超高級有料老人ホームと看護師の仕事!転職する前に教えたい7つ

超高級老人ホーム看護師仕事転職教えたい7つ

有料老人ホームの中でも億を超えるほどの入居一時金を支払う場合もある超高級老人ホーム。

看護師として勤務する場合、他の有料老人ホームとどのような違いがあるのでしょうか。

私が働いた老人ホームは「介護付き有料老人ホーム」になり、その中で今まで3か所の超高級と呼ばれる有料老人ホームで日勤や夜勤専従を経験した私が働いてみた感想や、他の有料老人ホームとの違いなどを紹介し、これから働きたいと考えている方の参考になるような記事にしたいと思います。

1.有料老人ホームについて

看護師老人ホーム施設とは

一般的に有料老人ホームとは、高齢者が暮らしやすいように配慮した住まいとなり、有料老人ホームの中では、3種類あります。

介護付き有料老人ホーム・介護サービスが付いた高齢者向け居住施設
在宅型有料老人ホーム・生活支援サービスが付いた高齢者向け居住施設
健康型有料老人ホーム・食事のサービスが付いた高齢者向け居住施設

この中で、厚生労働省の定めによって看護師の勤務が必要な有料老人ホームは「介護付き有料老人ホーム」となり、まれに、介護サービスを提供している場合「在宅型有料老人ホーム」でも看護師が在中している場合があります。

詳しい詳細は、

を確認してみてください。

 

超高級な有料老人ホームについて

超高級な有料老人ホームは「介護付き有料老人ホーム」「在宅型有料老人ホーム」が一般的です。

超高級というのは、

  • 利用者の入居費用が2,000万円を超えるもの(最大で5,000万円ぐらい)
  • 利用者の月額費用が100万円を超えるもの

をこのページでは「超高級な有料老人ホーム」と定義しています。

それでは、以下で私の体験談をご説明していきます。

 

2.超高級老人ホームのサービスについて

超高級老人ホームサービス

有料老人ホームの主な役割として高齢者を入居させ、入浴、排せつ、食事の介助、食事の提供、日常生活上必要な便宜(洗濯、掃除等の家事、健康管理)などを提供する施設ですが、サービス内容は施設により大きく異なります

 

スポーツクラブのようなサービスの提供もある

私が勤務していた数千万円から億を超える入居一時金が必要な有料老人ホームでは、上記サービスはもちろんの事、スポーツクラブのようなプールやスタジオでご利用者さまにプールでのアクアビクスのレッスンやヨガやピラティスなどのスタジオレッスンを行うサービスもあり、専属のスポーツインストラクターまで働いていました

 

食事も待遇も通常よりも上質なサービスがそろっている

食事は有名なレストランで経験を積んだシェフが毎日食事を提供するサービスや24時間、医師や看護師と連絡がとれるように各居室にモニター付きインターホンを設置したり、提携先の病院への受診にはかならず看護師が付き添う事になっているなど看護師はサービスの向上をはかる上でかなり重要な存在であると入職時のオリエンテーションにて事前の説明がありました。

3.超高級老人ホームの入居者について

超高級老人ホーム入居者

多くの有料老人ホームでは、入居時に一時金が必要になります。介護保険制度下のサービスを利用する場合は、利用料の1割または2割の自己負担等が必要になり、高級有料老人ホームでは高額な入居一時金に毎月介護保険料の自己負担分、食事の費用なども加算されお部屋のタイプにもよりますが月々50万円から200万円ほど別途支払うのだとか。

かなりの富裕層でなければ入居できない施設である事がわかります。

 

入居者は高所得者が多い

私個人の見解ではありますが、入居されている多くの方はご高齢ですが有名な企業や一流大学の教授、医師や芸術家など、まだまだ現役でお勤めの方もおられました。

 

家族がいない・独身の入居者が多い

最初はとても近寄りがたい方ばかりだと思っていましたが、多くの方には家族がおらず独身でいつもお一人と言う方が多かったと記憶しています。家族のいない生活は老後の人生、とても寂しいものです。家族が宿泊できるゲストルームもあるのに、いつも空室でした。そのような中で、身体の不調を訴える方も少なくありません。

 

入居者は温厚で優しい方ばかり

私が対応してきたご利用者さまはとてもいい方ばかりで、高学歴なのにわざと今どきの若い人の言葉を使い笑いかけて来てくださる方や、趣味の将棋や囲碁を一緒にやろうと誘ってくださる方、お金持ちなのにとても気さくな方ばかりでした。経済的に余裕があると、心まで満たされてしまうのか思うくらい、温厚で優しい方ばかりでとても癒されていました。

 

4.一般的な有料老人ホームとの違いとは

一般的な有料老人ホームとの違いとは

施設の中は外見もそうですが「さすが高級有料老人ホーム」と言いたくなるようなつくりで居室は広いし天井も高く、廊下には多くの装飾品が並んでおり施設内の中庭は、カルチャーショックをおこしそうなくらい豪華なつくりになっていました。

世間で言う食堂にはピアノが置いてあり、ピアノの生演奏で食事を楽しむことも可能であり、どこからどう見ても高級レストランでした。

 

施設のセキュリティも万全

そのような高級なつくりの中では仕方ない事とは思いますが、防犯カメラだらけになっており、警備員も複雑でセキュリティ面に特に力を入れた施設であると感じました。どこからどこまでが高級な有料老人ホームなのかわかりませんが、私が勤務していたところは間違いなく超がつく高級有料老人ホームだと思います。

 

5.超高級老人ホームの看護師の業務内容

超高級老人ホーム看護師業務内容

看護師は早出・日勤・遅出・夜勤と分かれており夜勤は看護師1名体制です。具体的にどのような仕事をするのか紹介していきます。

 

日中は健康相談が中心

日中の看護師の業務は点滴や服薬の管理、食事介助や爪切りなどの日常生活上のケアや介助も多くありましたが、その中でも多くは健康相談でした。看護師さんと話したいと言うご利用者さまが非常に多く、一日でかなり多くの方の健康相談に応じていました。

 

広すぎる敷地が勤務を大変にする

今まで紹介した内容から一見、穏やかな雰囲気で楽そうなイメージを持たれたと思いますが意外に大変なことも生じていました。それは、施設があまりにも広すぎて各居室に向かうまでに時間がかかりすぎると言う点です。

 

次の利用者に向かうまで15分以上かかる

おひとりのご利用者さまの対応が終わり、次のご利用者さまに向かうまで15分以上かかる事が何度もあり毎日続けるうちに私は足底腱膜炎になりました。

 

ポイント!

ポイント

歩くたび足のうらに激痛がして仕事が続けられなくなり、それが退職に至った最大の理由です。

 

夜間は特に移動が大変

夜間の急変の時はもっと大変です。急いで居室に向かわなければいけないのに居室までの距離が長すぎるため全速力で走ったり、最初の頃は一人で迷子になっている事が何度もありました。

 

足腰が丈夫で体力がある若い看護師にはお勧めの職場

足腰が丈夫で体力がある若い方にはお勧めの職場と言えますが、あまり動きたくない怠け者の私には向いていない職場でした。

 

6.超高級老人ホームで働く介護スタッフとの関係

超高級老人ホーム看護師介護スタッフ関係

入職したばかりのある日、ナースコールが鳴り、ご利用者さまの居室へ向かうとトイレまで連れて行ってほいしいとの事でトイレ誘導し、介助しようとしたところ介護スタッフが慌ててやってきて「それはボク達の仕事なので看護師さんはご自身の仕事をしてください」このように言われました。これまで多くの介護施設で勤務してきましたが、そのような事を言われたのははじめてです。

 

看護師と介護スタッフの仕事は分かれている

私が働いていた施設では介護と看護がはっきりと分かれているようでした。それなのに私は「これくらいはやるよ」と介護の仕事に手を出したところ、後ほど介護のトップに呼び出され、きつくお叱りを受けました。

 

介護スタッフは介護のプライドが高い

その施設の介護スタッフは一般の有料老人ホームと比べて人数も多く介護スタッフの教育はもちろんの事、看護師に介護業務を行わせるのは介護の恥と言わんばかりの姿勢で取り組んでおり、それはそれは高いプライドを持って働いていました。

 

看護師として複雑な心境になることも

個人的にはそれはそれでいいと思いつつも、ケースバイケースで看護師がトイレ介助をしてもご利用者さまにとってそれが最善であればいいのではないのかと言う思いもあり複雑な心境のなかで勤務をしていました。

 

7.老人ホーム勤務中の夜勤アクシデント体験談

老人ホーム勤務中夜勤アクシデント体験談

私が日勤から高時給の夜勤専従になった頃、ある日の夜勤中にアクシデントが生じました。かなりの近所で鳴り響く消防のサイレンの音。気になってサイレンの音がする方向に駆けつけると隣の家屋が火事で真っ赤に燃えており、私の目の前で慌てた消防隊員がマンホールみたいな穴からホースをつなげて給水し、火を消していました。

 

隣の火が施設に向かってきていた!

かなり燃え盛る炎に、消防隊員の必死な消火活動でしたが、火はさらなる勢力で施設の方に向かってきます。私は腰を抜かしそうになりながらも急いで施設に戻り介護スタッフに寝たきり状態の人から車椅子に移し全利用者を非常口に集めるように指示しました。

 

危機一髪!無事鎮火

さすがのベテラン介護スタッフもかなり慌てており休憩中の職員も休憩返上で手伝いやっと全利用者が車椅子などで移動できる状態になったところで火が消し止められたとの報告がありました。火は施設の庭先まで及んでおり、危機一髪の状態でした。

 

火災経験はとても貴重な体験に

看護師として、ケガや急変はある程度想定して対応していましたが今となっては火災も含め災害が各地で次々にみられているこの日本においてかなり貴重な経験であったと感じています。全利用者、スタッフが無事で何よりでした。

 

まとめ

高級有料老人ホームは関東を中心に複数あり、主に富裕層のご高齢の方々に支持されている介護施設です。そのサービスはカルチャーショックを起こしてしまう程のもので、サービス内容は各施設で大きな違いがあります。

看護師は、ご利用者さまの健康管理をメインにし、接遇やマナーなどは一流を求められます。しかしながら、ご利用者さまの中にはわざと親しみのある言葉で話しかけてくださるような気さくな方も多いので肩の力は抜いて明るく元気に接すれば、たいていの事は何とかなると思います。

とにかく施設内は広いイメージを持ち、広いと言う事はそれだけ体力のいる仕事であり、足腰が丈夫ではないと続けるのが難しい職場であると心得た方がよさそうです。それ以外は介護と看護の仕事が分業化されていたり、スタッフの人数が多いので楽チンです。

夜勤専従も含め、一般の有料老人ホームよりも報酬は高く、福利厚生もしっかりしている傾向にあると思います。お勤めされたい方はあらかじめ面接時に施設内を見学させてもらい初勤務で迷子にならないように注意していただく事をお勧めします。

監修者

亀岡さくみ看護師

この記事は「」さんが執筆しました。

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