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あともんぐ

男性看護師

あともんぐ

( 看護師 )

内科病棟で働く看護師の特徴と弱み「外科病棟の看護師が語る」

公開:、更新:2018年05月29日
看護師外科から見た内科の特色強み弱み

病院とは病床数が20以上のあるところをさします。そして、診療部門、看護部門、薬剤科、検査科、栄養科などの医療技術部門、情報管理や医療事務、病院運営、経営計画などの事務部門など多くの組織によって構成されています。ちなみに、病床数20以下のところを診療所といいます。

内科病棟や外科病棟などそれぞれの病棟には特色がありますが、外科病棟からみた内科病棟の強み、弱みを以下に示していきたいと思います。

1.どの病院にも見かける〇〇内科の内科ってなに?

看護師内科って何

内科とは、体の中にある臓器一つ一つを対象とした学問で、手術によらない方法で診療する分野です。具体的には、薬を処方したり、点滴をしたりする薬物療法、放射線を用いて治療する放射線療法など様々なものがあります。

 

ポイント!

ポイント

疾病の本態と原因を明らかにし、疾病を発見し、それに対処をすることで、患者の社会生活を可能な限り健康的に維持するための臨床科学です。

 

2.内科病棟とはどんなところ?

看護師内科病棟とは

内科が患者の社会生活を可能な限り健康的に維持するための臨床科学だとすると、内科病棟は、患者の社会生活を可能な限り健康的に維持するために、入院されているとはいえ、最終的には自宅に退院する人や社会復帰をしていく人がほとんどだと考えられます。

 

疾患の影響で自分の身体と付き合えない人が教育入院する

例えば、今までの生活では疾患の影響で自分の身体と付き合うことができない人が教育入院される。栄養指導を受けたり、インスリンの認識や理解を深め、自己注射の手技を習得して、自宅に退院したり社会復帰しても、自分で生活することができるように看護師が関わっていきます。

 

ポイント!

ポイント

一方では、透析や化学療法などで定期的に入院される人や、肺炎や胃潰瘍など一時的な検査や治療が必要になる人がいたり、終末期で最後を迎える人がいたり、多種多様な人がいます。

 

定期的に入院ができる

定期的に入院される人は、例えば化学療法を行う期間だけ入院して、副作用が出現しないように、出現しても増悪しないように看護師が関わっていき、身体の状態が問題なくなれば退院していくことになります。

 

終末期の患者と、家族を含めた看護を提供している

終末期では、例えば症状の緩和に対して看護師が関わっていくだけでなく、家族を含めた看護を提供していくことも必要になることがあります。内科病棟と言っても、呼吸器や消化器などある分野の専門病棟であれば、その部分に特化した知識が求められますが、総合診療など幅広い知識が求められる病棟もあります。

 

3.内科病棟にはどんな患者さんがいるの?

内科病棟にはどんな患者がいる

慢性期の患者が多いです。原因の精査を行い、それに対しての治療を行い、完治したり症状が軽快することで退院していきます。

 

慢性疾患とはどんな症状?

例えば、慢性腎不全で透析を導入している人や気管支喘息を、薬を使ってコントロールしている人など慢性疾患でかかりつけの病院に定期的に入院されるパターンです。

風邪をひいてしまって自分では疾患のコントロールができなくなる、いわゆる増悪した状態で入院して、治療を受けることで症状は軽快し、自宅で自分で疾患と付き合いながら生活できる状態で退院していきます。

 

ポイント!

ポイント

中には症状の増悪で入院し、治療を受けて症状は軽快するも、社会資源が必要になる人も中にはでてきます。

 

慢性疾患の患者は薬に対する認識がある人が多い

長年自分の身体と付き合っているだけあって、疾患への知識や理解、薬に対する認識がある人が多いです。特に既往に糖尿病を持っている人はインスリンや内服薬を自分でコントロールしなければ生活できないために、それらに対して認識している人が多いです。

 

4.内科病棟で働く看護師はどんな人達?

内科病棟で働く看護師どんな人

慢性期病棟で働く看護師はおおらかな人や性格がのんびりしている人が多い印象です。疾患の特有なのか、病棟の雰囲気なのか、入院から退院までの流れがゆっくりしていることが多いため、あまりカリカリしている人は少ないと思います。

 

アットホームな雰囲気の病棟もあります

慢性期であり、ある程度長い間、その疾患と付き合ってきた人は入院と退院を繰り返しているため顔見知りになる人もいますので、アットホームな雰囲気の病棟もあるかもしれません。

 

報告・連絡・相談は必ず必要、でも全てにおいてではない!

看護師間や医師との間で報告・連絡・相談はどこの病棟でも必要になってくることですが、すべてのことに対して白黒はっきりさせることもあれば、ある程度のところで妥協することもあると思います。患者を第一優先で考えた時に、場合によっては白黒はっきりさせる必要がないこともあるかもしれません。

 

5.外科病棟の看護師からみえる内科病棟の特徴

看護師内科強み

内科病棟は外科病棟と違って、上記したように入院から退院までの流れがゆっくりです。そのため、看護師が患者へ関わる機会は自然と多くなります。

 

入院中はいろんなことが毎日起こる

入院中は大小様々なことが起こります。治療による副作用、入院の長期化に伴う精神的ストレスなど多岐にわたり、それらは患者に影響を与えます。眠れなかったり、便秘になったり、食欲が減退することもあります。

 

患者へ直接薬の指導などもする

糖尿病のためにインスリンを導入する患者に対して、退院に向けてインスリンや内服薬を自己管理してもらうために指導を行う、気管支喘息や透析導入を行う患者に対して疾患の認識を深めてもらい退院しても自分でコントロールできるように介入することもあります。

 

ポイント!

ポイント

そういった様々な場面で看護師が患者に関わることができるため、病態や解剖生理も必要ですが、日常生活の援助や療養上の世話に対する知識や経験が求められることが多くなると思います。

 

患者に関われる機会が多いから活かせることがある!

内科病棟の強みは、入院から退院までの流れがゆっくりであること、その流れのなかで外科病棟よりも看護師が患者に関われる機会が多いこと、自宅や社会復帰に向けて患者だけでなくその家族に対しても看護を提供できること、日常生活の援助や療養上の世話に対する知識や経験がより活かせることだと思います。

6.外科病棟の看護師からみえる内科病棟の弱み

看護師内科弱み

内科病棟の場合、人によっては、ゆっくりした入院から退院までの流れを遅く感じる人がいるかもしれません。

 

変化を求めるタイプは外科病棟を選ぶ

一つ一つのことをテキパキこなす人や、常に変化を求めている人にとっては、内科病棟のゆっくりした雰囲気は肌に合う人と合わない人がいるかもしれません。学生の頃、実習の時に内科病棟を経験された人が、そういった理由で手術室の看護師を希望される人もいたという話を聞いたことがあります。

 

ポイント!

ポイント

手術をメインにしている外科病棟の場合、順調に行けば術後1週間から10日で退院していくと思います。

 

外科病棟は患者への看護師の介入は少ない

そして、手術をうけられるということは、手術に耐えられるだけの身体であるということです。なので、日常生活は自分で行えたり、自分の身体や術後の経過に対する理解や認識はある程度良好だったりするため、看護師が介入する部分は内科病棟に比べると、どうしても少なくなってしまうかもしれません。

 

病態生理や解剖生理の知識は内科病棟であまり活用できない

また、病態生理や解剖生理の知識を存分に活用したい人は内科病棟の雰囲気とうまく折り合いをつける必要があるかもしれません。ICUや外科病棟と比較すると、病態生理や解剖生理の知識や経験は必要なのですが、それよりも日常生活の援助や療養上の世話に対する知識や経験の方が活かせる場面が多いと思います。

 

ポイント!

ポイント

治療の副作用や入院によるストレスで便秘になる人、食欲が低下してしまった人に対して、術後の生体反応の知識や超急性期の看護は必ずしも必要になるとは思えません。

 

まとめ

病院には多くの病棟があります。平成25年度、東京都福祉保健局によると東京には646の病院があるそうです。その一つ一つの病院に、内科病棟、外科病棟、精神、ICUなど様々な病棟があります。そして、病院の特色として呼吸器内科、消化器外科、心臓血管外科などより専門性に特化した病棟が存在します。

内科、外科病棟ともにそれぞれが大事な役割で成り立っていますが、内科だからこそできること、外科だからこそ学べることを知って今後自分がどのように働いてみたいのか、つけた知識をどう活かせるか参考にしてほしいと思います。

内科と外科の混合病棟で働いており、日々感じていることを表現したくて書いたり歌ったり発信している看護師です。人を育てることが好きで、趣味はスポーツとカラオケです。


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