういったことが精神的なストレスと感じてしまうことで転職を決意するきっかけにもなりました。

 

まとめ

いろいろと転職のタイミングについてお話してきましたが、結局、転職のタイミングは自分の経験で考察すると2つとなります。

ひとつは「ライフスタイルの変化」です。女性のため、結婚、出産などでライフスタイルが男の人よりも大きく変わります。今まで独り身の時にはうまくリズムをつけてできていたことが結婚したことにより難しくなります。

もうひとつは「その医療施設に対する不満が3つ見つかったら」。嫌なところが3つ見つけるとその後良いと思っていたところも全て嫌なところと思ってしまい、継続していくことが難しくなります。最初は転職することに引け目を感じていましたし、やはり看護業界以外の友人からはそんなに転職して…とあまりいい印象を受けなかったことが正直なところです。

しかし、転職をいろいろとしたおかげでその医療施設ごとのスキル、技術が身につき、結局どこにいっても即戦力として活躍することができました。

是非、転職を踏み出せず、悩んでいる方の参考になればと思います。

食べること、スポーツ観戦が好きな看護師です。社会勉強と称していろいろなところで働いた経験を綴っています。派遣看護師の経験もあり、派遣では回復期の病棟業務、ディサービス、検診センターで仕事の経験があります。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
出身/年齢 ・神奈川県/20代後半
職務経験 ・総合病院 ・クリニック ・介護老人保健施設 ・デイサービス
・健診センター ・イベントナース・夜勤専従看護師
診療科経験 ・脳外科 ・神経内科 ・内科 ・皮膚科 ・整形外科


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