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つみき

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つみき

( 看護師 )

看護師が長期休暇を取得しやすい転職先・職場とは

公開:、更新:2018年04月11日
看護師が長期休暇を取得しやすい転職先・職場

あなた(看護師)が今働いている職場には、夏休みや年末年始休暇などの長期休暇はありますか。

看護師の仕事は、「夜勤」「日勤」「遅番」「早番」など不規則な勤務形態で、病棟で働く看護師の場合は「24時間」「365日」患者さんが入院しているため、一般企業のようにゴールデンウィークやお盆の時期、年末年始に長期休暇を取ることは難しいのが現実です。

長期休暇は看護師同士、日程をずらしながら長期休暇を取ることは可能ですが、長期休暇の取り方や日数については、職場によって様々です。

しかし残念なことに、看護師が不足している職場など一部の職場には、

  • 「休暇がない!」
  • 「長期休暇が取れない!」

こともあります。

では、看護師として働きながら長期休暇を取りやすい転職先や職場とは、どのような職場なのでしょうか。

カレンダー通りに休めて長期休暇を取得しやすい転職先から、時期を選ばなければ長期休暇の希望が通りやすい職場をご紹介します。

1.カレンダー通りに休める長期休暇を取得しやすい転職先

カレンダー通りに休める長期休暇を取得しやすい転職先

長期休暇を取りやすい転職先は、カレンダー通りに休みを取ることができ、さらに夏休みや冬休みに連休が取りやすい体制になっている職場です。

このような職場は、特別な調整をすることなく長期休暇が取得できます。

カレンダー通りに休みを取れる職場だと、週末を家族と一緒に過ごすことができ、長期休暇には家族旅行も可能でしょう。そのため、子育てや結婚、資格取得のために通学しているなど、何かしら制約のある方におすすめです。

 

(1)一般のクリニック

一般のクリニック

クリニック(特に個人経営のクリニック)は、ゴールデンウィーク、お盆の時期と年末年始は診療をお休みするところが多いので、施設によって日数にバラツキはありますが、休み希望を出すことなく、自動的に長期休暇を取ることができます。

クリニックの看護師のシフト例は以下になります。

クリニック看護師のシフト例画像:「看護師のシフト例を大公開!あなたに合った働き方は?」より

しかし、クリニックでは、土曜日診療をしているところが多くあるため、毎週土日の週末の2連休を取るのは難しい可能性があり、祝日は特別なことがない限りは、休みになります。

 

クリニックで平日に長期休暇を取得する場合

クリニックで平日に長期休暇を取得したい場合は、働くクリニックの体制を確認する必要があります。

  • 看護師が複数いること(3名以上)
  • 院長が長期休暇に対して理解があること

などが挙げられます。

院長の考え方ひとつで、平日に長期休暇が取得できない場合もありますし、看護師が少数の場合でスタッフが休んだ場合は休診になるクリニックもあるためです。

転職を希望する看護師の方は「クリニック看護師求人|転職前の9つの注意点!」も確認しておきましょう。

 

(2)健診センター

健診センター

病院所属や企業相手の健診を行っている健診センターも、カレンダー通りに休診日を設けているところが多いといえます。

また、健診センターは、利用者の満足度を上げるために、看護師が一対一で丁寧に対応することが求められ、看護師の人数が充実している施設が多くあります。

そのため、休みの希望が通りやすく、比較的長期休暇を取得しやすいといえます。

 

補足説明!

ポイント

健診センターは基本的に残業も少なく、福利厚生も充実している職場が多くあります。詳しくは「検診センター看護師転職!誰しもが働きやすい環境?」を確認してください。

 

(3)保育園の看護師

保育園の看護師

保育園の看護師も、連休や長期休暇が取りやすく、働きやすい職場のひとつです。

しかし、保育園によって、勤務体制が様々であるため、土曜日や夏休み・冬休み・春休みの時期に、どの程度休みが取れるものか、事前に確認する必要があります。

 

保育園で平日に長期休暇を取得する場合

通常働く平日に、保育園看護師として長期休暇を取得したい場合は、

  • 複数(2名以上)の看護師が勤務していること
  • 大きい保育園を選ぶこと

などの必要があるため、注意しましょう。

保育園の看護師は1名体制で行っている場合も多いので、長期休暇の取りやすさなどを面接時などに質問しておけば安心です。

保育園看護師は「保育園看護師求人を探すときの5つの注意点」を確認してください。

 

(4)訪問看護師

訪問看護師

現在、次々と開業している訪問看護ステーションの多くは、土曜日・日曜日・祝日が定休日となっており、看護師にとって働きやすく休日も取得しやすいといえます。

また、夜間・休日はオンコール体制になります。看護師の人数が十分に確保されていない訪問看護ステーションもありますので、事前によく調べ、母体がしっかりしている訪問看護ステーションに勤務することが大切です。転職する場合は「どの程度オンコールなしの連休が取れるのか」を事前に確認することも大切です。

 

訪問看護師で平日に長期休暇を取得する場合

訪問看護師で長期休暇は、看護師の人数が多ければ多いほど取りやすいといえ、可能であれば少し規模の大きな訪問看護ステーションを選ぶと良いでしょう。

また、正社員(常勤)で働く方よりも、パート看護師として働く場合も多いため、パート・アルバイトの働き方が出来る方は、さらに長期休暇が取りやすいといえます。

 

(5)看護教員

看護教員

看護教員として看護系の学校で働く看護師は、連休が取りやすい環境にあります。

看護大学・看護専門学校は、共に土曜日・日曜日・祝日休みになるため、カレンダー通りに休みたい場合は、看護教員になることも1つの方法です。ゴールデンウィーク・夏休み・冬休み・春休みなどに連休をとることもできます。

詳しくは「看護教員になるには?看護教員になる方法・転職、メリット・デメリット」も確認してください。

 

看護教員が平日に長期休暇を取得するのは難しい

看護教員の仕事で、ゴールデンウィーク・夏休み・冬休み・春休み以外の平日に長期休暇を取得するのは難しいといえます。

休んだ場合に代わりの看護教員がいるわけではありません。

冠婚葬祭などの休みは取れるものの、個人的な都合での長期休暇は平日には難しいといえます。

 

(6)大学保健室の看護師

大学保健室の看護師

大学や専門学校などの学校の保健室に勤務する看護師も、看護教員同様の理由により、ゴールデンウィーク・夏休み・冬休み・春休みなど、連休が取りやすい環境にあります。

しかし、大学の保健室求人は、正社員(常勤)での求人が非常に少なく、「派遣」となることが一般的です。

また、看護師求人数も少ないため大学の保健室求人を探すのに苦労します。

詳しくは「人気な大学保健室の派遣看護師の仕事内容 | とにかく暇?!」を確認してください。

 

大学保健室の看護師は平日に長期休暇を取得するのは難しい

大学の保健室看護師は、基本的に1名の場合が多く、平日に長期休暇を取得するのは難しいといえます。

 

(7)病院の外来勤務

病院の外来勤務

病院の外来勤務の場合には、病院の休診日である日曜日・祝日・お盆の時期・年末年始がお休みになることが多いです(※ただし、救急外来は除く)。

現在、病院の外来は「土曜日は午前診療のみ」「日曜日を休診」にしている病院が多く、月に何回か土日2連休を取ることが可能でしょう。

仕事内容や役割に関しては「外来看護師の重要な役割と特有の看護とは」を確認してください。

 

カレンダー通りに休めるが平日の休みが難しい

それとは別に、外来勤務の看護師は、カレンダー通りに休める代わりに、平日に休むことは少し難しいです。

有休を取得すれば可能ですが、病院によって大きく変わることが特徴です。

 

ポイント!

ポイント

救急外来も併設している病院の外来勤務の場合、全ての土日を休むことは難しいと思われます。そのため、救急外来がない病院や、救急外来があったとしても、土日の連休有無を転職前に確認することで防げます。また、病院によっては、オンコール体制があることもあり、注意が必要です。

 

2.時期を選ばなければ長期休暇の希望が通りやすい職場

時期を選ばなければ長期休暇の希望が通りやすい職場

お盆の時期や年末年始には長期休暇が取りにくくても、時期を選ばなければ比較的連休の希望が通りやすい職場もあります。お手頃価格で旅行を楽しみたい看護師などには、このような職場がいいかもしれません。

どちらのタイプにも言えることですが、就職する前に、休暇に関する福利厚生制度や社内制度が充実しているか、また、有給消化率などをよく確認することが大切です。

では、この2つのタイプの長期休暇を取得しやすい職場の具体的な例を見ていきましょう。

 

(1)看護師数が多い病院の病棟勤務

大学病院や規模が大きい総合病院は、長期休暇や休日数を含めた待遇が良い傾向にあります。

転職する前に、休暇に関する福利厚生制度や社内制度が充実しているか、また、有給消化率などをよく確認することが大切です。

以上のページを確認してください。

病棟勤務の場合は、シフトの調整が伴いますが、普段忙しい分、長期の休暇は取りやすい所が多いでしょう。

いつでも希望した休みを取れるわけではないかもしれませんが、シフトを組む前に休み希望を出して、調整が可能なら希望休みを取得することができます。看護師の休暇は、同僚とずらして取るうえに、一般の方の休暇とも、日程がずれているため、安い金額で旅行に行くことができます。

【体験談】大学病院の病棟勤務での長期休暇取得事例

私が以前勤務していた大学病院の病棟では、週末と有給と夏季休暇を合わせて、14日間(一括または二分割)の夏期休暇を取得することが可能でした。また、国公立の病院は、そこで働く看護師も公務員扱いになりますので、夏季休暇と年末年始休暇をしっかり取ることができます。

 

(2)働き方を変更し派遣看護師として働く

数ヶ月の期間限定で、派遣看護師として働き、契約終了後に長期休暇を取るという働き方もあります。

この場合、勤務先によって土曜日・日曜日に休みが取れるかどうか違いますし、休暇中の給与は発生しませんが、自分の取りたい時に、好きなだけ長期休暇を取ることができます。

また、時短勤務やパートタイム型の派遣会社に登録して、出勤したい日のみ登録するといった方法で、休暇をコントロールすることもできます。

 

(3)長期休暇が取得しやすい職場選びのポイント

看護師が長期休暇をとりやすい職場選びのポイントは

  • 「有給休暇」
  • 「年間休日日数」
  • 「勤務する看護師の年齢層」

の3つがポイントになります。

初めに、有給休暇は病院や施設の取得実績などを、面接時に確認しておきましょう。

 

年間の休日日数について

事前に年間休日は何日あるのか、そのうち夏季休暇や年末年始休暇は何日取得が可能なのかを、確認しておきましょう。

求人情報で、休日に「4週8休」とだけ書かれている時は、年間休日が104日しかなく、長期休暇がない可能性もあります。

日本は祝日を合わせると、1年間で120日前後が休日になります。これに、夏休みや年末年始休暇が加われば、さらに増えるはずです。求人情報を見る時には、働く体制条件だけでなく、年間休日が何日あるかを、必ず確認しましょう。

看護師求人の年間休日日数については「看護師求人で休み・休日が少ない病院の3つの見分け方」を確認しましょう。

長期休暇をとりやすい職場への転職を考えるなら、事前にしっかりとチェックしておきましょう。

 

働く看護師の年齢層について

同年代の看護師が多い職場だと、心強い反面、子供のイベントの日が重なるなど、休みが取りにくい場合があります。

そのため、「休み」や「長期休暇」の面から考えると看護師の年代が幅広く、様々な年代の看護師が在籍している職場の方が好ましいと言えます。

 

3.まとめ

医療現場で働く看護師は、日々の仕事に追われ、多くのストレスにさらされています。

患者さんに、安心・安全で質の高い医療・看護が提供できるようにするためには、看護師自身が心身共にいつも健康な状態である必要があります。

そのためには、長期休暇を取得してリフレッシュすることが大切です。

毎日の休養ももちろん必要ですが、定期的に長期休暇を取ることで、仕事から離れ、心身ともに疲れを癒しながら看護師を続けていきましょう。

看護師となってから約20年になります。都内の大学病院で約10年勤務し、管理職も経験しました。その他にCRA、クリニックでの勤務経験があります。4年間のブランクを経て、現在はパート看護師として クリニックに勤務しています。
結婚・出産・子育てをしながら働いた経験と、ブランクから復帰した経験を活かし、皆さんのお役に立てるような情報を発信していきたいと思います。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
年齢 ・東京都/40歳
職務経験 ・大学病院 ・CRA(臨床開発モニター) ・クリニック
診療科経験 ・整形外科 ・一般外科 ・ペインクリニック ・内科
・耳鼻咽喉科 ・眼科 ・皮膚科 ・泌尿器科 ・小児科 ・訪問入浴


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