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看護師ライター

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( 看護師 助産師 )

総合病院の助産師が産科クリニックへ転職した体験談

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看護師ライターJun
助産師総合病院産科クリニック転職

私は約10年、総合病院の産婦人科と内科の混合病棟で助産師として働きました。その後に、総合病院から産科クリニックに職場を変えました。クリニックでは、思っていた以上に一人一人の患者さんと深く関わる時間がもて、やりがいがあるなぁと思いました。

でも、その反面、スタッフが少ない分、患者さんもスタッフの顔と名前が一致しやすくなり、名指しで患者さんから頼られることや苦情を受けることも増え、それが負担だなぁと感じることもでてきました。

その経験を踏まえて、助産師として総合病院(産婦人科と内科の混合病棟)で働くこと、産科クリニックで働くこと、それぞれの良いところ、悪いところ、転職しようかと悩む助産師の方へ向けて自分の体験談とあわせて紹介してゆきたいと思います。

1.総合病院での助産師の仕事について

総合病院助産師仕事

私が働いていた総合病院はもちろん、内科もあるので看護師さんも沢山いる職場です。スタッフの人数が潤っている日勤では、看護師は内科の患者さんを、助産師は産婦人科の患者さんを担当すると仕事内容は明確に分かれていました。

 

夜勤は看護師2人と助産師1人の3人夜勤

夜勤となると日勤の仕事内容とは話は別になります。病院の規模にもよりますが、混合病棟での夜勤は、看護師2人と助産師1人の3人夜勤です。そこでは昼間のように、助産師だから、看護師だからという職種による仕事の違いにこだわっていては仕事になりません

 

ポイント!

ポイント

混合病棟での夜勤では、助産師であっても、内科の患者さんを看護できる知識や技術が必要になることが、産科クリニックで働く助産師と大きく異なる点と言えます。

 

一晩に出産と臨終が重なることもある

夜勤では、内科の患者さんの急変に遭遇することもあります。時には、そのまま亡くなられる方もいます。一晩に、出産と、臨終が重なることもそれほど珍しいことではありません。これもやはり、混合病棟ならではの出来事です。混合病棟で10年間働いていると、良くも悪くも、他の業務と並行しながらお産を見ていくということが当たり前になってきます。

 

混合病棟の患者はどんな方が多いのか

内科の患者さんは主に70歳以上の寝たきりの方、あるいは、眼科などの一泊入院の手術、内視鏡などの検査などの自立した方のどちらかです。これは、どこの混合病棟(産婦人科と内科)でもよくみうけられる組み合わせではないでしょうか。

 

2.総合病院ではベテラン助産師が出会う壁がある

総合病院ベテラン助産師

私の経験では、産科クリニックから混合病棟に関わってきた10年以上経験のある助産師でも、業務の煩雑さ、特にお産だけ、産科の患者さんだけに集中して関わることができない環境に慣れるのは難しいという印象です。実際、入職数ヶ月で退職される方が多くいました。時には、数週間で退職を選ばれる方もいました。

 

総合病院の電子カルテに慣れるまでが大変

これは個人的な問題かもしれませんが、産科クリニックでは、まだ紙カルテ運用が多いのか、総合病院の電子カルテを作成するために時間がかかる、慣れないというのもネックにあったようにも感じました。

 

総合病院では内科の一般的な看護や知識が必要になる

総合病院で働く利点として、婦人科は勿論、内科の一般的な看護が学べ、知識も増えます。しかし、長年産科のクリニック勤務だった方が総合病院に移る時には、それが必ずしも利点にならないことがあります。そのために、転職先の職場の状況をしっかり情報収集して、こんなはずじゃなかったとならないようにすることが大切です。

 

分娩を扱わないクリニックから総合病院へ移るベテラン助産師が増えている

最近はクリニックの縮小や閉鎖によって、分娩を扱わなくなったクリニックから総合病院へ移らざる得なくなったベテランと呼ばれる40や50歳代の助産師の方が増えてきています。このケースは、時代の流れとともに増えてくると想像できます。

 

3.総合病院と産科クリニックの違いについて

総合病院産科クリニック違い

総合病院とクリニックの1番の大きな違いは、医師の数です。クリニックの規模にもよりますが、個人の産科クリニックとして開業しているところは、医師が1人というのがほとんどです。当直でバイトに来る医師が数名いる程度で、小児科医もいません。入院患者さんは、産科の患者さんしかいません。

手術も基本的には帝王切開しかありません。外来には、婦人科の方も来られます。

 

ポイント!

ポイント

クリニックでは、内服治療以外の選択肢はないため手術適応患者さんなどは、すべて大きな病院への転院となります。

 

総合病院より産科クリニックは助産師の負担が大きい

医師が1人だけだということは、外来中にお産になれば、外来業務はストップします。クリニックの風潮は、医師の負担を減らし、助産師に一任できることは一任するということです。

 

仕事の量や責任にやりがいを感じないと厳しい

産科クリニックの助産師の負担は総合病院で働くときよりも増えます。任されている分、やりがいも感じます。それをやりがいだと感じられず、責任が増え負担だなと感じてしまう人には向いていない職場です。

 

産科クリニックの看護師は内診以外は助産師と仕事は同じ

看護師も、産科クリニックで働けば、内診をしないだけで、他の仕事は助産師とほぼ同じです。これが、総合病院との大きな違いです。

 

4.助産師が産科クリニックへの転職に失敗しないために

助産師産科クリニック転職

助産師が総合病院に転職を考える時には情報収取が大事だと前述しました。しかし、情報収集といっても何から始めて良いか難しいというのが本当のところだと思います。具体的に私が転職によって起こした行動などを簡単ではありますが、お話ししてゆきたいと思います。

 

看護師転職サイトへの登録をしておく

日頃からアンテナを張っておくこと、友人からの情報が入る繋がりをもっておくことなどはもちろんですが、利用できる簡単な手段として看護師転職サイトがあります。看護師転職サイトに登録となると、気がひける方もいるかもしれませんが、登録することで、自分が欲しい情報が簡単に手に入ります。以下、助産師が利用できるおすすめの転職会社です。

 

転職サイトの担当エージェントと良い関係を築くことが大事

早くから担当エージェントの方と良い関係を築くことで、いざ病院探しをするときにも、希望がわかってもらいやすく、失敗しない職場選びにつがるはずです。

 

ポイント!

ポイント

自分の希望する働き方ができる場所、直ぐには見つからなくても、情報を知っているか知らないかでいざというとき選択肢が広がります。

 

5.助産師の転職経験談を紹介!

助産師転職経験談

私の場合は、直接担当エージェントの方から紹介してもらった病院へ転職するということはなかったのですが、担当エージェントの方に間接的にお世話になり転職に至りました。

 

転職のきっかけは一緒に働いていた医師の開業

私が転職を真剣に考えだしたきっかけは、一緒に働いていた医師が開業するということで、職場を移動する気はないかと声をかけてもらったことが始まりでした。ずっと同じ場合で働くのかな、と迷っていたところではあったのですが、10年間働いた総合病院を退職し、産科クリニックに移るには迷いもあり簡単ではありませんでした。

 

最初は面倒くさい転職活動も前向きに

10年間働いた病院への思い入れ、新しいところに移る不安や勇気ということよりも、正直なところ、めんどくさいなあというのが1番でした。そんな後ろ向きの気持ちから始まった転職活動は、病院見学に行ったり、給料交渉したりする中で徐々に前向きになっていきました。

 

給料交渉がうまくいき退職の決心がつく

最後は、総合病院でもらっていた給料以上の金額を提示してもらったことで、退職の決心がつきました。最初は給料交渉といっても、どこまで具体的に金額提示してよいのか分からないし、知り合いの医師ということで多少の遠慮もありました。そんな時読んだ、看護師転職サイトの経験談が大いに参考になりました。

 

給料交渉の方法について

経験談の中には、給料交渉は、入職前に出来るだけアピールした方が良いうということが書いてありました。そこで、ここは踏ん張りどころだと思い頑張りました。管理者の方とお会いし、ここで頑張って働いて行きたいということを全面にだしアピールし、手紙も書きました。その結果、最初に提示してもらった給料以上の給料で契約することができました。

 

ポイント!

ポイント

私の経験では、給料交渉は単純ですが、入職したら出来るだけ頑張るということを全面にだしアピールすることが大切で、やる価値は十分あると思います。

 

個人クリニックは評価を給料に反映してくれるメリットがある

個人個人を評価してもらえ、給料にわかりやすく反映してもらえること、これは個人クリニックの良いところの一つです。確かに総合病院でも、10年間いれば、それなりに給料アップも望めます。しかし、仕事に対する姿勢や能力ではなく、まだまだ経験年数だけで判断されるというのが実情です。

 

大きな病院につきまとう役職という壁

大きな病院になればなるほど、経験とともに役職もまわってくる機会が増えます。それが、苦にならない方は良いのですが、私の場合、だんだんと増える新人さんへの指導、学生指導、会議に出席すること、このままここで働き続けたら、と考えた時、どんどん現場から遠くなるのかなあと、考えたりすることも増えていました。

 

看護師転職サイトは登録しておけばアドバイスがもらえる

私は今回の転職で、看護師転職サイトを利用し、転職先を見つけたわけではないですが、看護師転職サイトに登録していたことで担当エージェントの方からアドバイスをもらうことができました。

具体的には、転職先が新規開業クリニックであったので、同じ規模の産科クリニックの給料相場を聞いたり、自分の経験を踏まえた上での給料相場を知ったりすることで、提示された条件について考える参考となったことは言うまでもありません。

 

まとめ

助産師まとめ

産科クリニックは、総合病院に比べるとどうしても新しい情報が入ってきにくい場所でもあります。常に新しい医療や看護の情報に目を向け、自分から知識を得ようとしなければ、あっという間に時代から取り残されてしまう恐れもあるなぁと最近少し焦りもでてきました。

やはり、総合病院も、クリニックもどちらにも良いところ、悪いところがあり、どちらが働きやすいかは自分自身で経験してみるしかないというのが結論です。

皆さんが転職しようと考えた時、私の体験談が参考になればこれほど嬉しいことはありません。今すぐ簡単にできること、転職サイトに登録し、情報を得ること。まずは、そこから転職活動を始めてみてはどうでしょうか。

 

最後までご確認いただきましてありがとうございました。


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私は、助産師として働きだし15年以上になりました。勤務場所は、総合病院、クリニックです。また、夜勤バイトでも、個人病院や産科クリニックなど、複数の職場でダブルワークを経験してきました。
40代が目の前に迫ってきた今、私の経験が誰かの役に立つのかもと思い立ち、ライターをはじめてみようと思いました。記事を書くのは初心者ですが、読んだ方が、「また明日も頑張ろう」と気持ちを後押しできるような記事が書けるよう、頑張ります。


カテゴリー:助産師転職ブログ


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この記事を書いた人:Jun
(公開日:)(編集日::2017年07月06日)

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