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ゆりか

正看護師

ゆりか

( 現役看護師 )

看護師が一度病院を辞めてから転職活動を行うリスクとは

ゆりか
正看護師ゆりか
看護師が一度病院を辞めてから転職活動を行うリスクとは

同じ病院で長く勤め上げる看護師もいれば、数年毎に敢えて転職を繰り返す看護師もいます。

転職をすることで様々な経験を積むことができますが、一度病院を退職してから転職活動を行う際には、いくつかのリスクが伴います

今回は、退職後の転職活動を行う際のリスクには、どのようなものがあるのか紹介していきます。

1.看護師が一度病院を辞めてから転職活動を行うリスク

年齢制限によって転職の選択肢が狭まる看護師

雇用側や実際の臨床現場にとって、「入職してきた看護師にはできるだけ長く働いてもらいたい」と考えるため、「中途退職者である」ということが採用担当者にマイナスイメージを与えて、転職活動が困難になってしまう場合があります。

また、以下のようなリスクも考えられます。

 

年齢制限によって転職の選択肢が狭まることがある

公立の病院や大学病院の常勤看護師の求人の中には、新入職者の年齢制限を設けている病院もあるため、例えキャリアを積んでいたとしても現年齢が障害となることがあります。

 

補足説明!

ポイント

年齢制限の無い病院でも若い年齢層の看護師が多い職場であると、新しく入った時に「年齢差ゆえのギャップ」「やり辛さ」等を感じることもあると覚えておきましょう。

 

ブランクが長くなると看護知識や技術が落ちる

最新の医療は、日々更新されていくためブランクが長いと、新たな看護知識の勉強や技術において磨いた腕や培った勘を取り戻さなくてはなりません。

 

注意点!

ポイント

ブランクを理由に即戦力を期待する職場では、採用に繋がらないこともあるため、長期のブランクがある看護師は避けた方が良いでしょう。

 

2.転職するまでの期間はどれくらい空けてもいいのか

働く意思をアピールする一度退職した看護師

一旦退職したらなるべく早く、できることなら半年以内に転職や再就職する方が良いでしょう。

なぜなら、「生活のリズム」「経済面」「看護技術」等において、退職後すぐに働くほうが暮らしのペースが保たれ、看護師としての腕や勘も維持できるからです。

退職してから転職するまでの期間について、短期間が良い理由と長期間でも可能な場合をそれぞれ以下に説明していきます。

 

間を空けずに転職することがおすすめ

退職後から間を空けずに転職活動に取り組むことで、採用担当者に求人に応募する意欲が伝わり「働きたい意思が強い看護師」と思ってもらえるため、採用側への印象が良くなります。

 

ポイント!

ポイント

働きたい病院・施設や取得したい資格等、具体的な目標が定まっている場合は、次の職場を決めて間を空けずに転職することをお勧めします。

 

理想の看護や働く意思をアピールできるなら長期間でもOK

1年以上や10年程のブランクがあった場合でも、「今の自分の状況に無理のない勤務条件」「自分の目指す看護」等を熟慮して、実践できそうな職場を選ぶことで転職活動の際のリスクにはならないでしょう。

 

ポイント!

ポイント

選び抜いた職場で「頑張って働いていきたい」という意思があることを明確に採用担当者へ伝えることができるのであれば、長期のブランクがあっても転職可能です。

 

3.一度辞めてから転職活動を行う際の注意点

明確な目標を定めてから転職活動をする看護師

退職や転職への思いがある場合は、「今まで自分自身が看護師としてどのように働いて来たのか」「これからどのように働いていきたいのか」を自問してみることが大切です。

その他の一度病院を辞めてから転職活動を行う際の注意点について、紹介していきます。

 

明確な目標が定まってから転職活動を開始すること

「どのような働き方がしたいのか」「どのような分野で働きたいのか」等の明確な目標が定まったら、それに向かって転職活動をすると良いでしょう。

働きたい分野のある病院や施設がある場合は、ホームページの検索や病院の掲示を見て採用情報を確認しましょう。

 

ポイント!

ポイント

働きながら転職活動をする場合は、退職時期と新しい勤務の開始時期が重ならないように最終勤務期日について上司とよく相談することをお勧めします。

 

自分の力だけではなく、転職サイト等の力を借りること

具体的に焦点が定まっていない場合でも、複数の転職サイトに登録しておくことで、「希望に沿った求人の新しい情報」「広告等に出ていない非公開の求人」等を得ることができます。

転職サイトに登録すると、担当者から条件に合う範囲で探してもらうことができ「このような働き方もあるのですが」と提案してくれることもあります。

 

求人広告も併せてチェックする

転職サイトと併せて、求人広告もチェックしておきましょう。

自身の家の近くの職場が掲載されていることがほとんどであるため、通勤に便利な求人情報や近所ならではの口コミを得ることもできます。

 

看護技術が低下したまま転職活動をしないこと

臨床においては、他の職員と同様すぐに現場で働くことのできる看護師が優遇されるため、看護の現場で再び働くことに不安がある場合は「ブランクのある看護師のための復職支援講座」を受講してみることも1つの方法です。

「大きな病院のホームページ」「インターネット検索」「求人広告」等に掲載されているため、探してみると良いでしょう。

 

「ブランクのある看護師のための復職支援講座」の内容

復職支援講座では、採血等の技術を実践して直接指導が受けられ、講師である現役看護師は、ブランクのある看護師への対応も慣れているため、不安に思っていることの質問も可能です。

受講中、託児を設けている講座もあるため、利用して受講する看護師も多いようです。

 

きちんとした退職理由を用意しておくこと

求人に応募して面接に至り、採用担当者から退職理由を質問された場合に備えて、明確で前向きな理由を用意しておくことが大切です。

なぜなら、ネガティブな退職理由を述べてしまうと「やる気がない看護師」「自分勝手な働き方をする看護師」等と思われてしまうからです。

 

やむを得ない状況・明確なビジョンがある退職の場合

引越し・介護・病気等、「自分自身の努力ではどうにもできない理由」や「新たなチャレンジのため」等で退職する場合は、「致し方のない理由や明確なビジョンにより退職した」と言えるようにしておいた方が良いでしょう。

 

退職の際には迷惑の掛からない配慮をする

一般の看護師が知らないところで、看護師長同士が連絡を取り合うこともあるため、退職の際にはできるだけ残る同僚に迷惑が掛からない配慮をして、気持ち良く前の職場を後にした方が、転職活動への思わぬ悪影響を防ぐことができるでしょう。

 

4.まとめ

「間を空けずに新しい転職先で働き始めたい」「ブランクがある」等の場合でも落ち着いて、自分自身の状況や先々の目標と求人情報を照らし合わせて転職を決めることが必要です。

転職すること自体は、「何らかの理由で勤務が継続しなかった」というリスクを含みますが、臆することなく自分らしい働き方を模索して様々な情報を比較検討し、納得した上で転職先を決定しましょう。

一度病院を辞めてから転職活動を始めようと考えている看護師は、是非参考にしてみて下さい。

記事の内容に関しては、ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用をお願いいたします。


実習先の総合病院のNICUで1年間、地元の総合病院でNICUや内科病棟で9年間勤務しました。そのうちの2年間は、夜勤や教育等も担いながら、育児との両立でした。EPA(日・印経済連携協定)に基づくインドネシアからの看護師の実地教育も担当しました。旅と本が大好きです。
かつて、インドのマザー・テレサの施設「死を待つ人の家」でボランティアを経験したこともあります。現在は育児に専念していますが、子どもが大きくなって来て、「また看護の仕事がしたい。」と思い、復職を考えています。
色々な思いや経験を、皆さんと共有させて頂けたらと思っています。よろしくお願いします。

看護師としての経歴

保有資格 ・正看護師
年齢 ・大阪府/38歳
職務経験 ・総合病院
診療科経験 ・NICU・消化器内科・呼吸器内科・眼科(白内障手術)

看護師転職サイトの口コミ評価

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カテゴリー:看護師転職に必要な知識

(公開日:)(編集日::2018年03月21日)

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