著作者

亀岡 さくみ

看護師・運営者

亀岡 さくみ

( 看護師 保健師 )

看護師の交代勤務別・職場別の夜勤業務スケジュールをまとめ!

公開:、更新:2018年05月30日
看護師の夜勤スケジュール

看護師として、2交代制で働いている場合は3交代制の夜勤業務が分かりませんし、手術室などの職場が変われば、もっと夜勤の業務スケジュールは不明確です。

そこで、今回は3人の看護師の方が実際に体験された、6箇所の職場での夜勤業務スケジュールについてレポートさせていただきます。

職場の特徴によって、夜勤業務もかなり変わることがよく分かります。

看護師として転職活動を行う上で、夜勤は重要なウエイトを占めると思います。是非参考にしてください。

1.病棟で2交代制の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師Sayoさん

sayoさん(正看護師/京都府/31歳)「私が急性期病院の2交代制の病棟で働いていた時の業務内容とスケジュールをご紹介します。」

2交代制の看護師シフト例(画像引用元:看護師のシフト例を大公開!あなたに合った働き方は?

 

病棟で2交代の看護師夜勤スケジュール

17:15〜17:30 日勤者より申し送り、夜勤メンバーで打ち合わせ
17:30〜18:00 点滴準備、時間薬の準備、ご飯休憩
18:00〜19:00 食事の配膳・介助、配薬、点滴施行
19:00〜21:30 バイタルサイン測定、オムツ交換、体位変換、トイレの介助、ナースコールの対応
21:30 消灯
22:00〜5:00 ・1時間毎に巡視、ナースコールの対応
・2時間毎のオムツ交換、体位変換
・交代で1時間30分から2時間の仮眠休憩
・朝の点滴準備、早朝検査の確認準備
・急性期の患者のバイタルサイン測定、看護記録の記載
5:00〜6:00 早朝検査
6:00〜8:00 ・バイタルサイン測定、状態把握、点滴施行
・オムツ交換、体位変換、ナースコール対応、食前薬の配薬
8:00〜9:00 ・食事の配膳・介助、食後薬の配薬、下膳
・日勤者への申し送り、看護記録記載

 

2交代制看護師の夜勤業務内容について

2交代制看護師の夜勤業務内容について

 

夜勤中の点滴

夜勤時間中の夜と朝の点滴は夜勤者が準備、施行します。(日勤に比べて点滴は少ないです。)

 

患者の状態把握

2交代制の場合、担当する患者の状態観察は夜と朝の最低2回行います。

2交代制の夜勤では、自分が長い時間患者を担当することになるのでより一層些細な変化に気づけるように注意することが必要です。

 

食事介助、配薬

夜と朝の食事の配膳・介助と薬の配薬を行うのも、2交代制の夜勤者の仕事です。

2交代制の場合、夜勤の勤務開始時間直後に夕食の時間が来るのでこの時間帯が一番バタバタします。

 

巡視

消灯後は1時間ごとに巡視を行います。

オムツ交換や体位変換が必要な患者は2時間ごとに巡視と一緒に行います。(巡視は患者の生死確認と安全確認、点滴確認を行います。)

 

早朝検査

朝の5時前頃より早朝検査を行います。

早朝採血や、早朝尿の提出などその日によって指示された検査を行っていきます。夜中に事前にスピッツの確認などの準備を行い忘れているものがないようにチェックします。

 

2交代制勤務の夜勤の特徴

2交代制勤務の夜勤の特徴

2交代制の夜勤の一番の特徴は勤務時間が長いことです。

また、落ち着いている場合は良いですが、患者が急変したり緊急入院があったりした場合などバタバタしているときは勤務時間が長いことで疲労感はとても強くなります。

さらに、2交代制の長時間夜勤で、仮眠休憩がきちんと取れないと、精神的にも身体的にもハードです。

そして集中力が途切れる夜勤の終わり頃に早朝検査があるためミスする危険性もあり、より集中して行うことが求められます。

 

2.病棟で3交代制の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師Sayoさん

sayoさん(正看護師/京都府/31歳)「引き続き、私が急性期病院の3交代制の病棟で働いていた時の業務内容とスケジュールをご紹介します。」

3交代制の看護師シフト例(画像引用元:看護師のシフト例を大公開!あなたに合った働き方は?

 

病棟で3交代制の看護師夜勤スケジュール

準夜勤

15:30〜16:00 情報収集、点滴準備、時間薬の準備
16:00〜16:30 休憩
16:30〜17:00 日勤スタッフの手伝い
17:00〜17:30 日勤者からの申し送り、準夜スタッフ間での打ち合わせ
17:30〜18:00 患者への挨拶、点滴速度確認、食事前の準備
18:00〜19:00 夕食の配膳・介助、薬の配薬、下膳
19:00〜21:30 ・バイタルサイン測定、状態観察、点滴施行
・ナースコールの対応、オムツ交換、体位変換
・交代で30分の休憩、消灯前の環境整備
21:30 消灯
22:00〜0:00 ・1時間毎の巡視、2時間毎のオムツ交換、体位変換
・ナースコールの対応、看護記録記載
0:00 深夜スタッフへの申し送り

 

深夜勤

0:00 ・準夜スタッフからの申し送り
・深夜スタッフ間での打ち合わせ
0:00〜5:00 ・深夜帯の点滴準備・施行
・1時間毎の巡視、2時間毎のオムツ交換、体位変換
・ナースコールの対応、早朝検査の確認・準備
・急性期の患者のバイタルサイン測定、看護記録の記載
・交代で1時間の休憩
5:00〜6:00 早朝検査の施行
6:00 起床
6:00〜8:00 ・バイタルサイン測定、状態観察、点滴施行
・オムツ交換、体位変換、時間薬の配薬
8:00〜8:30 食事の配膳・介助、食後薬の配薬
8:30〜9:00 日勤者への申し送り、看護記録記載

 

3交代制看護師の夜勤業務内容について

3交代制看護師の夜勤業務内容について

3交代の、「準夜勤」と「深夜勤」の業務内容をご紹介します。

基本的に、2交代の夜勤業務と大きくは変わりません。

 

日勤者の手伝い

準夜勤の場合、15時や16時など日勤者がまだ勤務している時間帯からの勤務になるので、日勤帯と被っている時間帯は、日勤者の終わっていない仕事の手伝いを行います。

 

補足説明!

ポイント

ただし、夜勤帯での仕事の準備をまず最優先に行い、それが終われば日勤者に声をかけて手伝える仕事が残っていれば協力して行います。

 

食事の配膳・介助、夕食薬の配薬

夕食の時間帯からは準夜勤スタッフだけで働く時間になるので、夕食の配膳や介助、薬の配薬を行います。

 

夜の状態把握、点滴施行

2交代の夜勤同様、夜の患者の状態把握、バイタルサイン測定を行います。

準夜勤では、急性期の患者以外は最低1回全ての患者のバイタルサイン測定や状態把握を行っていきます。

 

消灯の準備

消灯時には、全ての患者が部屋にいるかの確認、点滴棒やポータブルトイレの位置などの環境整備を消灯するときに必ず行います。

また、臥床すると点滴の速度も変化するので臥床した状態で再度点滴速度の調節を行います。

 

巡視

「準夜勤」「深夜勤」共に、消灯後から0時まで1時間毎に巡視を行います。

 

早朝検査の準備確認、施行

早朝検査はその前に日勤帯で準備していることがほとんどですが、日勤帯以降の時間帯に内容が変更されていたり追加されている場合があるので再度早朝検査の内容やスピッツなどの物品の確認準備を行います。

 

朝食の配膳・介助、朝の配薬

朝食の配膳・介助、下膳までは深夜のスタッフの仕事になります。

朝の薬も忘れないように配薬します。

 

3交代制勤務の夜勤の特徴

3交代制勤務の夜勤の特徴

3交代制の場合、夜勤の時間が短いため精神的負担が少なくなります。

また、深夜勤の勤務時の多くは、「日勤深夜」という流れで組まれているため、日勤での患者の状態を分かっている上で働くことになります。

そのため、心の準備もできて情報も事前に把握しているため仕事はしやすいです。

このような状況であるため、準夜も深夜も情報収集のための前残業が少なくなる傾向があります。

 

3.手術室の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師 はるぽん

はるぽん(広島県/34歳)「私が経験した、3交代制の手術室での夜勤業務とスケジュールをご紹介します。」

手術室の看護師夜勤業務とスケジュール

 

手術室看護師の夜勤スケジュール

準夜勤

16:00 日勤者より申し送り
16:15〜16:45 休憩(食事のみ)
16:45〜00:00 手術・片付け・翌日の部屋作り・器械の洗浄・滅菌
0:00〜0:30 深夜勤者に申し送り

 

深夜勤

0:00〜4:00 手術対応・片付け・翌日の部屋作り・器械の洗浄・滅菌
4:00〜5:00 係や委員会の仕事
5:00〜6:00 休憩
6:00〜09:00 最終準備・器械展開

 

手術室の夜勤の主な業務内容について

手術室の夜勤の主な業務内容について

手術室での、「準夜勤」と「深夜勤」の夜勤業務についてご紹介します。

 

夜間に行われる手術の対応(主に心臓血管外科・脳外科・産科・腹部外科など)

準夜勤で出勤すると、どんな手術が現時点でどのような状態で、あとどのくらいかかるか、ということを日勤のリーダーより申し送られます。

その中で一番長くかかりそうな手術に準夜勤スタッフが配置されることになります。

 

補足説明!

ポイント

準夜勤で16時に出勤して、すぐに食事をとり、それから勤務終了までほとんど休憩がとれないことも多々あります。そうなると正味7時間はまったく飲まず食わず、トイレにも行けず、立ちっぱなしで働くことになります。

もちろん、夜間に緊急手術が行われることもあるため、その対応もしなければなりません。

 

手術器械の洗浄、滅菌

夜遅くまで使用していた器械を翌日の手術でも使用することもあるので、洗浄後は滅菌をする必要があります。

手術室では多くの機械を使用します。

顕微鏡やモニター、電気メス、その他手術中に使用するポータブルのレントゲン機器など。それらをすべて定位置に戻したり、翌日の手術のために準備したりという夜勤中の動作は、思ったより体力をつかいます。

 

手術室の部屋の準備

手術での深夜勤では、全手術が終了したら、翌日の予定手術が定時に始められるように、各手術室の片付け・準備を行う必要があります。

また、機械組みや機械展開も行います。

 

事務作業

手術室の業務の中には、手術をこなすだけではなくて、使用する器械の管理も含まれます。

大規模な手術室になればなるほど、多くのスタッフが働くので、誰が見てもどこに種運用するのか分かるようにしたり、洗浄方法を間違えないように資料をファイリングしたり、手術手順を書いてある資料の管理をしたりと事務的な作業がつきものです。

 

手術室看護師の夜勤の特徴

手術室看護師の夜勤の特徴

日勤帯の手術室の仕事は、遅くても前日に予定が決まるので、前日にある程度準備ができ、自信のない手術であれば事前学習をしたり手順を見直したりすることができます。

しかし夜勤帯ではそうはいきません。

準夜勤や深夜勤で出勤した時に、残っている手術にマルチに対応できなければなりません。

そのため、ある程度の場数をこなし、全科の手術を一通り経験して、緊急手術にも対応できるようになってから夜勤に入ることになるので、手術室に配属されてから夜勤ができるようになるまでには1年近くかかることも多く、覚えが悪かったり、自己学習が足らないと判断されたり、応用力がなかったりすると2年かかることもあります。

 

夜勤で落ち着いているときは仮眠が長く取れる場合もある

準夜勤帯で手術がすべて終わり、片付けや翌日の準備も終わっている場合、休憩を長めに取ることも可能です。

病院の規定にもよるので、絶対ではないですが、2時間くらいは仮眠をすることも可能です。

そして、病棟の休憩とは違って、ナースコールも聞こえないし、自分の受け持ち患者がいるわけではないので、何も考えず、安心して仮眠を取ることができます。

そのかわり緊急手術が入る場合の電話の音で一瞬にして現実に引き戻されます。

 

4.救急病棟の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師 はるぽん

はるぽん(広島県/34歳)「私が経験した、3交代制の救急病棟での夜勤業務とスケジュールをご紹介します。」

救急病棟の看護師夜勤業務とスケジュール

 

救急病棟の看護師夜勤スケジュール

準夜勤

16:00 出勤・情報収集
16:30 申し送り
17:00〜17:30 休憩(食事のみ)
17:30 点滴作成・患者の状態把握
18:00 検温・食事・与薬
20:00~23:30 検温
23:30 点滴更新
0:00 検温
00:30 申し送り、勤務終了

※適宜、緊急入院、手術迎え・急変に対応
※余裕があればのこり30分の休憩を交代

 

深夜勤務

23:30 翌日転棟する患者のサマリー作成
0:00〜 申し送り
1:00 患者の状態確認
2:00 検温
3:00〜4:00 休憩(交代で)
4:00 検温
4:30〜5:30 休憩(交代で)
6:00 採血・検温
8:00 検温
8:30 申し送り
9:00 勤務終了

※適宜、緊急入院、急変に対応

 

救急病棟の看護師夜勤の主な業務内容

救急病棟の看護師夜勤の主な業務内容

救急病棟での、「準夜勤」と「深夜勤」の夜勤業務についてご紹介します。
 

緊急入院した患者への「せん妄の看護」

救急病棟の夜勤では、高齢患者の緊急入院が多く、「高齢+緊急入院」というだけで、せん妄の危険性が一段と高くなります。

私は、「救急病棟の夜勤業務はせん妄の看護」といっても過言ではないと思っています。
 

6人の大部屋に緊急入院の高齢者ばかりが居た場合

救急病棟の夜勤で、6人の大部屋に緊急入院の高齢者ばかりが居た場合、それぞれが起き上がろうとしたり、点滴を抜こうとしたり、お互いの大声に反応して辻褄の合わない会話が繰り広げられたりします。

治療や診断に必要な点滴やその他のチューブ類を自己抜去されないように、入眠の援助や、時には抑制を使用する迅速な判断が求められます。

 

緊急手術前後の看護

救急病棟の夜勤業務では、緊急手術前後の看護も含まれます。

そのため、急変に対応する力や患者の症状進行などの変化に気づけるような、広くて深いアセスメント力が必要とされます。

 

急変対応

深夜勤務で寝ているだけだと思っていた患者が、朝目覚めず、気付いた時には意識レベルが低下しており、急変対応をしなければならないようなことがよくあります。

 

救急病棟の看護師夜勤の特徴

救急病棟の看護師夜勤の特徴

救急病棟での夜勤の特徴は、夜勤のたびに患者が変わっていることが挙げられます(入院日数が短いことで、夜勤のたびに患者が変わります)。

救急病棟の特性上、患者は緊急手術前後だけ入院し、

  • 状態が落ち着けば専門病棟への転棟
  • 経過観察入院であれば2〜3日の入院
  • 未診断の疾患で入院している患者は、検査が終わり次第転棟

という風に、患者の回転が早いので、必然的に夜勤のたびに患者が変わっていることが多く、初めての患者を受け持つ頻度が高くなります。

 

5.慢性期病棟(病院)の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師 山村真子

山村真子(東京都 /33歳)「私が慢性期病院で働いていた時の夜勤業務とスケジュールについてご紹介します。慢性期病院での夜勤業務は、急性期病院の夜勤とは大きく異なる点が多々あります。」

慢性期病棟(病院)の看護師夜勤業務とスケジュール

 

慢性期病院の看護師夜勤スケジュール

16:00 出勤・情報収集・夕食後および眠前薬の最終チェック
16:30 日勤からの申し送り
17:00 夜勤開始、患者さんたちへの挨拶、点滴確認、必要時検温
17:30 夕方分の経管栄養開始、助手さんとともに、食堂へ患者さんの移動介助
18:00 夕食の食事介助・内服薬配布および内服援助・口腔ケア
19:00 夕方分の経管栄養終了および片付け、患者さんを部屋へ移動介助および排泄介助
20:00 部屋巡回および(3検の)患者さんのバイタル測定
20:30 眠剤配布および内服介助、助手さんとともにオムツ交換
21:00 消灯
21:00~5:00 夜勤時の記録・朝食後薬の最終チェック・物品チェック
巡回・オムツ交換・仮眠
5:00 オムツ交換、朝の経管栄養準備&開始
6:00 起床・モーニングケア・3検の方へバイタル測定
7:00 食堂への移動介助&排泄介助、記録
8:00 朝食介助、朝食後薬配布&内服介助
8:30 日勤への申し送り開始
9:00 患者さんたちを部屋へ誘導、記録
9:30 業務終了

 

慢性期病院の夜勤の主な業務内容

慢性期病院の看護師

内服の管理

日勤中は看護師が数人いますが、夜勤は看護師が一人であることがほとんどなので、手際よく患者さん一人ひとりに内服薬を渡し、内服できているかチェックを行わなくては行けません。

また、慢性期病院に入院されている方には嚥下に時間がかかる方や、認知症によって拒薬をされる方も多くいます。

そのため、看護師として患者さん一人ひとりの内服における注意事項を事前に頭に入れておいた状態で、確実に内服できるように介助しなくてはいけないため、慢性期病院の夜勤では「要領よく仕事をすること」が求められます。

 

排泄介助

数ある日常生活のケアの中でも特に慢性期病院の夜勤時に注意しなくてはいけないのが、排泄介助です。

夜勤時の看護師は一人なので、看護助手の方とともに一人ひとり皮膚トラブルが起きていないかどうかをチェックするとともに、褥瘡予防のための体位変換もしっかり行わなくてはなりません。

自分が夜勤の間、患者さんに新たなトラブルを起こさせず、安心して過ごしていただけるように援助を行うという面において、常に緊張感をもって仕事をする必要があります。

 

夜間の待機

患者さんが入眠できているかをチェックする巡回ですが、慢性期病院の場合は適宜吸引が必要である方や、呼吸器等医療機器を常時装着している方がいるために、アラームが鳴ればすぐに対応することも求められます。

よって看護師は消灯後も常にステーションにて緊張感をもたなくてはいけません。

 

慢性期病院の看護師夜勤の特徴

慢性期病院の夜勤看護師

夜勤は看護師1人体制のところが多い

慢性期病院では、急性期とは異なり法律によって看護師の配置人数が少なく抑えられています。そのため夜勤時は病棟毎に看護師1人体制をとっているケースが非常に多くなっています。

筆者が実際に夜勤をしていた慢性期病院では、患者さん約50名を看護師1人+看護助手2人で夜勤を行っていました。

またその病院では看取りも行っていたため、状態が悪い方がいる場合は仮眠もとれず、体力的にも精神的にもかなり厳しい状態で夜勤をせざるを得ませんでした。

 

夜勤の進行具合は看護助手さんがカギ

慢性期病院では、看護師だけではなく看護助手の方が一緒に夜勤に入ることで、日常生活のケアを協力して行います。

そのため、夜勤をするにあたってはこの看護助手さんがカギを握っているといっても過言ではありません。

実際に筆者が経験した慢性期病院では、そういった把握ができていない看護助手さんとできている看護助手さんでは、仕事による疲れ具合が全く違いました。

 

6.介護施設の看護師夜勤業務とスケジュール


看護師 山村真子

山村真子(東京都 /33歳)「介護施設では病院勤務とは違い、介護職員の方がメインで夜勤を行っていました。」

介護施設の看護師夜勤業務とスケジュール

 

介護施設の看護師夜勤スケジュール

16:00 出勤・情報収集
16:30 全体の引継ぎ、日勤看護師&介護職リーダーからの申し送り
17:00 ・夜勤開始
・利用者さんへ挨拶、経管栄養準備&開始
18:00 夕食介助&内服薬管理
19:00 ・利用者さんの移動介助&必要時バイタル測定
・経管栄養終了および片付け
20:00 眠剤管理、手が空いていたら介護職員とともにオムツ交換
21:00 消灯 認知症の方の入眠介助
22:00 食事休憩(1時間)
23:00 記録、夜勤の介護職員との情報交換
0:00 オムツ交換&体位変換
1:00 仮眠(2時間)
3:00 ・オムツ交換&体位変換
・終了後は介護職員1名とともに見守り&待機
5:00 朝の経管栄養準備&開始
6:00 モーニングケア、必要時バイタル測定
7:00 利用者さんの移動介助、記録
8:00 日勤へ申し送り
8:30 朝食介助&内服管理
9:00 業務終了

 

介護施設の看護師夜勤の主な業務内容

介護施設の看護師夜勤の主な業務内容

利用者さんの体調管理

介護施設における看護師の夜勤の役割、それは「体調管理」です。

医師から経過観察と言われている利用者さんの他にも、介護職員の方などからの情報をもとに、看護師として体調チェックをするべき利用者さんをピックアップし、必要時はバイタル測定を行う他、巡回を行うなどして異常の早期発見に努めます。

 

薬の管理

薬の管理は介護職の方は行うことができないため、看護師が行います。

また、内服薬の他にも夜間は眠れない利用者さんに対して頓服薬として処方されている眠剤の使用を検討したり、お通じが出ていない利用者さんに対して眠前に下剤を内服してもらうなど、夜間ならではの薬の管理も行う必要があります。

 

緊急時の対応

介護施設において夜勤時に看護師の活躍が最も期待される時です。

それは、利用者さんの急変など、緊急時の対応です。

介護職員の方は医療知識を持ち合わせていないため、看護師が利用者さんの状態を看て医療機関へ受診するか、それとも様子を見ていいか判断しなくてはいけません。

日中は医師が常駐している場合でも、夜間は看護師が主に判断しなくてはいけません。

また、病院のように医療機器や薬がそろっているわけではないので、より看護師の判断が重要となります。

 

介護施設の看護師夜勤の特徴

介護施設の看護師夜勤の特徴

介護施設では、利用者さんが多い中。看護師の夜勤は1人だけ、というケースが珍しくありません。

慢性期病院など医療機関であれば、病棟こそ違いますが、同じ敷地内に医療従事者は複数人いるため、万が一の時は相談したり、協力しあうことは可能です。

しかし介護施設での夜勤時は、医療知識を持つのが自分ひとりしかいません。

 

ポイント!

ポイント

筆者も過去に1度だけ、夜間の救急搬送が妥当と判断し、対応したことがあります。

こういった判断および責任を自分ひとりで背負いたくない、と思った方は、介護施設での夜勤業務は難しいといえます。

 

7.まとめ

病棟・病院・施設によって夜勤業務は異なることが分かりました。

夜勤を負担に感じている看護師は多く、少しでも夜勤が自分の生活に合った職場へ転職したいと考える看護師の方は参考にしてみてください。

看護師として転職を検討している夜勤業務を把握し、少しでも転職後のミスマッチを防ぐようにしましょう。


都内の日本赤十字医療センターで3年、その後保育園看護師として1年勤務し、パート看護師・派遣看護師として様々なジャンルを体験。現在は、今までの経験を活かして「はたらきナース」を運営中です。現役看護師や潜在看護師の皆さんの転職、仕事、生活をサポートできるような情報を発信していきたいと思います。

看護師・保健師としての経歴

保有資格 ・正看護師 ・保健師 ・養護教諭第二種
SNS Facebookプロフィール
出身/年齢 ・東京都/30歳
職務経験 ・総合病院 ・大学保健室 ・保育園 ・デイサービス ・イベントナース ・ツアーナース
診療科経験 ・整形外科 ・小児科

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